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2023
03.23

世界選手権 2日目 男子SP

男子SP
1. Shoma UNO(日本)104.63
2. Ilia MALININ(アメリカ)100.38 PB
3. Junhwan CHA(韓国)99.64 PB
4. Keegan MESSING(カナダ)98.75 PB
5. Kevin AYMOZ(フランス)95.56
6. Jason BROWN(アメリカ)94.17
7. Kazuki TOMONO(日本)92.68
8. Daniel GRASSL(イタリア)86.50
9. Lukas BRITSCHGI(スイス)86.18
10. Vladimir LITVINTSEV(アゼルバイジャン)82.71
11. Deniss VASILJEVS(ラトビア)82.37
12. Adam SIAO HIM FA(フランス)79.78
13. Matteo RIZZO(イタリア)79.28
14. Mark GORODNITSKY(イスラエル)77.89 PB
15. Mihhail SELEVKO(エストニア)76.81
16. Nikita STAROSTIN(ドイツ)75.53
17. Sota YAMAMOTO(日本)75.48
18. Mikhail SHAIDOROV(カザフスタン)75.41
19. Boyang JIN(中国)75.04
20. Andreas NORDEBACK(スウェーデン)73.45
21. Morisi KVITELASHVILI(ジョージア)73.05
22. Andrew TORGASHEV(アメリカ)71.41
23. Maurizio ZANDRON(オーストリア)70.36
24. Adam HAGARA(スロバキア)70.29 PB
25. Kyrylo MARSAK(ウクライナ)68.60
26. Conrad ORZEL(カナダ)67.65
27. Tomas-Llorenc GUARINO SABATE(スペイン)67.60
28. Burak DEMIRBOGA(トルコ)65.73
29. Nika EGADZE(ジョージア)65.17
30. Alexander ZLATKOV(ブルガリア)62.31
31. Jari KESSLER(クロアチア)61.94
32. Graham NEWBERRY(イギリス)61.70
33. Vladimir SAMOILOV(ポーランド)61.48
34. Georgii RESHTENKO(チェコ)59.93

トルガシェフ
4Tq fall 3A 3F ot-3T
クリーンプログラムというわけにはいかなかったです。全米選手権での「よく復帰してくれた!おかえり!」という目線を抜いて、シンプルに競技者の一人として見ると、怪我前に比べるとキレは戻りきっていません。ジャンプをすべて降りないとPCSを押し上げられません。難しい出のウィンドミルは男子スケーターの中では際立って上手いです。

オーゼル
4S-2T 2T 3A
1週間前にスケート靴が壊れ、新しいスケート靴と壊れたブレードでの演技となりました。非常に厳しい状況でありながら、ジャンプ構成を落とさず果敢に挑戦しました。怪我なく大会を終えてほしいです。

マルサク
3A 3Lz-3T 3Lo
3Aは雄大な助走ではあるものの、直後のトランジションへの移行がスムースでした。ジャンプに大きなミスはなかったです。エレメンツをしっかり成功させる演技でした。

ゴロドニツキー
3A 3F-3T 3Lz
4回転は予定構成にも入っていません。3Aまでの構成をクリーンに成功させました。ビュイーーーーーンと飛び出していく3Aはやはり飛距離があり、アイスコープで2.82mと出ていました。実際に数字として出るとすごさが分かります。昨シーズンは25位でSP落ちでしたが、今日はノーミスを以って自分に対して誕生日プレゼントを贈りました。

リトヴィンツェフ
4T 3A 3F-3T
ビザが下りずにユーロには不出場だったため今シーズン初めて演技を観ました。ラ・カリファの音楽に乗った美しい演技です。ジャンプは3本とも入りました。コンポジションが低いのは、ジャンプに集中しすぎた面があったからでしょう。あとは髪型が似合っていないこともコンポジションを下げたんでしょうね。リトヴィンツェフは前髪なびかせないといけないんです。

スタロスティン
3A so 3Lz-3T 3F
ウエストサイドストーリーのプログラム。マリアへの愛を募らせる様子を表現していますが、彼が演じるとマリアが好きなのではなく、恋をしている自分が好きなだけに見えます。それはそれでいい。若いって素晴らしい。

グアリーノサバテ
3Aq fall 3Lz 3F!-3T
友野も滑るHappyという曲を使っているので、日本の熟練の手拍子隊にはお手の物です。後半グループに向けて手のひらを温めさせています。スピンの出ではなく、ステップシークエンスでの側転は自然でよいのう。側転はやたらと入れてはいけないのだ。

ボーヤン
2Lz 3A 3Lz-3T
4Lzの予定が2回転になりました。後半は4T予定ではなく最初から3Lz-3T予定です。グラスルと同じ構成ってことだな。ステップシークエンス踊りきれていないし音楽に合わない部分もあったので、もっと辛辣なPCSになると思っていました。結構高評価。

ザンドロン
3A shaky 3Lo 3Lz ot-3T
ジャンプ堪えたけど、加点を取れるジャンプはありませんでした。ありとあらゆる関節の可動域が必要最小限であった。PCS結構高かったわ。あれ?今日のジャッジと好みが全然合わない?

ハガラ
3A 3Lz-3T 3F
際立って質が高いエレメンツはないものの、チャンピオンシップス3大会安定したジャンプを見せています。明るく元気に滑る!それでよろしい!

セレフコ弟
4T ot 3Lz-3T 3A fall
よく見ると衣装のインナーとジャケットの丈感おかしくない?胴が長くてフェレットみたいに見えるのだが。3Aをキュートに尻もちつきました。転倒だけどキュートだからまだセーフ。

ノルデバック
3A fall 3Lz-3T 3F
モノクロのクールな演技だけどくるくるヘアーのブロンドなのがたまらんすね。きったねえ廃れた港町の光景が浮かんできます。3A決まらなかったけどやっぱりかっこいい。

シャイドロフ
4S 3A 4Tq-2T
後半の4T-3Tはファーストで詰まったので安全策をとりました。ジャンプ構成は強いし、加点もしっかり取れる選手です。ジャンプ以外の部分はそれはもう、なんというか非常にさわやかでしたね。まるで霧のように、見たそばからサーーーっと記憶から消えていきました。

エイモズ
4T-3T 3A 3Lz
6分練習でステップアウトしていた4T-3Tを根性で降りました。ジャンプが終わるまでは慎重だったけど、そこからは解き放たれていました。スピンの難しい出を自然にこなせるスケーターは男女あわせてもなかなかいません。レベル上げの要素じゃなくてGOEやPCS稼ぐための振付の一部にしてしまいますもん。滑りの慎重なところはスケーティングスキルに反映されていますが、プレゼンテーションは納得の9点台。

エガゼ
4T shaky 2S 3A
4Tの着氷が乱れてコンビネーションが付けられず、4Sは力んでしまったでしょうか。ジャンプが残念だった分、彼なりに音楽に合わせて演じようとする意思が見えました。ジャンプだけのスケーターを脱却しようとしている!

ブラウン
3F 3A 3Lz-3T
ウォーレイからターンの3F完璧でした。僕なら+4です。今シーズンの3Aの助走は雄大ではありますが失敗するよりは全然オッケーです。3Lz-3Tもまとめました。美しくない瞬間がありません。ジェイソン・ブラウンのためにこの曲をあつえらたようでした。スピンステップは+4スタートです。歓声出すのを遠慮していた観客も、さすがにこれには声が出ちゃいますよね。

ブリチギー
4T-2T 3A 3Lz
4T-3Tは2回転になりましたが加点を得られる質でした。ジャンプは3本ともよかったです。ユーロのメダリストになって自信がついて堂々と演じていました。実績は人を作りますね。トップ10を狙える位置なので、ユーロ以上の演技を見せてほしいです。

草太
4T hd-2T 4S shaky 3A fall
ジャンプ全滅、フライングキャメルの入りで失敗。滑りに力もなく、彼のいい部分は出せなかった演技です。手を切ってしまったのは大丈夫かな?

