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2023
01.27

ヨーロッパ選手権 2日目 女子SP・ペアリザルト

2日目ですよー。

女子SP
1 Q Anastasiia GUBANOVA(ジョージア)69.81 PB
2 Q Loena HENDRICKX(ベルギー)67.85
3 Q Kimmy REPOND(スイス)63.83 PB
4 Q Olga MIKUTINA(オーストリア)62.78
5 Q Ekaterina KURAKOVA(ポーランド)61.81
6 Q Nina PINZARRONE(ベルギー)61.35
7 Q Niina PETROKINA(エストニア)61.05
8 Q Janna JYRKINEN(フィンランド)60.77
9 Q Livia KAISER(スイス)60.25 PB
10 Q Lindsay van ZUNDERT(オランダ)58.13
11 Q Julia SAUTER(ルーマニア)56.58
12 Q Josefin TALJEGARD(スウェーデン)55.53
13 Q Lara Naki GUTMANN(イタリア)55.39
14 Q Sofja STEPCENKO(ラトビア)55.32 PB
15 Q Eva-Lotta KIIBUS(エストニア)55.26
16 Q Nicole SCHOTT(ドイツ)54.33
17 Q Alexandra FEIGIN(ブルガリア)54.31
18 Q Marilena KITROMILIS(キプロス)53.71
19 Q Dasa GRM(スロベニア)52.47
20 Q Natasha McKAY(イギリス)51.94
21 Q Mia Caroline RISA GOMEZ(ノルウェー)49.14
22 Q Anastasia GOZHVA(ウクライナ)46.78
23 Q Julia LANG(ハンガリー)46.33 PB
24 Q Nikola RYCHTARIKOVA(チェコ)45.64
25 Alexandra Michaela FILCOVA(スロバキア)43.94 PB
26 Lea SERNA(フランス)43.93
27 Antonina DUBININA(セルビア)42.51
28 Anastasia GRACHEVA(モルドバ)39.08
29 Alexandra MINTSIDOU(ギリシャ)33.86 PB
WD Meda VARIAKOJYTE(リトアニア)

カイザー
3Lz-3T 2A 3Lo
身長が168cmもあるとは思えない高さのあるジャンプです。高いジャンプを跳ぶテネルさん、スピンは苦手なテネルさん。ルックスはテネルさん風なのに芸風真逆。

ユルキネン
2A 3Lz-3T< 3F
アイシャドーの色がめっちゃフィンランド。無理のある踏み切りでの3Lz-3Tであるものの、どうにか回転不足だけで留めました。フィンランドのグランプリでのSPの出来が悪かったので、同じエスポーでリベンジできてよかった。

ピンザローネ
2A 3Lo 3Lz-3T<
空想上の空飛ぶ魚みたいな衣装でタイスの瞑想曲。ジャンプのチェック姿勢がビシッと決まります。静かな曲調でのアクセントになっています。ステップシークエンスは割とワイルドにガシガシ滑っていって、緩急は感じられなかったです。振付師の欄にはブノワ・リショーとあります。普通の曲も振付できるんですね。

ザウター
3Lz fall 3T-3T 2A
単独ジャンプは3Lzを選択して攻めてきました。転倒はしましたが、3T-3Tはクリーンに入りました。ステップシークエンスはステップ+コレオシークエンスほどの移動距離があって、リンクを大きく使って滑ったのが好印象です。リンクを走り回って往復していました。自己最高順位いけそう。

キイブス
3T-3T 2A 3Lzq so
難しい時期に入って、ジャンプに準備動作を要するようになったり、体が振り回されて前のように自由自在に体を使えなくなっています。ここで踏ん張れるか、心が折れてしまうか。

ミクティナ
3Lz-2T 2A 3F
3Lz-3Tの予定だったところはセカンドが2回転に。しかしながら調子は非常にいいです。レイバックスピン前のトランジションのキレが素晴らしかった。歯切れのいい音楽とステップシークエンスでの踊りがマッチしていて、表情も豊かで好印象でした。

グトマン
3Lo shaky 3F-2T shaky 2A ot
3Lo-3Lo予定が入らず、リカバリーをするも着氷が乱れました。2Aの着氷もターンが入りました。背中で哀愁を語りながら滑っています。衣装が素敵で、シンプルに見えて細部に工夫があります。スカートがボディラインに密着するのも大人っぽくていいですね。

ズンデルト
3Lz-3T< 2A 3Lo
グランプリシリーズよりは調子が上がっていると感じます。ユーロの選手は年明けからが勝負ですね。3Lz-3Tはセカンドの回転が足りません。より感情を前面に押し出した演技ができるようになっています。失敗しがちなスピンの難しい出を無事にクリアできてよかった。

セルナ
2A 3T<< df 2Lz
3T-3Tの予定が3Tで開いてしまって前向きで膝着氷しました。失敗は失敗だけど、新しい技みたいでちょっとかっこよかった。3Lzまで抜けてしまうなんて……滑りがまったく滑らなくなっていたし、ジャンプのみならず非常に悪い出来でした。フランスってユーロで悲劇に見舞われる呪いにかかってるの?

