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2018
07.25

ケビン・レイノルズの意思表明

Thank you for all the birthday wishes! Busy today with training, school, and work, but I had a great day. I’ve received a lot of messages recently regarding my competitive status. I’m pleased to say that I will be competing for one final season as I finish up my last year of undergrad studies at the University of British Columbia and transition to full-time working life. The decision to compete for one more season was not an immediate or easy one; after the Four Continents Championships I truly believed that I had given all I could give, and felt satisfied if that were to be my final competitive performance. However, looking back at the past season as a whole, in trying to compete technically with the very best in the world, I reached beyond the limits of what I was capable of, and it negatively affected the quality of the performances I gave each time out. This caused me to reconsider if I would truly be satisfied, or if I would have regrets if I were to end my career then and there. I continue to compete with the goal of giving the best performances I can for both skating fans and myself, while maintaining a high level of competitiveness. The unique set of circumstances I have this year combined with continued good health have fortunately given me the opportunity to continue with the sport I love, and give back to skating fans who have given so much support to me over my long international skating career. I ask for your support one final time as I enter the last stretch of this incredible journey. With this all said, I’m very excited to be competing in Hiroshima for the NHK Trophy this November, and look forward to other competition opportunities that may also come in the near future. And now, a small birthday present from me to you: I’d like to reveal my new programs for the season! My short program is to Nobuo Uematsu’s Illusionary World, choreographed by Lance Vipond. It was my first time working with Lance this summer, and it was a wonderfully enjoyable experience. I will also have a new free skate to the music of Ni no Kuni by Joe Hisaishi, and I’m looking forward to developing and performing it soon. See you in the fall!

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誕生日のお祝いありがとう!今日はトレーニングに学校に仕事に忙しかったけれど、いい1日でした。

最近、僕の競技に対することでたくさんのメッセージをもらいました。僕は、ブリティッシュコロンビア大学を修了し、フルタイムの仕事をする生活に移行するのを同じくして、もう1シーズン競技生活を続けることを発表できるのを嬉しく思います。

もう1シーズン競技生活を送ると決めるのは、すぐにはできなかったし、簡単な決断ではありませんでした。四大陸選手権の後、僕は自分ができることを全て出し切れたと信じていたし、あれが最後のパフォーマンスになるなら満足だと感じていました。

しかしながら、過去のシーズン全体を振り返ってみると、技術的に世界最高の演技を目指し、自分のできる限界を超えようとすると、毎回パフォーマンスの質に悪影響を及ぼしていました。このことが、本当に自分が満足しているのか、このままキャリアを終わらせて後悔しないのか、と再考させる理由になりました。

僕は高いレベルの競争力を維持しつつ、スケートファンと自分の双方にとって、最高のパフォーマンスを与えるという目標を持ちつつ、競技を続けていきます。

今年の僕のユニークな環境は、良好な健康状態を含め、幸運にも、僕が愛するスポーツを続け、長いキャリアを支えてくれたスケートファンのみなさんに恩返する機会を与えてくれました。僕はこの途方もない旅の最終局面に突入します。そんな僕を支えてください。

それでもって、11月、広島で開催されるNHK杯に出場したり、近い将来に出場する他の試合で戦うことを楽しみにしています。そして、みなさんにちょっとしたバースデープレゼントを差し上げます。新しいプログラムの解禁です!

SPは植松伸夫の"幻獣の町" 振付はランス・ヴァイポンド

この夏、ランスと初めて仕事をしました。素晴らしく楽しめた経験でした。

LPは久石譲の"二ノ国"です。

このプログラムを仕上げ、披露することを楽しみにしています。

それでは秋に会いましょう! 拙訳。

ついにケビン・レイノルズ本人からの正式な現役続行宣言が出ました。しかもこんな力強い言葉。思い出作りの現役続行ではないですからね?自分のできるものを全て出し切って、ファンと自分を満足させるのが目的ですから。これは楽しみ。しかも何ですかこの選曲。どちらもゲームじゃないですか、日本じゃないですか、超日本向きじゃないですか、こんなの絶対に世界選手権に出場するしかないじゃないですか、超応援するじゃないですか、またジョアンを泣かせてほしいじゃないですか。
2018
07.25

