Luce Wald

フィギュアスケートは好きですか?僕は大好きです。

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

2014-2015シーズン アシュリー・ワグナー

4

アシュリー・ワグナー

スケートカナダ 2位
エリック・ボンパール杯 3位
グランプリファイナル 3位
全米選手権 優勝
世界選手権 5位

SP:スパルタクス
LP:ムーラン・ルージュ
EX:Love Me Harder
EX:One Last Night

6シーズン前にLPで使ったスパルタクスの復活。全く違うプログラムとはいえ、やはり復活にはガクンときてしまう。それに前のシーズンにサムソンとデリラを復活させてきてのですから、ちょっとジャンル的には被ってるかなあと。コンビネーションスピンの前の体ピーンが好きです。僕は昔から彼女の体をひねったシットスピンが好きなので、ニュルニュルとしたシットスピン好きです。床屋さんの前のあめんぼうみたい。シットスピンから出た後にバックアウトで滑ってから方向転換するところ、フォアアウトでクロスロールするところで滑りが伸びていかないのが気になります。インサイドもよくないですけど、アウトサイドの滑りが伸びていかないのがなあ。しかもシットスピンから2Aの間が25秒も空いて、丸っきりエレメンツがないわけです。そこで滑らないとなるとなあ。25秒もとればさすがにリンクの中も動けるから、そんなに縮こまっている感じはしないですけどね。だからその弱みをカバーする構成であることは、よく選手を理解した振付であるなと感じさせられます。さすがトレーニングメイトのアダム・リッポン氏だわ。自らと同じような構成の仕方になっています。3Fの前の手の表現とイーグルはベタベタのベタとはいえ、そのベタさを情感たっぷりに表現できるのはさすがのドヤ姐さん。バレエジャンプからの体ピーン→モホーク→体ピーンの箇所は当初はスリーターンを行っていました。体ピーンの方が曲想としては合っています。ブラケットカウンターロッカーループの後の体を屈めて腕を上げる振付はいかにもりっぽんぽん。リッポナイズされている。その後にあるクネクネは当初は客席を向いていたのに、途中からはジャッジサイドを向くようになりました。そしてまた体ピーン。体ピーンはプログラムで4つ目。国別では体がよく動いていたので、2つ目の難しいターンの組み合わせの前の溜めて溜めてジャッジに腕グオオオオオアピールにはキレと迫力がありました。フリーギアなのか?いやスパルタクスじゃないのか?というパワー。一つ一つの要素を見れば素敵なのですが一つのエレメンツとして見れば、やはりフラットな箇所が目立って物足りないかなというところ。

感動するぐらいに音楽のうるさいムーラン・ルージュ。昨シーズンのチョクベイのレミゼ以上にうるさい。彼女の2Aは体が反ってしまうので、その前にスパイラルやウォーレイを入れて反りすぎ防止をしているのだと思います。GOEでプラスがもらえるし美味しい工夫です。2曲目に変わったときの表情の作り変えが上手すぎる。これだけの切り替えはお子さんたちにはできませぬ。3-1-3の前の立ちすくむような自然な動きは素敵。そこから一段階ギアを入れてモホークで方向転換して3F降りて、さらにもう一段ギアを入れてイーグルから3Loの流れは構成がめちゃくちゃ上手です。そして音楽の谷間のところで休みつつのステップ。この音楽であればあまり進まなくても気にならないです。いやでもそれにしてもステップのリンクの使い方は小さすぎるか。3Lzからもひたすら押し切るという強引な構成。とにかくクロスクロスクロスではあるんですけど、とにかく演じることが上手すぎて、このうるさい曲にも勝ってしまって酷評しきれないのが悩ましい。それぐらい振付が素晴らしいし、表現の幅も非常に広い。この映画のキッチュでビビッドな世界観も、ニコール・キッドマンの演じたキャラクターの自分は有名になってやるという野心、好きな人と一緒になりたい乙女心、それでもThe show must go onと振り払うような強さも、その全てを憑依させ完璧に演じられていると思いました。6点台と8点台という印象。

アシュリーの映像見ていたら、ルッツに対して「これはフルッツですらなく、フリップだから」みたいなコメントがありました。辛辣ー。僕はフリップとは思わないし見間違えることは絶対にないけれど、濃いグレーかな?と思いますね。ほとんどが超フラットで、あとは見ようによってはインにも見えるし、運がよければアウトにも見えるかなー。どうだろうなー。そんな感じです。ジャパンオープンと国別も入れた6試合(スケカナでは入れていない)ではマークなし6本、アテンション4本、eマーク2本でした。全米は全くつかず、GPFLP、ワールドSP、国別SPでもそれぞれつきませんでした。大会がバラバラなので、運もありそうです。でもこれぐらい強引なことをしないと若い選手に勝てませんから、そのガッツは買いたい。

来シーズンは24歳になるアシュリー。スケート年齢では真央やユナと同じ歳のベテランなのです。ボストンでの世界選手権ですからメダルが欲しいでしょう。オルモストガールはもう終わりになりますように。

4 Comments

6番 says..."名無しさんへ"
名無しさんへ

まさにアシュリーのプログラムですね。つなぎを増やせば間違いなく点数は出やすくなると思うので、ぜひそうして欲しいです。このプログラムを続行するということは、完全にメダル狙ってますよね。
2015.05.05 07:08 | URL | #q2p5Nno. [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.05.04 22:53 | | # [edit]
6番 says..."92号さんへ"
92号さんへ

アシュリーぐらいになると男よりもよっぽど凄みがありますね。オリンピックの中間シーズンですし、新しいものに挑戦して欲しい気持ちが強いです。
2015.05.02 08:05 | URL | #q2p5Nno. [edit]
92号 says...""
アシュリーもGGも、男装の麗人というか、宝塚男役路線というか、ヒーローを演じるレベルに力強いですよねw

グラディエーターの主役イメージで来季滑ってほしいです。
2015.05.01 20:51 | URL | #- [edit]

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