2017
04.18

新しい採点システムが導入か

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017041700998&g=spo

ISUが新しい採点システムの導入を検討しているそうです。技術力を重きを置いたテクニカルと、表現に重きを置いたアーティスティックの2つで、片方だけに出場することも可能とする方針の模様です。関係者という人の話はよく分かりませんが、採用されるとなるとフィギュアスケート界に新たな時代が訪れそうです。

今のシステム下では、ショートは技術の正確性を判定し、フリーは自由なことをやればいいという名目があります。でも実際はフリーの実施要素はスピンもステップも、ペアではリフトの数や種類の制限などガチガチに固められていて、フリーとは言えない状態。新しいシステムの導入によって、そこに風穴があくとさらにおもしろくなりそうです。また、アーティスティックは表現に重きを置くそうなので、全盛期よりはジャンプは落ちてしまったが・・・という選手が競技を続けていくモチベーションになりそうだとも思いました。

ただし、アーティスティックに関しては旧採点法式への回帰なのではないかという疑問もありますね。システムが不明瞭になり、分かりにくくなる恐れがありますし、スポーツよりも芸術の面が強くなりそう。そうなってくると「オリンピック種目としてどうなのか?」の問題に繋がりかねません。特にアイスダンスに関してそう感じます。

導入を議論されているのは、北京オリンピック後の2022-2023シーズンからということです。来シーズン終了後のISU総会で提案されるそうです。ISU総会は偶数年に催され、4月末にアジェンダが発行されます。ですから、ちょうど1年後に各国連盟・ISU技術委員会からの提案が出されるわけです。1年後が楽しみです。

ピョンチャンオリンピック後にもアイスダンスのステップシークエンスに変更があったり、GOEの幅が変わったり、ペアのコレオシークエンスが廃止になるなどいろいろと変化はあります。フィギュアスケートの採点システムは恒常的なものではありませんから、これが普通です。システムが変わったら変わったで慣れますよ。

日本を勝たせないようにするルール変更だ!といった被害妄想のような意見を聞きますが、何を以ってそう思うのでしょうね。eマークの導入や回転不足判定の厳格化で一番困ってるの日本じゃなくてアメリカですよ。それじゃあ、アメリカがスポーツのロビー活動で負けるような世界なのか?って話ですよ。陰謀論者とは一生分かり合えないから、まいっか。

1年先の提案よりも、これから1年間の引退ラッシュの方が気がかりであります。
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