JGP1戦目エントリー

http://www.isuresults.com/events/fsevent03111597.htm

ジュニアグランプリシリーズが来月開幕。8月23日木曜日、日本時間の18時30分に男子SPでスタートします。今年は5年ぶりに開幕戦にペアが含まれます。演技終了時刻は、日本時間で朝5時、3時、2時といったところ。

これは初戦あるあるですが、各国エース級&2番手を派遣するので、潰し合って有力選手がファイナルから外れやすくなります。穴なのが5戦目6戦目で、有力選手が極端にいないことがあります。韓国は安定のTBA。毎年のことです。

男子シングル
1 Mauro CALCAGNO ARG 1
2 Luc MAIERHOFER AUT 2
3 Mikalai KAZLOU BLR 3
4 Alexander ZLATKOV BUL 4
5 Stephen GOGOLEV CAN 5
6 Aleksa RAKIC CAN 5
7 Charles Henry KATANOVIC CRO 6
8 Nikolaj Molgaard PEDERSEN DEN 7
9 Denis GURDZHI GER 8
10 Josh BROWN GBR 9
11 Calvin PRATAMA INA 10
12 Daniel GRASSL ITA 11
13 Mitsuki SUMOTO JPN 12
14 Donovan CARRILLO MEX 13
15 Lilian BINZARI MDA 14
16 Men KOR TBA KOR 15
17 Egor RUKHIN RUS 16
18 Roman SAVOSIN RUS 16
19 Gabriel FOLKESSON SWE 17
20 Tomas Llorenc GUARINO SABATE SUI 18
21 Mykhailo LEIBA UKR 19
22 Kyrylo LISHENKO UKR 19
23 Ryan DUNK USA 20
24 Andrew TORGASHEV USA 20

今シーズンの男子では世界で最も注目株。カナダのスティーブン・ゴゴレフが満を持してのジュニアデビューです。世界中のスケートファンが数年間待ち続けた瞬間でしょう。ネイサン、ヴィンセントのジュニアデビューに並ぶか、それを凌ぐかといった注目度。日本からはエース須本。アメリカからはトルガシェフ。ロシアからは、JGPSで1位2位3位4位を獲得してきて、次はひょっとして今シーズンは5位6位なんじゃないか?というサヴォシン、そして演技がエテリナイズされているルヒン。さらにはイタリアのショタ4回転マシーングラスル。床の間に飾りたいかわいさカリーヨなど、見どころ満載であります。こんなに偏って大丈夫なのでしょうか。

サブエントリーを見ると、日本は三宅木科島田壷井、ロシアはグメンニクイグナトフ、アメリカはヒワタシプルキネンがいます。それを鑑みるとやはり初戦に偏っている気がしてきました。

女子
1 Virginia Elisa BUSTOS ARG 1
2 Sophia SCHALLER AUT 2
3 Kim CHEREMSKY AZE 3
4 Alexandra FEIGIN BUL 4
5 Aurora COTOP CAN 5
6 Hana CVIJANOVIC CRO 6
7 Daniela KO CZE 7
8 Maia SORENSEN DEN 8
9 Elodie EUDINE GER 9
10 Kristen SPOURS GBR 10
11 Yi Christy LEUNG HKG 11
12 Julia LANG HUN 12
13 Viktoria BJORNSDOTTIR ISL 13
14 Savika Refa ZAHIRA INA 14
15 Alessia TORNAGHI ITA 15
16 Tomoe KAWABATA JPN 16
17 Yuhana YOKOI JPN 16
18 Azhar ZHUMAKHANOVA KAZ 17
19 Andrea MONTESINOS CANTU MEX 18
20 Frida Turiddotter BERGE NOR 19
21 Lady KOR TBA 1 KOR 20
22 Lady KOR TBA 2 KOR 20
23 Ana Sofia BESCHEA ROU 21
24 Anna SHCHERBAKOVA RUS 22
25 Anna TARUSINA RUS 22
26 Ema DOBOSZOVA SVK 23
27 Alexandra Michaela FILCOVA SVK 23
28 Silvia HUGEC SVK 23
29 Nina POLSAK SLO 24
30 Anna BERTRAN ESP 25
31 Smilla SZALKAI SWE 26
32 Maia MAZZARA SUI 27
33 Anna RAKOVYCH UKR 28
34 Pooja KALYAN USA 29

