Luce Wald

フィギュアスケートは好きですか?僕は大好きです。

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

Top 50 performances of All time *1-15*

12シーズンのベストパフォーマンスもいよいよトップ15。
33位~50位 http://sthmytkh.blog108.fc2.com/blog-entry-3070.html
16位~32位 http://sthmytkh.blog108.fc2.com/blog-entry-3072.html

15.高橋成美&マーヴィン・トラン 2012年世界選手権LP:ケベックの協奏曲 プロトコル
SP:65.37(3位) LP:124.32(3位) 総合:189.69(3位)
ナポレオン・ボナパルトがロシアとの戦争に敗れてちょうど200年。ニースでの世界選手権では偶然とは思えない不運がチームロシアを襲いました。その最たるものがペアで、デススパイラルやフィニッシュでの転倒など、シーズンに一度あるかないかのミスを連発させました。バンクーバーオリンピック後の大量引退から2年経ち、今ではトップで活躍している選手もまだ力をつけている世代交代の過渡期でした。その混沌とした試合で高トラの2人は力を見せました。SP3位スタートで、LPは最終滑走。120.69を出せば表彰台に乗れる。ミスを最小限に留めれば出せるスコアでした。演技が始まり課題のソロジャンプ。3Sはステップアウトになったけれど、3T+2Tはなんとか着氷。後半のスロージャンプはスローサルコウが両足に。でもスロートゥループで立て直しました。これはいけると確信。そこからは世界最高の質だった美しいスプリット、移動距離、上げ下ろしのリフト。さらに強豪たちに見劣りしない巧みなトランジションでムード満点。点数がコールされ、リチャードに飛びつく成美の姿は今でも忘れられません。日本のフィギュアスケート史における金字塔です。

14.ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン 2016年世界選手権SD:ウォリスとエドワード プロトコル
SD:76.29(1位) FD:118.17(1位) 総合:194.46(1位)
このシーズンはパパダキスが脳震盪を起こした影響でグランプリシリーズを欠場。ヨーロッパ選手権から復帰しましたが、分かりやすくシゼロンが引っ張る形で、何とかミスなく演技を終えていたという感じでした。そしてこのSDです。体調回復への心配は杞憂でした。こんなに一蹴りで滑っていくことが可能なのかと理解が及ばないほどの伸びで、パターンダンスのグライドが他を圧倒していました。同じパターンを踏んでいるようには見えない深さで、パターンを抉るような滑らかさでした。シゼロンのスキルにパパダキスも見劣りせず、完全復活を印象付けました。他カップルとPCSが1点差ずつついてもいいと思えました。あまりに滑り過ぎて引くという経験はこれが初めてでした。

13.ジェイソン・ブラウン 2016年チームチャレンジカップLP:ピアノレッスン プロトコル
SP:87.72(4位) LP:181.50(2位) 総合:北米2位(SP) 北米2位(フリー種目)
腰痛で全米選手権を欠場し、アメリカ開催の世界選手権の選考漏れ。そしてこのチームチャレンジカップで氷の上に戻ってきました。4回転は入っておらず、3Aにもミスはありました。でも、こんなに儚さを演出できたプログラムは後にも先にもないと思います。ガラスのショーケースの中で踊る機械仕掛けの人形のよう。美しいのにどこか脆くて悲しげなんです。スパイラルでのフリーレッグの上げ下げまで神経が行き届いており、イロモノ的な柔軟性アピールに終始していません。あくまでもスパイラルはプログラムを構成するピースであり、プログラムをシームレスに繋ぐために必要不可欠なものなのです。ピアノレッスンは女子選手の間で使用されることが多いですが、これは男子選手のジャンプ力と筋力があってこそ成立させられます。怪我からの大復活という意味でもとても印象に残りました。

12.ウェンジン・スイ&ツォン・ハン 2016年世界選手権SP:Spanish Romance プロトコル
SP:80.85(1位) LP:143.62(2位) 総合:224.47(2位)
技術>>>芸術性というように、完全に技術に振り切れていた2人が、世界トップの芸術性を持つペアだと認識されるきっかけとなった演技。それまではスロージャンプやアクロバティックリフトで押し切る構成が非常に多かったです。クリエイティブなエレメンツも曲に合っているのかどうかとか、すごいけどGOEではプラスはつくのかそういったことが気になっていました。この演技では、スケーティングスキルが向上が目に見えました。それまでのようにスピードを出すためのクロスの連続が減ったので、大人の余裕が感じられるようになりました。フラメンコという大人らしいテーマも、ジュニア時代に滑っていたものとはわけが違います。今にも刺しかねない殺気で対峙しつつおこなわれるステップシークエンスには鳥肌。女性の技術向上、そして男性の筋力向上、それに伴って要求の高いローリー・ニコルの振付をこなせるようになった。この2人の時代の始まりを予感させました。