友野
4T-3T 4Sq fall 3A
4T-3Tめっちゃきれいだったのにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい4Sがああああああああああああああああああああああああああああああでもステップシークエンスはすげえエネルギッシュで、加点は満点に近かったです。日本開催だけどPCS発狂せずにまっとうな評価ですし、転倒ありでも実力で90点台を驚きもなく取れるようになりました。ここから逆転や!

マリニン
4Lz-3T 4T 3A
「4Lz-3Tすげえええええええ加点加点加点加点!!!4T軽々うううううううう加点加点加点加点!!!スピンも速いいいいい加点加点加点!!!」「でも滑らないのでPCSは出しません(真顔)」今シーズンはジャッジの評価が徹底している。エイモズやブラウンは9点台が出て、発狂しやすい土壌はあったのにジャッジの評価が動じない。これはもう滑るしかない。もしくは滑らずとも効果的な魅せ方を考えるのだ。

クヴィテラシヴィリ
4Sq fall 3A so 4T shaky-2T
今シーズン絶不調に見舞われています。ジャンプ全滅でSP落ちの可能性もあったけど、最後に堪えて堪えて堪えて2Tを付けました。よくやったかっこいいぞ。

ヴァシリエフス
4S< ot 3A 3Lz-3T< shaky
4S回転不足だけどSPで挑戦してきたあああああああああああああああああああああこれはヴァシリエフスにとって大きな一歩なのです。片足で降りたというのが大きい。冒頭の4Sで2分40秒見る体力使い果たしちゃったわ。あとはほとんど覚えてない!

ジュンファン
4S 3Lz-3Lo 3A
髪がすっきりして大人になっている。そしてトンチキ編曲。今大会はシェイリーンも来ているので会場で見ていたかな?どういう気持ちでこれ振付したのかな?アイスコープの着氷速度のゆっくりさで、3Aがいかに助走を殺しているかが分かります。高さだけで跳んでいるのな。シーズン序盤はどうなるかと思ったけど、いいトンチキプロに仕上げてくれたわ。

メッシング
4T-3T 3A 3Lz
ジャンプノーミスだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああステップシークエンスバテバテだあああああああああああああああああでもジャンプノーミスだあああああああああああこんなのスタオベするしかないだろおおおおおおおい!!!!!

リッツォ
4T-3T 4Loq fall 1A
4T-3T降りた瞬間、この素晴らしい流れに乗っていくかと思いました。4Loの転倒はさておき、3Aが抜けてしまうとは思わなかった。絵に描いたようなしょんぼりである。

昌磨
4F 4T-2T 3A
ジャンプの流れはないけど「あ、元々こういう振付なんで全然失敗じゃないんですよ?」アピールがすごく上手。ちょっと滑ってないのかなー?ってのはあるし、ステップシークエンスのレベル落としているのですが、首位に立てる演技でした。右足は本調子ではないだろうけど、その状況でも大きな違和感を与えずどっしりと構えていました。自分の状況を悪く言うと、ジャッジは先入観を持って「動けてないのかな」と思うかもしれませんしね。本当に悪かったら大会後に言えばオッケーだしエキシビションもお休みしましょう。

アダム
4T hd 3A shaky 4S so
高難度構成のアダムは1ミスだけで止めるのがお決まりなのに全ミスなんて。ジャンプ以外のところでは表情の作り方も状態の激しい表現も伝わってくるものがありました。テレビの画面から飛び出してきそうな迫真の表情でした。なんとか第3グループに滑り込めたので、ここから巻き返したいですね。

グラスル
4Lzq hd 3A 3Lz-3T
すぐに効果は表れないという前提があるとしても、エテリに移籍するメリットが感じられない。まず、スケーティングスキルを変えて、助走や姿勢や踏切に手を加えないと今のジャンプはどうにもこうにもならない。エテリ勢のスケーティングスキルが高い選手は、前の先生のところで教えてもらったパターンが多い。それを考えると、コーチ選択を間違えているとしか思えない。絶対に叩かれるし心も疲弊していくはずなのに。心配だよ。

7位になって最終グループに入れなかった友野が「アーーーンオシイ!!!」って言ったのがツボ。クロちゃんかな?

7位と8位に差があるので、メダル争いは上位7選手に絞られたと考えていいでしょう。全員に表彰台に立ってほしいから困る。アダムやリッツォや草太は大きな出遅れとなりました。自分次第で巻き返せますので奮起に期待です。
2023
03.23

世界選手権 2日目 ペアリザルト

ペアLP
1 Alexa KNIERIM / Brandon FRAZIER(アメリカ)142.84
2 Riku MIURA / Ryuichi KIHARA(日本)141.44 PB
3 Sara CONTI / Niccolo MACII(イタリア)134.84 PB
4 Lia PEREIRA / Trennt MICHAUD(カナダ)127.69 PB
5 Anastasia GOLUBEVA / Hektor GIOTOPOULOS MOORE(オーストラリア)127.52 PB
6 Deanna STELLATO-DUDEK / Maxime DESCHAMPS(カナダ)127.16 PB
7 Maria PAVLOVA / Alexei SVIATCHENKO(ハンガリー)126.24 PB
8 Emily CHAN / Spencer Akira HOW(アメリカ)124.50
9 Annika HOCKE / Robert KUNKEL(ドイツ)123.71 PB
10 Alisa EFIMOVA / Ruben BLOMMAERT(ドイツ)119.23 PB
11 Brooke MCINTOSH / Benjamin MIMAR(カナダ)118.62 PB
12 Daria DANILOVA / Michel TSIBA(オランダ)112.61 PB
13 Ellie KAM / Danny O'SHEA(アメリカ)112.19
14 Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)111.22
15 Oxana VOUILLAMOZ / Flavien GINIAUX(フランス)99.07 PB
16 Anastasia VAIPAN-LAW / Luke DIGBY(イギリス)97.96
17 Siyang ZHANG / Yongchao YANG(中国)97.91
18 Isabella GAMEZ / Aleksandr KOROVIN(フィリピン)93.78 PB
19 Nika OSIPOVA / Dmitry EPSTEIN(オランダ)91.34
20 Karina SAFINA / Luka BERULAVA(ジョージア)86.01

ペアリザルト
1. Riku MIURA / Ryuichi KIHARA(日本)222.16 PB
2. Alexa KNIERIM / Brandon FRAZIER(アメリカ)217.48
3. Sara CONTI / Niccolo MACII(イタリア)208.08 PB
4. Deanna STELLATO-DUDEK / Maxime DESCHAMPS(カナダ)199.97 PB
5. Emily CHAN / Spencer Akira HOWE(アメリカ)194.73
6. Lia PEREIRA / Trennt MICHAUD(カナダ)193.00 PB
7. Maria PAVLOVA / Alexei SVIATCHENKO(ハンガリー)190.67 PB
8. Anastasia GOLUBEVA / Hektor GIOTOPOULOS MOORE(オーストラリア)189.47 PB
9. Annika HOCKE / Robert KUNKEL(ドイツ)184.60 PB
10. Alisa EFIMOVA / Ruben BLOMMAERT(ドイツ)184.46
11. Brooke MCINTOSH / Benjamin MIMAR(カナダ)181.95 PB
12. Ellie KAM / Danny O'SHEA(アメリカ)175.59
13. Daria DANILOVA / Michel TSIBA(オランダ)173.85 PB
14. Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)172.29
15. Oxana VOUILLAMOZ / Flavien GINIAUX(フランス)157.19 PB
16. Anastasia VAIPAN-LAW / Luke DIGBY(イギリス)153.38 PB
17. Siyang ZHANG / Yongchao YANG(中国)148.23
18. Isabella GAMEZ / Aleksandr KOROVIN(フィリピン)147.07 PB
19. Karina SAFINA / Luka BERULAVA(ジョージア)146.99
20. Nika OSIPOVA / Dmitry EPSTEIN(オランダ)146.27

