Luce Wald

フィギュアスケートは好きですか?僕は大好きです。

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

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「フィギュアスケート パーフェクト」で検索

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読まなくてはいけない記事や見る大量の動画を消化して脳みそ炎症したので息抜きエントリーをします。YouTubeで"figure skating perfect"で検索して出てきた動画から気になるものを見てみようという趣向。知らない演技がたくさんあって新鮮。映像画面を増やすとページが重くなるので、名前のところに動画リンクを貼ります。

タラ・リピンスキー 長野オリンピック LP「Scenes of Summer」
全然使われない曲。最近使ったのは2011-2012シーズンにジジュンが使ったっきりかな。シニアでは可愛すぎる曲だし(イメージも強いし)ジュニアの子に使って欲しい。日本のジュニアの子いいんじゃないかなと。タラが単にジャンプを降りただけならクワンが優勝だったでしょうけど、表情や間の取り方は上手だし、キャラハンの生徒だからスケーティング下手になりようがない。おまけに最後にシークエンスバコーンとやられたら点数出ないはずがない。ここから17年経ってルックス劣化せず、スレずに大人になったのは驚き。子役上がりみたいなものだからアメリカなら薬物依存症パターンなのに。

ドナルド・ジャクソン 1962年世界選手権 LP「カルメン」
時代が時代なので表現をするというよりは、音楽に合わせて滑っている感じ。今だったらジャッジングスコアがこうなる。3Lz 2F 2S 2A 2A 2T 1A 1A(逆回転というか正回転) 2S 1A 1A 1A 1A 3S 2Lo 2T 2Lz 1A 1A ダブルジャンプだから腕を締めなかったり、空中で脚を開いたりいろんなことをして楽しそう。アップライトスピンからアクセルを跳んでいらっしゃいますが、今のルールでも大丈夫なのかな。軸が取れずに2A以上は回れなそう。史上初の3Lzがこの演技の最初のジャンプです。今の選手よりも高さがありエッジが明確です。これがルッツですって言われるものですよね。回転の方向とは逆に体がグッと入っている。ジャクソンさんハンサムだからモテただろうなあ。50年前のカナダ人の喋りはイギリス寄りだ。

ポール・ワイリー 1991年全米選手権 LP「ミッション」
まず、ミッションがこの当時から使われていて、今でも使われ続けていることに驚き。筋金入りの禁止曲。彼の世界選手権に出たときの順位が9位10位11位で、アルベールビルだけ銀メダルを獲得して引退した。成績だけを見ると違和感はありますがポテンシャルはすごいんですね。ポジションが美しいしスケーティングは丁寧で嫌味がなく、いかにもアメリカの男子という感じ。スパイラルからバレエジャンプ、アクセルシットは盛り上がるなあ。今だとアクセルシットは腰の位置の問題でできないから、時代に置いて行かれたものですね。当時のライバルのマーク・ミッチェルの教え子のロス・マイナーさんはワイリーそっくりだ。イーグルのポジションといい、ランのときのテクテク歩く感じといい、ルッツやアクセルの跳び方、バレエジャンプも。

ルー・チェン 1996年世界選手権 LP「ピアノ協奏曲第2番」
当時僕がフィギュアスケートを見ていたら間違いなく好きになっていたであろうプログラム。3Lzからリンクの反対側まで行ってのチョクトー、キャメルスピンの前後の音の外し方の上手さ、2Aの後の腕が本当に美しい。背中を反らせてのホップ、トゥステップからのアップライトもいいなー。スローパートのトランジションが今のルールでも十分戦えそうなぐらい濃くて見ごたえがあります。全後半の滑り分けも見事。これでも優勝できなかったというのがね。すごいね。ここまで洗練されたスケーターが20年前の中国にいたとはにわかには信じがたい事実。ミンジュー・リーさん偉大だわ。

ジェイミー・サレー&デヴィッド・ペルティエ ソルトレイクシティオリンピック LP「ある愛の詩」
完全無欠の完璧なシンクロを見せた演技。彼ら以降にある愛の詩を滑る選手は必ずこの演技が過ぎるだろうし比較もされる。おそらく超えることは難しい。それぐらいの完璧さです。順位の決め方の問題になったのは満点を重視するか、難易度を重視するかの話ですよね。考えが割れるのは仕方ないとしても金メダル2組はすごいよなあ・・・。ペアだから縁遠い話というわけでもなく、シングルでもよくあることです。

メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト 2014年全米選手権 FD「シェヘラザード」
TESもPCSも満点というとんでもないことをやってしまった演技。誇張なしでメリルの存在感というのは偉大でチャーリーはメリルの表現力がパートナーでなければここまで行っていないし、逆にメリルもチャーリーの身体能力がないとここまで行けなかった。それぐらいにお互いの欠点をカバーし合っている2人です。チャーリーはメリルを美しく見せる事に徹しています。波になり王子になり乗り物になり農民AになりBになりCになり乗り物になり。たった4分の中でいくつもテンポや雰囲気を変えられるのは乗り物のエンジンが高性能だからというのが大きい。テンポをいくつ変えてもツギハギ感が生まれない。メリチャリは1つの演技で黒も白も赤も青もピンクも全部合格点を出してしまう感じ。実に鮮やか。全米選手権はまさに完璧でした。オリンピックの最終滑走での優勝だったので、言いたいことを言ってしまうとムードを殺いでしまうと思って言わなかったのですが、オリンピック個人戦の滑りはシーズンで一番よくなかったと思うのですよね。今でも全米とオリンピックの演技を取替えっこして欲しい。

マリー=フランス・デュブレイユ&パトリス・ローゾン 2006年世界選手権 FD「ある日どこかで」
タンバリンでビートが入っている現在のルール仕様になっているプログラム。テンポ変化がないから減点は受けそうですが。パトリスが未来からやってきてそのルールを取り入れたのではなかろうな?でも未来から来たにしてはツイズルがなんですね。こういうプログラムはルールが変わらない限りは一生見られない言わば過去の遺産。上位から下位までしっとりに走って芸がないという批判も分かりますけどね。それでもしっとりさせてよー。マリパトの代名詞の高さのある直立ストレートラインリフトは弟子のウルディアが引き継いでくれています。2人が違う動きをするところが多くそれは気持ちの一方通行のようで、そこからサーキュラーに入って目線が合うようになったけれど、結局は時間に引き裂かれて離れ離れになってしまうというね。映画に忠実なプログラムです。劇中でもこのメインタイトルが耳痛くなるほど使われていますもの。だからこれでいい。

エフゲニー・プルシェンコ 2004年ロシア選手権 LP「ニジンスキーに捧ぐ」
ベスト・オブ・プルシェンコの超上位互換。メドレーにするならこれぐらいの一貫性を持たせて欲しい。この頃からマートン。今シーズンでマートンで干支一周です。この演技が評価されている理由はプルシェンコを出しながらも、プルシェンコを殺せているからだと思うのですよね。「歌手が自分の歌に酔うようになった時点でおしまい」というのを本で読んだことがあります。歌い慣れた歌でも一音一音を大切にして歌う歌手こそが真の歌手なのだと。このプルシェンコはまさにそれができていた。感情を爆発させたり表情のみでアピールして自己陶酔することもなかった。彼のベストパフォーマンスのひとつとして数えられるのも納得できます。神格化されているきらいはありますけど素晴らしいですから。今シーズン戻ってくるのか来シーズンかその次か分からないですが、試合に出るときはプルシェンコを殺してプルシェンコの良さを出してもらえればと。

検索からは大会が偏るので、ここからは上記動画の関連に出てきているものから選びました。

ナタリア・ミシュクテノク&アルトゥール・ドミトリエフ リレハンメルオリンピック TP「ドンキホーテ」
何かねえぞ?と思わせる原因はスロージャンプがないことでした。今のルールとは違うんだなあ。代わりにステップもスパイラルも入れなければいけないです。ジャンプが少ない分そのペアの能力がモロに出てしまいますね。スローは大抵のペアが成功させてしまうからとっても便利なエレメンツなのだと思います。デススパイラルの腰の位置の低さを見ると、今のレベルを取るためのデススパイラルを見るのが馬鹿馬鹿しくなってきます。デススパイラルほど必須要素感のあるもの存在しないですもの。ヒップリフトはグルグル回さなくていいし、回転方向を変える必要がないからスピード感があっていいなあ。ドミトリエフ面影はあります。ムキムキだったから全部脂肪になっちゃったんだなあ。タマラ若いけど声は今と同じ。