11.浅田真央 ソチオリンピックLP:ピアノ協奏曲第2番 プロトコル
SP:55.51(16位) LP:142.71(3位) 総合:198.22(6位)
僕はジャパンオープンで戸惑いました。「あれ・・・衣装が普通にかっこいいぞ」と。襦袢や胸周りの処理にいつもモヤッとしていた真央の衣装がかっこいいという異質なシーズンの始まりでした。途中で衣装を鐘の衣装にすることもありましたが、最終的にはラスボスに相応しいこの衣装に戻しました。オリンピックの金メダルだけを目指し、ジャンプの改良に着手し、成績としては振るわない2シーズンを挟みながらも、ここまでやってきた。でもSPで痛恨の転倒があり、表彰台争いからは大きく後退。まさかの第2グループの滑走となりました。臆することのない6種8トリプル構成。代名詞の3Aが決まり、エッジ矯正に苦労した3Lz、回転不足との戦いだったセカンドトリプル、回転のしすぎて不安定だった3Sなど、ジャンプを降りる度に彼女の頑張りが頭をよぎりました。スピン、ステップ、最後のスパイラルを終えて涙を浮かべた彼女に、こちらの涙も止まりませんでした。国民のほとんどが浅田真央の名前を知っていて、みんなが金メダル獲得を疑っていない。大会前の練習環境は恵まれたものではなかったし、メディアの報道は加熱する一方。常人では考えられない精神状態だったはずです。完璧な出来ではなかったけれど、幾多の荒波を乗り越えてきた浅田真央の全力を見せてもらいました。全スケートファンが引退後の彼女の幸せを願っていると思います。

10.ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ 2014年世界選手権FD:Maria de Buenos Aires プロトコル
SD:69.20(2位) FD:106.21(3位) 総合:175.41(2位)
メリチャリとテサモエが欠場し、ボブソロは直前に棄権。最低でも1組は新たなメダリスト誕生が確定していた大会です。最大の関心事は、引退を撤回したペシャブルが金メダルを獲れるかどうか。先に滑ったペシャブルが暫定1位、イリカツはSDの出遅れで猛追及ばず。その2組をカペラノが僅差でかわしました。そして最終滑走だったのがウィバポジェ。2人の最大の武器は2人の距離感。それがタンゴの足捌きと合致しました。男どもを誘惑するケイトリンの姿に釘付けになりました。言い方は悪いですが、最高に美しい尻軽という感じ。生活臭が香ってくる究極に俗っぽいアルゼンチンタンゴの世界でした。0.06差にあったカペラノとペシャブルの間に割って入り銀メダルを獲得。メダルの色の行方にはハラハラしきりでした。この大会では、オリンピック疲れの上に、東京から埼玉への移動がハード、休息も満足に取れない環境で、カップル競技の選手は疲弊しきっていました。でもウィバポジェはオリンピックの好調をキープしていて、SDから飛び抜けて元気。そしてFDも元気。しかも最終滑走だったわけですから、余計に演技がよく思えたんです。シーズンが終わってからもこの演技を何度もリピートして、好き度が日に日に増していきました。今思うと、この演技は「ウィバポジェのシーズン一番の演技はなぜか日本で」の始まりでもありました。来シーズンは日本(グランプリファイナル)ではなく、韓国でありますように。

9.アリオナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコビー 2011年グランプリファイナルLP:ピナ・バウシュ プロトコル
SP:69.82(2位) LP:142.44(1位) 総合:212.26(1位)
サフゾルのベストパフォーマンス。インゴ・シュトイヤーの最高傑作。ふわっとスローフリップから始まり、3Tのシークエンス。ダンスリフトからスパイラルへの流れが素晴らしいコレオシークエンスにいつの間にか変わっています。変な振付はピナ・バウシュの映画の中にあったダンスをモチーフにされています。ふしぎなおどりがたくさんなので、少々アクロバティックなエレメンツをやる程度では、テーマ負けしないというメリットがあります。定番曲でのアクロバティックエレメンツは曲から浮きかねないのです。当時世界のトップだったので、芸術性を高める方向に走りました。そして、ペア競技の可能性をまた広げてくれたと思います。次のシーズンのボレロはやりすぎた感は否めませんでしたが、イロモノを滑ってこそのサフゾルです。それも、らしかった。

