2012
04.30

2011-2012シーズン パトリック・チャン

パトリック・チャン

スケートカナダ 優勝
エリック・ボンパール杯 優勝
グランプリファイナル 優勝
カナダ選手権 優勝
四大陸選手権 優勝
世界選手権 優勝
国別対抗戦男子 2位

SP:テイクファイブ
LP:アランフェス協奏曲
EX:ムーンダンス
EX:Mannish Boy
EX:エレジー

途切れることのないプログラム続行。今シーズンはSPでした。テイクファイブは昨シーズンクリーンな演技を見たので別に続けて欲しくはありませんでした。すごいんだけど、お腹いっぱいってやつです。
昨シーズンはコンビネーションスピンを4の構成にして、キャメルスピンを3でしたが今シーズンはそれを入れ替えていました。そのためキャメルスピンに上向きの微妙なポジションが混じってプログラムの見所が一つ無くなってしまいました。残念極まりないです。

LPは挑戦した感じもないアランフェス。ローリーの選曲つまら(ry
初見のジャパンオープンはあまりにも曲とマッチしなさすぎて酷かった記憶があります。どうして、こんな曲を選んだの?信じられない!ってぐらいに。ノーミスのクリーンプログラムだったカナディアンですら個人的には全然でした。何を表現しているのか分からないぐらいに。やっと良くなったのが世界選手権。初めてちゃんとしたプログラムだと思えました。それ以外の時にこのプログラムで良いと思ったのは、中盤のでっかいフライングスピン。あのフライングは音楽にあってすごくダイナミックで良いと思いました。これでもかっていうぐらい、画像にある傾いたイーグルなんかもあるんですけど、もうちょっと余韻を見せて欲しかったんです。すごいんだけど、心には残らない。
パンツの赤いテープもよく分からなかったです。言いませんでしたけど、パンツの黒さも相まってムカデに見えるんですよねえ。

一転、今シーズンはエキシビションで好評を博したPさん。特に世界選手権で滑ったラフマニノフのエレジーは人気がありますね。もう少しいじって競技用のプログラムにして欲しいぐらいに。哀愁のPさん。そう、結婚15年で中学生の娘が1人いるのに、会社をクビになって、帰り道どうしようかと死にたい気持ちになっている中堅サラリーマンの苦悩のよう。どのプログラムもパトリック・チャンになってしまうPさんにあって、これは異色。コーチ変更しましたし、マジで競技用にしません?

そして、今シーズンの彼がいつもと違ったのが3Aの成功率でした。SPとLPで1度ずつ3Aを入れていて、14回中10回も成功。成功率が7割を超えています。これぐらい安定したら2回入れてもいいのではないかと思えてきます。

彼のスコアについてですが、確かに高いんですよね。ズッこけてもパフォーマンスがわずかに減るぐらいなのは、ちょっとどうにかして欲しいです。その間は滑ってもないし、振り付けも行っていないわけですから。特にGPFのSPとかは言葉にならなかったです。あと9点台、10点を出すほどか?という内容の時にまで出すのはさすがに勘弁して欲しい。これはあくまでジャッジングに対して申しているわけであって、Pさんが嫌いなわけではないですよ。演技の内容、好みについては、まあそうなんですけどね。

来シーズンもローリーなのは変わらないので、五輪に向けてベッタベタベタな音楽を選んできそうです。カロリーナにはすごい良い選曲するのに、なんで男子になると途端につまらなくなるの?ローリー。教えてローリー。Please tell me, Lori.
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2012
04.30

ラドウィッグの新しいパートナーは・・・

先日、アマンダ・エボラとのパートナーシップを解消したマーク・ラドウィッグに新しいパートナーが見つかりました。

年齢差が10歳もありますし、そもそもラドウィッグがまあまあな年齢なので、そこまで続くか・・・というところではあるんですけど、女の子がこれからもペアスケーターとして続けていくなら上手なラドウィッグと組んで損は無いと思うのでがんばってほしいです。シングル出身ということもあり、ジャンプも前よりは成功することは増えるでしょう。


