Luce Wald

フィギュアスケートは好きですか?僕は大好きです。

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

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2014-2015シーズン アンナ・ポゴリラヤ

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アンナ・ポゴリラヤ

スケートカナダ 優勝
ロステレコム杯 3位
グランプリファイナル 4位
ロシア選手権 4位
ヨーロッパ選手権 3位
世界選手権 13位

SP:アルビノーニのアダージョ
LP:火の鳥
EX:フィフスエレメント
EX:Rise Like a Phoenix

ショーのプログラムをSPにしたアダージョ。ショーではイル・ディーヴォだったのにシーズンが始まってみると、ロシアン御用達ララ・ファビアンに。結局はイル・ディーヴォに戻した形になりました。音源が違うと、曲構成も変わりますから当然振付も変わります。スタート時の歌詞が"I don't know where to find you"というものなのです。「あなたを探すあてもなく・・・」というような途方に暮れた女性の表情を女声では演じています。対して男声では右の脇に目を遣って「俺の元にお前はいない」というような男性的な表現をしているのです。手を下げるときに掌を上に向けると男性的に、下に向けると女性的になります。それを2つのボーカルで使い分けておりました。全体の傾向として違いが見えるのが男声ではゆったりとした動きが主体となっていることです。コンビネーションスピンの後の動き、2Aの前の腕の使い方、ステップの最後の腰の位置を下げて手を上げるところの振付にも違いがあります。男声ではゆったりと腕を広げるのに対し、女声では手をかざしています。歌詞の捉え方も変わったのでしょう。女声では好きすぎてどうにかなってしまいそうだけど、どうしたらいいか分からないような感情表現が見られます。男声ではエゴイストな「お前は俺のところにいればいい、お前は俺のもの」ぐらいの表現に見えるのです。スピンの構成は変わっていないし、ステップもほとんど同じなんですけど、上手く振付で変えてきたのだなあと思いました。3Loの助走が今まで少し長かったので男声バージョンではそれが緩和されていたのは、TESにも関わってくることですから喜ばしいことでした。ステップでのツイズル~ウインドミル~ホップのところは「愛を追い求めてます」感があって好きです。長身の選手のウインドミルとホップの迫力は空間を支配します。レイバックのヘアカッターは回転速度があってフィニッシュのうるさいボーカルに負けていないです。耽美系男子スケーターが女性ボーカルの曲で滑るケースは散見されますが、女子スケーターが男性ボーカルに曲負けしないのは大変なことだと思います。彼女の存在感あってこその選曲でした。うるさいですよ?ボーカルうるさいんですけど、いいんです。僕はイル・ディーヴォのでいいんです。

ポゴリラヤさんの天敵2Aのすべて
ジャパンオープンLP 2A 3.63 x 0.29
ジャパンオープンLP 1A 1.21 x 0.00
スケートカナダSP 2A 3.63 x -0.86
スケートカナダLP 2A 3.63 x 0.07
スケートカナダLP 2A 3.63 x 0.07
ロステレコム杯SP 2A 3.63 x 0.14
ロステレコム杯LP 2A< 2.53 x -0.57
ロステレコム杯LP 2A 3.63 x -0.57
グランプリファイナルSP 2A 3.63 x 0.21
グランプリファイナルLP 2A 3.63 x 0.50
グランプリファイナルLP 2A 3.63 x 0.07
ロシア選手権SP 2A 3.63 x 0.50
ロシア選手権LP 2A+2T 5.06 x 0.43
ロシア選手権LP 2A 3.63 x 0.29
ヨーロッパ選手権SP 2A 3.63 x 0.43
ヨーロッパ選手権LP 2A 3.63 x 0.14
ヨーロッパ選手権LP 2A 3.63 x 0.43
世界選手権SP 2A 3.63 x 0.00
世界選手権LP 2A 3.63 x 0.07
世界選手権LP 2A+3T<< 5.06 x -1.50
15/20ということは昨シーズンの成功数9/15よりはかなり上がっています。昨シーズンはワルツジャンプに抜けてしまうことが3度もありましたが、今シーズンはそれが一度もなくて安定しています。構えすぎも緩和されたのではないかと。

そんな天敵から「やな奴」ぐらいに格下げされた2Aが2つあるLPは火の鳥であります。前半の高難度の3-3と3-1-3があるところにきちんとトランジションは入っているのですが、シーズン後半でも前半からの進化はあまり見られませんでした。もっとバサーっと大きく目立つような動きを入れた方が長身が生かせてかっこよかったんじゃないかと思います。終盤のエレメンツの順番が
フライングキャメル→ジャンプ2つ→コレオシークエンス→レイバック(JO、SC、ナショナル)
フライングキャメル→コレオシークエンス→レイバック(RC、GPF)
フライングキャメル→レイバック→コレオシークエンス(EC)
コレオシークエンス→フライングキャメル→レイバック(WC)
の4つのパターンがありました。僕はロステレコムとファイナルで滑ったレイバック締めが一番しっくり来ます。でもどのエレメンツの順番のときでもそうなんですけど、後半の振付が少なくて少し物足りないか・・・な?と感じます。コレオシークエンスにしてもスパイラルを入れて、あとは少しステップ入れているぐらいで、中盤から最後までの音楽の変化における演じ分けが乏しいかもしれない。音楽の盛り上がり、ジャンプの着氷、それと共にギアの上がって行くような、体を燃やし尽くすような表現が見たかったのです。シーズン最初はにんじん色の火の鳥でしたが、赤色を足したためにより鮮やかな炎となりました。

ユーロビジョンで優勝したヒゲさんの、今シーズン大流行した曲で滑ってくれたポゴリラヤさん。僕は今シーズンの彼女のプログラムの中ではこれが一番好きなんです。これを歌っているヒゲさんを模したかのような、男装から美しい金色への早変えかっこいい。この曲がこれほど彼女にハマったのは歌謡曲っぽさもあったと思います。ロシアと言えば何十年時代から置いていかれているんだというような、歌謡曲が隆盛を誇っている国でありますから、湿っぽい歌謡曲DNAがロシア人には根付いているのでしょう。今シーズンのSPもどちらかといえば歌謡曲寄りですもの。どおりでアデルが似合わないわけだ。そしてもう一つプラスなのが、ロシアのお国柄的に男性から女性に生まれ変わるよ!みたいなものを公で見せていいのかというところ。単に意識していなかっただけなのかもしれないけれど、かっこいいよ。

今シーズンはさらに僕好みの陰のある大人のスケーターへと一歩近づいてくれまして。四肢の使い方が上達すればさらに素敵になるでしょう。まだ16歳、もうすぐ17歳の状態でこんなに素敵なのですから本当に楽しみです。来シーズンは代表争いがより激化しますが、その中で光る存在でいて欲しいです。

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