8.ウェンジン・スイ&ツォン・ハン 2017年四大陸選手権SP:Blues for Klook プロトコル
SP:80.75(1位) LP:144.28(1位) 総合:225.03(1位)
フラメンコから約1年。スイちゃんは両足の手術を経て、強くなって戻ってきました。イーグルからの3Tの同調性に引き込まれます。そしてスローフリップ。昔ほどの高さはなくなりましたが、チェック姿勢が美しくなり、プログラムの落ち着いた雰囲気に調和しています。昔のDVスロージャンプではこうはいきません。ギターの音色に乗り、巧みにターンを踏み、スピードに乗っていく姿が清清しいです。ワンレンのスイちゃんは大人の女性を飛び越え、2人子持ちのシングルマザーで、フィリピン人を雇っているスナックのママばりの雰囲気を帯びています。でもまだ21歳なんです。なかなか辞めさせてもらえない中国ペアですから、あと3回はオリンピックに出るでしょう。そうなれば2026年には30歳。先が楽しみです。ペア競技の可能性をどこまで広げてくれるのでしょうか。

7.小塚崇彦 2014年全日本選手権LP:Io Ci Saro プロトコル
SP:72.39(6位) LP:173.29(2位) 総合:245.68(3位)
SPの出遅れが大きかったですし、当時4回転を2本も入れるのは無謀とも言える状態でした。それでも回転不足になりながらもしっかりと着氷し、抜いていた3Loを組み込み、得点源の3Aはクリーンに成功させました。ジャンプさえ降りればあとは彼の時間です。方向転換のスリーターンですら美しく見せ、コレオシークエンスでは神々しく足をスウィングさせイーグルへ。そこからバレエジャンプ、美しくSのラインを描きコンビネーションスピンへ。最後の最後にシンプルかつ最上級に磨かれた滑りで魅了させてくれます。完全に泣かせにかかっています。全日本選手権でトップ3に入りながらもオリンピック代表落選を味わい、現役続行。上が一人もいなくなり、下からの突き上げもあったシーズンでした。そこで自分のこだわりを出し切り、不完全ながらも魂が込められた演技を披露してくれたのです。3BKの三男がお父さんのような包容力を醸し出しました。

6.ユナ・キム 2013年世界選手権LP:レ・ミゼラブル プロトコル
SP:69.97(1位) LP:148.34(1位) 総合:218.31(1位)
2011年世界選手権から休養し、2012年末のNRW杯で復帰。国内選手権に出場するもキレはなく、さすがの彼女でも年齢とブランクには勝てないと思われました。世界選手権SPでは悪くはないけどよくもない微妙な滑り。そしてLPは最終日の最終種目。それまでの演技は壮大な前振りだったのかと思わせる完璧な演技でした。ジャンプの質はさることながら、弱点だったフットワークを、エレガントな上体の動きと同化させることによりカバー。休養前より何倍も美しくなりました。エポニーヌになって演じる演技中盤、マリウスへの詮ない思いを抱きながら雨の中を歩く姿に心を打たれます。音楽が変わり革命に燃える姿を演じるパートは、オリンピック連覇に向けリンクに戻ってきた彼女の姿が重なり、これもまた心を揺り動かされるのです。演技全編にわたって、美しい腕の動きが散りばめられています。腕にも顔がついていると言えるほどに、彼女の腕の表現力は豊かです。これほど腕の使い方がきれいな選手は、これから現れるのでしょうか。日本では嫌韓をこじらせた方々に気を遣わなければならないので、ユナ・キムへの賞賛は封殺されがちです。賞賛があっても「在日・売国」で片付けられるのです。でも、こんなに素晴らしいスケーターを穿った目で見るのはすごく悲しいことです。どこそこの国が嫌いなのは棚上げして、フラットな目で競技を見られる人が増えれば嬉しいです。