サーシャ・コーエン トリノオリンピック SP「黒い瞳」
彼女を超える軟体の選手がいくら出てきても彼女を超えられない。彼女がいたから「柔らかい=表現力がある」みたいな扱いにもなったんじゃないかと思います(もちろん体が柔らかい方ができる動きは増えますが)。でも彼女だから高評価になったに過ぎないのですよね。スパイラルでの方向転換とかスリーターンからのフライング、(このときは入っていないけど)2Aの後のスパイラルなど濃密な構成です。絶対的に盛り上がるスパイラルとステップ。そして衣装。楽しさを全て詰め込んだようなプログラム。胸にはまだ何も入れていない頃。今もおそらく入れていない。
彼女の婚約の記事読んでいたら、"2ヶ月のバカンス中でのプロポーズ"とありました。2ヶ月のバカンスできる金持ち・・・・・ああ幸せになるわサーシャ。

ミシェル・クワン 2002年全米選手権 LP「シェヘラザード」
一般教養として名前ぐらいは知っているのが当然な唯一のスケーターと言っても言い過ぎではないぐらいの存在。フィギュアスケートという言葉に寄り添っている人物、アメリカのフィギュアスケートの最後の灯。ランが多くて、特別難しいプログラムだとは思わないんですけどクワンだからそれでいいんだなって。彼女がジャンプのミスをほとんどしなかったから今でもアメリカにはノーミス信奉が根強くて、ジャッジはそれを引っ張り続けているのだなあと思います。

ちょっと物足りないから好きな演技について書こう。

スターズ・オン・アイス 「ラプソディー・イン・ブルー」
個人の方の映像なんですけども。日本のSOIでも披露したオープニングナンバーなので録画をしている方はチェックしていただきたい。7分を超える超大作で、まるで人生を描いているかのようです。一人一人の生活があるけれど、人と人とが結び合ってそれが成り立っている。二人の男女が出会って、周りの人間を巻き込んで大きなコミュニティを形成して行く。人間が集約されたようなプログラムなんです。やる振付が各々違うところがあるし、少人数で滑るところ、大人数で滑るところ動きのバリエーションが多彩で、一体これを考えつくのにどれだけの時間と労力を費やしたのだろうかと思わされます。これがジェフリー・バトル史上、現時点での最高傑作でしょう。

シェヘラザードいっぱーい。ほとんどの演技はリアルタイムで見ていないのでフラットに見られました。懐古する過去がないから懐古エントリーではありません。

そうこうしているうちに今シーズン開幕戦のフィラデルフィアの大会が始まります。早いです。

-8 Comments

6番 says..."ぎーたさんへ"
ぎーたさんへ

いやもう本当に。すべてが詰まっていると言えるようなピアノ協奏曲ですよね。心を奪われてしまいました。コレオシークエンスを大胆にやりきれていない選手もまだまだたくさんいるので、こういうのあってもいいですよね。

クリポノの演技教えてくださってありがとうございます。すばらしいですね。マイフェアレディというありふれたテーマなのに全く違うもののように見えます。上流階級の振る舞いを学び徐々に洗練されて行く様子、でもお転婆に人を振り回す情景が浮かんできます。たくさんの方向転換やテンポの変更をしても一貫性のある演技に仕上がっていました。クリモワの表現が本当に素敵。お顔がそっくりな息子さんにも期待せずにはいられないです。

ええ本当に、成仏できていない気持ち分かるような気持ちになりますね。ルールとして「一旦流れ切れ!」みたいになってますもの。今のルールも昔のルールもそれぞれおもしろさありますね。
2015.07.23 20:14 | URL | #q2p5Nno. [edit]
ぎーた says...""
1996年の陳露の演技はため息が出てしまうほど美しいですよね、特に服を脱ぐしぐさのところは官能的でウットリ。それでいて上品なのが凄いです。
今のルールではこういう振り付けに割く時間の確保は難しいけれど、エレメンツを高速で消化しつつ大胆にやってのける選手が出てこないかなと期待し続けています…。

