2016
05.25

新プロ情報2

にです。

本田真凜
SP:Smile
LP:ロミオとジュリエット

書き忘れていたやつ。Smileとか絶対合うやつですやん。絶対に合うやつですやん。ロミジュリはメンチ切らないやつですやん。メンチ切らないやつですやん。

ヨリック・ヘンドリックス
SP:Silence

こんな曲どうやって競技で使うんでしょう。モダンダンスの振付師作なので選曲が独特。

マディソン・チョックエヴァン・ベイツ
FD:Under Pressure

全世界待望の外注プログラムです。おっしゃああああああああああああああついにきたああああああああああ!!!このままシブタニズに引き離されてもナショナルがつまらないし、これは楽しみになります。なんてったって振付がクリストファー・ディーンですからね。今までにないような動きをたくさん見せてくれるでしょう。

本郷理華
SP:カルミナ・ブラーナ
LP:アラビアのロレンス

SPはシェイリーン振付で、LPはあっこちゃん振付。ミヤケン振付でないのが残念だけど、SPは絶対に合うでしょう。悪の幹部っぽいかっこいい衣装をお願いしたい。女子でアラビアのロレンスは珍しい。

これぐらいしか思い出せない女子のアラビアのロレンス。

宇野昌磨
SP:ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア
LP:Buenos Aires Hora Cero、Balada para un loco

SPは日本のスケートファンにはすっかりおなじみになった曲。これ発表されたときに、まっちーファンが幻影を追いかけてフラフラとさまよい始めたことが想像できます。LPはピアソラのメドレーのようです。曲を聴いてみましたが、とても難しそうな選曲でした。がんばれー。

ソツコワはSPがニキータ・ミハイロフ、LPがピーター・チェルニシェフの振付。両方でシュニトケの音楽を使い、ストーリーにも繋がりを持たせるそうです。イリジガは今シーズンもナハロさんのところで振付。むらむら、川原、ジンソのチーム岡山はホワイト夫妻のところで振付。鬼プロになっているといいなあ。

シーズンが完全に終わって早くも1ヶ月。新しいプログラムの振付、水着、イチャイチャ最近はこういうのばかり。
Comment:9
2016
05.24

2015-2016シーズン アンナ・ポゴリラヤ

アンナ・ポゴリラヤ

オンドレイネペラトロフィー 2位
モルドヴィアンオーナメント 優勝
中国杯 4位
NHK杯 9位
ロシア選手権 3位
ヨーロッパ選手権 3位
世界選手権 3位

SP:ヴァイオリンと管弦楽のためのボレロ
LP:シェヘラザード
EX:シュニトケのタンゴ

今シーズンはニコライ・モロゾフが振付師になりました。そして生まれたこの抜群のコンビネーション。新たなモロゾフのミューズが誕生したシーズンでもありました。今は18歳ですが、シーズンを戦っていたときは17歳。それでこの色っぽさ。そして長身&手足の長さ。ただ長いだけだと蜘蛛でも手足は長いですから、それを生かしきれたのがよかった。フィギュアスケート界隈での褒め言葉に多用される「大人っぽい」「長身&手足が長い」は、ポゴリラヤのためにあるような言葉です。やたらと使うもんじゃあない。