ジャンヤン
3Tw 2S so 2A-1T-1T 3LoTh 3STh
ソロジャンプは決まらなかったですが、中国5000年の歴史を誇るスロージャンプはクリーンに入りました。中国人がレミゼ滑るとか、その程度の表現の自由はあるのかな。演技を終えてガッツポーズ&涙ぐんでいました。中国ペアとしての重責があったのかもしれません。

ガメコロ
3Tw 2S-1Eu-2S 1A 3LoTh 3STh fall
ソロジャンプの回転は減らして確実に。スローループはとてもよかったのに、スローサルコウはとてもじゃないけど3回転できるだけの高さはなかったです。市場で冷凍マグロ投げるみたいな横投げでした。リフトが止まりそうで怖いところもあったけど、そんなに悪い出来ではなかった。

オシエプ
3Tw 3LzTh hd 3T 3S fall 3STh so
序盤は非常にスピードがありましたが、もっと振付を省くと滑りやすいし、体力もセーブしてエレメンツの質が上がるのではないかと。来シーズンは実力に見合ったプログラムにすると着実にスコアが伸ばせるのではないかと。

ヴァイパン=ロー&ディグビー
3Tw shaky 3T 2A fall 3LoTh 3STh so
イギリス人ペアによる007でした。うーんこれは諜報部員。爽快な3Tやスローループなどいい部分もありました。まだまだこれからのペアですね。男性の衣装は申し訳程度のホルスターが付いていました。わ、分かりにくい。

ブイヤモ&ジニョー
3Tw 2A+2A 3STh df 3FTh shaky 2T
2A+2A-2Tの予定を2A+2Aで止めてしまいました。2T跳ぶための勢いが足りなかったです。マイナスの質のエレメンツは多かったです。最後グループ3リフトから、ダンスリフトをしたままのフィニッシュでしたが、音楽が余りまくったのでハグして終わりました。普段はジュニアの尺で練習しているから、リフト1つ増やすだけだと音楽持て余しちゃうんだろうな。

ホッケクン
3Tw 3S 2A+1A+2A 3FTh 3LoTh td
SPで失敗した3Sに成功しました。3連続はこの順番で予定通りです。スローフリップは片足で堪え、スローループは軽度な片足のタッチに止めました。本人たちとしても満足のいく出来だったようです。120点の壁を破りました。リフトは上手なので、あとは音楽とエレメンツの調和、トランジションの質を上げていくことですね。

サフィベル
3Tw 3T fall 2S-1Eu-2S fall 3LoTh fall 3STh df
ジャンプエレメンツ全滅、リフトもグラグラで空気がヒエヒエ。目も合わさないしハグもしない。リンクサイドまで手を繋がない。怪我明けなら、なおのこと気遣いが必要だと思うけど、強烈な解散臭が漂う。

コバリョフズ
3Tw 3T so 2S-2T+1A 3FTh hd 3STh
3連続はこれで予定通りです。2A1本よりは基礎点が高くなります。シークエンスルール改正のおかげでジャンプが苦手なペアが助かっています。ミスはあるけど大崩れはしなかったです。

ダニツィバ
3Tw 3S so 3LoTh 2A+2A so 3FTh fall
男性のソロジャンプが決まらなかったです。スローフリップはワイルドな転倒になりました。結構ミスはあったんですけど、スピードがあって、奴隷制に立ち向かう意志の強さを表現するにはピッタリ。リンクを広く使って滑っていたし、リフトもうまかった。

ゴルジオ
3Tw 3T-3T so 3S 3LoTh 3STh
ツイスト詰まること多いですが今日はまずまずです。3T-3T-2T予定のコンボは、2本目で2人揃ってステップアウトでした。シンクロしていたので加点したい。アップテンポのパートのポップな表現が絶妙です。グループ4リフトの下ろし方とか盛り上がるなあ。2人とも大人の体つきになれば、もっと素敵でシックな選曲も没入させてくれるんだろうな……と妄想が広がります。

マクミマ
3Tw 3T-2T+1A 3S so 3FTh df 3LoTh
ジャンプに少しミスはあるものの、女性の長い手足を活かしたリフトの空中姿勢、ダンスリフトやスパイラルは見ごたえがありました。レミゼのプロだけど、全然革命に闘志を燃やしていない感じがよかったです。

エリダニ
3Tw 3S fall 2LoTh 3T-2T 2STh
3T-2Tはタイミングが完璧で気持ちよかった。デススパイラルの入りで転倒したせいで、やり直ししたものがノーバリューになりました。もったいなかった。終盤はグループ3、コレオシークエンス、アクセルラッソーの怒涛のリフト攻めで、前半の失点をカバーしていきます。持ち味をよく分かっているから、スロージャンプという弱点があっても見栄えは悪くなりません。来シーズンは3回転できるといいですね。

パブスビ
3Tw 3T-2T-2T 3FTh 3S 3LoTh
サムバディ連呼から突然クイーンがフェードインしてきて、大盛り上がりするわけでもなくプログラムが終わる謎編曲。エフドキモワのセンス意味不明。表現が薄味なので、もっと分かりやすい選曲の方がいいのかも。ただエレメンツの確実性は見事でした。揺らぐところがまったくなかったです。

エフィブロ
3Tw 3LzTh 2S 3T fall 3LoTh
3Sは2回転にしました。3Tでは女性が転倒です。なかなか男女が揃わないです。演技前半の音の少なさは、スイハンぐらいネームバリューのあるペアが滑ってやっと演じられると思います。中堅ペアにはちょっと難しい。シリアスゾーンを抜けてルンルンゾーンに入っても2人には合わない気がするし、もっとクラシックなものがいいのかも。僅差でホッケクンに敗れました。2組のライバル関係は続くのだった。

リアトレ
3Tw 3T-2T+2A 3S so 3LoTh 3STh
パイレーツオブカリビアン シンガポール。つまり、マラッカ海峡に現れる現代の海賊ってことか。だから衣装の海賊感が申し訳程度なのな。船舶をジグザグ航行して小舟から乗り移られないようにしなきゃね。3Sを仲良くステップアウトしたところと、ラストのペアスピンでバテてしまったところ以外はとてもよかったです。

チャンハウ
2S+2A+2A fall 2T 3Tw 3LoTh df 3STh
男性のヒゲ消滅。女性が3連続の最後で転倒、3Tが2回転になりました。メダル争いのためには1つもミスが許されない状況でした。チャンハウは終盤のスタミナが心配なペアなのですが、今日はよく動けていました。ペアスピン以降の情感の込め方、悲しくもロマンティックなゴーストの結末を演出する温かな表現が魅力的でした。

ステデシ
3Tw 3T shaky-2T< shaky+1A 3STh df 2S fall 3LoTh
ツイストはとても高さがありました。彼らのベストのツイストだったと思います。3連続では男性が乱れながらもなんとか堪えました。3Sは女性が2回転、男性が転倒となりました。メダルがチラついたのはあるでしょうね。スローループでのカムバックは見事です。フォアアウトデススパイラルは足を広げてバーーーっと回転するよりは、今回のようにブレードをキャッチしている方が収まりがいいです。ミスの割に結構出たな。

コンマチ
3Tw 3T+2A+1A 3S 3LoTh 3STh
3連続の最後が抜けた以外はすべて入りました。曲想表現として大切なスロージャンプもしっかり決めて、イタリア人の滑るニューシネマパラダイス。「こういうのやってくれりゃええんや!」ってやつを見せてくれました。そりゃプレゼンテーション高くなりますわな。的確な表現だし、みんなこういう正統派に飢えているんですもの。ついにイタリアペア史上初の表彰台に輝きました。今シーズンは大大大ブレークでしたね。

