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2019
01.23

ヨーロッパ選手権 1日目 女子SP

ロシア人で会場を埋めているようだ。ロシアすげえ。

女子SP
1 Q Alina ZAGITOVA(ロシア)75.00
2 Q Sofia SAMODUROVA(ロシア)72.88
3 Q Alexia PAGANINI(スイス)65.64
4 Q Viveca LINDFORS(フィンランド)65.61
5 Q Nicole RAJICOVA(スロバキア)64.08
6 Q Laurine LECAVELIER(フランス)63.29
7 Q Ekaterina RYABOVA(アゼルバイジャン)59.95
8 Q Mae Berenice MEITE(フランス)58.95
9 Q Alexandra FEIGIN(ブルガリア)58.80
10 Q Emmi PELTONEN(フィンランド)58.06
11 Q Stanislava KONSTANTINOVA(ロシア)56.76
12 Q Eliska BREZINOVA(チェコ)55.85
13 Q Ivett TOTH(ハンガリー)54.90
14 Q Julia SAUTER(ルーマニア)54.29
15 Q Dasa GRM(スロベニア)53.50
16 Q Lucrezia GENNARO(イタリア)52.91
17 Q Anita ÖSTLUND(スウェーデン)52.76
18 Q Yasmine Kimiko YAMADA(スイス)51.21
19 Q Nicole SCHOTT(ドイツ)50.68
20 Q Pernille SORENSEN(デンマーク)50.59
21 Q Anastasiya GALUSTYAN(アルメニア)48.38
22 Q Natasha MCKAY(イギリス)48.20
23 Q Antonina DUBININA(セルビア)47.20
24 Q Nathalie WEINZIERL(ドイツ)46.09
25 Elzbieta GABRYSZAK(ポーランド)45.77
26 Sophia SCHALLER(オーストリア)44.20
27 Gerli LIINAMÄE(エストニア)44.08
28 Kyarha VAN TIEL(オランダ)44.00
29 Lara Naki GUTMANN(イタリア)43.96
30 Silvia HUGEC(スロバキア)43.33
31 Valentina MATOS(スペイン)42.86
32 Paulina RAMANAUSKAITE(リトアニア)42.31
33 Camilla GJERSEM(ノルウェー)39.81
34 Hana CVIJANOVIC(クロアチア)38.00
35 Elizabete JUBKANE(ラトビア)37.75
36 Anastasia GOZHVA(ウクライナ)35.51

ルーナ・ヘンドリックスはシーズン前から腰を痛めていたそうですが、治療のために出場を回避しました。ロシア勢の対抗勢力だっただけに残念ですが、世界選手権に出場する意向は見せているので、さいたまで元気に滑ってほしいです。

リャボワ
3Lz-3T 2A 3F
ジャンプに高さがある方ではありませんが、軽さで跳んでいきます。セカンドで回転不足を取られやすい選手ではありません。シニアの大会はPCSが高く出やすいのでジュニアの試合よりパーソナルベストが伸びる。ジュニア掛け持ちあるある。

ザウター
3Lo 3T-2T 2A
シャープでいい滑りを見せました。先生が感動してるし、本人が点数見て泣いていました。ヨーロッパ選手権も世界ジュニア選手権も今まで全てSP落ちで、25位が2回ありました。このスコアだと確実にLPを滑れるので嬉しかったのでしょうね。そして世界選手権のミニマムスコアもクリアしました。LPはすでにクリアしているので、世界選手権初出場ですね。日本へいらっしゃい。

ソレンセン
3T-3T shaky 3Lo 2A
3T-3Tのセカンドの回転は足りませんでしたがチャレンジしてきました。残りのジャンプはしっかり着氷。ストリード兄がアメリカに行ってヨハンソンとのコンビ解散したので、リンクサイド芸を見物できない寂しさがあります。

ガルスチャンは回転不足がなあ・・・絞りまくって仕上げてるのになあ・・・。

ノルウェーはヤシェムさんが引退したのでヤシェムさんが出場。アンネリーネさんの方が柔和な顔、カミラさんの方がキリッとした顔です。3Loダウングレードで転倒してもうた。

ブレジノワ
3T-2T 3Lz 2A
ヨゼフ・サボフチクの毛量に度肝を抜かれました。今のスロバキア出身ですが、チェコの血も入っているというのにふっさふさです。野村よっちゃんなんて足元にも及ばないな。3T-3Tは回避してクリーンにまとめました。エレメンツそのものはきれいですが、スピンの前後は構えが気になりました。

フェイギン
3T-3T 3Lo 2A
イスラエル出身なので、イスラエル連盟がウシャシャシャ!と飛びつきそうな素材なのにブルガリア所属。イスラエル出身でシンドラーのリスト。線が細く、美しい旋律にマッチしています。

ヴァインツィアール
3T-3T ot 2A fall 3Lz fall
Carusoでピンク衣装。彼氏とパーティーに来たのに他の女口説いてました。会場から抜け出して海までやってきました。そんな感じ。転倒ありましたが、ベテランの味が出た演技でしたよ。SP通過ギリギリセーーーフ。表現が熟成されていなかったら危なかったです。