男子のゴゴレフに並ぶ今シーズンの目玉。女子はアンナ・シェルバコワが降臨です。昨シーズンは怪我でジュニアデビューに遅れました。4Lzを習得しているジャンピングモンスターの構成が楽しみです。めちゃくちゃジャンプの質がよかったり、体の使い方が洗練されているというわけではないので、同門のライバルと張り合うには構成は上げざるを得ないと思います。ロシアのもう1人はタルシナ。2シーズン前、事故でジュニアグランプリの棄権を余儀なくされました。今度こそはといったところ。まだダビダビが膨らんでいるか楽しみ。日本からは昨シーズンの世界ジュニア選手権で本領発揮してくれたゆは菜姉さん。サブエントリーには妹のきな結の名前もあります。昨シーズンの黄色衣装が頭にこびりついている川畑が日本の2人目です。現在のジュニア三大国の韓国はもちろん未決定。アメリカのプージャ・カリアンはインド系の選手です。アメリカのインド系といえばインド所属がほとんど。アメリカ代表は珍しいです。プロフィール調べようとしたけれど、icenetoworkがなくなったせいで無理でした。NBCが配信に手を伸ばすせいで、スケートファンはすごく迷惑被っています。NBCはオリンピックの競技時間にも口出ししますしね。あーやだやだ。アメリカ女子はサブを含めると過半数がアジア系になりました。

ペア
1 Darya RABKOVA / Vladyslav GRESKO BLR 1
2 Patricia ANDREW / Paxton FLETCHER CAN 2
3 Brooke MCINTOSH / Brandon TOSTE CAN 2
4 KOR TBA / KOR TBA KOR 3
5 Kseniia AKHANTEVA / Valerii KOLESOV RUS 4
6 Anastasia MISHINA / Aleksandr GALIAMOV RUS 4
7 Apollinariia PANFILOVA / Dmitry RYLOV RUS 4
8 Tereza ZENDULKOVA / Simon FUKAS SVK 5
9 Jade HOM / Franz-Peter JEROSCH USA 6

うーん少ない!ロシアの表彰台独占が濃厚な試合であります。パンリロ、ミシガリ、アハコレ。すでにジュニアグランプリや世界ジュニア選手権でのメダリストになっているペアばかりです。他国のペアがいきなり成長しないかな・・・。

アイスダンス
1 Emiliya KALEHANOVA / Uladzislau PALKHOUSKI BLR 1
2 Nadiia BASHYNSKA / Peter BEAUMONT CAN 2
3 Ellie FISHER / Simon-Pierre MALETTE-PAQUETTE CAN 2
4 Loicia DEMOUGEOT / Theo LE MERCIER FRA 3
5 Marie DUPAYAGE / Thomas NABAIS FRA 3
6 Lara LUFT / Asaf KAZIMOV GER 4
7 Emily ROSE BROWN / James HERNANDEZ GBR 5
8 Sara CAMPANINI / Francesco RIVA ITA 6
9 KOR TBA / KOR TBA KOR 7
10 Polina IVANENKO / Daniil KARPOV RUS 8
11 Elizaveta SHANAEVA / Devid NARYZHNYY RUS 8
12 Anna CHERNIAVSKA / Volodymyr HOROVYI UKR 9
13 Katarina DELCAMP / Maxwell GART USA 10
14 Caroline GREEN / Gordon GREEN USA 10

めっちゃ上手い子供ことグリーンズはジュニア2シーズン目。対抗はもちろんロシア。クスタロワのところのイワネンコ&カルポフ、スヴィニンのところのシャネエワ&ナリズニー。ナリズニーは女性ウケよさそうな顔してます。カナダの名前長い組の女性の名字は漁師。男性は職業モデル。つまり漁師モデル。おもしろ写真の提供を心待ちにしています。ベラルーシの枯れ花輪さんことカレハノワ&パルコウスキーはジュニア5シーズン目に入りました。いよいよジュニアラストイヤーです。昨シーズンのSDの衣装笑いました。今シーズンも笑わせてほしい。