シメフレ
3Tw 3T hd-1T-2T 3LoTh 3Sq df 3FTh
これが最後の演技になるかもしれないシメフレ。もし迷っているなら続けてみよう。3連続の最初で男性が手をついたけど、意地でコンビネーションにしました。スロー2本は彼らのベストなものでした。質の高いペアスピンから、後半の加点もガッポリ。2ミスしたとは思えないぐらいのパワフルな演技でした。

りくりゅう
3Tw 3T-2T+2A 2S 3LzTh 3LoTh fall
女性の3Sが2回転に。スローループでの転倒は予想外でした。シメフレの動きがとにかくよかったので、SPと比較すると硬さは見えました。しかしながら優勝するには十分な出来です。SPのリードも活きましたね。日本人ペア史上初の優勝、シーズン全勝おめでとう。ついでに国別対抗戦も優勝しておきましょう。

来年の出場枠
3枠 日本・アメリカ・カナダ
2枠 イタリア・ハンガリー・オーストラリア・ドイツ

オランダやフランスはあと1ポイントずつ足りずに2枠を逃すことになりました。

日本勢初の優勝、イタリア勢初の表彰台、さいたま春のパーソナルベスト祭りで世界選手権最初のカテゴリーが終了しました。これは他のカテゴリーも続いてもらわねば。
2023
03.22

世界選手権 1日目 女子SP

来シーズンから世界選手権の予選が復活だと思っていたけど2024-2025シーズンからだったでござる。枠の計算はいつもと同じでよし!と。

女子SP
1 Q Kaori SAKAMOTO(日本)79.24
2 Q Haein LEE(韓国)73.62 PB
3 Q Mai MIHARA(日本)73.46
4 Q Isabeau LEVITO(アメリカ)73.03 PB
5 Q Loena HENDRICKX(ベルギー)71.94
6 Q Niina PETROKINA(エストニア)68.00 PB
7 Q Nicole SCHOTT(ドイツ)67.29
8 Q Bradie TENNELL(アメリカ)66.45
9 Q Ekaterina KURAKOVA(ポーランド)65.69
10 Q Amber GLENN(アメリカ)65.52
11 Q Anastasiia GUBANOVA(ジョージア)65.40
12 Q Chaeyeon KIM(韓国)64.06
13 Q Kimmy REPOND(スイス)62.75
14 Q Nina PINZARRONE(ベルギー)62.04
15 Q Rinka WATANABE(日本)60.90
16 Q Madeline SCHIZAS(カナダ)60.02
17 Q Yelim KIM(韓国)60.02
18 Q Sofja STEPCENKO(ラトビア)58.87 PB
19 Q Lindsay VAN ZUNDERT(オランダ)57.56
20 Q Olga MIKUTINA(オーストリア)57.05
21 Q Janna JYRKINEN(フィンランド)56.06
22 Q Julia SAUTER(ルーマニア)56.02
23 Q Lara Naki GUTMANN(イタリア)55.22
24 Q Alexandra FEIGIN(ブルガリア)54.65
25 Lorine SCHILD(フランス)54.35
26 Jade HOVINE(ベルギー)54.10 PB
27 Kristen SPOURS(イギリス)53.38 PB
28 Ema DOBOSZOVA(スロバキア)53.01 PB
29 Kristina ISAEV(ドイツ)52.93 PB
30 Anastasia GRACHEVA(モルドバ)50.55
31 Marilena KITROMILIS(キプロス)48.92
32 Eliska BREZINOVA(チェコ)47.29
33 Dasa GRM(スロベニア)47.04
34 Julia LANG(ハンガリー)44.26
35 Mia RISA GOMEZ(ノルウェー)43.54

グルムさんは転倒ありの残念な出来となってしまいました。悔しそうな表情を浮かべながら観客に挨拶していましたが、今大会で現役を引退するそうです。いい形で現役を終えてほしかったですが、日本を最後の場所に選んでくれて嬉しいです。旦那さんと日本旅行を楽しんで最高の思い出を作ってほしいです。これからは振付師として活躍してくれるでしょう。長い間お疲れさまでした。

ミクティナ
3Lz-3T< fall 2A 3Fq
3Lz-3Tのセカンドジャンプで転倒です。ヨーロッパ選手権はSPがよくてLPで大崩れしてしまいました。今回も動きそのものは悪くなかったので、前回とは逆になるパターンですね。ここから大逆転確定。

キトロミリス
3F 3Lz-3T< 1A fall
美しいブルーの衣装でエネルギッシュな四季のプログラム。長い腕を活かした振付が魅力的です。2Aが抜けてしまって転倒したのは痛かったです。ノーバリューになってディダクションもありますから。普通のトランジションでの腕の使い方は上手だけど、ステップシークエンスで足元や上体と連動させて動かす際には課題が見えました。手踊りになってしまってもったいない。

ブレジノワ
3T< shaky-2T 3Lz so 2A so
うーーーーーん。ジャンプ全滅でヘロヘロになってしまった。お顔は超絶美しい。

ユルキネン
2A 3Lzq-3T 3F!< hd
生き急いでいる系プログラム。かわいらしい見た目を活かした選曲でいいと思うけど、クールな視線の使い方なんかもよかったです。SP通過が決まって嬉しそうにしていました。

フェイギン
3Tq-3Tq 3Lo 2A
ジャンプは3本大きなミスなく着氷しました。中盤のヴァイオリンの音色と動きが合っている部分がほとんどなかったのと、ステップシークエンスの滑りがあまりよくなかったです。

テネル
3Lz!q-3Tq 3Fq 2A
戦闘モードというような絞り方をしている。絞ったけれど筋力不足でパワーが失われたということはなく、彼女本来のスケーティングを取り戻しました。回転不足こそありますが、顔ひとつ背ける動作、視線を送る様子にも思いがこもっていて、トップ選手たる演技を見せてくれました。PCSは笑っちゃうぐらい低いです。後で滑る選手との整合性が取れなくなります。観客はテネルのカムバックをよく知っているので、温かい拍手を送っていました。今日の観客ナイス!

ズンデルト
3Lz-2T 2A 3Lo
お、何が何でも絶対に3Lz-3Tを降りるズンデルトさんが、回転不足にならなにように3Lz-2Tでまとめてきました。1つミスをするとSP落ちの危機なので、それも考えたのかもしれません。スピンの難しい出の失敗もないし、今日はいい出来です。笑顔で氷から上がりました。

グトマン
3Lo-2T 3F 2A
3Lo-3Loは回避して着実に点数を取りにきました。派手さはないけれど、プログラムの工夫はコンポジションで評価されているようで何よりです。最後はウィンクで演技を〆ました。

ピンザローネ
2A ot 3Lzq-3T 3Lo
ジャンプはまずまずまとめました。スピンのポジションチェンジがスムーズで、スルスルスルスルーーーっと回っていきました。ジャンプなんておまけで、スピンと音楽表現だけで十分魅せられる選手です。

ザウター
3T-3T 3Lo so 2A so
ステップアウトが2本あったので演技後の表情は冴えなかったです。滑らかさはないものの、最後のエレメンツのステップシークエンスはリンクカバーが素晴らしいし、よく動いていて最後まで楽しめました。SP落ちすると思っていたのか、点数を見て喜んでいました。2Aのステップアウトで心が折れていたらSP落ちしていたかもしれません。

グレン
3F-3T 2A 3Lo hd
エッジエラーを恐れたのか予定構成には3Lz-3Tとありましたが、いつも通り3F-3Tを選択しました。2Aも3Loも軸が曲がっていたので、ジャンプは本調子ではなさそうです。滑りのパワフルさも足りなかったので、さいたまの標高に合わなかったんだな。

ルポン
3Lz-3T 2A 3F
GOEは高くないですが、しっかりと点数を刻んできます。チャンピオンシップス3大会目で精神的な負担も大きいと思いますが安定しています。演技を終えても点数を見ても喜んでいました。大会を楽しんでいますね。

