Luce Wald

フィギュアスケートは好きですか?僕は大好きです。

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

2014-2015シーズン グレイシー・ゴールド

0

グレイシー・ゴールド

ネーベルホルン杯 3位
スケートアメリカ 3位
NHK杯 優勝
全米選手権 2位
四大陸選手権 4位
世界選手権 4位

SP:ピアノ協奏曲
LP:オペラ座の怪人
EX:Shake It Off
EX:I Was Here

今シーズン少なかった続行プロ。振付は昨シーズンと同じなのかなあと思っていたんですけど、ずいぶん手が加えられていました。まずスタート時の振付が違うし、3Lzの助走も違うし、レイバックスピンの後に手で振付を入れているし、3Loの前にスパイラルを入れるのが後に変わってもいます。ステップは全く同じです。最後のコンビネーションの構成はシットのディフィカルトを一つ増やしました。前はバックエントランスを使っていたようです。3Lz-3Tの後にイーグルをするのは変わっていないんですけど、前のがドヤアアアアアアアアだとすると今シーズンのは「うふふ」ぐらいです。それぐらい表現が軟らかくなりました。スパイラルの位置を3Loの後ろに動かしたのも効果的だったと思います。ピアノの優しい音色は、花が咲き誇るような清らかさを感じます。昨シーズンと今シーズンの全米を見比べているのですが、体の細さが随分と違います。でも女性らしい丸みを帯びた方が美しいから今シーズンの方がいいです。常に足ピーーーン!だったのがいい具合に膝を使えるようになったのか、動きが深くなっています。続行して前のシーズンの印象を超えることには成功しました。全米は本当にどうしちゃったんだ?というぐらいの女性らしさとノーブルさでした。四大陸、ワールド、国別とシーズンが下るにつれて表現力は下落していきました。分かりすぎて悲しいぐらいに。このプログラムあまり人気ないんですけど、点数を取ることにかけては本当にしっかりとしたプログラム。それは昨シーズンと同じ感想です。

シーズン最高の出来だった全米の演技を見ると、最初の振付が国別のときみたいに漁師が網を引く動きじゃなかったです。2A-3Tの前のただ滑っているところでも雰囲気が出るようになりました。3Loの前のスパイラルは昨シーズンのSPでもやっているんですけど、それとは全然違うように思えます。コンビネーションスピンはシーズンの後半にポジションの順番を変更しました。ショットガンで終わっていたのをキャノンボールで終わりに変えました。ショットガンだとどうしても勢いが強調されてしまうので、キャノンボールで抑え目にした方がいいです。フライング・キャメルの後の手の振付は、きちんと誰かの存在を思い浮かばせるような振付になっています。これまでの彼女だったら「あたし!あたしあたしあたし!」だったというのに。ここは亡くなっている父への想いと、「ファントム変なやつだったわー私どうしたらいいの」的な弱さも感じます。ステップの途中で「クリスティーヌ」と呼ばれるところは、ファントムに連れ去られてしまうけど、自らの強固な意志でそれを撥ね退ける強さを表現しているのでしょうか。コレオシークエンスの編曲が一つ前の曲に戻ってしまうからよく分からないけれど、多分きっとそう。コレオシークエンスの振付はとてもシンプルながらも、しっかりと主張があって、流れもあってすごくよかったです。フィニッシュのポーズは腕を広げるのと、右手を前に差し出すのと2種類あります。僕は腕を広げる方が上品で好きです。せっかくしっとりと女性らしく終われるのに、最後にチャキチャキするとコレオシークエンスが台無しになります。全米選手権の演技はグレイシー・ゴールド史上最高の演技だったと思います。転倒はありましたけどね。この演技、国際大会ならアシュリーよりもハイスコアが出ていたんだろうなーと。旧態依然のノーミス信奉があるアメリカでは仕方ない。それにも打ち勝たないとアメリカではやっていけない。お花の衣装素敵だったのに前掛け風衣装にしてしまったのはなぜ。

没個性的で、一体何のプログラムを滑れば彼女に合うのか分からなかったこれまでのシーズンでしたが、ここにきて合うプログラムを探すのではなくて、彼女が音楽に合わせるということができるようになりました。ドヤドヤクイーンビーっぽさがなくなりました。女性らしい表現が来シーズンは安定して出していけるようになって欲しいです。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。