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2020
10.24

スケートアメリカ 1日目 女子SP・男子SP・ペアSP・アイスダンスRD

おは。

女子SP
1 Mariah BELL, USA 76.48
2 Bradie TENNELL, USA 73.29
3 Audrey SHIN, USA 69.77
4 Karen CHEN, USA 68.13
5 Amber GLENN, USA 67.85
6 Paige RYDBERG, USA 63.91
7 Shan LIN, CHN 59.29
8 Sierra VENETTA, USA 59.28
9 Finley HAWK, USA 59.12
10 Starr ANDREWS, USA 57.20
11 Pooja KALYAN, USA 55.50
12 Gracie GOLD, USA 46.36

アメリカのジャッジが採点しているので、国際大会よりもGOE+1多く出ていると思えばいいです。8時10分スタートで7時55分に起きたので、前半グループは目が覚めていません。

ゴールド
2Lz 2A 2F
単独トリプル2本の謎予定構成でした。成功した方に2Tを付ける予定だったのかな?フリップの方はターンから入ってエッジをなんとかインサイドに倒そうとしていました。ダブルだからフラットになるんですけど、トリプルになるとアウトになっちゃうんですよね。彼女の持ち味のスケーティングはまだ戻っていないです。昨シーズンの全米選手権よりも力が定まっていない感じ。

ホーク
3Lz-2T 3F 2A
うおーーーーーアメリカ女子。3Lz-2Tっていいですよね。伝統的な女子のジャンプって感じがして落ち着きます。腕がとても長いので、ぐおんぐおん振り回して演技していました。ビリー・アイリッシュの曲なので、それが活きていると思います。もう少しエレガントな要素を加えると、なおその動きが活かせそう。

オードリー
3Lz-3T 2A 3Lo
巻き足3Lzから普通の3T。3Loも最初は巻き足でした。でもしっかり加点の得られるジャンプです。最後は締めているので。ステップシークエンス中のイナバウアーが上品で、とてもよかったです。最近はイナバウアーとイーグルをメインで見せるのではなくて、ステップシークエンスやトランジションにさらっとオシャレに見せるのがトレンドですね。3Lo降りてめちゃくちゃ笑顔になっていたのがかわいかった。

ライドバーグ
3F 3T-3T 2A
冒頭の3Fはとても高さがありました。ターンから跳びますが、割と助走はしっかりあるので、冒頭に組み込まないと成立しないエレメンツ。冒頭だからこそインパクトを与えられます。終盤はバテてしまって、あまり滑れても踊れてもいなかったです。ライブ18曲目のカントリーシンガーみたいな。

カルヤン
2A 3Lz-3T 3F fall
成長期ってすごいなあ。きれいになるなあ。3Lz-3Tはなんとか着氷。レイバックスピン結構好きだったけど、僕よりも採点辛かった。ジャッジくんたちと好みが合わないな。

ヴェネッタ
3Lo 3T-2T 2A
3F-3Tを回避して、3T-3Tを目指したのでしょうが、ファーストで詰まってしまいました。ゆったりしっとりというよりは、ややもっさりとした印象でした。メリハリが欲しい。キャメルスピンがとても上手でした。キャッチフットポジションの脚と体と腕が美しい曲線を描いていました。僕は、ラインがガタガタした苦しそうなキャッチフットポジションのアンチなので。

シャンリン(アシュリー・リン)
2A 3F-2T 3Lz so
レミゼ。普通のクラシック・映画・ミュージカルの曲がくると安心するぜ。中国所属とて、彼女はアメリカ人なので演技はアメリカンスタイルです。冒頭の2Aはとてもよかったです。2Aだけ見ると66点出せそうな勢いでした。

カレン
3Lz df-3T 2A 3Lo
彼女の3Lz-3Tはファーストに余裕があって3Tが回転不足になるパターンが多いですが、今日はファーストが詰まりました。2Aと3Loはしっかりと加点付きで決めています。国内が主戦場の選手とはスピード感や演技後半のキレが段違いでした。元気があり余って、最後のレイバックスピンコケちゃうんじゃないかと思いました。

グレン
3F ot-3T 3Lo
3Aは回避しました。踏み切りエッジが曖昧な3Fオーバーターンから3T。彼女はオーバーターンしても簡単に3Tに繋げられます。こういうシーン結構ありますね。ジュニア時代から長らくこれといった武器を見つけられなかったですが、感情を爆発させる演技をし始めてから、オンリーワンの選手になれたと思います。問題はLPのジャンプをまとめられるかどうか。