サブエントリー欄に気になるカップルがあります。クセニア・コンキナ&アレクサンドル・ヴァフノフ。コンヤクとポリヴァフ解散してるやんけ!ゲレイロがポリヴァフにクソ編曲のプログラム作ったからだ!ゲレイロのせいだ!コンヴァフはどちらもシュッとしていて、見た目のバランスはよさそう。

Шла 4 неделя сборов❤🇷🇺 #camp #2018 #Saransk

𝓚𝓼𝓮𝓷𝓲𝓪 𝓚𝓸𝓷𝓴𝓲𝓷𝓪さん(@k.konkina_)がシェアした投稿 -

昨シーズン上位勢がゴッソリ抜けてジュニアグランプリシリーズが始まりました。今シーズンは知っている名前が多いので、発見よりは進歩を楽しめそうです。
2018
07.22

デニス・テン殺害の容疑者が逮捕

http://news.livedoor.com/article/detail/15043940/

デニス・テンの車からミラーを盗み、口論となった彼を刺殺したとみられる容疑者2人が逮捕されました。車のミラーを盗んでいることを咎められて人を殺めてしまう。その行為が情けないし、輝かしい未来を奪われてしまったことが悲しい。

この記事によると、2人には終身刑が科せられる可能性があるとのことです。カザフスタンの死刑制度は、テロ行為を伴う事件や戦争中の重大案件以外では廃止されているそうです。

21日に営まれた市民葬には5000人が参列しました。

https://www.sanspo.com/sports/news/20180720/fgr18072019230011-n1.html

また、テレビは白黒放送となり、ラジオの娯楽番組やイベントが中止になるなど、国を挙げてテンくんの死を悼んでいます。

"カザフスタンの英雄"というキャッチコピーがよく使われていましたが、それは誇大ではなく、国民に愛され、尊敬される人物だったのだと分かりました。

一スケートファンとしては、容疑者の厳刑を望みます。しかし、2人の容疑者が、正当な取り調べと裁判から導き出された判決の下で、罪を償うことがベストだと思います。そこは切り離して考えたいです。

未だに信じられません。
2018
07.20

デニス・テン 死去

https://www.asahi.com/articles/ASL7M76KCL7MULZU01D.html

デニス・テンが命を落としました。2人組の強盗と口論となり、ナイフで刺されました。搬送された病院で蘇生措置が施されましたが、日本時間の19日午後8時半頃に亡くなりました。心より哀悼の意を捧げます。そして、このような事態となり、心を痛めていらっしゃるご遺族にお悔やみ申し上げます。

つい昨日までSNSを更新して、友人と楽しく過ごしていた1人の若者が、今この世に存在していないだなんて、実感がわきません。

デニス・テンの存在を知ったのは、2008-2009シーズンのジュニアグランプリシリーズでした。当時は今のように専用のYouTubeチャンネルはなく、プロトコルから演技内容を想像するのがほとんでした。テンくんは、たまたまストリーミング画質がガサガサのクールシュヴェル大会に出場していたので、運よく演技を観られて存在を認知しました。小さな体で3Aを降り、シャキシャキとキレのある動きを見せる姿に驚かされました。そして、タラソワ門下と知って納得もしました。この大会にはミハル、アモディオ、ナンソンも出場しており、みんな上手くて興奮した記憶があります。シーズン中にメキメキと力を伸ばし、世界選手権では8位入賞。新時代の到来を予感させました。

そんな将来を嘱望されたスケーターである一方で、世界ジュニア選手権のメダルには恵まれませんでした。連盟の命を受け、オリンピックシーズンには四大陸選手権→オリンピック→世界ジュニア選手権→世界選手権という無茶苦茶な日程で試合をし、疲弊していました。スロースターターで、グランプリシリーズの表彰台にも恵まれず、引退までにメダル獲れないんじゃないか?と思いもしましたが、2014年エリック杯で初めて表彰台に立てました。でもグランプリシリーズで最も思い出深いのは、2010年スケートアメリカで5回転倒した時です。体が壊れてしまうのではないかと思いました。