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2012
04.29

2011-2012シーズン ハビエル・フェルナンデス

ハビエル・フェルナンデス

ネーベルホルン杯 4位
スケートカナダ 2位
ロステレコム杯 2位
グランプリファイナル 3位
スペイン選手権 優勝
ヨーロッパ選手権 6位
世界選手権 9位

SP:I Love Paris, Petit Fleur
LP:椿姫、リゴレット
EX:Lazy Song

今シーズンからオーサーの所に移籍し、飛躍的にスケーティングスキルが上昇したなんです君さん。そしてクワドの成功率(あくまでクワドだけ)が上がりました。
SPでは挑んだ6試合中4試合で成功、LPではおそらく13回挑んだと思われますがそのうち7本成功、GOEマイナスですが小さな範囲で収めているものも結構あります。失敗あれど抜けがあまり多くないです。

SPはのび太くんもとい、おフランス意識の選曲でした。彼は単独クワドを選択していますが、彼が一番「さあ、スリーターン入れたよ~これがステップだよ~」感の強い入り方のような気がします。
ちなみに他のジャンプですね。3Aは7試合中4試合でミス、3-3にいたっては5試合でミスが出ています。一番安定していたのが4Tなわけです。これいかに?
のび太くんプログラムは流れと小粋さを出して、ぶりっ子男さを出せたプログラムだと思います。最近、ぶりっ子男流行ってるのだろうか。

LPは「ああ、モロゾフではもうないんだなあ」と感じるプログラム。彼のカラーではないプログラムではないですが、中間年の選択としては間違っていないと思います。顔の濃厚さでこのプログラムを合っていないとするのであれば、ランビはどうなんだ?ってことですし、単にキャラクター的な物だと思いますが。まあ確かに、サーキュラーなんてワルツのリズムに合って無さ過ぎて気にはなるんですが・・・。今シーズンの彼はジャンプの成功と滑りの上達を見せ付けるシーズンだったと思うので、ストーリーよりも勢いなんでしょう。

今シーズン多かったパターンとしては、クワド2本成功の代わりに3A1本ミスして、後半のトゥジャンプはグズグズになるというものでしたよね。特にトゥジャンプのグズグズ具合を調べてみると、驚くべき結果に。彼は3Lz-3Tと3F-2T-2Loを予定していましたが、その成功率が合計3/14。3Fは全滅。3Lzは1回3Lz-3Tが入って、あとは3Lz-2Tになっています。ここで大きく崩すために多くのチャンスを逃してきました。ここはもう、なんとかしないとですね。もしくは構成を高難度偏重ししてしまうかです。その代わり歳とったら即引退になりますし、すぐ足は使い物にならなくなってしまいます・・・やはり3Lzと3Fは入れるしかないということで。がんばって。

いざとなったらプログラムは奥の手アランフェスがあります。いつかはやるでしょうし。

スケートカナダでいきなりPCSで8点台がついて、ヨーロッパ選手権から徐々に下がりだすという尻すぼみなシーズンになりました。あんなに下げられるのも酷だとは思いましたが、8点台付けるほどでも無かったような気がしますし、期待値込みだったのかなあ?と。演技の出来が悪かったですし、落ち着くところに落ち着いた感じ。ヨーロッパ選手権はメダルが一番固いと思っていたのに。

エキシビションの曲は一日中部屋でダラダラしませう。って曲です。ダラダラしたいGWにピッタリ。この曲を歌っているブルーノ・マーズの曲はこれが好きです。


どの国の試合でも「なんです君ガールズ」がいて大人気でした。スペインをはじめ、ラテン系の男性って人気ですよね。その人気の一方、なんです君=男前とならないことが多めの日本女性。日本の女性って濃い顔がそんなに好きではない一が多いですよね。僕はなんです君男前だと思います。白くて薄い顔より、濃くて胸焼けするぐらいの顔の方が僕はなりたい。なんです君はそこまでではないですけど。
フィギュアスケート界で一番胸焼けしそうな顔は、イタリアのシモネ・バトゥーリ一択。