チェヨン
3Lz ot 2A 3F-3T<
クレームのせいで布面積が増えたレースクイーンの謎衣装のようだ。3Lzでコンビネーションを付けられなかった分、後半の3Fでリカバリーしました。硬さの見える滑りではありました。

スキーザス
3Lz fall 3T-3T 2A
3Lzで転倒という、今シーズンよく見るパターンに。3Loを3T-3Tに変更してリカバリーしましたが。しかしながら、緩急がなくてずっと同じ感じでプログラムが進んでいくので、ドラマティックなブラックスワンを表現できていません。自信を失ってしまっているのかなあ。

渡辺
3A< fall 1Lz 3Lo-3T
3Aが回転不足で転倒。3Lzが抜けたので後半でリカバリーしました。3Lo-3Tいけるのは強いですね。回転不足もなかったです。ジャンプノーミスでPCSを押し上げていくタイプなので、PCS伸びきらないかなーと思ったんですけど、テネルよりもスケーティングスキルが高かったです。テネルを低くしたせいで、早速整合性が取れなくなってきている。

ショット
3F-3T 3Lo 2A
今シーズンの調子は特別よくもないし悪くもないって感じだったけど、世界選手権でシーズン一番の滑りを見せてくるなんてさすがです。そもそもフィギュアスケートってそうでしたよね。グランプリシリーズでノーミス連発する方がおかしいんだわ。LPも地上波放送圏内に入ってすげえよ。

クラコワ
3F-3T< 2A 3Lo
3T-3Tではなくて3F-3Tにしてきました。エッジエラーを恐れない女エカテリーナ。やっぱりステップシークエンスめちゃくちゃ盛り上がりますよね。ヨーロッパとは違って手拍子隊の練度が別格なので、きっとノってくれたんじゃないかと思います。

レヴィト
3F 2A 3Lz-3Tq
アイスコープでジャンプの飛距離の足りなさが数字として見えました。これでよく降りられると逆に関心。3Lz-3Tのセカンドジャンプにqマークはあるものの、丁寧な滑りで好印象です。昼下がりのスペインの太陽が見えてきました。

ペトロキナ
2A 3F-3Tq 3Lz
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおついに本領発揮きたああああああああ!!!ヘビさんクネクネのミステリアス演技にジャンプもバシッとハマった。彼女が全部決めれば当然高いPCSも出ます。

グバノワ
3F so 2A 3Lz-3T< shaky
3Fでステップアウトしました。2Aの着氷も完璧ではなかったので緊張があったでしょうか。3Lzでリカバリーしました。腰がずっと痛いのか、スピンの2つでのフィニッシュは若干盛り下がる。美しいスケーティングを活かす見せ方は他にありそう。

三原
2A 3F 3Lz-3Tq
3Lz-3Tは通常速度で見てもちょっと足りなかったけど、その他はひじょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおにノっておりました。音楽との調和もこれまでにないぐらいでした。スケーティングスキルは当然ながらここまでの1位でした。うんうん。

ヘイン
2A 3Lz-3T 3F
3Lz-3Tはもうちょっとだけ流れ出せたと思いますが、失点ではありません。3F降りられてからリラックスして、海原を渡るような雄大な滑りを見せてくれました。緊張が分かりやすくてかわいい。でもいつかその緊張の向こう側に行ってほしい。

イェリム
3Lz!< fall 2A 3F-2T
いい演技が続いて失敗を予期していないから3Lzの転倒に心臓がギュンッ!ってなりました。3Fに2Tは付けられたものの滑りに勢いがなくて、どうしちゃったんだろう……。

坂本
2A 3Lz 3F-3T
うぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええい!!!!!緊張したけど安心したああああああああ。前半のスピン2つは要素やってますよ!って感じでした。後半の3F-3Tに集中がいっていたのだと思います。そのおかげでジャンプはノーミス。すべて爆加点でした。ちょいスケーティングスキルが伸びきらなかったのは、慎重だった今日の出来を考えると納得かな。連覇に向けて手堅くスタートです。

ルナヘン
3F 2A 3Lz-3Tq fall
めっちゃよかったのにいいいいいいいいいいいいいいいい3Lz降りた瞬間にノーミスを確信しましたよ。ただし優勝候補筆頭で硬くなってしまったユーロよりは伸び伸びと滑れているし、他のメダル候補にプレッシャーをかけやすい位置で滑れるのは逆によかったのかもしれません。

スキーザスとイェリムは同点でした。SPは必須要素が決まっていて技術力を競うものなので、TESが高いスキーザスが上位扱いです。

概ね採点には納得なのですが、テネルのPCSには賛同しかねます。LPは滑走順が後ろの方ですし、いい演技だったときには高評価出てほしいです。テネルがんばれがんばれ。

表彰台争いは上位5選手に絞られました。1つのステップアウトで順位が入れ替わります。ドキドキワクワク。
2023
03.22

世界選手権 1日目 ペアSP

おはよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

ペアSP
1 Q Riku MIURA / Ryuichi KIHARA(日本)80.72 PB
2 Q Alexa KNIERIM / Brandon FRAZIER(アメリカ)74.64
3 Q Sara CONTI / Niccolo MACII(イタリア)73.24 PB
4 Q Deanna STELLATO-DUDEK / Maxime DESCHAMPS(カナダ)72.81
5 Q Emily CHAN / Spencer Akira HOWE(アメリカ)70.23 PB
6 Q Lia PEREIRA / Trennt MICHAUD(カナダ)65.31 PB
7 Q Alisa EFIMOVA / Ruben BLOMMAERT(ドイツ)65.23
8 Q Maria PAVLOVA / Alexei SVIATCHENKO(ハンガリー)64.43 PB
9 Q Ellie KAM / Danny O'SHEA(アメリカ)63.40 PB
10 Q Brooke MCINTOSH / Benjamin MIMAR(カナダ)63.33 PB
11 Q Anastasia GOLUBEVA / Hektor GIOTOPOULOS MOORE(オーストラリア)61.95
12 Q Daria DANILOVA / Michel TSIBA(オランダ)61.24 PB
13 Q Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)61.07
14 Q Karina SAFINA / Luka BERULAVA(ジョージア)60.98
15 Q Annika HOCKE / Robert KUNKEL(ドイツ)60.89
16 Q Oxana VOUILLAMOZ / Flavien GINIAUX(フランス)58.12
17 Q Anastasia VAIPAN-LAW / Luke DIGBY(イギリス)55.42 PB
18 Q Nika OSIPOVA / Dmitry EPSTEIN(オランダ)54.93
19 Q Isabella GAMEZ / Aleksandr KOROVIN(フィリピン)53.29 PB
20 Q Siyang ZHANG / Yongchao YANG(中国)50.32
21 Federica SIMIOLI / Alessandro ZARBO(チェコ)49.59 PB
22 Violetta SIEROVA / Ivan KHOBTA(ウクライナ)44.74
23 Lydia SMART / Harry MATTICK(イギリス)43.82 PB

リアトレ
3Tw 3T 3STh
ツイストは余裕がありました。女性がシングルもやっているだけあって、3Tは軽いし、多少スローが悪くても女性のジャンプ力でどうにかなります。リバースラッソーやステップシークエンスの動きからは結成歴の浅さが分かります。GOEはもっと積めるはずなのでこれからが本当に楽しみ。

エリダニ
3Tw 3S 2LoTh
スローはトリプルにしなかったです。予定構成ではトリプルだったので今回こそトライしてくると思ったのにい。ステップシークエンスで女性がしっかりとエッジを倒して滑っているのが好印象です。リフトは安定の上手さ。女性は横田基地生まれの日系人なので、親族と思われる方々が応援に来ていました。

ブイヤモー&ジニョー
3Tw 2A 3FTh
実況のコメント初めて気づいたけど、ツイストをショートサイドで投げているんですね。だから軌道が独特です。第3グループ以降ではSP通過できるか一番危ないかもと思いましたが、楽々と通りました。