エヴァン・ライサチェクに「足が大きいから身長が伸びるよ」と言われたのは何だったのか、身長は伸びませんでした。

フランク・キャロルのチームに移り、ローリー・ニコルの振付けた作品を滑るようになる頃には、美しいスケーティングにさらに磨きがかかりました。パトリック・チャンや髙橋大輔とはまた一味違った、力の込め方、インテンシティーが絶妙な滑りでした。素早い上体の動き、アクロバティックな動きをしても体が全くブレません。ステファン・ランビエールの指導も受け、一層情熱的になり、演技の彩りが増しました。そんなローリー=ランビ時代の最高傑作が2012-2013シーズンの2つの"アーティスト"。SP・LPで合わせて1つの物語を紡ぐだなんて、「絶対に俺の演技両方見てくれ!」というメッセージではないですか。普通なら「そんな表現方法自己満足に過ぎない」という意見が出てもおかしくありません。それを黙らせてしまうだけの力があったんですよね。しかもそれを4回転を入れて完成させてしまうわけですから。Pさんへの大歓声渦巻くカナダ・ロンドンでの世界選手権での主役は、美しい演技を2つ揃えたテンくんでした。

2013-2014シーズンからは、徐々に怪我が増えていきます。グランプリシリーズに出場出来ず、オリンピック代表が揃って出場を回避した直前の四大陸選手権でも表彰台を逃しました。オリンピック本番ではSPは8位と、メダル圏内に入るまずまずのスタート。LPもまとめ上げましたが、上位選手の出せる点数を考えると厳しかった。かと思いきや、史上稀に見るミス連発のイベントとなり、順位を一気に上げてカザフスタン初のメダリストに輝きました。世界中がビックリです。

キャリアハイとなった2014-2015シーズン。2つの素晴らしいプログラムを用意しました。特に四大陸選手権で滑ったLPは、歴史に残る名演です。シルクロードがテーマという時点で、一般人には難解なはずですし、民族楽器が使われた楽曲は馴染みがありません。それにも拘わらず、シルクロードを旅する情景がリンクに再現されている。その圧倒的なパフォーマンス力に度肝を抜かれました。この演技は、僕がボケて記憶がなくなってしまうまで忘れないです。この時着用した深いブルーの衣装は、スケート衣装でトップ10に入ります。

なかなか思い描く演技が出来ない中、スポット的に調子が上がることがありました。それが2015年ゴールデンスピンと2017年ユニバーシアード。2015-2016シーズンはSP・LPで同じ"ミサ・タンゴ"を使用しました。陰があり、不可侵でアンタッチャブルな美しさを秘めたテンくんにしか許されない選択です。2016-2017シーズンのSPは、冗談のような編曲の"ヒップホップロミオとジュリエットとくるみ割り人形"。しかしながら、これを他の選手が滑っていたら大惨事になっていました。テンくんだから競技用のプログラムとして成立させられたのです。このシーズンは怪我もありキャリアワーストの成績で、ユニバーシアードでも完全復活ではありませんでした。それでも開催地は出身地のアルマトイ。普段、フィギュアスケートを観る機会のない観客の前でいいものを見せたい。そんなテンくんの意地とプライドが垣間見えました。

3度目のオリンピックシーズンも足の怪我に苦しめられることになりました。前大会の銅メダリストとして臨んだピョンチャンオリンピックでは27位でSP落ち。さらには世界選手権を欠場。先走ったメディアから「引退」と言われてしまうこともありましたが、そのような発言は一言もしていませんでした。2018-2019シーズンもテンくんの滑りを楽しみにしていました。

ロシアとアメリカとヨーロッパのいいとこ取り。幅広いジャンルの音楽を捉える感性とリズム感。ショーを主宰し、カザフスタンのみんなにもスケートを観てもらおうという心意気。インタビューを読んでいても分かる知性。気品と情熱と持ち合わせ、あらゆる方面に才能を見せる、人として素晴らしいスケーターでした。世界中のスケーター、スケート関係者、メディア、連盟、多くのファンからその死を悼む声が寄せられいることからも、彼がどれだけ愛されていたかが分かります。

今は、犯人が逮捕され、ご遺族が平穏な日々を取り戻せることを祈っています。フィギュアスケートへの多大なる貢献、素晴らしい演技をありがとうございました。テンくんが大好きです。安らかにお眠りください。
2018
07.20

