2015
03.26

偉大な記録

僕はISU公式がツイートしたこの内容が引っかかった

この"record"という言葉は「記録」と捉えればいいのか「記録的なぐらいだよ」と捉えればいいのか。じゃあ、じゃあ調べればいいじゃないか。ということで調べた。105回の世界選手権の中で誰が一番大会に出場したのか。Wikipedia英語版にある選手を1人1人チェックしていきました。

10回 24人
カール・シェーファー(オーストリア)1927-1936
リュドミラ・ベルソワ / オレグ・プロトポポフ(ソ連)1958, 1960, 1962-1969
オンドレイ・ネペラ(チェコスロバキア)1964-1973
リュドミラ・ポホモワ(ソ連)1966-1974, 1976
イリーナ・ロドニナ(ソ連)1969-1978
ジャン・ホフマン(東ドイツ)1970-1974, 1976-1980
ゲンナジー・カルポノソフ(ソ連)1970-1972, 1974-1980
ロイド・アイスラー(カナダ)1983-1994
ペギー・シュヴァルツ(東ドイツ→ドイツ)1989-1994, 1997-2000
コルネル・ゲオルゲ(ルーマニア)1990-1993, 1995-2000
ロクサーナ・ルカ(ルーマニア)1998, 2000-2003, 2005-2009
タチアナ・マリニナ(ウズベキスタン)1993-2002
シェイ=リーン・ボーン / ヴィクター・クラーツ(カナダ)1993-1999, 2001-2003
アレクセイ・ティホノフ(日本→ロシア)1994, 1999-2007
イリーナ・ロバチェワ / イリヤ・アベルブフ(ロシア)1994-2003
イゴール・ルカニン(アゼルバイジャン)2000-2009
ケビン・ヴァン・デル・ペレン(ベルギー)2000-2005, 2008-2012
フェデリカ・ファイエラ(イタリア)2000, 2002-2010
ジェナ・マッコーケル(イギリス)2003-2005, 2008-2014
タチアナ・ヴォロソジャル(ウクライナ→ロシア)2003-2009, 2011-2013
ロビン・ゾルコビー(ドイツ)2005-2014

11回 18人
アラン・カルマ(フランス)1954-1960, 1962-1965
グレゴル・フィリポウスキー(ポーランド)1980-1982, 1984-1990, 1992
ロバート・マッコール(カナダ)1978-1988
トッド・サンド(デンマーク→アメリカ)1981-1982, 1990-1998
エルヴィス・ストイコ(カナダ)1990-1997, 1999-2001
イザベル・デロベル / オリビエ・ショーンフェルダー(フランス)1998-2008
マルタ・アンドラーデ(スペイン)1991, 1993-2002
エレーナ・リアシェンコ(ウクライナ)1994-1996, 1998-2005
マリア・ペトロワ(ロシア)1994-1995, 1999-2007
エレーナ・グルシナ / ルスラン・ゴンチャロフ(ウクライナ)1994-1996, 1998-2005
セルゲイ・サフノフスキー(イスラエル)1996-2006
マキシム・スタビスキー(ブルガリア)1997-2007
アリオナ・サフチェンコ(ウクライナ→ドイツ)2001, 2005-2014
川口悠子(日本→ロシア)2001-2003, 2007-2013, 2015
ナタリー・ペシャラ / ファビアン・ブルザ(フランス)2004-2014

12回 12人
ソニア・ヘニー(ノルウェー)1924, 1926-1936
(5位, 2位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位)

ユリア・セベスチェン(ハンガリー)1998-2008, 2010
(19位, 19位, 7位, 18位, 8位, 14位, 6位, 12位, 22位, 12位, 11位, 15位)

マルガリータ・ドロビアツコ / ポヴィラス・ヴァナガス(リトアニア)1992-2002, 2006
(17位, 13位, 9位, 12位, 8位, 10位, 8位, 6位, 3位, 5位, 4位, 4位)

ミシェル・クワン(アメリカ)1994-2005
(8位, 4位, 1位, 2位, 1位, 2位, 1位, 1位, 2位, 1位, 3位, 4位)