パブスビ
3Tw 3LzTh 3T
技術的にはしっかりしたものを持っています。やはりロシア産は質が高い。エレメンツをしっかり成功させる!という演技だったので、コンポジションとプレゼンテーションの評価が伸びないのは仕方ない感じ。

マクミマ
3Tw shaky 3T shaky 3LoTh
長身ペアなのでエレメンツの動作処理が大変そう。音楽表現であったり、手足の長さを活かした振付では素敵な部分がたくさんあるので、時が解決してくれそう。女性はまだ18歳ですし、もっと効果的な魅せ方を体得できるはずです。

オシエプ
3Tw 3LzTh 2T shaky
このレベルのペアとしたら異常な量のトランジションが入っています。普通ならツイスト前にこんなにトランジション入れません。スロールッツと3Tの助走もシームレスに見せようというのが分かります。サフ子先生は生徒への要求が高い。終盤は振付消化不良でした。振付多すぎなんすわ。

ダニツィバ
3Tw 3S ot 3FTh df
ハンガーゲームのプログラムなので、要は戦闘しているのでテーマは分かりやすかったです。終盤はテンポが速くて音楽に置いていかれそうになりながらも、きれいなソロスピンで帳尻合わせに成功。男性は「アリガトウゴザマース」とお礼を言っていました。

エフィブロ
3Tw 3LoTh 3T< fall
スローループは安定感がありました。もったいぶったところに配置してある3Tは、女性が転倒となりました。転倒してもステップシークエンスの滑りには影響はなかったです。女性がキスクラで笑顔だったので一安心。今回は男性の彼女同伴の来日で仲良くやっているみたい。楽しんでおくれ。

シエホブ
Tw 2FTh 2Lo shaky
タイミングを逸して、ツイストに回転をかけず投げることになりました。回転をかける前に女性の体が先にいっちゃったのかな?スローもソロジャンプも2回転予定なので、すべて成功できないとSP通過は難しかったですね。

サフィベル
3Tw 3T shaky 3LoTh df
開始1分ほどで女性の滑りが重かったです。音楽に合っている部分がほとんどなく、ただただ助走のために必死に漕いでいました。ステップシークエンスでは、男性が複数個所でバランスを崩しました。体調は戻しきれなかったのでしょうね。怪我をしないように大会を終えてほしいです。最悪の出来ではないけど雰囲気は最悪。はい警報発令。大会後の解散に備えましょう。

コバリョフズ
3Tw 3T 3FTh so
ツイストは低空ながらもクリア。3Tは近い距離で着氷しました。今シーズンはずっとSPのスローはサルコウでしたが、ここにきてフリップに上げてきました。調子は悪くなさそうです。

ホッケクン
3Tw 3S< fall 3LoTh
ツイストに流れはなかったけれど高さ十分でした。デススパイラルのとりゃあああという速い回転や勢いで押し切ったソロスピンなど、若いエネルギー溢れる今しかできない演技を見せてくれました。みんながみんな辛気臭い音楽じゃなくていいのよ。PCSもうちょっと出るかと思ったけれど意外でした。ラノッテ先生白髪が増えてイケオジになった。世界選手権優勝したの9年前ですって……9年前???????またまたご冗談を。5年前だろ?

ステデシ
3Tw 3T 3LoTh
スローループちょっと怖かったけれど、GOEマイナスは受けないぐらいでしっかり止めたああああああああああああ!!!!!失敗する雰囲気が全然なかったです。最後のデススパイラルの回転余裕をもって、しっかり回していました。

ゴルジオ
3Tw shaky 3T 3LoTh fall
ツイストはちょっと詰まりました。スローループは花びらが散るような可憐な転倒でした。可憐ポイント差し上げたい。転倒はあるものの、ジュニアワールドよりも明らかに滑りの調子がいいです。線の細さはジュニアっぽいものの、シニアのトップペアに混じっても見劣りすることはなかったです。来シーズンはスムーズにシニアに移行できそうです。

チャンハウ
3Tw 3LoTh td 3T< shaky
男性のヒゲレベルが急上昇しておる。スローループはフリーレッグがタッチして、3Tはアンダーローテーションでマイナス評価でした。リフトの入りが慎重でヒヤヒヤしましたが、そこから課題の体力が削られることもなく最後まで滑れました。余裕を持って滑っていたステデシの方がスケーティングスキルが高く、残り2項目は情熱的に演じたチャンハウに軍配が上がりました。納得の評価である。

コンマチ
3Tw 3LoTh 3S
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおこの大事な場面でノーミスかました!!!!!銅メダルを争う3組が揃ってパッションプロだったわけですが、同調性ありつつのしなやかな大人のパッションで素敵でした。ステデシはオラオラアスレティック系、チャンハウはムンムン系。コンマチが世界選手権でメダル圏内に入るなんて1年前に言っても絶対信じてもらえないでしょうね。

りくりゅう
3Tw 3T 3FTh
神演技だよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお永久保存版だよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!日の丸とタオルバナーまみれのさいたまスーパーアリーナでやったよ!!!!!場内よりも先にモニターに点数表示されたから、観客置いてけぼりで2人ではしゃぐのが最高におもしろかった。めっちゃ滑ってめっちゃ揃ってめっちゃ盛り上がって。余は大満足である。

シメフレ
3Tw 3T fall 3FTh
男性が3Tで転倒しました。スローフリップの飛距離でミスの印象を掻き消しました。力強さも健在でした。転倒という分かりやすいミスがあったので、直前に滑ったりくりゅうが滑りまくっていたせいか、スケーティングスキルの評価はかなりの差があります。6点だと大きなミス1つで順位が入れ替わりますから、まだ分かりません。トッド・サンド先生が心臓麻痺で療養中なので、キスクラにはシェイリーンが帯同していました。サンド先生には早く元気になってもらわないと。

好演技の多いペアSPとなりました。昨シーズンの同大会よりも数段見ごたえがありました。このままロシア抜きでペア界が発展していくかというと、決してそんなに甘くはないです。ロシアから新規で移籍することができなくなれば、新結成ペアは激減することになります。そこに年齢制限が追い打ちをかけます。綱渡り状態はまだまだ続くのである。

水曜日の午前11時からという、なかなかハードな日程だったわけですが、SPが終わる頃にはたくさんの観客が観戦していました。これもりくりゅうが努力を重ねてファンを増やしたり、ペアの魅力を広めてくれたおかげです。ありがてえ。
2023
03.05

世界ジュニア選手権 4日目 アイスダンスリザルト・男子リザルト

アイスダンスFD
1 Katerina MRAZKOVA / Daniel MRAZEK(チェコ)106.17 PB
2 Hannah LIM / Ye QUAN(韓国)103.31 PB
3 Nadiia BASHYNSKA / Peter BEAUMONT(カナダ)101.13
4 Phebe BEKKER / James HERNANDEZ(イギリス)100.18 PB
5 Leah NESET / Artem MARKELOV(アメリカ)98.58 PB
6 Sandrine GAUTHIER / Quentin THIEREN(カナダ)93.56 PB
7 Jenna HAUER / Benjamin STARR(アメリカ)92.07 PB
8 Celina FRADJI / Jean-Hans FOURNEAUX(フランス)91.11
9 Helena CARHART / Volodymyr HOROVYI(アメリカ)88.53 PB
10 Angelina KUDRYAVTSEVA / Ilia KARANKEVICH(キプロス)88.51
11 Elizabeth TKACHENKO / Alexei KILIAKOV(イスラエル)88.13 PB
12 Mariia PINCHUK / Mykyta POGORIELOV(ウクライナ)84.40
13 Louise BORDET / Thomas GIPOULOU(フランス)83.97 PB
14 Hailey YU / Brendan GIANG(カナダ)82.75
15 Nao KIDA / Masaya MORITA(日本)82.53
16 Karla Maria KARL / Kai HOFERICHTER(ドイツ)82.49
17 Ashlie SLATTER / Atl ONGAY-PEREZ(イギリス)78.96 PB
18 Noemi Maria TALI / Stefano FRASCA(イタリア)78.92
19 Grace Elizabeth VAINIK / Yehor BARSHAK(ジョージア)72.39