ルポン
3Lz!q-3T 2A 3F
ジャンプ転倒したら骨折しないか心配になるので、引退するまでできるだけ転倒しないでください。スケートに体重が乗らない分、エッジワークを楽しむ感じではないですが、スピードは出ていました。演技や点数にも嬉しそうにしていました。

フェイギン
3F 3T-3T 2A
TESが速報から3点ほど下がりましたが、ジャンプ3本一応降りたし、滑走順もいいのにPCSが渋かったです。パンチのある振付がないし、ドラマティックな曲調に呑まれているんですよね。肘から先から動いていないから、小さな演技になっていますし。

ペトロキナ
2A 3F-3T 3Lz<< so
3Fの着氷は堪えました。3Tの回転は足りていないと思いますがqマークもなかったです。3Lzは前向き着氷になるなど彼女らしからぬ出来でした。これはかなり厳しい点数を覚悟しましたが、予想よりも5点ほど高かったです。PCSめっちゃ出てるやんけ。

グバノワ
3F-3T 2A 3Lz
ステップシークエンスの加点がイマイチだったので巻き戻して確認したんですけど、移動距離が短いから肉眼だと物足りなさを感じてしまうのかもですね。いわゆるリンクの真ん中ぐるぐるってやつ。コンビネーションスピンの入りで失敗したのと、レイバックスピンのキャッチフットで減速して、レベルもGOEも落としたのがもったいなかったです。腰痛いのかなあ。

タルエガード
3F-2T 3T< fall 2Aq
3Fは着氷したのに3Tで転倒だなんて。ステップシークエンスはキレキレで、GOEで高い評価を得ていました。こういった個性的なスケーターは深夜観戦にはありがたいです。文明が荒廃した近未来で、拳一つでのし上がる女性みたいでかっこいいですよ。

ルナヘン
3F 2A 3Lz shaky-2T so
絶対的な優勝候補であることはプレッシャーにも繋がりますね。3Lzの高さが足りずに着氷が乱れました。2Tを無理にでも付けなければGOE-5になっていましたからよくがんばった。そこからステップシークエンスとスピンでカバーして、逆転するのに問題ない位置に付けました。

ショット
3F fall 3T-3Tq fall 2A
3F-3Tを予定していたと思われますが、そこで転倒。リカバリーのジャンプでも転倒となりました。メダルを意識してしまったでしょうか。

クラコワ
3Lz-2T 3Lo< df 2A
回転不足になりがちなセカンドトリプルは回避しました。3Loを失敗するのは予想していなかったです。最終グループに入れるか心配だったのか、マグリ先生はキスクラで緊張の面持ちでした。この点差ですと表彰台は可能です。

表彰台のチャンスがあるから、無駄な力が入ってしまった選手が多かったかも。回転不足などもあるますし、ノーミスの選手がほとんどいないです。最も好印象だったのはミクティナです。キレキレでした。ミクティナの表彰台あるかも。

ペアLP
1 Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI(イタリア)127.48 PB
2 Sara CONTI / Niccolo MACII(イタリア)124.68 PB
3 Annika HOCKE / Robert KUNKEL(ドイツ)117.18
4 Maria PAVLOVA / Alexei SVIATCHENKO(ハンガリー)115.01 PB
5 Alisa EFIMOVA / Ruben BLOMMAERT(ドイツ)110.89
6 Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)107.48
7 Lucrezia BECCARI / Matteo GUARISE(イタリア)99.25
8 Violetta SIEROVA / Ivan KHOBTA(ウクライナ)96.19
9 Nika OSIPOVA / Dmitry EPSTEIN(オランダ)94.78
10 Anastasia VAIPAN-LAW / Luke DIGBY(イギリス)88.06
11 Federica SIMIOLI / Alessandro ZARBO(チェコ)87.34
12 Sophia SCHALLER / Livio MAYR(オーストリア)86.90 PB
13 Greta CRAFOORD / John CRAFOORD(スウェーデン)83.31

ペアリザルト
1 Sara CONTI / Niccolo MACII(イタリア)195.13 PB
2 Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI(イタリア)186.96
3 Annika HOCKE / Robert KUNKEL(ドイツ)184.26
4 Alisa EFIMOVA / Ruben BLOMMAERT(ドイツ)173.66
5 Maria PAVLOVA / Alexei SVIATCHENKO(ハンガリー)172.98 PB
6 Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)169.94
7 Lucrezia BECCARI / Matteo GUARISE(イタリア)152.54
8 Nika OSIPOVA / Dmitry EPSTEIN(オランダ)148.94
9 Violetta SIEROVA / Ivan KHOBTA(ウクライナ)143.72
10 Anastasia VAIPAN-LAW / Luke DIGBY(イギリス)137.49
11 Federica SIMIOLI / Alessandro ZARBO(チェコ)134.02
12 Sophia SCHALLER / Livio MAYR(オーストリア)132.30
13 Greta CRAFOORD / John CRAFOORD(スウェーデン)125.86