SPは振付師のCDラックには必ずあるヴァネッサ・メイのやつ。同じアルバムには剣の舞とタンゴ・デ・ロス・エクシラドスが入っていて、スケート界的な目で見れば、そやつらの影に隠れていた曲。それを圧倒的な迫力で演じました。シーズン全欠フォールと命名した、重症を負いそうな転倒のリスクのあるデカい3Lz-3Tで観客を釘付けにして演技が始まります。ジャッジの方を向いてポーズを取り、クイッとブラケット。その姿勢から脚を上にもういっちょクイッがかっこいい。ジャッジを横目で睨む感じもたまりません。「どう見た?あたしの3Lz-3Tすごくない?」と言わんばかり。3Loの入りは昨シーズンと同じです。これをスケーティングムーブメントから即座に行っていると捉えられるかというと、なかなか難しいでしょう。少し待ちがありますからね。インフレしていたモルドヴィアンでは0.84点加点をもらっていますが、成功した中国杯と世界選手権では全ジャッジが+1を出していないぐらいの加点でした。3Fが厳しい以上、ここで確実に点数を取らないと他の選手にTESで遅れをとることになります。試合を見比べていると、ユーロの入りが他の試合より妙に早かったんです。彼女の3Loは、ターンの後に構えて1.7秒前後で踏み切るんですけど、ユーロだけはそれが1.5秒ほどでした。2Loになってノーバリューにはなりましたけど、ユーロの踏み切りタイミングが目指すところでしょう。この0.2秒が踏み切りのタイミングを掴むための一呼吸なのでしょうが、無くせると+2が狙えるのではないかと思います。3Loをスケーティングムーブメントから入れるのは難しいですね。個人的には6種類のジャンプの中で1番構造が理解しえないです。こんなものがどうして跳べるのか。キャメルのキャッチフットはきれいに見せるのが難しいですが、彼女は上体を引き上げて美しく回転しています。体がベチャーンとなってしまうこともよくあるポジションです。2シーズン前は彼女もベチャーンとしていたんですけど、年々柔軟性増してます?ユーロを境に振付が変えられたのが2Aの入りです。スパイラルを無くして方向転換を多様しています。スリーターンからの入りは同じです。僕は変更後の方が好きです。特筆すべきは成功率の上昇。今シーズン失敗したのは、NHK杯のSPでだけでした。あと20発は全てプラスでした。昨シーズンまでのような、かろうじてプラスに乗っかるようなギリギリの着氷がなくなり、流れも出せるようになりました。これは一体何なのか。スピードが上がったのがよかったのでしょうか。世界選手権では着氷後のジャンプをなくしてしまったのがもったいない。統べる感じがかっこよかったのに。ステップはスリーターンから一気に加速して入ります。この入りは序盤の3Lz-3Tの後のトランジションのスタートと似た感じの場所から始めているので、同じ動きを見せることで、後半でも勢いを失っていないということをアピールできていました。リンクを大きく使っていて、肩から肘からしなる腕とのハーモニーがたまりません。迫力が何倍にも増幅します。

LPのジャンプ構成は昨シーズンよし少しだけ下がりました。後半の3Lzを前半に持ってきたので、0.6点だけ少なくなりました。得点源の3つのジャンプを最初に終わらせます。ステップは昨シーズンよりも足首をしっかりと使えているからか、1歩の滑りが目に見えて変化しました。どうぞ昨シーズンの火の鳥と比較してみてください。チョイチョイチョイーという動きが、ズンッズンッズンッという動きに変化しました。シーズンはじめはステップの中にウィンドミルが入っていましたが途中から抜きました。音楽の緩急とのバランスを重視したのでしょうか。急ブレーキをかけて、天に向かって「フアアアアアアアアアアアアアア」とするところかっこよすぎ。高揚感をかき立てます。このプログラムの中で1番好きな振付は、後半最初の2Aの後のトランジションで腕をフニャフニャーとしてから、前傾姿勢になって左足を上げるところです。何かよくわからないけれどいい。3Lo-2Tの後からコレオシークエンス。美しいスパイラルを2つ入れてから2本目の2Aに入っていくのですが、個人的にはここにもう1つ表現のインパクトや余韻が欲しかったです。ユーロの後にコレオシークエンスの出方を変えて、ブラケットから出ることにより、方向転換をせずに余韻を残すような振付にしたのだと思いますけど、それでも物足りないです。すべてを横たえさせるかのような包み込むような女性らしさをふっ・・・と出しつつ、3Fからクライマックスへの盛り上がりへと繋げて欲しかったです。すごく細かいですけど、感覚的にね。僕は今まで彼女の演技に対して、再三「後半の展開力が足りない」と申してきましたが、今シーズンは大きく進歩しました。爆発的にトランジションが増えたというわけではなく、この伸びの要因はスケートの上達にあると思います。スケートが滑るから後半でもダランとしないですし、漕がないからスタミナの消費が抑えられてしっかりと体が動く。それに加えて、盛り上がりを最後の40秒にまとめたという戦略勝ちでもあったかもしれません。火の鳥は音楽の盛り上がりから最後まで70秒もありましたし、表現に割けるところが多くなったのは後半のジャンプが5つから4つに減った功罪ですね。衣装は肌色が衣装の50%を超えてはいけないので、ピンクを使って違反を取られないようにしました。お下品な衣装じゃないのに。ルールBOOOOOOOOOOOO。