アイスダンスリザルト
1 Katerina MRAZKOVA / Daniel MRAZEK(チェコ)177.36 PB
2 Hannah LIM / Ye QUAN(韓国)174.39 PB
3 Nadiia BASHYNSKA / Peter BEAUMONT(カナダ)169.13
4 Phebe BEKKER / James HERNANDEZ(イギリス)169.07 PB
5 Leah NESET / Artem MARKELOV(アメリカ)162.59 PB
6 Celina FRADJI / Jean-Hans FOURNEAUX(フランス)156.92
7 Sandrine GAUTHIER / Quentin THIEREN(カナダ)156.65
8 Jenna HAUER / Benjamin STARR(アメリカ)154.12 PB
9 Helena CARHART / Volodymyr HOROVYI(アメリカ)149.87 PB
10 Angelina KUDRYAVTSEVA / Ilia KARANKEVICH(キプロス)149.86
11 Elizabeth TKACHENKO / Alexei KILIAKOV(イスラエル)147.85 PB
12 Mariia PINCHUK / Mykyta POGORIELOV(ウクライナ)145.31
13 Louise BORDET / Thomas GIPOULOU(フランス)141.56 PB
14 Hailey YU / Brendan GIANG(カナダ)140.71
15 Karla Maria KARL / Kai HOFERICHTER(ドイツ)138.57
16 Nao KIDA / Masaya MORITA(日本)136.72
17 Noemi Maria TALI / Stefano FRASCA(イタリア)135.81
18 Ashlie SLATTER / Atl ONGAY-PEREZ(イギリス)132.91 PB
19 Grace Elizabeth VAINIK / Yehor BARSHAK(ジョージア)126.54
WD Darya GRIMM / Michail SAVITSKIY(ドイツ)

グリム&サヴィツキーは、食中毒でまさかの棄権となりました。山の上だし露店のシーフード……ではないよな。ジュニアであと2年出られるカップルなので来シーズン以降の活躍に期待。

きだもり
ピーター・ガンっていうとあれだな。ハビエル・フェルナンデスさんがソチでジャンプキックアウトになってメダル逃した曲だ。探偵なのに拳銃構えちゃうのがアメリカだよなあ。日本だったら時計型麻酔銃とかキック力増強シューズですもん。シリアスな部分もあるけど、元気で明るい部分もあるプログラム。その演じ分けが的確でした。滑走順が後ろだったらPCSの評価はもっと高かったでしょう。

カーハート&ホロヴィー
これでもかとフリーレッグを振り上げました。分かった分かったフリーレッグ見るから分かった分かった。トランジションが濃密で、ダンススピン終わるあたりまではエレメンツとよく調和していました。そこからはガス欠に陥り、徐々に動きが小ぶりになっていきました。コレオスライドはエレメンツとして認定されるか心配になるぐらい小さかった。食中毒の大先輩トカチェンコさんがキスクラにいらっしゃった。

クドリャフツェワ&カランケビッチ
ポップスのメドレーでも、こういった風にチアリーダーをテーマに楽しく滑ってくれると全然観られます。大胆なポジションをしてもテーマがあるから気にならないですし。

ハウアー&スター
表現の主体は女性が担っているカップルなので、ピナ・バウシュというテーマは適しています。女性をいかに引き立たせるかが考えられています。男性の滑りのバタつきが改善されると、演技が一気に洗練されそうです。

ゴーチエ&ティエレン
RDはフラメンコの端切れのよさと、踊りが合っていないような気がしたけど、FDのミーカメドレーの方が合っていますね。持て余している印象は受けなくもないけど、男性の繊細な雰囲気がボーカルとも合っています。

ネスト&マルケロフ
さきほどのゴーチエ組がRDでパイレーツオブカリビアンを滑り、こちらはFDでパイレーツオブカリビアン。これぐらい分かりやすいプログラムでええんや!内省的なテーマばっかりいらんのや!ドラマティックなトランジション入りのツイズルに、その流れを汲んだコレオスライドは目を引きます。ズサーソムリエとしても大満足。アメリカ一番手としてよくがんばりました。

フラジ&フルノー
RDと同じ難しいリフト入れていて、FDのインドプロの方がテーマに合っていると思うけど、GOEはそんなに高くなかった。さすがGOEより曲想のカリーヌ門下。GOE稼ぐためにはあざとさが必要だから、テーマに忠実すぎると点数の面では厳しいものがあります。そこに歯向かっていくのがカリーヌ門下だし、貫いて成功しつつあるのが同門のロイシャテオなのだけれど。

バシンスカ&ボーモント
カナダの期待を背負っての演技だったと思いますが、滑りにキレがなかったです。全体的にもっさりとした印象。男性が地味にツイズルでよろめいていたし。男性のフリーレッグのアピールだけは冴えわたっていたのだけれど。

ベッカー&ヘルナンデス
女性の衣装の腹の紐が気になる。普通のグラデーションの衣装ではダメだったのか?腹の紐で動き出したい年頃なの?奇をてらっていない王道の四季プロで、軽んじられる秋パートも入れています。秋を差別しない心優しいペニコラチーム。ディダクションがなければ表彰台でしたが、パーソナルベストは大幅に更新しての大活躍でした。バシンスカ&ボーモントとは地力に差がありましたね。

リムクァン
プログラムがよすぎるんだよなあ。女性の豊かな腕の表情が最大限にまで引き出されています。こんなの絶対に高評価になるやつですもん。マリー軍の通過儀礼である懐メロメドレーで苦悩しろ!……いや懐メロでもこなせてしまいそうだな。韓国史上初の表彰台おめでとう。

ムラゼクズ
いやーーーーーーーーーーーまずはコケなかった!爆走組あるあるのレベルの取りこぼしはあるけどコケなかった!ジュニアグランプリファイナルのリベンジ達成でキスクラは大騒ぎでした。チェコ史上初の優勝&表彰台おめでとう。

定番曲を滑るカップルが多く、往年のフィギュアスケート観戦の気持ちに浸れて嬉しかったです。早朝だけど眠くならずに済みました。

来年の出場枠
3枠 チェコ・カナダ・アメリカ
2枠 韓国・イギリス・フランス・キプロス

順位を上げたアメリカが3枠をキープしています。

男子LP
1 Kao MIURA(日本)179.63
2 Nozomu YOSHIOKA(日本)141.35
3 Naoki ROSSI(スイス)141.22 PB
4 Nikolaj MEMOLA(イタリア)139.72
5 Yudong CHEN(中国)139.19
6 Hyungyeom KIM(韓国)137.79 PB
7 Arlet LEVANDI(エストニア)133.72
8 Wesley CHIU(カナダ)133.32
9 Lucas BROUSSARD(アメリカ)132.46
10 Daniel MARTYNOV(アメリカ)130.74
11 Aleksa RAKIC(カナダ)129.60
12 Francois PITOT(フランス)127.52
13 Andreas NORDEBACK(スウェーデン)127.50
14 Adam HAGARA(スロバキア)126.64 PB
15 Kyrylo MARSAK(ウクライナ)126.10 PB
16 Dias JIRENBAYEV(カザフスタン)123.09
17 Konstantin SUPATASHVILI(ジョージア)114.73
18 Edward APPLEBY(イギリス)111.38
19 Jakub LOFEK(ポーランド)109.47
20 Aleksandr VLASENKO(ハンガリー)105.76
21 Rakhat BRALIN(カザフスタン)104.00
22 Raffaele Francesco ZICH(イタリア)102.71
23 Casper JOHANSSON(スウェーデン)102.66
24 Noah BODENSTEIN(スイス)95.49