ジュリアン・セガン&シャルリ・ビロドー 解散

https://skatecanada.ca/2018/07/canadian-pair-skaters-seguin-and-bilodeau-end-skating-partnership/

ジュリアン・セガンシャルリ・ビロドー解散です。連盟からの発表だけで、これからについての2人のプランについてコメントはありません。すでにジョン・カーと今シーズンのプログラムの振付を終えていたので、予想もしていませんでした。

2014-2015シーズンからメキメキと力をつけてきたペアでした。北米所属の有力ジュニアペアが非常に少なく、ロシア寡占状態の中で2人の存在は大きかったです。セガンが並行してシングルにも出場していたため、ジャンプ力がありました。時には3Loを組み込むこともありました。ビロドーのお父様が亡くなるなど、辛い時期も経験しました。シニアに上がってからはグランプリシリーズの表彰台常連へと成長し、グランプリファイナルにも出場。マリーさんテイスト強い懐メロプロや、口髭グランドブダペストホテル、コミカルな付け髭エキシまで、芸風の広いペアでした。課題だったリフトのポジションも、1シーズンごとに改善されていきましたし、乱高下していたPCS評価は安定してきました。

2018-2019シーズンはモーマリとカナダを引っ張っていくぞ!というポジションでした。それなのに、今解散・・・・・当人たちにはいろいろ考えることがあったのだと思います。コメントがないので、続けるにしろ競技の場からさるにしろ、何とも言えないです。セガンの脳震盪→世界選手権→オリンピックシーズン→初のオリンピック→世界選手権SP落ちと、この1年半駆け抜けてきました。今はゆっくり考えてもらいたいです。
2018
07.19

ジャパンオープンエントリー

http://www.tv-tokyo.co.jp/japanopen2018/skater.html

ジャパンオープンのエントリーがすべて発表されたのでいまさら。

チーム日本
宮原知子・・・2年ぶり4度目
坂本花織・・・初
宇野昌磨・・・4年連続4度目
織田信成・・・3年連続4度目

チーム北米
ガブリエル・デールマン・・・初
ブレイディー・テネル・・・初
ネイサン・チェン・・・2年連続2度目
ジェレミー・アボット・・・4年連続6度目

チーム欧州
カロリーナ・コストナー・・・初
アリーナ・ザギトワ・・・2年連続2度目
ハビエル・フェルナンデス・・・6年連続6度目
デニス・ヴァシリエフス・・・初

ゲスト
ステファン・ランビエール
町田樹

カーニバルオンアイスのみ
鈴木明子
村上佳菜子

おや・・・1人おかしなスケーターがいますねえ・・・・・織田信成さん(31)は、去年のジャパンオープンで「公式戦はこれが最後!」と言っていませんでしたか?ひょっとして

このツイートは、あながちただのジョークでもなかったってことなのか!おい!本格的に復帰してくれよ!テレ朝での質の高い解説を諦める覚悟はありますよ?

初出場のスケーターがちらほら。カロリーナが以外にも初出場です。宇野昌磨さん、ジェレミー・アボットさん、ハビエル・フェルナンデスさん出まくる。特になんですくんは最多連続出場タイ記録です。きみ、1年の1/6ぐらい日本にいないか?

そしてまっちーはこのジャパンオープンとカーニバルオンアイスが最後の舞台です。まだチケットはあるようなので、よい大人のみなさんは有給申請するんですよ?分かりましたね?どうしても無理なら、あなたは10月6日に風邪をひくんです。分かりますか?体がダルくて起き上れないんです。仕方ないですよ、季節の変わり目ですので。それで会社に電話しますよね?すると、あーら不思議。電話をした途端平熱に。枕元には荷造りが完了したカバンとチケットが。あ~れ~~~と電車に飛び乗ればハッピーな気持ちに。え?子供と夫のご飯?カップラーメンぶん投げればオッケー!子供と男ってカップラーメン大好き!ほら、まっちーを見送りに行きなされ。

