Luce Wald

フィギュアスケートは好きですか?僕は大好きです。

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

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2014-2015シーズン 村上佳菜子

4

村上佳菜子

中国杯 3位
NHK杯 4位
全日本選手権 5位
チャレンジカップ 優勝
世界選手権 7位

SP:Think of Me
LP:オペラ座の怪人
EX:ネクターフラメンコ

彼女のSPは素敵な作品が多いですが、これもまた一段と素敵なんです。滑り出してから、バックのスケーティングになった時に右足で滑っているときに左足をクイッてやるのが好きです。ジャンプの助走というよりは空間を押し広げようとしているような雰囲気を感じ取れます。3T-3Tの後にロッカーで進行方向を変えるだけでまた世界がひとつ大きくなります。キャメルスピンとコンビネーションスピンの間はジャッジ方向に向けて、最初は緊張していたような表情が和らいで少し柔らかくなります。コンビネーションの後のチョクトーでしっとりと収めて2Aから流れを絶つことなくステップに入ります。ジャッジ席前のノンリスティッドジャンプは曲に合っていて素敵です。ステップが終わってから、「アアアアアアー」という歌声に合わせて踊るのが蛇足にならずに、必要不可欠なものにできているのが素晴らしい。彼女の踊る能力の高さがあってのことだと思います。普通の選手なら「なんやこれ」状態になっているかもしれない。ベストプログラムの項でも申しましたとおり、これはオペラ座の端役をやっていたクリスティーヌが歌姫の代わりに歌うことになって、周囲に怪訝な顔をされながらもその圧倒的な歌唱力で人々を魅了し、自分の地位を作り上げていくという過程にある歌なんです。メディアが盛り上げるために、過去の選手たちの映像を使って煽るために彼女を利用して、先輩から渡されたバトンや日本のエースの座なんて言葉を使っているのです。選手が勝てるから応援するのではなく、選手が自分に打ち勝つのを見るのが嬉しいから応援しているわけです。その辺り、競技の特殊性を理解できていないおじさんたちに踊らされる彼女の気持ちを考えながら、このプログラムを見るとこめかみがジンジンとしてきます。そして一端の一座の娘から大人の女性へと花開いたクリスティーヌと、20歳になって大人になった彼女の存在も重なります。感情入れて見すぎですかね。

編曲を途中で変えたLP。中盤は舞踏会のシーンを演じていました。ステップで腰に手を当てる振り付けが多いのは仮面舞踏会で踊っているシーンを演じているからですね。頑なにファントムの表現にこだわならいで、ここは楽しそうに滑ってほしかったです。せっかくの彼女の得意そうな雰囲気なのに。「チャーーーチャチャチャチャチャーーーン」でファントムが登場して舞踏会が悲鳴に包まれるので、そこから一気に表情を変えてメリハリをつけた方がよかったのかもしれない。編曲が変わった方ではクリスティーヌへの愛を募らせていくファントムを演じて、人間的な仕上がりになっているかと。前者は本当に化け物という感じなんですよねえ。でもどちらの構成が好きかというと前者なんです。でも表現が乗っていたのは後者だと思うし表現もしやすいんだろうなあというのは思います。後者は編曲にあまりにもインパクトがありすぎて、僕は歌が耳に入ってくるだけでお腹いっぱいになります。それを勘案しても世界選手権での演技は胸を打ちましたけどね。あの編曲で胸を打つのはたいしたもんです。彼女のLPは苦しそうな表情で滑ることが多々あると感じていて、ジャンプが終わるまでそれが続くのですごく心配な気持ちになります。シニアに上がってからずっとそうで、毎シーズン毎シーズン終わる度に「来シーズンは表情の使い分けができるようになるといいな、曲による滑りわけがLPでもできるようになるといいな」と思っています。

2009-2010シーズンのフラメンコもう一度見てきたら子供すぎて笑ってしまいました。あのときはスピードあって表現力もあってすごい成長しているなあと思ったけど、あのときが熟していたとしたら今はもうドロドロって感じですね。あのときはまだまだ青かったということですか。

来シーズンの現役続行を決めた彼女ですが、大技化が進行する中では課題はたくさんあるでしょう。でも彼女の表現力や存在感というものは光るものがありますし、奮闘してほしいです。彼女の優勝した2010年の世界ジュニア選手権組は本当に残っていなくてですね、次々と引退されているので、そこのところも佳菜子にはがんばって欲しいところなのです。

-4 Comments

6番 says..."たちばなさんへ"
たちばなさんへ

おひさしぶりです。とある選手がなきものされていましたね。そんなにネットの意見が怖いのかと思うぐらいに。

佳菜子のSPは衣装も本当によかったですよね。細やかな表現でストーリーを紡ぎ出していって、本当に素晴らしいです。もっともっとハイスコアが出るといつも思っていて8点は乗って欲しかったです。若いとはいえ、続ける続けないは選手によって全然違うものなので決断も必要だったでしょうね。また来シーズンのプログラムを楽しみにしたいです。
2015.04.25 00:34 | URL | #q2p5Nno. [edit]
たちばな says...""
お久しぶりにコメントいたします。
何か、このシーズン前は「日本フィギュアはもう終わった」的なご意見をネットでよく見たのですが(笑)、終わるどころかとっても面白かったですね。
>過去の選手たちの映像を使って煽る
気のせいか一人、二度の世界女王に輝いた某先輩選手が「存在しなかったこと」にされてたような気がしましたが(笑)、この話題でまたコメント欄が閉鎖になってもいけないので(汗)、それは置いておくとして。
本郷さんの華やかなバレエのプログラムや、可憐な個性を生かして成功した宮原さん、毎回見るのが楽しみでした。
そして何より村上さんのSP! 金色?の衣装共々、本当に大好きで、これまた毎回楽しみでした。不安な部分もありながら胸に秘めた情熱を抑えきれない彼女の実際と重なって、いつも出場選手の中で一番、繊細に素晴らしくドラマを表現していると思っていました。なかなかそれが点数に結びつかないものなんですね。
続けるのもまた大変だと思いますが、また素敵なプログラムを見せてもらうのが楽しみです。
2015.04.25 00:08 | URL | #dEc.uiHI [edit]
6番 says..."highaimsさんへ"
highaimsさんへ

SPのコレオグラフィーとインタープリテーションは高い評価を受けても全く問題ないですよね。そこに関しては現役の女子選手の中では一番だと思いました。ケチケチすんな!
2015.04.24 23:19 | URL | #q2p5Nno. [edit]
highaims says...""
私がジャッジなら今季のショートもコリオグラフィーとインタープリテーション10点なんですけどね~(^_^;)細かい音を上手く拾っての表現、物語もあれ以上どう伝えられる??と思うし…
来年こそはセカンドマークが上がりますように!!
2015.04.24 09:24 | URL | #- [edit]

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