エキシビションの衣装の意図はよく分かりませんでした。男と女?人間の2面性?ボリシェヴィキとメンシェヴィキ?なんていろいろ考えられるから、分からなくてもいいや。シリアスなプログラムは、ワールドの北米ポップス祭りの中で光っておりましたよ。おもしろメイクのキャッツ、髪染めたフィフスエレメント、男装からブロンド美女に変身・・・エキシビションに甘えがなさ過ぎて素晴らしいです。

年々体つきが変わりますがジャンプの技術をしっかりと保っています。波はありますが、今シーズンはロシア選手権で始めて表彰台に乗りましたし、世界選手権も自力出場&メダルという勝負強さを見せました。世界選手権のSPではロシア3人の中でPCSが1番でしたし、ポゴリラヤの国内での立ち位置がよくなるかもしれません。とはいえ今のロシアで絶対安全ということはありません。実力的にも他の選手への推しに関してもそうです。来シーズンはSPがミーシャ、LPがモロゾフです。ポゴリラヤも荒ぶる?

今シーズンのオフもポゴリラヤのオシャレポートレイトがフォルダに加わったのですが、引退するころにはどれだけ溜まるか楽しみ。ユーロではタイツを靴に被せずに試合に出ていましたけど、こんなに靴出しが似合わないスケーターもなかなか珍しい。タイツ派は少数派なので貫きましょう。

ここで履き方まとめ
靴出し派→宮原、リーザ、アシュリー、ラジオノワ、ゴールド、本郷、デールマン、ミライ、ソツコワ、リプ、ライチョヴァー、カレン、エドモンズ、レオノワ、ヨシ子さん、シャルトラン、真央、新葉
タイツで全て覆う派→ポゴリラヤ、佳菜子、クチヴァルスカ、トゥルシンバエワ、ソヨン、永井、ジジュン
タイツかかとに引っ掛ける派→メドベージェワ
靴の上部分だけ覆う派(ミラ履き)→ロデギエーロ

ミラ履きって久しぶりに使った。
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2016
05.19

新ペア結成 高橋&柴田

http://ameblo.jp/narumi-pair-skating/entry-12161775688.html

ついに正式発表がされました。高橋成美柴田嶺のペアが結成となりました。前々から噂は出ていましたけど、本当になりました。噂すげえ。柴田は2010年以来の現役復帰&ペア転向です。美しいスケーターなので、どのような演技をするのか、どのようなプログラムを滑るのかとても楽しみです。シカゴで練習ということは、ブルーベイカー&ベルトンがコーチでしょうか。それならばデニフレもいますし、デトロイト時代より環境はよくなりそうです。成美と柴田の年齢差すごくあるように感じていたんですけど、5歳だけなんですね。成美24歳・・・・・?

日本のペア増えてきました。いいぞいいぞー。
Comment:7
2016
05.17

新カップル結成 小松原&コレト

この間アンドレア・ファブリとのカップルを解消した小松原美里と、数ヶ月でノルウェーのティア・ラーベとのカップルを解消したティモシー・コレト(アメリカン)がカップルを結成することになりました。所属はーーー所属はーーー日本!!!!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおきたたたたたあああああああああああああああああああああああ!予想だにしていなかったカップリング。コーチはバーバラとカルーゾとのことです。今思えば、イタリアに行っていたからヒントは出ていたんですね。コレトは組んだパートナーが上手だけど、すぐに辞めてしまうというアンラッキーさがあるので、今度こそ成功して欲しいです。今シーズンのユーロに出られない不運があったんですけど、もしユーロに出ていたら四大陸出場へのミニマム獲得が難しいので、不幸中の幸いでしょうか。日本のアイスダンス盛り上がってまいりましたよ。

