Luce Wald

フィギュアスケートは好きですか?僕は大好きです。

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

2014-2015シーズン デニス・テン

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デニス・テン

スケートアメリカ 4位
エリック・ボンパール杯 3位
ゴールデンスピン 優勝
四大陸選手権 優勝
世界選手権 3位

SP:Caruso
LP:シルクロード
EX:Money On My Mind

Carusoは何人ものスケーターがエキシビションで滑ってきた曲なので耳なじみはいいですが、歌詞はよく分からない。その歌詞を見てみると、これはラブソングなんですね。それをオペラ歌手が歌っていて、アメリカでの日々にも思い巡らす的な?これってテンくんにも繋がることですよね。同じ音楽に関係したことで、アメリカを練習拠点にして、世界中で演技をする(歌う)わけですから。4Tの後漕いでないのにどうしてあんなにスピードに乗れるんだろう、ちょっと理解できないです。キャメルスピンの前にある腕を広げたスリーターンのところも漕いでないのにスピードが出るのはしっかりとエッジに乗り切っているからですよね。すごい。ステップもまた恐ろしいほど急激にスピードを出していて、それをエッジの傾きのみで推し進めていくという。今シーズンの3強のプログラムを見ると、ランもクロスも異様なまでに少ないんですよ。もうジャンプを跳べるギリギリまで、何にもないところを省いているのでしょう。ここに関しては3強とそれ以外とでは明確な差があると思います。だからPCSに圧倒的な差が生まれるのも当然。なぜかSPよりもLPの方が高いPCSが出るという、よく理解できない慣習というか雰囲気があるけれど、僕はSPの方がPCS高くていいと思うんですが。いい振付だし、音楽表現は素晴らしいけれど、正直なところ別の曲で滑っているところが見たかったです。

LPはシルクロードをテーマにしたプログラム。これぞ彼にしか演じられないプログラムです。過去のチャンピオンたちでもこれを演じるのは大半が無理だと思います。スケートアメリカの演技と四大陸・世界選手権を比べてみると違いが見つかりました。まず2つの4Tの間のトランジションを省略するようになりました。スピンから1つ目の3Aに向かうまでの手の上げ方も変わりました。その3Aの後のリンクの右端まで行ったときの腕の上げ方も違います。2Aの入りも変わりました。大幅にトランジションはいじっています。エレメンツの配置は全く変化はありません。全体的に男らしくなって、腕がダランとしたのがなくなりました。これは滑り込みの効果も大きいと思いますが。キャメルスピンの後のトランジションでの片足に乗っての顔をクイッてやる振付はPさんのオペラ座っぽくていかにもローリーという感じがする。モンゴル地平線の彼方まで広がる平原をやっと通り越えたら、盗賊でも出てきそうな中央アジアの荒地に入って、それを抜けると太鼓がチャカポコ鳴り始めるお祭りをやっている賑やかな街に入る。再び荒野に入り、ステップの途中のクネクネのところでまた街に入るわけですね。きっとテンくんの生まれのアルマトイを想定して作っているのではないかと。ジャッジの前の腕クネクネからがエレメンツの区切りというわけではなく、その前のリンクの右端にいるときから40秒ぐらいがステップなわけです。ここまでの大きな音楽の変化を挟んでのステップはあまりないので、斬新だなあと思います。普通ステップの前で音楽が変化しますものね。+3をもらうために存在するエレメンツです。街中に花びらが舞っているかのような情景が浮かびます。僕の妄想力を思いっきり刺激してくれる素晴らしいプログラムでした。衣装は3つどれも素敵でした。TEDのぬいぐるみにそれを着せてプレゼントしてくれた方に世界選手権でのプレスカンファレンスで、ぬいぐるみを抱きながらお礼を言うところにテンくんの人の良さを感じました。

前後ろにジャケット着たみたいな衣装のエキシビション。これが普通の選手が滑っていたらとてつもなく普通で、あまりに普通すぎて流すところなんですけど、テンくんが滑ると一味違います。このプログラムは常に体が動いているから、全く手抜き感がしないです。半側転みたいな斜めに2回回るやつが好き。それからたくさんおケツをふりふりしているのもかわいらいし。プログラムに込めた意図は全く理解できませんが、単純にパフォーマンスで楽しめました。普通曲で魅せられるというのはスケーターとして本当に大事なことだと思います。スケーティングスキルが高くないと出来ませんしね。

昨シーズンのオリンピックでの活躍のおかげで四大陸のストリーミングをカザフスタンの放送局がやってくれて、われわれもおこぼれを頂戴いたしました。カザフスタンは以外にも冬季種目は強くないようで、ソチではテンくんのメダルだけでした。2022年オリンピックがアルマトイ開催に決まればテンくんての注目はさらに高まることでしょう。あと3ヶ月で決まります。さすがに東アジアでオリンピックやりすぎなので、アルマトイでいいんじゃないかと思いますけどね。日本との時差3時間だからリアルタイム観戦は夜10時から2時ぐらい・・・まあいける。

テンくんはプレカンを見る限り本当に頭が良さそうなので、本域の自分の言葉で語っているところを見てみたいものです。どうしようまっちーみたいな事言ってたら。

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