ベカモデル
3S<< df 3Tw 3T so 3LoTh 3STh fall
組み立てのシーズンなので、レミゼを選んだのは滑りやすくて正解です。やけにこってりした編曲ではありましたが。ソロジャンプでは、男性が2本とも失敗しました。女性はシングルからの転向組なので安定していました。転向して1年足らずですからペア技が不安定でも仕方ありません。まだまだこれから。デラモデルの解散理由が、女性が子供を欲しいからだったので、解散後も平和でいいですねえ。

オシエプ
3Tw 3FTh df 3Tq 3S fall 3STh
高さのあるツイストから始まり、両足着氷のスローフリップ、回転不足の3Tと加点はともかくとして調子はよかったです。3Sはピッタリのタイミングで2人とも転倒しました。トランジションとか2人が動きを揃えようという意識は、サフ子イズムを受け継いでいると感じました。スコアやプロトコルだけを見ると出来が悪そうだけど、見た目だけだと割とよかったです。最後のリフトの急な減速だけはいただけないです。あんな減速したら追突事故起こすぞ。

パブスビ
3Tw 3T-2T-2T 3FTh 3Sq 3LoTh
よくがんばりました。表現はよく分からなかったし、唐突にクイーンのSomebody to loveに変わって、その表現も理解できず、謎プロだったけどがんばった。最後のリフトで上げるのに力を使ったところだけが残念。リフトの上げ下ろしがスムーズならば、プレゼンテーションももう少しもらえていたのかも。解散せずに続けて、もっと上達してくれー。

ギラアン
3Tw 2A+2A ot+1A 2S 3LoTh 3LzTh
SPで出遅れましたが巻き返しました。3Sは回避した構成ではあるものの、ほとんどミスはなかったです。アクセルシークエンスも回転不足はなかったですしね。リフト停滞するペアが多いので、3本のリフトをクリーンに決めるのって大変なことなんだなあと改めて思います。セビリアの理髪師プロは、コレオシークエンスからは、コーチのホタレックの奥さんが脳内で踊って補完してくれるからありがたい。

コバリョフズ
3Tw 3Tq-2T shaky 2S 3FTh hd 3STh so
3T-2Tは2人の距離が近いせいでバランスを崩しました。距離が近いと決まればかっこいいけれどリスクもあります。後半のスローサルコウは鉄板で、昨シーズンのユーロから1本も失敗していなかったです。ここで前半のミスを取り返す役割もあったので、プレゼンテーションの面でも痛かったです。

エフィブロ
3Tw 3FTh hd 2S fall 2T-2T+1A 3LoTh so
冒頭のパキパキとした振付がかっこいい。前半の楽曲の音の少なさは、エレメンツを成功させることを前提として組んでいますね。だから失敗が続くと虚無だわ。せっかく女性が3S降りたのにいいいいいいいいいい。前半と後半の取り合わせもいまひとつ。謎のプログラムである。

ホッケクン
3Tw 3S< fall 2T 3FTh 3LoTh hd
女性が3Sで転倒して、男性は3S降りてターン入れて諦めちゃった感じ。1Tでも付けないと、もう1本が+REPになってしまうのに。スローフリップと、曲が盛り上がるところでのグループ3など、要所要所はきっちり押さえて、ミスでPCSが下がりすぎないようにコントロールしていました。

コンマチ
3Tw shaky 3T+1A+1A 3S 3LoTh hd 3STh
ツイストは、得意ではないコンマチからしても、よくない部類の質でした。ソロジャンプ2本はクリーンに決まりました。トゥラッソーってほんと見ないですね。今シーズンはコンマチ含めて3組しかやっていません。プログラムの最後は勢いが落ちましたが、クリーンなスローサルコウの印象でお釣りがきます。SPのリードもあって優勝には十分な滑りでした。滑り終えて感慨無量という表情。

イタリアペアは1位も2位もイタリア人の曲で滑りました。清く正しく美しい勝ち方だなあ。次のオリンピックはイタリア開催で団体戦のメダルを狙っているでしょうし、明るい材料になります。

イタリアペアは史上初の優勝、史上初の銀メダル、史上初の複数表彰台となります。前回は10年前にベルホタが銅メダルを獲得しました。イタリアペアのメダルはこの3つが全てです。

世界選手権ではイタリアは3枠、ドイツは2枠を確保してきてほしいです。

来年の出場枠
3枠 イタリア・ドイツ
2枠 ハンガリー・フランス・オランダ・ウクライナ・イギリス
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