ここから神演技。

5.羽生結弦 2017年世界選手権LP:Hope & Legacy プロトコル
SP:98.39(5位) LP:223.20(1位) 総合:321.59(1位)
LPでの逆転が可能な採点方式とはいえ、SP上位=調子がいい証拠ですし、リードがある精神状態は圧倒的に有利なはず。SP5位で点差があり、少しでも気持ちがブレればジャンプのタイミングに乱れが生じ、金が銀に銅に表彰台外にと落ちていく。そのような状況で、机上の空論スコアを期待するのは、かなり酷だと思いました。3回転ジャンプだけのプログラムならともかく、4回転4本&後半に3A3本でコンボ全弾ですもの。それがなんということでしょう。すべてクリーンではありませんか。4本の4回転だけで加点が10点。他選手の加点と差し引きすると、ここだけで3回転ジャンプ1本分のアドバンテージがあります。すごいのはジャンプだけではありません。風、水、草木、太陽。自然を統べた美しさがありました。谷川を伝った雪解け水が、やがて大河へと姿を変える。茶色一色だった山に新芽が芽吹き、やがて新緑に包まれ、初夏の優しい風が里山を吹き抜ける映像が流れてきます。四大陸ではジャンプのスーパーリカバリーがあっても表現面はまだまだで、このようなビジョンは浮かびませんでした。世界選手権で完成形を見せられました。BSプレミアムの番組をフィギュアスケートのプログラムに落とし込むとおそらくこうなります。情操教育によさそう。

4.パトリック・チャン 2011年カナダ選手権LP:オペラ座の怪人 プロトコル
SP:88.78(1位) LP:197.07(1位) 総合:285.85(1位)
4回転はパンク時のリスクが高く、回転不足となるとほとんど点数がもらえないため、挑戦するメリットがない時代が続きました。それがこのシーズンから基礎点が10点を超え、アンダーローテーション制度が導入されたことにより、挑戦しやすい状況になったのです。前シーズンまでは完成度重視で4回転導入に消極的だったPさんが、4回転をバンバン入れ始め、自ら4回転時代の口火を切りました。そして4回転ジャンプとモンスタースケーティングが同居させるとんでもないスケーターが誕生したのです。カナダ選手権では4Tを2本に増やし、それを難なく成功。前シーズンから振付を一新したプログラムは、Pさんの滑りのダイナミズムが一層生きるものとなり、氷をガシガシと掴むコレオシークエンスに圧倒されました。Pさんを超えるにはジャンプもスケーティングも表現もすべて一流にならなければならず、自分の得意なことだけをやればいい時代は終わりを迎えました。ここから続くパトリック・チャン時代の始まりを告げた演技でした。国内選手権とはいえ、197点というスコアが存在するとは考えもしなかったです。

3.羽生結弦 2015年NHK杯LP:SEIMEI プロトコル
SP:106.33(1位) LP:216.07(1位) 総合:322.40(1位)
度肝を抜かれました。あまりに完成された演技だと、具体的な感想が何一つ出てこなくなるんです。「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおすげええええええええええええええええええええええ」が、この演技に最も相応しい言葉です。当時本当にそんな感じでした。日本人が日本のキャラクターを演じようとすると、細かくこだわりすぎてしまって、伝えたいことが分からなくなる。それを防いだのがカナダ人のシェイリーン。外国人のフィルターを通すことによって、日本らしさに縁取りがされて理解しやすくなりました。日本のプログラムとはいえファンタジーですから、エンターテイメント性を加えられたのも成功の大きな成功要因でした。世界一難しいジャンプの3Lz前は、机をバンバン叩きながら応援しました。そして演技が終わる前から手の震えが止まりませんでした。比喩ではなく、リアルに手がブルブルと震えてキーボードが上手く叩けなかったです。「僕は歴史的な瞬間を目撃してしまったんだ」と思いました。Pさんがすべてが一流でないといけない時代へとフィギュアスケートを押し上げましたが、羽生はそれをさらに押し上げた。一流ではなく、GOE+3の完全無欠を目指す時代が幕を開けたんです。そうでなければ、4回転の本数を増やすしかない。でも増やすだけで他が疎かになってはいけない。いずれにおいても羽生を超えるための戦いになりました。3Aの登場、4回転の登場のように数字ではなく感覚的なものなんですけど、この演技の前と後では競技が変わっているとさえ思います。