💣

Tim Koletoさん(@timkoleto)が投稿した写真 -


僕の推しペットである超絶かわいいシドニーさんも知れ渡りそう。
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2016
05.16

新プロ情報1

長時間映像を見なければまだ書けますので。来シーズンの新プログラムの発表が始まりましたですよー。

ヘイヴン・デニーブランドン・フレイジャー
LP:ある日どこかで

インゴが合っていたと思うのですけど、コーチをブルーベイカー夫妻に変更しての復活のシーズンとなります。夫妻はハンガリーペアのコーチもしていますけど、いまひとつ指導の傾向が見えないので、これで力量が測れるかな?と楽しみでもあります。

マイア・シブタニアレックス・シブタニ
SD:That's Life

いかにもシブタニズという選曲。ワールド銀の高評価の下、得意な曲でアメリカ1番手の地位を確実にしたいところですね。

マキシム・コフトゥン
SP:LOVE、Sing Sing Sing
LP:Ruled By Secrecy

SPは定番曲ですがコフトゥンには未知の組み合わせ。LPはまたミューズ。

聞き覚えのある曲だと思ったら、カーズが2008-2009シーズンのFDで茶色の衣装着て滑っていたやつですね。ミューズ1シーズンはさみーのミューズ。このリズムはカーズと同じ。

無良崇人
SP:フラメンコ
LP:ピアノ協奏曲第2番

フラメンコはどの曲でしょう。ピアノ協奏曲はおなじみラフマニノフです。今シーズンは軍人プログラムじゃなくなったけど、来シーズンも戦わないんですね。きっとオリンピックシーズンに総括的な軍人プログラムが待っているのだろう。

ロシア勢が早めに動いておりまして、リーザはエマに振付。リプニツカヤSPはランビ振付となりました。ウルマノフチームで、ヴァシリエフスと一緒に振付に行ったようです。マルホタは今シーズンもコッラード・ジョルダーニとマッシモさん。追憶ナイトフィーバーを超えるプログラムが生まれることを楽しみにしています。SOIがあった北米勢はこれから始動でしょうか。
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2016
05.16

夢の2ショット

ついにこの日がやってきました。ダイス・ムラカミとマエケンこと前田健太投手の似ている顔夢の2ショットが実現です。ロスアンゼルスにいるから可能性はあったけれど、本当に叶う日がくるとは。いやあおもしろい。これからは双方公認の似ている人ですね。これでダイスの知名度が野球ファンの間で上がると。よしよし。野球ファンにも「スィニア」と「スィーズン」が知れ渡るぜ。

By the way 現在パソコンが寿命目前でして、レビューのために動画を開くと冷却ファンが爆音を響かせるから見ていられないのです。楽しみにしてくださっている方には申し訳ないです。新しいパソコン注文したので、もろもろの手続き終わるまでしばらくお待ちください。
Comment:0
2016
05.07