男子リザルト
1 Kao MIURA(日本)264.74
2 Naoki ROSSI(スイス)220.68 PB
3 Nozomu YOSHIOKA(日本)217.79
4 Nikolaj MEMOLA(イタリア)216.44
5 Wesley CHIU(カナダ)213.88
6 Hyungyeom KIM(韓国)213.56 PB
7 Lucas BROUSSARD(アメリカ)209.47
8 Yudong CHEN(中国)205.12
9 Arlet LEVANDI(エストニア)204.73
10 Daniel MARTYNOV(アメリカ)204.67 PB
11 Andreas NORDEBACK(スウェーデン)204.32
12 Francois PITOT(フランス)202.43
13 Aleksa RAKIC(カナダ)200.94
14 Adam HAGARA(スロバキア)193.35 PB
15 Kyrylo MARSAK(ウクライナ)191.65 PB
16 Dias JIRENBAYEV(カザフスタン)182.86
17 Edward APPLEBY(イギリス)173.87
18 Konstantin SUPATASHVILI(ジョージア)173.70
19 Jakub LOFEK(ポーランド)170.42 PB
20 Rakhat BRALIN(カザフスタン)166.47
21 Aleksandr VLASENKO(ハンガリー)166.41
22 Raffaele Francesco ZICH(イタリア)165.19
23 Casper JOHANSSON(スウェーデン)161.91
24 Noah BODENSTEIN(スイス)158.32

マルサク
3A ot 3Lz-3T 3S 3Lo 3Lz+2A-2T 3Lo-2T 2A shaky
ピアノでスターウォーズ。3分半ずっとピアノ音源のみでした。高いスケーティングスキルで繊細な演技ができないと。この編曲で滑るのは難しそう。ジャンプは予定構成の通りに入りました。よくがんばった。

ユドン
4S 4T< fall 3A 3Lz-3T 3F 3F-1Eu-3S< fall 3Lo+2A
4Sで華やかなスタート。4Tで付けられなかったコンボをリカバリーして、転倒を除けば加点の取れるジャンプでまとめました。だんだん星野源に見えてきた。

ハガラ
3A-2T 3A 3F!-2T 3Lo 3F!+2A+2A 3Lz 3S
3Aと3Lzと3Fを2本ずつの意味不明な予定構成だった。実際には最後のジャンプを3Sにに変更したのでノーバリュー回避です。BGM感はあったけどジャンプを入れやすい曲なのかもしれません。最後をフェードアウトさせる編曲は変だぞ。

レヴァンディ
3Lz-3T 2A 3Fe 2A 3Lz-1Eu<<-3Sq 3Lo 1Fe-2T
西暦2300年の作業着みたいな衣装。3Aは回避しました。ノーミスはできなかったけれど、自由自在な彼の動きが未来的な衣装と相まって、空を舞っているように見えました。PCSはめちゃめちゃ評価されました。

ラキッチ
4T 3A-2T 3F ot-3T 3Lo 3Aq so 3Lzq fall 3S-2T+2A
SPでは表現垢抜けの兆しが見えました。LPで演技時間が長くなると依然として難しい。そしてLPもボーカル曲だし。2つのプロで路線を大きく分けてみないか?

マルティノフ
3A 3A-2T 3Lo 3F!-2T df 3F! 3Lz hd 3S+2A
猛烈にエッジの浅いイーグルだけの、ただの休憩のようなコレオシークエンスにマイナス評価を下したジャッジもいました。アメリカ生まれなのに編曲のロシア感が尋常じゃない。ついでに体の使い方もロシア。朝食後で眠くなってたけど一気に目が覚めたので感謝します。お礼にモロゾフ先生の胸毛をすべてプレゼントします。

ピト
3A ot 3Lo+2A 3Fe 3Lo 3Lz-3T< hd 3Lz-1Eu-2S 2A
新世代のフランス男子はコンビネーション3本使えるんだな。2000年代生まれはすごいなあ。ディカプリオの方のロミジュリなので、衣装が普通のシャツでも気にならない。最後ロミオが切腹するのは正解なのか?介錯してくれる人いないと切腹しても苦しいだけだぞ。

ヒョンギョン
3A-2T 3Aq 3Lzq-3Tq 3F 3Loq+2A+2A 3Lz so 3S
ジュンファンへのリスペクトを感じる雄大な助走の3A。韓国人は律儀だなあ。ルンルン楽しそうなウエストサイドストーリーで、誰も死なずにハッピーエンドを迎えそう。そういやウエストサイドってロミジュリの現代版でしたよね。同じようなプロが連続したってことか。

吉岡
4T ot-3T 4T so 3A 3Lo 3A-1Eu-3S 3Lz+2A 3Fe shaky
今大会はやけにパイレーツオブカリビアンが多いでござるな。映画公開20周年だから?着氷が乱れるジャンプが多かったものの大崩れはしなかったです。回りきって基礎点がっちり確保してえらいぞ!

メモラ
2A 3A-1Eu-3S 3F 3Lo 3Aq fall 3Lz!-3Tq 3Lz!+2A
4Sは回避してノーミスのクリーンプログラムを目指したようです。元気がなく、滑りで音楽の変化を表現できていませんでした。目立つミスは3Aの転倒1本なのに印象があまりよくないです。やはりメモラギャル不足だ。メモラギャルを呼ぶんや!

ノルデバック
3F 3A-3T 1Lz-1Eu-3S 3F 1A 3Lzq hd 2A df+1A
メモラと同じくメダルを狙って4Tを回避しましたが抜けが重なりました。最後は転倒のような形でフィニッシュとなったもののディダクションはされませんでした。今のルール優しい。順位を落としてうなだれる姿も美しい。

ブロサード
4T fall 3Lo 3A< fall 3F-1Eu-3S 3Lz-3Tq 2A 3Lz-2T
1つ目のスピンはフライングチェンジシットスピン予定だったのをただのチェンジシットにしました。次のキャメルスピンで単一姿勢のスピンが重複になって、点数がなくなりました。一番大きな大会で不思議なミスしてしまった。彼が表彰台に乗れない姿を想像していなかったです。

ロッシ
3A-2T 3A 3Lz-1Eu-3S 2Lo 3Lz-3T 2A 3Fe
肩や手でオラオラ表現して、フリーレッグぶち上げてギンギンアピールしていきます。これに丁寧さが加われば8点台に届く日もそう遠くはないです。表彰台が決まってキスクラで号泣でした。スイス男子史上初の表彰台です。ランビエール先生は最高順位5位でした。

ウェスリー
3A-2T 3F 2T 3Lo 2T 3A shaky 3Lz-1Eu-3S
4T-3Tと4Tが抜けて、2T3本目になって1本がノーバリューなので、加点含めて20点以上が一気に消滅しました。滑りが雄大で素晴らしかっただけに抜けがあああああ……。

三浦
3A-1Eu-3S 4T shaky 4S 3A 4T-3T 3F+2A 3Lo so
4Tがシェイキーになったときは、まさかカオミュラーまで自爆してしまうのかとヒヤリとしましたが、後半に4T-3Tでリカバリーしました。3Fの軌道も間違えず入れました。3Loのミスはご愛嬌ということで。コレオシークエンスの位置はシニアの編曲の方がしっくりきます。無理にジュニアプロにしたから違和感半端なかった。大トリで気持ちよくぶっちぎり優勝してくれました。大トリで圧倒的な歌唱力で魅せる紅白でのMISIAみたいなものだな。お前はスケート界のMISIAだ!一生最終滑走で滑れ!

来年の出場枠
3枠 日本
2枠 スイス・イタリア・カナダ・韓国・アメリカ・中国・エストニア・スウェーデン

回転不足なしで滑ることがいかに重要かよく分かりました。吉岡はeマークが1つありますが回転不足はありませんでしたからね。ほぼ日本人で表彰台独占誇らしい。
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