シュエ・シェン / ホンボー・ツァオ(中国)1994, 1996-2005, 2007
(21位, 15位, 11位, 4位, 2位, 2位, 3位, 1位, 1位, 2位, 棄権, 1位)

ガリト・チャイト(イスラエル)1994, 1996-2006
(28位, 23位, 18位, 14位, 13位, 5位, 6位, 4位, 6位, 7位, 6位, 6位)

ブライアン・ジュベール(フランス)2002-2013
(13位, 6位, 2位, 6位, 2位, 1位, 2位, 3位, 3位, 8位, 4位, 9位)

トマシュ・ベルネル(チェコ)2002-2009, 2011-2014
(20位, 22位, 19位, QR16位, 13位, 4位, 15位, 4位, 12位, 16位, 21位, 10位)

ハオ・ジャン(中国)2002-2010, 2013-2015
(9位, 6位, 5位, 3位, 2位, 5位, 2位, 2位, 5位, 11位, 5位, ?位)

カロリーナ・コストナー(イタリア)2003-2014
(10位, 5位, 3位, 12位, 6位, 2位, 12位, 6位, 3位, 1位, 2位, 3位)

13回 3人
ウルリッヒ・サルコウ(スウェーデン)1897, 1899-1905, 1907-1911
(2位, 2位, 2位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位, 1位)

イワン・ディネフ(ブルガリア)1992-1993, 1996-2006
(28位, QR22位, QR13位, 23位, 21位, 14位, 18位, 12位, 17位, 14位, 15位, 13位, 19位)

ドロタ・シュデク(ポーランド)1995-2007
(16位, 13位, 8位, 5位, 3位, 5位, 6位, 6位, 7位, 6位, 7位, 9位, 棄権)

14回
ダニエル・マクグラス / スティーブン・カー(オーストラリア)1985-1998
(11位, 14位, 12位, 15位, 10位, 16位, 16位, 14位, 11位, 10位, 11位, 12位, 16位, 15位)

15回
アルベナ・デンコワ(ブルガリア)1992-1995, 1997-2007
(21位, 26位, 27位, 24位, 19位, 17位, 11位, 棄権, 10位, 5位, 3位, 2位, 5位, 1位, 1位)

デンスタ13


マリウス・シュデク(ポーランド)1993-2007
(17位, 22位, 16位, 13位, 8位, 5位, 3位, 5位, 6位, 6位, 7位, 6位, 7位, 9位, 棄権)

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16回
チン・パン / ジャン・トン(中国)1999-2013, 2015
(14位, 15位, 10位, 5位, 4位, 3位, 4位, 1位, 2位, 5位, 4位, 1位, 3位, 4位, 5位, ?位)

パントン337

ISUの言っていることは嘘ではなかったのです。105大会のうち16大会に出場しているパントン。世界選手権の歴史の15%に関わっていることになります。赤ん坊がオギャーと生まれてシニアの試合に出られるようになる年月なわけですよ。ISUが拠出して世界選手権で引退セレモニーやっていいぐらいの功績です。そりゃ今まで一番大会に出続けたんだからスケートファンに愛されているのも納得です。

長く続ける選手の特徴
戦前・・・世界選手権に出るだけの潤沢な資金がある選手
戦後・・・国策によるスポーツ振興。東側強くてとにかく長く続ける。アメリカも強かったがあっさり辞める。
冷戦終結・・・国が増え出場機会が増える。国内のライバルがいない。
現在・・・アイスショーで稼げる選手

長く続けるのに大切なこと
*怪我・病気なしに健康でいること
*スケートに必要な経費を差し引いても、生活ができるだけのアイスショーやメディアでの収入があること
*連盟の支援体制が強固であること
*シーズン半欠などをしても、連盟に推されるだけの力があること
*一番楽しい10代・20代を捧げる覚悟があること
*ミニマムスコアを取り続けていくこと

どれが抜けてもこれからは10回を超える出場は望めないでしょう。16回を超える可能性を論じられるのはハオ・ジャンだけ。これから連続出場してピョンチャンシーズンで15回。その次のオリンピックまで続けるとして19回。北京オリンピックが決まれば連盟に続けさせられるでしょうしね。もちろん後輩に抜かれなければの話。これからジャンプが跳べなくなることも十分あり得る。先のことは分からない。
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