2015-2016シーズン 宇野昌磨

宇野昌磨

USクラシック 5位
スケートアメリカ 2位
エリック・ボンパール杯 優勝
グランプリファイナル 3位
全日本選手権 2位
四大陸選手権 4位
世界選手権 7位

SP:Legends
LP:トゥーランドット

開催地を意識したのかもしれない謎の音楽で滑ったSP。ジャンプの順番はシーズンの間に変わっていきました。4T 3A 3F-3Tでスタートしましたが、スケートアメリカからは3A 4T 3F-3Tに難度アップ。かと思えば成功率が低いからか四大陸では4T 3A 3F-3Tに戻し、最終的には4F 4T-3T 3Aになる予想の斜め上をいく成長でした。TCCでは4Fのインパクトにかき消されましたけど、演技後半に4-3を成功さえたわけですね。調べてみますと、これまでにSPの演技後半で4-3のボーナスをもらった選手はいないんですねえ。ボーナスがない時代にやった選手はいるかもしれませんけど、ひとまずこれもすごいということで。後半の2つのジャンプの助走を確保するために、TCCのスピンは前にギュッと詰め込まれました。でも3Aが終わったときには、他のプログラムでも3つ目のジャンプが終わってちょうどいい具合になっています。シーズンを通して、ステップにあまり変化はありませんが、最後の最後だけ変えました。グランプリファイナルから変えたんですけど、最後のところが曖昧になってしまうのを防いだのでしょう。素直にロッカーとカウンターをして、レベル4を取りにきました。作戦が功を奏して、変更してからは全大会でレベル4になりました。昌磨のもう1つ素晴らしいところは、USクラシックのSPのフライングキャメルを除き、LPも含めてスピンがすべてレベル4だったところです。ジャンプに目が行きがちですが、取るとこ取っているから、ミスが出ても高得点が出たのですね。トゥトントンして、「いくぜ!」と最初のジャンプの助走に入るのかっこいい。元が後半に4-3と3Aを跳ぶために作られていないでしょうし、振付のタイミングももちろんそうなので、チームチャレンジカップの演技は妙に軽く見えてしまったのかもしれない。やはり振付と合っている方がいいです。チェンジシットの後の「俺の右手が暴れだすぜ」的な振付が大事だから。前を向いてのスケーティングが目立つところは、これから改善していって欲しいです。ネイティブアメリカンの要素もある音楽らしいので、淡々とした中にも芯の強さを感じました。体を常に動かし続けるステップは、ネイティブアメリカンの土地ではなくなったビルが立ち並ぶ都会に、彼らの精神性だったり、精霊信仰が息づく様を表しているようにも捉えることができました。それも込みでの今の世界なんだよ!みたいな。そんなことを本当に演じているかは知らないですけど、勝手に解釈させてくれい。衣装はこれでよかったのかどうか。男女兼用っぽいデザイン。決してユニセックスではなく男女兼用。

シーズン全体の4Tの成功率は11/24と、半分を切っています。SPでのステップが足りないなどの軽微な減点を省くともう少し上がります。シーズン後半にかけて、LPでの4Tの成功率が下がってしまったのが残念でした。ジャンプの順番にも問題がありそう。そもそもシーズン最初は、冒頭2つが4Tでしたから。そのうち1つを後半に移し、世界選手権では2つの3Aまで後ろに移し、TCCでは4Tが両方後半にきて、3A-1Lo-3Fまで跳ぶクレイジーさ。クレイジーゴナクレイジーだわ。でもこれはフィギュアスケートにおける1つの理想形なわけです。だって、1.1倍ボーナスが取れればTESが上がってハッピーですし、大半のプログラムがハイライトを演技終盤に持ってきているわけだから、演技終盤に高難度のジャンプを成功させれば盛り上がるのは当然。でも実際そんなことはできない。でも昌磨はやってしまった。志高すぎ&スタミナありすぎで怖いぐらいです。ジャンプ3つの後のエレメンツの順番を入れ替えたのは世界選手権の前。スピンステップスピンだったのが、ステップスピンスピンになりました。後半のジャンプを前に、先にステップを終わらせて一息をつくという戦略だと思いますが、チャチャチャンチャン!って盛り上がるところでスピンをするから、音楽と合わなくなりました。ジャンプに力を入れすぎた弊害が。ステップをしてキャメル、その後の「俺の右手が」振付、さらに3Loと3Sと後半に向けての期待感を煽る構成だからこそよかった。世界選手権とTCCで覚えたコレジャナイ感は、ここからくるものだったのかもしれません。3度鐘をついて向かうクライマックス、そこでの2A(3A)-1Lo-3Fは盛り上がらないはずはないし、クリムキンイーグルはやっぱり盛り上がるし、ハイライトがきちんと作られたいいプログラムだと思います。TCCの構成でジャンプに流れがあって、きれいな演技をしていたら鼻水とよだれが一変に流れるほどホゲーーーっとしていたことでしょう。エレメンツの順番を変えてスピンと音楽の表現が気になった以外に、シーズン最初から気になることはボーカル。テレ朝ちゃんのせいでパヴァロッティの声に慣れてしまっているせいか、声の軽さが浮いているように思えてなりません。でも、これを歌っているポール・ポッツの成功劇をなぞって、昌磨にも成功して欲しいという思いが込められているのだとすれば納得はできます。そうではないのなら、普通のオペラ歌手の音源の方がベターでした。これは単なる僕の好みですが。