アンドリューズ
2A 3T-3T 1Lo
黒とダークレッドの衣装で大人っぽく。2Aはいつも通りバネがあるし、3T-3Tは飛距離があって申し分ないです。3Loは得意なはずですがシングルに。いろいろなジャンルに挑戦するのはいいことです。同じような系統ばかりだとつまらないんですよ(モスクワの方を睨む)。

ベルたそ
2A 3F-3T 3Lz
フライングシットスピンはえええええ……。なんで人間が氷の上で跳ねてスピンあんな速さで回れるんだ。アダム・リッポンの振付は間を表現できないとスカスカプロになってしまいます。正直「これ休んでるだけじゃね?」と思わせる振付はありました。リッポンスタイルに合わせるなら表現できるようにならないといけないし、ベルたその強みを生かすならもっと滑った方がいい。どっちに合わせるのかな。衣装は安定のウン十万しそうなクオリティー。

テネル
2A 3Lz-3T 3F
予定構成に"3Lz-3T-3T"の表記があってワロタ。予定通りにしていたら、織田信成さんもビックリの伝説になりますよ。3Lz-3Tはセカンドジャンプが回転不足です。いつもより高さが出ていませんでした。まだ振付をこなすのに手一杯なので、全米選手権では完成できるといいなあ。フライングシットスピンのスピン中のジャンプが迅速で痺れました。一切もたつかないし、速度も変わりません。コンビネーションスピンは安定の回転速度でした。世界でも3本の指に入るスピナーなので、スピン連続でのフィニッシュは盛り上がるに決まってます。

カレンのジャンプは3Lzq-3T<という評価でした。僕は3Lz<-3Tqだと思いましたけど、<とqの差って難しいですね。PCSはベルたそが1位で、テネルが2位です。でもトランジションはテネルの方が上でした。分かるわー。なんだ、今回のジャッジやっぱり気が合うじゃないか。キスクラにはコーチが座らず、選手が1人でマスクを着用していました。ロシアとは違ってCOVID-19の感染対策が徹底されていました。こういうところは日本も参考にできますね。

男子SP
1 Nathan CHEN, USA 111.17
2 Vincent ZHOU, USA 99.36
3 Keegan MESSING, CAN 92.40
4 Tomoki HIWATASHI, USA 87.17
5 Alexei KRASNOZHON, USA 78.06
6 Alexei BYCHENKO, ISR 77.48
7 Ilia MALININ, USA 76.75
8 Maxim NAUMOV, USA 70.91
9 Camden PULKINEN, USA 69.09
10 Joseph KANG, USA 68.08
11 Jimmy MA, USA 63.36
12 Daniel SAMOHIN, ISR 61.60

ジョセフ
3A shaky 3Lz-3T shaky 3Lo
3Loの助走に向かう際に、リンクの端っこに足を引っ掛けてしまいました。よく落ち着いて3Lo着氷できました。スピンのポジションが明確ですし、回転速度もなかなかのものです。個性という点では弱いかも。

マリニン
4T 4S-3T 3A
シニアデビューですげえジャンプ構成にしちゃいました。そして成功させちゃいました。甘栗むいちゃいました。ジャンプで力を使い果たしたのか、チェンジシットスピンでグラつき、ステップシークエンスがふにゃふにゃになり、最後はスピンのトラベリングでフィニッシュ。まだ初々しくてかわいい。

ナウモフ
3F-2T 3A so 3Lo
ジャンプはなかなか決まらなかったですが、ステップシークエンスがパワフルで印象に残りました。最後にしっかりと魅力をアピールしての演技だったので、決して悪くなかったと思います。

ジミー
2T 3A 3Lz-3T shaky
俺たちの陽キャ。それがジミー。日本の高校の陽キャグループに絶対いるタイプ。4T-3Tが抜けてしまったので、3Lzをコンボに変更しました。さすが陽キャ。彼はジャンプの成功や歓声に乗ってボルテージを上げていくタイプだと思うので、どちらもないと今回は終盤がいまひとつでした。ガチャガチャ踊っていてエッジもフラットですし。本来のジミーではないな。

サモヒン
3Lz-2T 3A fall 2F
4回転を回避した構成です。予定構成にも4回転はありませんでした。でも決まらなかった。衣装スケスケ。

クラスノジョン
4Lo 3A 3F-2T shaky
過去一で4Loバチコーーーーーン!と決めたのに、TESカウンターくんに3Lo扱いされてるのかわいそう。TESカウンターくんは僕が校舎裏でボコボコにしておくからね。3F-3Loが決まらず、スピンでマイナス評価を受けて、盛り上がりに欠けたまま演技が終わりました。動こうとしているけれど、思い通りに動けていない感じ。もう少し体を絞れば変わるかな?