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2012
04.28

2011-2012シーズン エフゲニー・プルシェンコ

エフゲニー・プルシェンコ

ロシア選手権 優勝
ヨーロッパ選手権 優勝

SP:ストーム
LP:ロクサーヌ
EX:Je Suis Malade

彼の演技に関して、プログラム内容に触れるというのは何か違う気がするのでやめておきます。彼は曲を変えてプルシェンコを演じ続けているスケーターなので。

バンクーバー五輪から1年10ヶ月ぶりに復帰しました。貫禄のついたお腹周りをスッキリさせ、ジャンプも戻しました。何がすごいって29歳にもなってジャンプを戻せるということにありますよね。戻そうと思っても普通は戻せませんし。3Aに関してはバンクーバーのシーズンよりも質が増しているようにも見えます。そして何よりスケーティングが上達したこと。もちろん昔から上手ではありましたが2シーズン前だと、ダイスケさんやランビ、ライサと比べても見劣りはしていました。もちろんプログラムの構成が少しシンプルなのでスピードを出しやすいということはあるのでしょうが、それでも滑りの質が上がったのは嬉しい。手術をしてもキープできているといいなあと思います。

3Aを2本、4Tを1本、3Fがないプログラム構成なので、他の上位選手と比べるとやや弱い構成になります。トリプルを1種類抜くのであれば、4Tが2本は欲しいところですし、今の選手たちのメダル争いの中では当然必要になってくるでしょう。

演技終了後ポーズ保持しなさはニックを遥かに超越していらっしゃる。もはやフィニッシュポーズを飛び越えていきなりガッツポーズをするから。むしろ振り付けでフィニッシュを考えているのかが疑問。でも、まあいいや。

Je Suis Maladeは2億回ぐらい見た気がするから、復帰する時はまた新しいプログラム作ってください。

彼の復帰に関して良く思わない方もいらっしゃるかもしれません。一度彼の競技資格が剥奪されたこと、これは仕方の無いことだと思います。彼ぐらいの位置にいるスケーターが世界選手権直前に出場をとりやめて、アイスショーには出るという、こんなわけの分からないことはまかり通ってはいけません。だからあれは妥当な処分だったし、資格復活これも認められた手順を踏んだから妥当なことです。

彼はロシア連盟から格別な寵愛を受けていることは、それは事実ではあるでしょう。「ロシア連盟から不当な扱いを受けてる><」とか、盲目的に信じている方は真実を目にした方がいいと思います。本当に不当な扱いを受けているなら復帰なんてさせませんし、プルシェンコに頼らず他の選手を派遣します。

快く思わない方に対しては、ロシア連盟の格別の寵愛があれど、彼の力はロシア国内では揺ぎ無いということ。バカ高いPCSに関してもロシア選手の中の力では群を抜いていますし、技術も然りです。ベテラン選手へ辞めろ辞めろと言う方に対していつも言うことですが「ベテランのジャンプが劣ったとか言われる選手に国内で勝てないようじゃ、国際大会なんかで勝てるわけがない。」っていうことです。そんなの実力で超えるべきなんです。

だからプルシェンコは自分の力で出られる限り出続ければいいと思います。そして、出続ける限り応援し続けます。おもしろいから。こんな面白い人なかなかいませんから。GPSから見られるのが楽しみです。スケカナでPさんと当たれ!
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2012
04.28

リヒトマン&コペリー解散

http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20120427&content_id=29777228&vkey=ice_pressrelease

アメリカのダンスカップル、シャルロッテ・リヒトマンディーン・コペリーが解散を発表しました。2人とも新しいパートナーを探すそうです。

2人の身長のバランスがとても悪かったので、いつかいつかとは思ってきましたが来てしまいました。女性は見つかるかもしれませんが、男性は見つかるでしょうか。160センチ以下ぐらいではないとキツいですよね。

ノートルダム・ド・パリ滑って欲しかったのに。
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2012
04.27