今シーズンは気分がハイになることが多いのか、単に大きくなって対応力が上がったのか、声が大きくなりインタビューに普通に答えるようになりました。嬉しいような寂しいような。でも「すぃいずわるどしるばめだりすと、まいふれんどふろむじゃぱん、さとこみやはーら by カンペ」や「みやはら・・・・・さとこさん」など、まだまだ英語に対する対応力では安心の昌磨力を発揮しております。これもいつか変わる日がやってくるのでしょうか。

TCCで成功した4Fは、ISUから正式に認定を受けまして、昌磨は歴史に名前を刻んだわけです。これからますますの活躍が期待されます。でも、ワールドは気を張りすぎて、ぐちゃぐちゃになっていましたから、TCCみたいに楽しむ気持ちも忘れないで欲しいです。表彰台に乗るのも慣れたと思うので、隣の人とは腕ではなくて、肩を組んだり、腰に手を回してくださいね。
Comment:7
2016
05.05

2015-2016シーズン ポリーナ・エドモンズ

ポリーナ・エドモンズ

スケートカナダ 6位
ロステレコム杯 4位
全米選手権 2位

SP:月光
LP:風と共に去りぬ
EX:California Dreamin'

エドモンズの1番の問題点は、緩急がなく味気ない演技になりがちなところでした。ラテン、フラメンコと過去2シーズンのSPで滑ってきましたが、振付の面で魅了されることはあっても、スケートを見て「ああ、うっとり」ということはありませんでした。それを覆してくれたのが月光。今シーズンは滑り出しから違います。方向転換をする度に、グンッと伸びます。3Fの前の小さなスパイラルのようなムーブメントはグンッと進みました。昨シーズンまでなら、スッとは進むけれど、グンッと進むことはありませんでした。スッからグンッへとスケートが昇格しました。彼女はジャンプの助走が長くなりがちなので、スパイラルは、トランジションを途切れさせない効果があると共に、スケーティングスキルのアピール、さらに3Fのスケーティングムーブメントとしても使えるという一石三鳥の役割も果たしております。フライングシットスピンは特別変わったものではありませんが、腕の長さを生かした美しいエレメンツに仕上がっていると感じました。このプログラムにおける彼女のイメージが、月夜に照らされた湖にかかる木の枝と発言していたと思うので、フライングシットからステップでの腕の美しさは、風に吹かれて音を立てて揺れる木の枝を表現するに相応しいものだったと思います。ワルツジャンプからの体の残し方がなんとも言えない美しさです。ゆったりとしたステップなのですが、もっさりしておらず、シンプルに「きれいだ」と思わされます。得意のキャッチフットツイズルで音楽の勢いが増して行きコンビネーションスピンに。足換え前のシットポジションでの手の表現が素晴らしいです。フィニッシュのタイミングもよかった。このプログラムがカチッとハマったのは、姿勢の美しさの影響でしょうか。美しい旋律であればあるほど、それが求められるでしょうし。それと、このプログラムはポーズを決める箇所がかなり多いんですよね。ルディの好みなのだと思いますが、そのポーズが音楽のアクセントと一切ズレていないんです。それに加えてエレメンツの入りと出のタイミングが完璧。間の取り方もいいです。美しく滑るところは滑り、カチッときめるところできめる。新たな力を身につけました。