オストランド
2A 2Lo 3T-3T
製氷挟んでララ・ファビアン連チャン。このうるさいボーカルをねじ伏せるというのは大変ですね。ラジオノワのボーカル征服スキルの偉大さを再確認できます。スピードがあったので、もっさりして見えることはなかったです。

ヴィヴェカ
3Lz-3T 3F ot 2A
ロケット3Lz-3Tを着氷。幸先がいいスタートは逆に不安に駆られます。そして案の定3Fでオーバーターン、さらにステップシークエンスで小さなスタンブルがありました。スタンブル前までが非常に雄大に滑れていたので、動きが小さくなって見応え半減したのが惜しいです。ステップシークエンスを終えてからスピードも出せて、気持ちを立て直せていました。いいスコアもらえました。

イヴェット
3T-3T shaky 3Lz A
はい、イヴェットさんの衣装はユーロ検定準1級合格。ユーロの民はオシャレ衣装ばかり着てはいかんのですよ。2Aはまるで振付をするように半回転に抜けていきました。他2本が降りられたので笑っていられます。悲劇のキスクラにならずに済みました。

ショット
3Lo 3T so 2A fall
とてもいい3Loでスタートして、バックで滑る姿がなんとも雰囲気がありました。不安を抱えながらも、人を愛する喜びを知っていくような、そんな表現が胸にダイレクトに響きました。ジャンプううううううううう。GPSに出られなかっただけあって、いつものシーズンよりは調整が遅れているのかもしれません。いつもの彼女ならありえないミスですし。

ペルトネン
3T ot-2T 3Lo so 2A
あれ、ランビがいるぞ。ペルトネンにランビ成分が加わると、さらに劇場型な演技になるのでしょうか。ペルトネンの時だけ画面が劇画タッチになるかも。ジャンプはいつもの感じでした。ステップシークエンスもいつもの緩急付けまくり。つまりいつもの演技。明後日130点出すしかない。

ライチョバー
3Lz-2Lo 3Lo 2A
四国選手権よりも調子爆上げ~。顔そっくりなとーちゃんが嬉しそうでした。得意な種類のジャンプで固めているとはいえ、フルタイムで働いているとは思えない出来です。スケートの上手い経済アナリストですね。上半身と下半身の連携が見事です。ある愛の詩で、めちゃくちゃスーパーベタなプログラムですけど、さすがはアメリカ人。こういうの得意ですね。

ザギトワ
3Lz-3Lo 2A 3F shaky
連盟からも、ロシアの世論からも"ノーミスで"優勝というのが至上命令とされているだろうし、小さな肩にかかるプレッシャーは図り知れません。身長150cmぐらいの選手の細さですよね・・・。3Fは片手をタッチしそうになりましたが堪えました。今日も「ジャーン!じゃねえよ」のツッコミも入れられる出来でした。

コンスタンティノワ
2Lz 2A 3F-3T fall
彼女としては恐怖ですよね。失敗すれば世界選手権代表に選出されないし、サモドゥロワに負けて3位になっても代表に選ばれない。ザギトワ別のプレッシャーを背負いながら演技をしていたのでしょう。3Lzが抜けてTESカウンター沈黙からスタート。3Fに3Tを付けましたが回転不足で転倒。大会の重要度が上がれば上がるほど、それに比例してミスが多くなります。

ルカヴァリエ
3T-3T 3Lz ot 2A
なんでコーチがジュベール?となりました。全米選手権と重なっているからコリちゃんが来られないのか!立ち止まってクネッと踊るところは休憩という感じがしません。一見わざとらしく見えやすいものでも、自然に音楽に馴染ませています。そういったところがPCSの高い評価に繋がったのかも。

メイテ
3T-3T 3Lz hd 2A
コンビネーションのファーストが少々荒ぶりましたが、セカンドもキッチリつけてプラスのエレメンツに。ジャンプに高さのある選手ですが、そのジャンプの質の高さだけがプログラムから浮いてしまうことがなくなりました。ハイライトやアクセントとして使えています。

サモドゥロワ
3F-3T 3Lo 2A
シェイキーランディングさえほとんどない選手なので、予定構成をあらかじめ書き出しておいても直す必要がありません。僕の手首の負担を軽減してくれる天使。いい演技を続けますと、GOEやPCSが漸増します。+2だったジャンプが+3に寄ってきました。結果を残す選手こそ正義。勝者こそがルールなのだ。

パガニーニ
3Lz-3T 3Lo 2A
彼女は最終滑走に強いですね。最終滑走に固定しておけば成績がさらに伸びるはず!清く正しく美しいアメリカンな演技から少し崩れて、放埓な女性像が表現できるようになってきたのが嬉しいです。SP3位!クロカベッツ先生の生徒2人とも最終グループ入りやんけ!

ザギトワの3Loはアンダーローテーションの評価です。5番のブルガリアジャッジがサモドゥロワにオール9点台の評価を与えました。こちらのジャッジはどの選手にもハイスコアを与えています。

ロシア2番手争い、フィンランド1番手争い、フランス1番手争いはご覧の通りです。コンスタンティノワはフランス国際の例もありますし、ごぼう抜きも十分考えられます。スイスが表彰台なら8年ぶり、フィンランドが表彰台なら7年ぶり、スロバキア(チェコスロバキア含む)が表彰台なら45年ぶりです。
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