僕が過去のperfectな演技と聞いてぱっと思い浮かんだのが1990年世界選手権のクリモワ・ポノマレンコの演技でした。
トリノ五輪シーズンにフィギュアを見始め、バンクーバーシーズンでアイスダンスに手を伸ばしたニワカファンな自分にとってはメリチャリとテサモエこそ最強!無敵!大正義!だったのですが、
この演技を見初めて数秒でその信念がボロボロと崩れていくくらいに衝撃的な上手さ。
旧採点時代のアイスダンスファンの一部が成仏出来ていない理由が少しわかった、そんな演技です。
(でも今のアイスダンスも僕は好きです!)
2015.07.23 01:26 | URL | #- [edit]
6番 says..."ゆりあさんへ"
ゆりあさんへ

演じることに徹して降りてきてますよね。マリオのスターとったみたいな手のつけられない感です。
2015.07.21 02:10 | URL | #q2p5Nno. [edit]
ゆりあ says...""
プルの2004ロシア国内のニジンスキーは神がかってましたよね!

特に中盤のステップからルッツ→ループ→スピンの流れが好きです。ステップの時のまっすぐ見据えた目がニジンスキーの狂気を現しているようでした。あとキャメルからシットも曲にぴったしで、何度見ても飽きず、最高傑作だと思っています。

あれから10年以上経ち、おじさん化してしまいましたが、相変わらず3Aのコンビや4回転跳んでるんだもんな~すげーよ

子供(ピトキーエフ)がジュニア時代この曲で滑ってましたが、結構かっこよかったです
2015.07.20 14:11 | URL | #- [edit]
6番 says..."がぶりんちょさんへ"
がぶりんちょさんへ

リンクが草原に見まがうほどの完璧な表現と振付ですよね。

カナダで使うのは心情的にどうなんだろうというのは思いますよね。でも川スミのコーチはタマラですし、ムホトラのコーチはタマラの弟子のワシリエフですし、心の底には「カナダでやったるわ!」ぐらいの気持ちがあったかもしれません。
2015.07.18 06:37 | URL | #q2p5Nno. [edit]
6番 says..."花萌木なみさんへ"
花萌木なみさんへ

選手が出てきたときにピンと来ないこととか、「あーこういうの好きじゃないなー」というのは僕にもあります。でもホント、見ているうちに好きになってしまうのは不思議なものですよね。

THE ICE楽しみです。歌手がコンサートをしても人が集まらない札幌をどうして平日にしているのか理解できないTHE ICE・・・。
2015.07.18 06:33 | URL | #q2p5Nno. [edit]
がぶりんちょ says...""
サレー・ペルティエの「ある愛の詩」、本当に素敵ですね。お手本のような演技。心情的に再び表彰式をやり直しになったべレズナヤ・シハルリゼに同情しますが、改めて感動しました。若い二人が戯れる振付けもいいですね。
そういえば、この曲でカワスミは変な衣装着てスケートカナダで当時のエース、デュベ・デヴィソンを制しましたし、ムホルトワ・トランコフはバンクバー五輪で演技しました。僕がロシアペアなら、あえてカナダで使いたくない曲ですが、あまり選手は気にしないんですかね。
2015.07.17 22:30 | URL | #- [edit]
花萌木なみ says...""
こんにちは。

サーシャの「黒い瞳」は、彼女のエキゾチックな容姿にピッタリのプログラムだったと思います。
トリノのSP、上位3者3様に素晴らしかったです。
もちろん荒川さんを応援していましたが、サーシャもスルツカヤもそれぞれに甲乙付け難い素晴らしい演技でしたし、あの時の3人の評価とSPの出来から見てどちらかの優勝で間違いないと思っていましたから、荒川さんの優勝は嬉しい驚きでした。

実はサーシャが出てきた時は嫌いなスケーターでした。
あの体の柔らかさとくねくねした演技がちょっと・・・酷い言い方すると気持ち悪かったし、性格もあまり良く感じませんでした。
それがいつの間にか好きなスケーターの一人になっていたのですから、不思議な気がします。

フィギュアシーズン開幕も直ぐですね。
真央ファンなのでザ・アイスでの浅田選手の演技が凄く気になっています。
2015.07.17 11:08 | URL | #GUa5ypF. [edit]

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