風と共に去りぬは、競技としてはかなり珍しい髪を下ろしての演技でした。くるんくるんに髪を巻いて演技をする姿は、まさに女優。ジャンプは前半に2つ、後半に5つの構成です。エレメンツの順番は、ジャンプを1つやってからステップというとても珍しいものになっています。体力的には2つジャンプをして、しっかりと息を整えたいところでしょうけど、構成としてはこのプログラムの方が盛り上がる。難しいことだけれど、理想を追い求めた結果、成功に繋がりました。そして凡作になってしまうことも防ぎました。わくわくする順番じゃないですか?彼女のジャンプの中でも助走が長くなりがちな3Loは、体をぶんっと振って描いた弧の先で跳びました。昨シーズンはじょそーーーーーうジャンプ!だったので、変わっています。3Fの前は昨シーズンよりもスリーターンを1周分多くしました。スリーターンをしてから「いざっ」と溜めて跳ぶ選手でしたから、こちらも変わりました。完璧に隠せているとは言いませんが、大幅な改善です。2Aは3Fの盛り上がりと音楽で助走の長さを掻き消していました。2つ目の3Loはそんなにでしょうか。表現に目を向けてみますと、ステップでは焦点の定まっていないような表情から、音楽に合わせて目力を一気に強めておりました。決意を秘めたような表情、結婚、戦争、身近な人たちの死。これが3Lo-2Tあたりでしょうか。紆余曲折により自分を知り、強く生きていこうと誓う主人公の気持ちを、駆け抜けるように表現しました。男からすると、風と共に去りぬの主人公スカーレットの行動や心境は理解しがたいものがあり、すごいと思う反面引きました。この演技はわがままな面と、たくましい面の両方を感じられるものでした。同じ映画の曲でも4曲を繋げると、ぶつ切りになることもありますが、1曲ごとの演じ分けが非常に明確で、場面転換が分かりやすかったので、気になりませんでした。単に映画のストーリーを演じているだけではなく、エドモンズが主演のショートフィルムを見ているような気持ちにもさせられました。風と共に去りぬは超有名なのに、トップ選手が使うことはほとんどありません。風と共に去りぬプロの代表になる作品でした。

今17歳でシニア3シーズン目。昨シーズンから徐々に肉付きがよくなり始めましたが、どれだけの節制をしているのか分かりませんが、試合のときにはめちゃくちゃ細いです。さすがにシーズンオフは体が丸くなると思っていたのですが、昨シーズンのオフも細さをキープし続けていました。そして今シーズンに入っても、一気に体型変化がくることはなかったです。体の調子崩さないか心配になります。靴の問題と怪我でチャンピオンシップスには出られず、シーズンが終了しましたが、弱点の緩急と助走の長さの改善に取り組んで、今シーズンはとても上達しました。アシュリーとゴールドもうかうかしていられません。ルディの振付がバッチリハマっていますので、このタッグはこれからも続けて欲しいです。

エドモンズさんはインスタで謎のおしゃれ写真をアップしているので、フォローしてみましょう。

4/20 glaze it

Polina Edmundsさん(@polinaedmunds)が投稿した写真 -


TCCではナムナムからのプロムのお誘いを受けるなど、ティーンらしいキラキラした場面を見せ付けられました。うらやましすぎて高校生に戻りたい。
Comment:4
2016
05.03

2015-2016シーズン 田中刑事

田中刑事

アジアントロフィー 2位
USクラシック 2位
NHK杯 5位
全日本選手権 4位
四大陸選手権 7位

SP:ブエノスアイレスの春
LP:椿姫

SPのタンゴはジュニア時代にもやっているので、正直なところ「またタンゴなのか?」と思いました。でも、その考えはNHK杯で吹き飛びました。このブオオオオオと画面から溢れてくる香り。たまらんですね。USクラシックからNHK杯の間に何が変わったのかというと、1つ目:振付の面では4Sの前の助走が少し短くなった。2つ目:チェンジシットの前に振付が増えた。3つ目:フィニッシュが座りから立ちになった。これらに変化がありました。でもそれほど大きなものではない。では詳しく見ていきましょう。3Aを着氷して足をつき、ゆったりとイーグル、チェンジシットと姿勢を徐々に下げていく様。まずここでムワッと香ります。スピンのレベルの取りこぼしが多く、それほど得意に思えない選手ですけど、音楽とスピンがよく合っています。弱点をカバーする上手な構成だと思いました。やるなマッシモさん。ステップに入るときに腕を上げる動きは、観客をエレメンツの世界に一層引き込みます。大きく腕を広げてのブラケットの後顔に手をあてて苦悩するようなポーズ。カウンターとスリーかな?その後トゥをついてから、腕を引き寄せながらのツイズル。音楽が変わってからは、感情を爆発させたように激しさを増します。ひょいっとホップしてから、1つ呼吸を置いてから腕を内側から外側に回して、右手を顔の向きと逆にピーンと伸ばす。ここらへんがたまらんですね。この1つ呼吸を置くというのが味噌。これが無ければ、ただ勢いがあるだけという風に見えてしまいます。日本男子ではレアな胸板があるスケーターなので、より一層セクシーになります。有閑マダムの借り上げた庭の手入れの行き届いた家のアトリエで、制作活動に没頭する画家のような雰囲気。有閑マダムはその気迫に押され、アトリエに足を踏み入れることはできないでしょう。