2.鈴木明子 2013年全日本選手権LP:オペラ座の怪人 プロトコル
SP:70.19(2位) LP:144.99(1位) 総合:215.18(1位)
まず、控えめだけどキラキラとゴージャスな衣装が素晴らしい。ジャンプがノーミスだったのはもちろん素晴らしいんですけど、チェック姿勢をとってから手を降ろす動きまで曲に合わせるなど、ベテランらしい小技が随所で光っています。前半3本のジャンプを勢いよく降りたのに、次のステップシークエンスでは喜びに溢れたクリスティーヌを柔らかく演じます。エレメンツを終えると共に一気に表情を強張らせ後半のジャンプに向かいます。この切り替えが素晴らしい。コレオシークエンスはプログラムのハイライト。かどかわされながらも、慈愛に満ちた心でファントムの氷のような心を溶かすクリスティーヌがそこにいます。28歳まで競技を続け、全日本は13度目の出場。最後の全日本でこれほどの演技ができるなんて、最高の去り方ではありませんか。点数が渋い全日本のジャッジも9点台を並べる、文句なしの神演技でした。カナダ選手権なら10.00が15個は出ていたでしょう。

1.チン・パン&ジャン・トン バンクーバーオリンピックLP:見果てぬ夢 プロトコル
SP:71.50(4位) LP:141.81(1位) 総合:213.31(2位)
2005年のグランプリファイナルで最下位に終わり、解散話まで持ち上がった2人。トリノオリンピックでは素晴らしい演技だったけれど、同門の2組に破れ4位。一度は世界チャンピオンになりますが、その後は後輩のちゃんずの後塵を拝すことが増えました。それに加え、バンクーバーオリンピックのシーズンには先輩の雪組が現役復帰し追い詰められていました。ところがどっこい、グランプリシリーズが始まってみると、2人はかつてない好調でした。このシーズン、スロージャンプは1本も失敗することなく、全試合の全ジャッジから一度もマイナス評価を受けていないことからもそれが分かります。バンクーバーオリンピックではSPでレベルの取りこぼしとタイムオーバーが響き4位スタート。3位とは少し点差がありました。運命を結する演技。課題のソロジャンプをクリアし、ひとつひとつのエレメンツを噛み締めるように実施していきました。それまでの苦労が吹き飛ぶ最高の4分半。2人のこれまでのストーリーが走馬灯のように流れてきて、感動その一言に尽きます。素晴らしい演技に共通することですが、すごすぎて感想が出てこないですね。追い上げ及ばず銀メダルでしたが、念願の表彰台に立てました。その後二度目の世界チャンピオンにもなりました。トン兄の度重なる膝の不調にも負けず、休養と復帰を繰り返し、数々の記録を打ち立てました。世界選手権の出場16回は、121年の歴史を持つこの同大会の最多記録です。今では結婚し子供も設けました。これは映画化決定案件でしょう。見果てぬ夢を叶えた2人の演技が12シーズンのファン生活の中で第1位です。

ベストパフォーマンスは以上となります。上記の通り、トップ5からは僕の中での神演技です。フィギュアスケートはジャンプさえ決まればいいものではありませんから、僕の中ではノーミス=神演技と自動認定されることはないです。逆を言えば、転倒したって神演技になり得ます。人それぞれの神演技ランキングがあっていいんですよ。ランキングをつけるのは死ぬほど迷うので、ぜひやってみてください。自分がファンだということを差し引くとさらに迷います。ジェフリー・バトルファンであり、テサモエファンなのですが、ジェフはランキングに入れていないし、テサモエは26位に入っただけです。自分にシビアになると、こうなります。日本選手に情を入れ過ぎるのは止めようと思ったんですけど、それでも上位に日本選手がたくさん入りました。それだけ日本には素晴らしいスケーターが多いということです。北米に偏っているのは、僕が見始めた頃北米が強かったので、好みがそっちに寄ってしまったのでしょう。最近の演技の方が多いのは単純な理由で、昔よりも上達しているからです。

国別
アメリカ12:日本11:カナダ8:ロシア・フランス・中国4:イタリア2:フィンランド・ベルギー・カザフスタン・ドイツ・韓国1

カテゴリー別
男子17:女子12:ペア12:アイスダンス9

シーズン別
2005-2006シーズン:1
2006-2007シーズン:1
2007-2008シーズン:2
2008-2009シーズン:0
2009-2010シーズン:8
2010-2011シーズン:2
2011-2012シーズン:5
2012-2013シーズン:4
2013-2014シーズン:10
2014-2015シーズン:3
2015-2016シーズン:9
2016-2017シーズン:5