2011-2012シーズン 浅田真央

浅田真央

NHK杯 2位
ロステレコム杯 優勝
全日本選手権 優勝
四大陸選手権 2位
世界選手権 6位

SP:シェヘラザード
LP:愛の夢
EX:I Vow to Thee My Country
EX:ワルツ第7番

選手のレビューに入ります。毎日チョビチョビとあげていきます。

シェヘラザードを選んだ時、こりゃ比べられますよーーーーって思いました。ただ使用音源だけがどうも気に入らない。前半は良いと思うんです。エキゾチックな雰囲気なので。ジャンプのタイミングを合わせればすごくかっこいいですしね。ただステップだけは普通のオーケストラにして欲しかった。全体的に軽く聞こえてしまって。せっかく新しい路線に進んだのにもったいなかった。あくまでも僕の好みですけどね。スピンの音楽表現はポジションが豊富な彼女ならではですね。また今シーズンも変えましたよね。
衣装についてですが、希望通りのパンツでした。年明けには「動きにくい」という理由でスカートに変えてしまうわけですが。色味とデザインはスカート衣装の方が好きですけど、パンツの方は襦袢が黄色すぎなくて良かったんです。良い塩梅で組み合わさっていればっ・・・。

LPは昨シーズンから続行の愛の夢。このプログラムはやはり彼女のカラーですね。12月に入ってから不幸なことがありましたが、GPSの時はとても良かったと思います。オフに良い練習が出来ていたのではないでしょうか。良いときの彼女の愛の夢って、空気を撫でるような雰囲気がありますよね。腕がどうしてこんなに美しく動かせるのか、しなるのかっていう。昨シーズンの愛の夢も良かったですけど、振り付けを少し変えて、トコトコと駆ける所を戻したのは大正解だったと思います。ワンフットで彼女ぐらいストレスなく滑ると、やはり違うなーって思います。ワンフットなのに全く難しく見えないのがすごい。
3Lzの成功率も徐々にではありますが上がってきましたし、eマークも「まあ付けなくても・・・?」ぐらいのレベルにまでなってきました。やっぱり3Lzってすごく大事だと思います。3Lzってこう言い表しようのない魅力があるんです。3Lzはゴレンジャーで言うとアカレンジャーなんです。3Fがアオレンジャー、3Loがキレンジャー、3Sがミドレンジャー、3Tがモモレンジャー。3Aは後からチート的に仲間になる強いやつです。
彼女のジャンプ構成から言うと、3Sは必要は無いのですが、それでも入れてくるのは「完璧にしたい」という意志の表れなのでしょう。3Aも然り。
新調した衣装は似合っていたと思います。何より襦袢レスというのが素晴らしい。ふわふわとさせて、細すぎる体のラインを女性らしく見せていますしね。

ジュピターのやつの方のエキシビション。これも彼女のカラーですね。国を思う気持ちを歌った歌に着物風の白い衣装がすごくマッチしています。

ショパンの方はスカートがふわふわと舞っているが良いですね。プログラムにあわせた衣装作り。このプログラムのイメージは戦後のサーカスの踊り子みたいな、そんなイメージがあります。このプログラムもっと滑って欲しかったです。タラソワにこういうの振り付けさせればやっぱりすごいですね。ショープロなら試合に関係ないし、もっと海外の選手に振付けて欲しい。エキシビションでも学ぶことはあるでしょうし。


今回の世界選手権で表彰台を逃したのはヤバいと思います。勝てる試合とまでは言いませんが、メダルは取れる試合でした。時には「勝ち」を目指すということも必要。カロリーナやあっこちゃんが一線で活躍はしていますが、21歳、来シーズンには22歳でもうベテランです。若くはありません。ロシアとアメリカの若手が続々と出てくる中、3年連続世界選手権のメダルを逃すということにでもなれば、PCSも下がってくるでしょう。

正念場です。
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2012
04.26

ベストプログラム

コスチュームに引き続きプログラムです。自分でも意外なランキングになりました。総当りでどちらが好きか選んで行き、その上位トップ10を出しました。

10位 髙橋大輔SP「In the Garden of Souls」

今シーズンSPから4回転を実に7シーズンぶりに入れてきました。7シーズンも間隔を開けて入れられるようになる選手はなかなかいないと思います。脈を打つような自然な動き、静の中にある動、内面から滲み出る色気がたまらないです。音ハメが絶妙で、3Aの後のトゥステップ、ルッツの前のステップも音楽にピッタリ。4-3を入れて、これだけトランジションもポンポン入れられるプログラムというのもなかなか無いと思います。スケーティングスキルはパトリック・チャンに僅かに劣るかもしれませんが、コレオグラフィー、インタープリテーションで上回ることがほどんど無かったのは悲しかった。それぐらい素敵なプログラムだと思います。