チャレンジャーシリーズ初戦のアジアントロフィーは7月20日がエントリー締め切りなので、そろそろエントリーが判明するはずです。レイクプラシッドは来週ですし、フィラデルフィアサマーはアジアントロフィーと同じ再来週。8月に移動したNRW杯がその次の週。シーズン開幕はそこまで迫っています。アイスショーが毎週あるので、これまでで最もシーズンオフ感がなかったです。
2018
07.19

ユラ・ミン&アレクサンダー・ガメリン 解散

ユラ・ミンアレクサンダー・ガメリンの解散が、ガメリンより発表されました。ガメリンは2022年北京オリンピックまで韓国代表として戦っていくつもりでしたが、ユラミンが解散を決めたそうです。

スケートアメリカへのアサインがありますし、つい3週間前には一緒にトレーニングする動画をアップしていました。ユラミンは、この短い期間に解散する意思を告げたということでしょう。ガメリンのコメントには「アマチュアのアイスダンサーとしての旅を支えてくれたことを心から感謝しています。みなさんの願いが、今後の僕の取り組みを通じて、続いていくことを願っています。」とあります。現役を続けるような、続けないような、ボヤけた書き方です。

アメリカ出身とアメリカ人のカップルでしたから、すんなりと溶け合っていいカップルでした。ガメリンは双子でカップルを組んでいたけれど、資金難で2人ともは続けられない。だから一度は引退したけれど、兄だけが戻ってきて韓国に移籍しました。日本のかなクリのライバルでしたし、日中韓でアジアのアイスダンス界を牽引する1組でもありました。シュピルバンドのテンプレートプログラムという壁を乗り越え、自力でオリンピック枠獲得、国籍も取得できました。

オリンピック本番ではユラミンの衣装のホックが外れて、あわや大惨事の団体戦でスタート。個人戦では無事に滑り終えて、FDのアリランを韓国のリンクで披露できました。オリンピックでの演技は、何物にも代えがたい経験だったことでしょう。ガメリンの民族衣装についていたQRコードのような模様は、いくらリーダーで読み込んでも反応がありませんでした。

2人のこれからの選択を見守ることにいたしましょう。
2018
07.13

柴田嶺 引退

柴田嶺引退発表です。

3月にパートナーの高橋成美が、怪我で十分な練習を積めなくなり引退。柴田の動向に注目しておりましたが、今回引退発表となりました。シングル時代は細身にゴージャスな衣装をまとって、ビールマンスピンを見せるなど、ペア転向なんて思いもしない演技スタイルでした。そんな柴田が30歳手前で現役復帰し、経験豊かな成美とペア結成。みるみるうちに体つきが変わって、ペア男子へと変貌しました。昨シーズンの全日本選手権の演技では、ミスがありながらもまとめ上げ、リフトや"これでもか"と盛り込まれたスパイラルでアピールし、これからを期待させてくれました。しかし、四大陸選手権は成美の怪我で欠場。結果的に寂しいキャリアの終え方となってしまいました。

柴田は未定ながらもスケートに携わる仕事をしたいと発言しています。そして、3月に引退発表した成美はカップル競技に貢献したいとも語っていました。先に引退した成美のこともあわせて、そしてシングル時代のこともあわせまして、お2人とも長い現役生活お疲れ様でした。そして、ペア競技を盛り上げてくれてありがとう。
2018
07.01

髙橋大輔 現役復帰

http://d1sk.com/
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/07/01/kiji/20180701s00079000145000c.html

最後にヤフーのトップだけ見てから昼寝しようかな・・・
・フィギュア高橋大輔 現役復帰
え?となって、1分前に切ったパソコンの電源を入れて内容を確認。髙橋大輔現役復帰!!!競技会に戻ってきますよ!!!!!

2017年全日本選手権をテレビのナビゲーターとして立ち会い、「この緊張感の中で戦いたい、滑りたい」と思うようになったとのことです。4年をおいて32歳での復帰は、男子シングルの選手としては異例中の異例と言えるでしょう。他に代表がいない国ならまだしも、元世界チャンピオン・オリンピックメダリストの彼の復帰は、世界に衝撃を与えるはずです。彼の言う通り「やり切った」と思える演技を見せてくれることを楽しみにしています。

