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2018
04.11

ディラン・モスコビッチ 引退

https://skatecanada.ca/2018/04/olympic-medallist-dylan-moscovitch-retiring-from-competitive-skating/

ディラン・モスコビッチが引退を発表しました。各方面への感謝の言葉を述べています。特に過去3人のパートナー、妹のキーラ、カーステン・ムーア=タワーズ、リュボーフィ・イリュシェチキナへの感謝を述べ、モー子とイリに対してはこれからのキャリアの幸運を祈っています。そして、ペアのキャリアを一緒にスタートさせたコーチのウィルツ夫妻と亡きポール・ウィルツ先生。現在のコーチのリー・バーケル、トレイシー・ウィルソン、ブライス・デイヴィソンやクリケットクラブにもお礼の言葉がありました。

引退後はスケートに関わり続け、コーチ、セミナー、指導を行っていくとのことです。また、モチベーショナルスピーカー(自己啓発セミナーとかやる人)としても働きます。それに加え、モデル事務所とも契約したため、モデルや俳優の活動や解説者の仕事も考えている模様。イリの現役続行に関しては、これから考えていくようです。

D Y L A N WWW.PATRICIARECOURT.COM

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モー子とペアを結成した翌シーズンの2010-2011シーズンは、ベテラン・中堅・若手問わず大量の引退・解散が出てしまい、ペア競技そのものが存亡の危機と言っても過言ではない状態で始まりました。そんな中、グランプリシリーズで連続で表彰台に乗り、国内チャンピオンまでに駆け上がったモーモーはペア界期待の星でした。翌シーズンはまさかの国内選手権で表彰台落ちするという悔しさを味わいもしました。2012-2013シーズンは調子を取り戻し、モーモーの代表作SPミックマックが誕生。ライバルのデュハラドと常に僅差の戦いを繰り広げてもいました。オリンピックでは団体戦で銀メダルを手にし、個人戦ではカナダ最上位の5位でエキシビションでも演技。カナダ選手としては異例中の異例である、トップ40からランダムに選んだようなポップソングで悦に浸るエキシビションではなく、気合いの入りまくったコミカルプロを滑る貴重な存在でもありました。

オリンピックが終了し、その後のキャリアの続け方で意見が合わずモー子とのペアを解散。後年「2人とも北京まで続ける気だったみたいだよ」という話も出ていましたが、真相のほどは不明。新たにイリとのペアを結成。最初は資金難でしたが、寄付やファンドからの支援で競技を続けました。

2人のペアが結成された時に、めちゃくちゃ力を入れて翻訳したのを思い出しました。
http://sthmytkh.blog108.fc2.com/blog-entry-2385.html

ペア結成シーズンから結果を残し世界選手権にも連続出場。2017年世界選手権では、ラドフォードさんの怪我でデュハラドがかつてない絶不調に陥る状態で、イリモーの活躍もあり3枠をもぎ取りました。モスコビッチさんの頑張りは、ロシアで辛い思いをし、移籍も許されず長い間競技に出ていなかったイリに再びスポットライト当たることに繋がりました。イリに笑顔を戻してくれたのはモスコビッチさんの偉大な功績です。モーモー時代からは色を変え、クラシカルで大人の演技をするペアに成長しました。2015-2016シーズンのSince I've Been Loving Youと交響曲第2番の2つのプログラムには個人的にドハマりしました。ボーカル入りの音楽を巧みに表現し、今シーズンのAt this momentでも物語の男女になりきる。完成系が見たいプログラムでした。今シーズンは怪我をして、リフトをキープできなくなりました。それまでの滑りも影を潜めました。どうしてこんな大事なシーズンに限って・・・そう思わずにはいられません。2人はオリンピックに出場することができませんでした。それでも2人が素晴らしいペアだということに変わりはありません。

ムードメーカーのモスコビッチさんがいなくなり、デュハラドも引退し、カナダのペア界が寂しくなります。たくさんのハッピーをありがとうございました。モデル活動をやるとのことなので、ぜひエロい下着でポートレイトを撮影し、スケートファンに話題と笑いを提供し続けてください。素晴らしい演技の数々をありがとうございました。
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