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2010
04.06

今シーズンのベストプログラム トップ10

カウントーダウン!

10位 
アレクサンドラ・ザレツキー&ロマン・ザレツキーFD「シンドラーのリスト」
ベラルーシ出身の彼らがユダヤ人かは分かりませんが、彼らの背景を思いっきり利用したプログラムです。ODの明るいところと反対に重い曲を使っていますね。妹の短い髪が、よりこのプログラムを盛り立てて見えます。真っ黒な衣装に見える赤は映画を意識したのと、ユダヤ人が流した血を表しているのでしょうか。衣装だけでも考えさせられます。ロングリフトのローテーショナル、すごくシンプルなんですけど苦悩を表現しているようで好きなところです。ミッドラインのステップも素晴らしい。スケートアメリカの演技が一番ステキでした。ロシアのイリカツはダイレクトにこのプログラムを表現していましたが、この組はより深いところでこのプログラムを魅せてくれました。
ワールドではトップ6に入り、グランプリシリーズでもシード選手になります。ファイナルにも常連となり、ヨーロピアンでもトップ5に入るでしょう。これからがますます楽しみです。

9位
ジョニー・ウィアーSP「I love you, I hate you」
前半はしっとりした音楽、後半はルンバのネバネバしたエロい音楽。こういうプログラムは前半のしっとりしたところが残念なことになりがちですが、前半は前半でジョニーらしいしなやかな動きと美しいスケーティングを見せてくれています。後半のセクシーでエロい動きは絶対的に盛り上がります。最後のフィニッシュのポーズは大会によって違いますが、僕はロステレコムのときの「ぶわっ!」ってやつが好きです。ここでリンク貼ってるのはファイナルのものです。こんなエロいのを見られて幸せでした。

8位
エレーナ・グレボワSP「エデンの東」
メロンパンナちゃんの顔みたいな衣装ですよね。
この話の舞台となったのは1917年のアメリカのカルフォルニアにある町なんですね。作者のジョン・ステインベックが過ごした家とか行ってみたんですけど、彼はこういう景色を見ながらこの物語を書いていたんだなって思いました。今でもとてもキレイなところです。舞台となった町は治安が(ノ∀`) アチャーな感じで、近づくのもアレらしいですが。
美しい音楽に惹かれたというところもあるのですが、何よりも手旗気味でカツカツしてたグレボワの動きが女性らしく、しなやかになったところが見られて大好きなんです。どの試合でも大きなミスをしてしまったのが残念でした。来シーズンも続行してほしいです。できればルッツを加えて。

7位
ステファン・ランビエールSP「ウィリアム・テル序曲」
このプログラムはあれなんですよね。前半パートと後半パートが完全に仕切られてる感じです。ストレートラインの前で失敗リセット!という感じで。音拾いまくり派手派手のストレートラインステップに、軸がブレるって何ですかばりのポジションのシットスピン、超絶回転速度のコンビネーションスピン。これは盛り上がります。ジャンプミスあるのに素晴らしいんですよ。男子で始めての9点台ですよ。
彼はまた競技を離れることになりますが、餅らないようにエロエロな演技をこれからも見せてほしいものです。五輪の後から、アメリカ・ロシア・スイス・イタリア・ロシア・スウェーデン・日本と稼ぎまくりでしたね。

6位
アリオナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコビーSP「Send in the clowns」
サフ子のメイクが明らかに変なのはシュトイヤーのせいです。
このプログラムでのハイライトはなんといってもステップです。2人がミラーで滑るところは2人の動きが本当にピッタリなんですよね。まさに「ミラー」です。ピエロが鏡に映った姿を見ている。なぜこんなことをしているのだろうか、なぜこんなに悲しいのだろうか。でも分からない。そんな悲哀の部分をすごく感じました。
この衣装はTIME誌が選ぶ歴史上最もひどいフィギュアスケートの衣装トップ10に選ばれていました。絶対選ばれた理由メイクのような。衣装自体は素晴らしいし、よく似合っていると思いました。

5位
鈴木明子LP「ウエストサイドストーリー」
このプログラムは「新採点は~」って言っている懐古厨さんに見てもらいたいプログラムですね。キレのあるジャンプにプログラムの壊さないスピンやスパイラルです。なんと言っても、ストレートラインステップは盛り上がります。これほどまでに盛り上がって音楽表現ができているステップってなかなか無いと思います。バンクーバーの会場に来ているカナダのお客さんはほとんどあっこちゃんのことを知らなかったと思います。たぶんホッケーが外れてしょうがないから来たという人も少なくないのでしょう。しかし海外の大会で手拍子や歓声がこれだけ上がったというのは、やはりあっこちゃんのすごいところですね。オリンピックの女子LPで一番心を動かされた演技でした。
来シーズンも現役を続けるようなので、また違ったあっこちゃんを見られるといいですね。
日本ポニーテール協会は、あっこちゃんに「日本ポニーテール大賞」を授与すべき!