ビチェンコ
3A 4T so 3Lz-3T
今シーズンも元気なビチェンコさん。元気に3Aを決めました。スピンはな、な、なんと2つもレベル4を獲得しました。曲が変わっても振付や構成はほとんど同じなんですけど、ビチェンコさんはそれでいいのです。いてくれるだけでありがたい。拝むのです。崇めるのです。

ヴィンセント
4Lz-3T 4S 3A
4Lzが!!!高くなってる!!!!!スリーターンから鮮やかに自然に3Aに入るの好き。スターリースターリーナーイトの優しい曲調に非常にマッチしていました。滑りも四肢の動きも柔らかくて、ジャンプだけではない総合力のあるトップスケーターとして着実に進歩しています。素晴らしい。胴上げしたい。ジャンプのちょっとした回転不足ドンマイ。

樋渡
4T 3A shaky 3Lz-3T
詰まった3Aとスピンの取りこぼしがあったこのスコアなので、まだまだハイスコアが望めます。バレエジャンプやハイキックの飛び道具で魅せるところはいつもと同じですけど、しっかり曲の性格を捉えています。アクロバティックだけど大人っぽい。顔は日本の中学生なのに不思議だ。キスクラで関西弁聞けなかったけど、いつものようにダブルピースしてくれました。

プルキネン
3Lz-2T 3A fall 3F
ぶっ飛び3Lzをなんとか着氷して2Tへ。3Aで転倒し、スピンもいつものゆったり回転に。あああ……。危うく彼女のカレン・チェンに点数負けるところでした。

メッシング
4T hd-3T 3A 3Lz
4Tで片手をタッチしながらも3Tはクリーンに決めました。ステップシークエンスでバランスを崩す場面がありました。後ろに体重をかけすぎてしまいましたかね。ご愛嬌ということで。

ネイサン
4T-3T 3A 4F
4F-3Tを予定していたので、クワド1本にしてこの大会は無理しないと思っていました。それがまさかの後半4Fでした。ISPチャレンジの映像を観たときは、ステップシークエンス中に何度も緩急の変化があって痺れましたけど、今日はそこまでではなかったかなーと思います。ネイサン比でキレキレではないけれど、元が違うので評価としては圧倒的でした。4Lzを入れると長い助走で曲調ともマッチしにくいし、この構成が最適な気がします。衣装はーーーもっと派手にしよ?せめてワインレッドとかさ。

男子SPはとにもかくにもヴィンセントがよかったです。

ペアSP
1 Alexa SCIMECA KNIERIMBrandon FRAZIER, USA 74.19
2 Jessica CALALANG / Brian JOHNSON, USA 71.08
3 Audrey LU / Misha MITROFANOV, USA 67.52
4 Ashley CAIN-GRIBBLE / Timothy LEDUC, USA 64.21
5 Tarah KAYNE / Danny O'SHEA, USA 59.86
6 Olivia SERAFINI / Mervin TRAN, USA 59.67
7 Emily CHAN / Spencer Akira HOWE, USA 55.58
8 Anna VERNIKOV / Evgeni KRASNOPOLSKI, ISR 48.23

シメフレ
3Tw 3T 3LoTh
3Tはジャンプのタイミングは揃いませんでしたが、きっちり降りられました。シメクニでこういうことが起こると奇跡扱いでした。デススパイラル普通に上手いし、スロー問題ないし、2人とも力があるので組み立てのシーズンでも平均以上のものを見せてくれます。リフトは男性が女性の股の下から片手を通し、その手を女性がキャッチしてグルグル振り回してから着氷させていました。近年のペアリフトのイカれっぷりはアイスダンスを超えるかもしれない。観客席からクリス・クニエリムさんのボードが見守っていました。

チャンハウ
3T shaky 3Tw 3LoTh fall
陰陽師さんの曲でした。男性はちょんまげ風味。日系人ですしね。動きがきれいに揃いそうなんですけど、エレメンツで失敗して同調性を崩すことを繰り返していました。何かのきっかけで上手くなる可能性はあります。"何か"起これ。