9位 デニス・テンSP「エレジー」

テンくんはジュニア時代からスケーティングの良さには定評があった選手ではありましたが、どうもこじんまりしているというか、タッチは美しいのに伸びはない滑りをしていたように思いました。昨シーズンの絶不調から立ち直ったのは体型変化の終わりで安定してきたということかもしれません。160センチぐらいだったのに168センチになりましたし。もう18歳ですから、これ以上急激に伸びていくこともないでしょう。振り付けがローリーなのでプログラムはやはり北米的な滑りを引き立たせるような構成。でもテンくんはタラソワのところで練習していたところもありますし、表現で言うと完全にロシア寄り。この悲哀のこもったラフマニノフとテンくんの動きが合うことなんの。もはやストレートではないほど多様にリンクを使うフットワークはたまりませんでした。テンくん復活を印象付けるプログラムになったと思います。

8位 髙橋大輔EX「The Crisis」

個人的には不評の声が多く聞かれたプログラムでした。僕はこういうプログラム大好きなんです。音楽が嫌いっていう人もいました不協和音が聞き取れて。こういう音楽ダンスで使ったらハネられそうです。リズムはありますけど、アップリフティングではないですから。なんでしょうね。どこが良いんでしょう。このプログラムからは「人生ってそんなもんじゃない?」感が感じ取れるんです。波があるし、めんどくさいこともあるけど、それでも続いていくよっていう。そんなに肩肘張って行かなくてもっていう。だから好きです。

7位 ジェフリー・バトルEX「エニグマ変奏曲」

今シーズンもプロ枠が入りました。これぞジェフリー・バトルの真骨頂というプログラム。エニグマ変奏曲の、このニムロッドの変奏は友人への感謝の気持ちを込めたパートになっています。中盤の双方向に回るキャメルスピン、そして2回入れた2Aなんて、深い愛情を表現するにはピッタリではないですか。光を放つようなイナバウアー、そして光を抱き込むようなイーグル。素晴らしいプログラムです。

6位 エカテリーナ・リャザノワ&イリヤ・トカチェンコFD「スノーストームより、ロマンス」

そこはかとないロシアの香り。ロシア人振付師とロシア人コーチがロシアの音楽でロシアのスケーターに。どこまでもロシア。古臭いと言われようと、特徴が無いと言われようと、リズムの変化が無かろうと、それでも良いんです。フリーダンスなんですから。このプログラムのどこがアップリフティングでは無いと言えましょうか。遠い昔の恋を思い、悲しみに浸る気持ちというものは、多くの人の心を揺り動かし、心を揺り動かす物のはずです。クソルールなんて、雪原がシベリアの永久表土の中にマンモスと一緒に埋まってしまえばいい。

5位 クセニア・マカロワSP「Maria and the Violin's String」

ヴァイオリンを爪弾くかのようなしなやかなボディームーブメントが素晴らしい。今までのマカロワの動きとは一線を画していて、非常に女性らしいです。フラメンコでもエビータでもチャキチャキしすぎて、あまりにもアメリカ的すぎました。アメリカ育ちなので仕方ないことではありますが。アベさんにはこれからも、多くのスケーターと一緒に作品を作っていって欲しいです。

4位 ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェFD「Je Suis Malade」

フランスのワールドに合わせたのか、今シーズンは"ド"メジャーな選曲をしてきました。でもその前もその前もその前もメジャーか。男にすがりつく女の表現が絶妙ですね。男性と女性ではなく、このプログラムは男と女です。全てのエレメンツがプログラムに溶け込んでいます。無理矢理なリフトはないですし、ゆっくりツイズルも良いです、あれが高速だったら盛り上がりはするけど、プログラムには合わないでしょう。肩紐を無理矢理ずらして作るというカメレンゴのド変態なアイディアといい、髪の毛を振り乱すケイトリンといい。全てがこのプログラムの味になっています。昨年のワールドでは日本を気遣うメッセージを出し、今年のワールドでは自分たちがメダルのチャンスだったのにも関わらずペシャブルに駆け寄る姿、人としても素晴らしいです。唯一難点を挙げるとすればやはりスケーティング。トップカップルの中ではスピードを出さないと伸びなさが目立ちます。止まります。それを改善すればワールドのメダルにも届くようになるでしょうね。