椿姫は昨シーズンと同じプログラムですが、印象が全く違いました。これはジョシュア・ファリスのシンドラーのリストのように、振付を全とっかえしたんだろうなと思って、2シーズンの演技を並べてみました。すると・・・・・変わっていない。最初のポーズと4Sの軌道、コレオシークエンスの最後に変化はあるもののほとんど変わっていない。どこが変わったかを書きとめようと思いメモ用紙を用意しましたのに。絶対的に上達したのが腕の伸ばし方。前半の3F-3Tの後のイーグルのときの動きや、ステップが終わった後のトランジションの振付でのしなやかな腕の動かし方が昨シーズンとはまるで違います。もう1つすごく変わったのがスケートの伸びと緩急。ステップは同じものを滑っているんですけど、タイミングがすごく変わりました。音楽に遅れないように必死に滑るがあまり、昨シーズンはワルツのリズムからちょいちょい遅れ、帳尻合わせで追いついて・・・を繰り返していました。口で1,2,3と言いながらステップを見てみると、すごく分かりやすいと思います。特に立ち止まってポーズを取った後が、2シーズンで大きく進歩を遂げました。だから同じステップでも、「あーーー何これ心地いいわーーー」と感じるようになったのでしょう。全日本のステップは質がとてもよかったです。特に前半部分が調子よかった。よく滑るようになったので、コレオシークエンスがリンクの端まで進むようになり、演技を締めくくるにふさわしいものになりました。前のは端までには到達しないぐらいで終わっていましたからね。雄大な滑りで、誰からも嫌われない滑りの後半パートなのですが、ジャンプに集中する分、ジャンプの配置にはこだわり、リンキングフットワークのよさを見せて欲しかったです。3つのエッジジャンプがリンクの右奥から中央奥部分に集中し、トゥジャンプはリンクの左の同じようなところで入れました。これをもっといろんなところで滑ってくれると、「俺、すげえ滑ってるぜ」とジャッジにアピールできたと思いますし、ちょっと残念かなと思うところです。でも継続して完成度をきちんと高めることができてよかったです。

昨シーズン立ちはだかっていた4Sは、NHK杯でSP・LPと立て続けに撃破しました。この4Sは呪いか何かだったのでしょうか。昨シーズンまでは、世界選手権のフリー第1グループかな?という選手でしたのに、今シーズンは最終2グループに残り、トップ10も十分射程圏内に入るだけの選手になりました。男子は20歳を過ぎても何があるか分からないです。髙橋大輔氏から、「ジャンプをプログラムの通りにやるのがいい」というアドバイスを受け、その効果もあったのか(今までの努力の結実でもあると思いますけど)、別の選手のようです。スポーツでのケースは分からないですけど、日常生活でも1つの言葉で考え方や行動が大きく変わることってありますもんね。

世界選手権代表を現実的に狙えるだけの位置にきました。楽しみで仕方ない。
Comment:8
2016
05.02

ローレンツ&ポリゾアキス 解散

衝撃の解散。ドイツのカヴィタ・ローレンツパナギオティス・ポリゾアキスが解散となりました。えええええええええええええええええええええええええええええええ???なんでええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!理由が述べられていませんが、女性は競技を続けるということで、新しいパートナーが見つかって欲しいです。男性はよく分かりません。ドイツに現れた超新星。競技転向1年でワールド出場という快挙を果たし、シュピルバンドにも才能を認められていましたのに。昔からの友人らしく、仲のいいカップルでしたのに。

Comment:4
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