4位
橋大輔LP「道」
昨シーズンに滑る予定だったプログラムだけあって、よく振り付けがなじんでいます。それでもシーズン最初の演技はかなり危なっかしかったです。後半になるとジャンプがぐだぐだになっていましたし、スピンの軸も無いに等しいぐらいのブレでした。しかし、シーズンが進むにつれ、プログラムが修正させてきて、さらに密度の濃いものになり、素晴らしい物語ができあがりました。映画自体はとても暗くて、掴みかけた幸せも最後に潰えてしまうという結末ですが、このプログラムにはもっと別なものを感じました。もがいてもがいて、栄光を掴み取った彼の姿が合わさって余計にそう感じます。

3位
タニス・ベルビン&ベンジャミン・アゴストFD「アヴェマリア、アーメン」
キャリアと風格とスケーティングがあってこそ映えるこの荘厳なプログラム。ロングリフトのポジションがとても美しいです。プログラムを邪魔していないですよね。表情も曲にあっていると思います。ミッドラインで、「タニスってこんなに大きくエッジ使えるんだな~」と改めて思いました。本当に良くなっているんだと。美しいラインのストレートラインリフト、追加のリフトも素晴らしい。昨シーズンのプログラムはムーブメントでごまかしていたところが非常に多かったですが、このプログラムは1つ1つのエレメンツが光っていて、ムーブメントもプログラムに溶け込んでいました。五輪シーズンにこのプログラムにめぐり合えてよかったです。彼らのプログラムの中で1番ステキだと思います。それなのに評判がイマイチだし、国際大会どころか国内大会でも2番手扱いの点数しかつけてもらえず、良い思いはしなかったでしょう。オリンピックのときの笑顔を見ていても、心がぎゅっと締め付けられるようでした。出来れば来シーズンも競技で彼らの滑りを見たいです。もっと良くなるはずですからね。

2位
チン・パン&ジャン・トンSP「真珠採り」
美しい巫女レイラと真珠採りのナディール。サイドバイサイドのスピンの後の振り付けは、ナディールがレイラの元に行き、ベールを上げ彼女だと気づくところでしょうか。ストレートラインステップは死刑の恐怖に怯えながらも、お互いを求め合う表現。そして最後に2人は逃げることができたという。
本当に美しいプログラムです。1つ1つのエレメンツが洗練されています。ストレートラインステップはワールドではレベル4を取りました。衣装もすごく凝られています。「真珠採り」とあるだけにパールが使われていてとてもきれいです。ファイナルからつけているパンちゃんの髪飾りも似合っていてとても美しい。

1位
チン・パン&ジャン・トンLP「見果てぬ夢」
音楽に合ったソロジャンプ。アクセルラッソーを降りたときの動きのもかっこいい。スパイラルのいり方、3つ目のポジション移行前の手の振りも素晴らしいです。ソロスピンの後のパンちゃんの手の振りがかっこいい。高いツイスト、ペアスピンの後でイーグルで向かい合う2人も雰囲気があってステキ。スローサルコウ、スローループは完璧な高さと幅があって、音楽の盛り上がりにピッタリ。トゥラッソーも最後のハンドトゥハンドのリフトも音楽を、より盛り上げています。全てのエレメンツが1つのストーリーを紡ぎ上げています。彼らのスケート人生全てを込めたプログラムと言っていいのではないでしょうか。
一時期、いきなり2番手の点数をつけられるようになったり、シェンツァオの復帰でいろいろ苦労したとは思いますが、技術を磨き、表現を磨き、スケーティングを磨き、素晴らしい演技を今シーズンはたくさん見せてくれました。今シーズンの5つの国際大会で合計15回のスロージャンプをしましたが、全てのジャンプを成功し、いずれのジャッジからもマイナスを受けることは1つもありませんでした。そんなところも素晴らしいです。
このプログラムはフィギュアスケートペアの新たな伝説となって、語り継がれてゆくものだと思います。このプログラムを滑ってくれたパンちゃんとトン兄、そして振付師のシェイ=リーンとディーバ、SPの振付師のモロゾフ、コーチのウェイ・リュウさんとビン・ヤオさんにもお礼を言いたいです。本当にありがとう。

みなさんのお気に入りのプログラムはなんでしょうか?
良かったら教えてくださいね。
コメント
いらっしゃいませ、はじめまして。

ファイスカのFDもステキですよね。過度にドラマチックすぎず、変な曲でもなく、音楽の世界観をそのまま表現していますよね。ステップもリフトも音楽に合っていて、2人の表情の使い方もいい感じです。大人のカップルとしての円熟味を感じるプログラムでした。
来シーズンも続けてくれるんですね!東京で彼らの演技が見られるといいですね。

また、ぜひぜひコメント書き込んでくださいね。
6番dot 2010.04.11 22:45 | 編集
超おひさしぶりです!

