2015
04.29

2014-2015シーズン マキシム・コフトゥン

マキシム・コフトゥン

中国杯 優勝
エリック・ボンパール杯 優勝
グランプリファイナル 4位
ロシア選手権 優勝
ヨーロッパ選手権 2位
世界選手権 7位

SP:ボレロ
LP:エクソジェネシス:交響曲第2部
EX:Kiss

ロシア男女一番手で被ったボレロ。最初のジャッジの方向へ向かいながらの左右左右と足を踏みかえるところいいです。クロスをしながら体を上下させてジャンジャンと音を取るところがありますが、僕はあのジャンジャンジャーンの最後のところをもっと大きく取って欲しかったです。少しこなし感が見えてしまったのが残念。2クワド構成なので助走が多いのは仕方ないでしょうか。でもその分リンクは大きく使ってますしね。チェンジシットはジャンプを2つ入れています。まずジャンプでの足換え、そして足を換えないジャンプ。レベル上げのための動きですが、ブオオオオオンブオオオオオオオオンと演技に波を立たせるのに効果的だと思います。リズムが変わらないのでアクセントがないといけませんからね。ステップは最初跳ねてから、カウンターロッカーブラケットそのままフリーレッグでアピール。これアピールポイント1。ジャッジサイドに一番近づいたあたりでの音を少し外すループ、これがアピールポイント2。アクセントは効いたステップだと思います。スピンもすごく得意というわけではないけれど、アップライトの手の位置できちんと表現をしていますね。ボレロなのでボディムーブメントの美しさを見せて欲しいわけで、彼のこの姿勢の悪さというのはかなり個人的にはマイナスに映りました。ジャンプの癖はもうこれで跳べるしGOEを得られるのであれば仕方ないし、変えようがないと思うけれど、トランジションから何から常に前傾姿勢なので、それぞれの動きが映えずに埋没してしまいます。姿勢よく堂々としていれば多少ジャンプにミスが出てもPCSを下げられる可能性を一つ排除できると思うんですよね。大会毎でPCSを比較するのはあれですけど、乱高下が激しいんです。女子でいうとアシュリー・ワグナーと一緒。ツッコミを入れられる箇所が多い。タラソワの言う「コフトゥンはTESでしか稼げない選手」というセリフで、実際稼げていればいいんですけど稼げていないです。それじゃどうするか、根本的に技術力を上げていくしかないという。

至上最もやったるで感が溢れているミューズ。このプログラムはジャンプの前は分かりやすく「はい、今から跳びますよー」と行くけれど、ジャンプの後にたくさんいろんなことをしているんですね。4S、4T、3Aと高難度ジャンプの後に振付を入れられるのは素晴らしいです。ステップは悪くもないけど、そんなにいいとも思えない。すごく進む箇所が一箇所あれば静かな音楽のパートをより際立たせて演じられたと思うんですけど、ずっと彼も落ち着いたままだったので「これは休憩なのか?」と感じさせられました。後半のジャンプが続くところも・・・・・うーん。ジャンプの難度が尻すぼみになるのは気にならないけれど、難度が低くて得意な種類のジャンプを入れるのであれば、もっと多彩な振付を入れて「ジャンプ跳びます!」ではなくて、ジャンプをステップの一部かのように見せて欲しかったです。ここに関しては彼の問題というより、振付への文句。このLPに関しては振付が本当僕の中でハマっていないんです。昨シーズンのピアノ協奏曲の雄大さに映えた演技と比べてしまって、なんだかなあと。中国杯から国別に至るまでの演技・表現の伸び率というのも感じ取ることができませんでした。そもそもボレロをSPで選んだのに、どうして体の美しさが必要なこういうコンテンポラリーなプログラムを重ねて持ってくるのかも分からない。ハイライトが見えない。平面に見える。4Tの成功率は7/16、4Sも7/16とやや低い感じ。そのうち抜けたジャンプが5本。抜けのイメージがあったのですがそんなに抜けていなかったです。

昨シーズンの自分がやったコフトゥンのレビュー見たら、それもまたケチョンケチョンに言っておりました。たしか昨シーズンもシーズン最初のプログラムの印象がよくて、そこから全然伸びてこなかったからガックリきていたんです。背伸びせずに、このやったるで感前面に押し出したものでもいいのではないかと。これぐらいのことをシーズン中逐一言うのも嫌味ったらしいので、言わないようにしていました。すぐアンチだなんだって言われるから・・・・・アンチじゃねえよ。汚い考えじゃないのに。
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