もしかしてNHK杯のTBDってダイスキ・タカハシ枠なのか?え?どうなんだ?分からない。え、超嬉しいんですけど。何これ。ヤバい。円熟完熟熟れまくりキウイ・パパイア・マンゴーだねスケーターの演技が競技会で見られるのが楽しみで仕方ないのです。全日本選手権はブロック大会からの出場でしょうか。きっと人で溢れかえりますね。そして全日本選手権では、羽生ファンと髙橋ファンで壮絶なチケット争奪戦が繰り広げられるのです。タオルバナーまみれの客席見てキャッキャする楽しみが復活します。

フジテレビでの噛み噛みナビゲーターを見られなくなるという残念ポイントはありますが、その3000倍復帰が嬉しいです。2018-2019シーズンのお正月に、ポチ袋パンパンのお年玉を投下してくれました。

7月1日20:30~会見を行うそうです。一応フジテレビの夜のスポーツニュース録画予約しておこう。フジだからやってくれますよね?(威圧)

※追記
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180701-00000063-mai-spo

復帰は1年限定のつもりだそうです。国際大会の出場はこれから変わるかもしれないが、頭の中になく、全日本選手権出場が目標。全日本選手権の最終グループに入りたいそうです。フジテレビの夜のスポーツニュースのやつ録画予約しておいてよかったーーー生で出てきたーーーーーふーーー。プログラムのことについて聞かれていましたが、LPの振付は終えたようです。ブノワ・リショーがインスタのストーリーを更新していて、LPを振付けたことを示唆していました。ブノワ&ダイスケさん。おもろいのこいやっ!

昨シーズンの全日本選手権で復帰を決めたので、ルール変更が復帰には関係なかった模様。ただ、ルール変更は確実に彼に後押しになると思います。4回転は2種類入れたいと語っていますが、1種類1本でもある程度戦えるのではないかと。ジャンプが1本減り、大半の選手はGOEが+3までに収まるでしょうから、点数に占めるTESの比重が減りPCSの重要性が増します。よって、PCSで高評価が見込めるダイスケさんは戦いやすくなるはずです。

気持ちが変われば、全日本選手権の先、1シーズン限定の先に向かってほしいです。でも、全日本選手権で「やり切った」と思えたら、それはそれでいいですね。
2018
07.01

謹賀新年

謹賀2018-2019シーズンあけましておめでとうございます。

オリンピックサイクルが終わり、また新たな4年間のスタートです。あるスケーターはリンクを去り、あるスケーターはプロとして活躍、あるスケーターは指導者の道へ進み、またあるスケーターは次の目標に向かって滑り出します。そんなスケーターの皆さんが、健康で、満たされた1年を送れますように。

そして、スケートファンの皆さんが激しいチケット争奪戦を勝ち抜き、お目当ての席で観戦できることを祈願しております。年々試合数もストリーミングも増加の一途を辿っておりますが、お体大切になさってください。中島誠之助風に言うと、大切になすってください。

僕は今シーズンもヘラヘラと適当に楽しくブログをやっていきます。適当に見ていってください。フランス国際で発熱ダウンしないように、冬は室内をめっちゃ加湿しておこうと思います。

ベテランたちが納得のいく決断をできますように。
スケーターの体・心の傷が一刻も早く癒えますように。
パートナーを探しているスケーターに、いいパートナーが見つかりますように。
グレイシー・ゴールドやアンナ・ポゴリラヤが元気に戻ってこられますように。
ネイサンの衣装がヴェラ・ウォン製じゃなくなりますように。
コリヤダのプログラムがテストスケートでダメ出しされませんように。
アリエフのスタミナが持ちますように。
不格好なタノが減りますように。
全日本選手権の後のMr.サンデーで、ミヤネ屋がおとなしくしますように。
タラモロのプログラムがキャンディマンよりは盛り上がりますように。
ヴォロトラの娘がヴォロソジャルみたいな性格に育ちますように。
パパダキスがBeing happyでありますように。
ディアスが胸毛を剃るという過ちを止めますように。
エテリが新たなおもしろもふもふコートを仕入れますように。
フランス国際の表彰式で変な星じゃなくて、メダルを授与しますように。
6年ぶりのユーロ&全米同時開催、チキチキ17時間ぐらい不眠耐久フィギュアスケート観賞レースに勝利できますように。

おい神!ただちに取りかかれ!
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