ドムシャバのODはジャッジ受け、観客受けは良くなかったんですけど、おもしろいプログラムでしたよね。上のカップルということでもっと王道のプログラムを滑ってほしいという考えがあったそうですが、チャレンジングなプログラムをがんばったと思います。

スケート嫌いの友達をスケート好きに導いたっていうのは、パールさんもスケート界に貢献したってことですよ!素晴らしいです!世界に広がれスケートの輪ですよ。
6番dot 2010.04.11 22:40 | 編集
はじめまして。Finoと申します。

パントンのLPは本当にすばらしかったですよね。
彼らの人生がすべて詰まったプログラムで、特にオリンピックのフリーは感動しました。SPのパンちゃんの髪飾りも本当に似合っててよかったです。
あと、私はファイスカのFDが好きです!
このFDも2人の今までを詰め込んだプログラムで大好きです♪あと、正直ファイスカがこんなプログラムを滑ってくれると思っていなかったので…
2組とも来シーズンも続けてくれるみたいなので来期のプログラムも楽しみです。
Finodot 2010.04.10 21:22 | 編集
 パソコン調子悪くてNewの方からたどりつけず、まっいっかで、今日2月までさかのぼってコメント拝見しました! ファイナルは6番さん見つけられず;^^
 私はOPでアイスダンスのハイライトを観てドム・シャバのODにハマってしまいリピートしまくりでした。あと鈴木さんの*ウエストサイドストーリー*が1番感動しますた。↑NHKの最新アンケートでも心に残るで3位でしたね~
 ホント時期外れのコメントでしょーもなくすいません。
 スケート嫌いの友達はメダル取れそうだからと初めて真剣に観てプルさまに一目ぼれしとりやした。;^^ そしてすごいスケート好きになった!てのが大事件でした。
パールdot 2010.04.10 17:36 | 編集
こんにちは、お久しぶりです。

ジョアニーのサムデリステキですね。大人の洗練された表現がいい感じです。佳菜子のフラメンコは若々しさとスピード感があって、こりゃまたステキですね。ジャンプがなくてもいいぐらいです。エキシビションプログラムとしても楽しいかもしれませんね。

ハーレムはもっともっと見たかったです。エキゾチックな表情がステキでした。中野さんのエキシビションは名作ぞろいなんですよね~。新しいプログラムも見たかった(´;ω;`)
6番dot 2010.04.10 14:27 | 編集
どうも、お久し振りです。
おおー充実のラインナップですね。思いっきりかぶって後出しジャンケンみたいだけど、個人的にはこんな感じです。
ペアはサフチェンコ&ゾルコビーSPでしょうかね。昨年のDOIで観たのですが、静謐な感動に包まれて動けなかったです。あの悲しい感じ、ほんと何なんでしょうね!あのメイク、お互いに滲んじゃってキスクラでは目も当てられない感じで、試合向きではなかったね。
パン&トンLP「見果てぬ夢」も勿論、伝説ですよね。彼ら自身の物語にしてしまった凄み、御見それしました。語り次ぐぞ、俺!!「真珠取り」の解説ありがとうです、も1回ちゃんと観てみますわ。
男子シングルは大ちゃんの「EYE」でしょうか。cobaのファンだし、門真で生で観たから、と言うのもあるんですが、みんなが待っていた『躍れるダイスケ』とジャストだったのが見事で。「道」はもう一歩、表現力を深めて戻ってきたところがすごかったですよね、ああ、捨てがたい!
女子シングルはロシェット姉の「サムデリ」です。艶のある大人でかつ強い選手にしか出来ない壮大さで。完成まで時間がかかりましたけど、カナダ選手権の会場にいたかった!それに並んで、ええぃ、ジュニア!村上佳菜子ちゃんの「ネクターフラメンコ」!満知子先生の「イェー!」が出たから(笑)と、音感レッスンプロじゃなくてしっかり個性のある作品だし、爽快感がすごくてDGとかどうでもよくなっちゃいます。

あとEXは、中野ゆかりんの「ハレム」。あれは特別です。竜宮城に連れて行かれたような世界観が素晴らしかった。昨季はもう一つ久美子先生のEX「スパークリングダイヤモンズ」が予定されていたはずなんですが、幻になってしまったことが惜しいです。


コージーdot 2010.04.09 21:09 | 編集
いらっしゃいませ。コメントは始めましてでしょうか?ありがとうございます。

あのプログラムは本当に素晴らしいですよね。30歳という年齢に見合った洗練された表現とプログラムでした。苦労も長かった分、余計に感動がありました。
6番dot 2010.04.08 16:46 | 編集
私もチン・パン&ジャン・トンのLP「見果てぬ夢」が1番気に入ってます。

終盤にスロージャンプとリフトを続けていて、音楽の盛り上がりと共に盛り上げ、感動のフィニッシュですよね。

今までノーミスに見えても得点がイマイチなことが多いように感じていたので、オリンピックで報われて良かったなと思います。
りりーdot 2010.04.08 15:54 | 編集
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