Top 50 performances of All time(2005-2017)

50.Johnny Weir - Olympic Winter Games 2010 LP
49.Rena Inoue & John Baldwin - US Figure Skating Championships 2010 LP
48.Vanessa James & Morgan Cipres - World Team Trophy 2017 LP
47.Kimmie Meissner - World Figure Skating Championships 2006 LP
46.Evan Lysacek - US Figure Skating Championships 2007 LP
45.Ross Miner - Rostelecom Cup 2015 LP
44.Jessica Dube & Bryce Davison - Canadian Figure Skating Championships 2010 LP
43.Takahiko Kozuka - World Figure Skating Championships 2011 LP
42.Kiira Korpi - Finlandia Trophy 2012 SP
41.Kevin Van Der Perren - World Figure Skating Championships 2010 LP

40.Miki Ando - All Japan Figure Skating Championships 2007 LP
39.Patrick Chan - Four Continents Figure Skating Championships 2016 LP
38.Joshua Farris - US Figure Skating Championships 2015 LP
37.Polina Edmunds - US Figure Skating Championships 2016 LP
36.Oksana Domnina & Maxim Shabalin - Olympic Winter Games 2010 CD
35.Meagan Duhamel & Eric Radford - World Figure Skating Championships 2013 SP
34.Evgenia Medvedeva - World Team Trophy 2017 LP
33.Kaitlyn Weaver & Andrew Poje - World Figure Skating Championships 2012 FD
32.Madison Hubbell & Zachary Donohue - Trophée Éric Bompard 2015 SD
31.Isabelle Delobel & Olivier Schoenfelder - Olympic Winter Games 2010 FD

30.Denis Ten - Four Continents Figure Skating Championships 2015 LP
29.Daisuke Takahashi - World Figure Skating Championships 2012 LP
28.Federica Faiella & Massimo Scali - Olympic Winter Games 2010 FD
27.Adam Rippon - Skate America 2016 LP
26.Tessa Virtue & Scott Moir - Olympic Winter Games 2014 FD
25.Nathalie Pechalat & Fabian Bourzat - Olympic Winter Games 2014 FD
24.Ksenia Stolbova & Fedor Klimov - Olympic Winter Games 2014 LP
23.Jeremy Abbott - US Figure Skating Championships 2014 SP
22.Ashley Wagner - Grand Prix of Figure Skating Final 2015 LP
21.Qing Pang & Jian Tong - World Figure Skating Championships 2013 LP

20.Daisuke Takahashi - NHK Trophy 2011 SP
19.Julia Lipnitskaia - Skate Canada 2013 LP
18.Yukari Nakano - World Figure Skating Championships 2008 LP
17.Meagan Duhamel & Eric Radford - Olympic Winter Games 2014 Team SP
16.Carolina Kostner - World Figure Skating Championships 2014 SP
15.Narumi Takahashi & Mervin Tran - World Figure Skating Championships 2012 LP
14.Gabriella Papadakis & Guillaume Cizeron - World Figure Skating Championships 2016 SD
13.Jason Brown - Team Challenge Cup 2016 LP
12.Wenjing Sui & Cong Han - World Figure Skating Championships 2016 SP
11.Mao Asada - Olympic Winter Games 2014 LP

10.Kaitlyn Weaver & Andrew Poje - World Figure Skating Championships 2014 FD
9.Aliona Savchenko & Robin Szolkowy - Grand Prix of Figure Skating Final 2011 LP
8.Wenjing Sui & Cong Han - Four Continents Figure Skating Championships 2017 SP
7.Takahiko Kozuka - All Japan Figure Skating Championships 2014 LP
6.Yuna Kim - World Figure Skating Championships 2013 LP
5.Yuzuru Hanyu - World Figure Skating Championships 2017 LP
4.Patrick Chan - Canadian Figure Skating Championships 2011 LP
3.Yuzuru Hanyu - NHK Trophy 2015 LP
2.Akiko Suzuki - All Japan Figure Skating Championships 2013 LP
1.Qing Pang & Jian Tong - Olympic Winter Games 2010 LP
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