セラトラ
3Tw 3T 3LzTh
ツイストはもたれ気味。3Tはタイミングこそ異なっているものの抜けなし!スロールッツは女性ががんばって回ってくれました。曲想的にダンスリフトからのグループ3は、ロマンティックな感じに表現したいのかな?と思いますが、結構力を使って上げていたので、表現は感じ取れなかったです。ステップシークエンスでは、男性の滑りの上手さが光っていました。トランの滑りはサビつかんなあ。

ベルクラ
3Tw 3T fall 3LoTh hd
エレメンツが決まらない。曲が"ある愛の詩"なのに、男性の渋いボーカルのせいで、父娘の別離を描いたヒューマンドラマぐらいに見えてきました。

ルーミト
3Tw 3S 3LoTh
タノツイストクリーンに。3Sはタイミングピッタリ。スローループは飛距離を出してこちらもクリーンに。とにかくきっちり決めてきました。男性の技術が女性に追い付いてきたのか、バランスがよくなりました。表現面は2人とも発展途上です。クリーンなエレメンツに表現を乗せておくれ。

カラジョン
3S fall 3Tw 3LzTh
女性が3S転倒しました。ツイストは着氷後に女性がイーグルでグイーーーーンと進んで移動距離をアピールしました。デススパイラルは、女性がフリーレッグを支持なしで氷と並行に上げながら回転する独創的なポジションを見せてくれました。ステップシークエンスでは、男女の距離がとても近く、お互いの影となって動いていました。ミスさえなければ1位だったでしょう。彼らはすでに世界選手権トップ5レベルの力を持っています。ここ10年のアメリカペアで一番上手い。

ケイン髭
3Tw 3S 3LzTh df
3S決まったのに鬼門のスローが決まらない。どうしてこんなに決まらない。ソロスピンのI字ポジションがぴったり揃うのかっけえ。かっこいいプログラムだから一層映えます。採点に時間がかかって、TESが5点も下がってしまいました。ソロジャンプがダウングレードと判定されました。ひええええ。

タラダニ
3Tw 3S fall 3LzTh so
ミスの目立つ演技でした。デススパイラル以外は質がよくありません。女性の滑りが常にグラグラとしているので、怪我をするのではないかと気が気ではありませんでした。

シメフレが1番滑走から首位を譲りませんでした。これが本来の漬物石です。首位に立つこと=漬物石ではありません。

アイスダンスRD
1 Madison HUBBELL / Zachary DONOHUE, USA 85.30
2 Kaitlin HAWAYEK / Jean-Luc BAKER, USA 81.15
3 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO, USA 78.63
4 Caroline GREEN / Michael PARSONS, USA 74.98
5 Molly CESANEK / Yehor YEHOROV, USA 66.01
6 Lorraine MCNAMARA / Anton SPIRIDONOV, USA 63.50
7 Eva PATE / Logan BYE, USA 59.61
8 Emily MONAGHAN / Ilias FOURATI, HUN 54.88

前半グループは、イェホール・イェホロフさんに尽きる。首から下は21歳の普通の男性の体型なのに、首から上が36歳の仕上がり。しかもスケスケ衣装。これは……逸材だぞ。

グリパー
マイケル・パーソンズさん、スーツ着用だと誠実な税理士みたいだわ。滑りも誠実。フリーレッグを真っすぐきれいに上げてくれるから常に清潔感が感じられました。

カレポノ
グリパーが追い付いたかと思えばカレポノが引き離す。Too darn hotの曲にピッタリな軽快な演技でした。2人ともこんなに軽く動けたんですね。女性の明るい表情と、男性の醸し出す不埒な雰囲気が一層このプログラムを引き立てていました。本当によかったと思います。苦手なツイズルは逆回転でも停滞なくトラベリングしていました。ついに苦手克服か?

ホワベイ
パターンダンスでジャッジ席の目の前でクルンと1回転するところ、あそこが音楽のフレーズにピッタリで、先に曲を選んで振付を誂えたがごとくのハマり具合。これはアイスダンスの全振付師にお手本にしてほしい。キュートでコミカルで、フィギュアスケートファンではなくても誰もが楽しめるプログラム。全然飽きません。

ハベドノ
プログラムはバーレスクです。女優と野球選手ではなくなりました。男性は映画に忠実な袖なしベスト衣装。女性は金ピカ太陽神です。万物はマディソン・ハベルに照らされているのだ。さあ感謝を捧げなさい。衣装に気を取られてほとんど見てなかったけど多分よかったよ!ミスってなかったし!

グリパーうめえ!→でもカレポノさらにうめえ!→ホワベイめっちゃうめえ!→マディソン太陽神!の素晴らしい流れでした。明日もこういう流れでいっちょ頼みます。
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