3位 高橋成美&マーヴィン・トランSP「イマジン」

シーズン初めから素敵過ぎたプログラムでした。トランジションをたくさん入れている選手はシングルにもいますが、音楽に合っていない物が多い中、彼らは音ハメが素晴らしいです。今シーズンから急激にプログラム難度を上げてきましたし、スケーティングの質もとにかく良くなりました。もちろん昨シーズンからすごく上手くなりましたが、滑りはロシア勢とも渡り合っていけるほどのスピードと流れ、同調性の素晴らしさ(でもジャンプのミスは同調しないで)。静かな音楽の中でふわっと上がるツイストで観客は一気にプログラムの世界に引き込まれ、音楽の盛り上がりとともに、トランのグライドのある滑り。身長がこれだけ小さいのにそれに付いていける成美の力、本当に素晴らしい。衣装はワールドなどで着ていたのは3着目なんですよね。青が1着目で、黒でストーンが少ないのが2着目。3着目がストーン多いのです。イマジンという音楽をここまで素敵に仕上げてくれてビックリでした。僕、本当にイマジンが嫌いで嫌いで仕方無かったんです。ウザいぐらいに平和や愛を歌った物って厨二病の僕にはかゆ過ぎる。かきすぎて血が出るぐらいに。音源選曲も抜群でした。いやあ素晴らしい。SO GROOVY!!!!!

2位 ジェレミー・アボットLP「交響曲第3部あがない」

ジェレミー・アボット「静」のプログラム。彼がこの音楽で滑ると分かったときに、素敵なプログラムになるであろうことは分かっていましたが、まさかここまでの物になるとは思いもしませんでした。このプログラムの魅力は「空間の支配」です。どうしてここまでスケートが伸びて、リンクの至る所を使ってプログラムを表現できるのか。普通の選手ならここまで滑るには漕いで漕いで漕ぎまくって後半はバテバテで見ていられなくなると思います。特に味気なくなりがちな全後半明けのジャンプパートの滑りは見事としか言えないです。この曲って8分の6拍子かと思ったら8分の12拍子なんですね。とりあえず、なんか滑りにくそう。どっちにしろ滑り憎そう。そもそも1.2.3っていうリズムの曲自体がシングル向きではないですもんね。それでも、全後半と中盤にテンポの変化のある音楽をここまで。テンポが徐々に上がっていくサーキュラーでのしなやかな腕の動きとターン、コレオステップでの安易な腕にぶん回しに頼らずに、音楽表現に徹するという。これは昨シーズンのLPでもそうでした。オルガンに、ライフイズビューティフルに、そしてこれ3年連続でドハマりプログラムを滑っているので、来シーズンは何を滑るんだろうかというドキドキ8割、不安2割。

1位 ジェレミー・アボットSP「Bei mir bist du schoen, Swing Kids」

ジェレミー・アボット「動」のプログラム。このプログラムが好きではないという人は、あまりいらっしゃらないのではないかと思います。「27歳児感」を存分に見せ付けたプログラムです。細かいことうんぬんの前に、まず見ていて楽しくなる。ということが一番にありますね。フロアダンスとフィギュアスケートの完璧な融合。ダンサーが振り付けたプログラムは2シーズン連続ではありますが、昨シーズンのものはどちらかというとフラメンコ寄り過ぎて、スケートではありませんでした。今回の物はすごくバランスが良いです。一時期抜かされ気味になっていたPCSに関しても、Pさん、ダイスケさんの次にプルと並ぶぐらいにはもらえるまでになりました。その立役者的プログラムでもありますね。もう好きすぎる!

というわけで書き終えてみれば、2プロランクインが2人ということで、必ず1シーズンに1人は2プロ素敵な人がいるんですよ。去年はキーラで一昨年はパントン。

ちなみに好きなプログラムが全部で19個出たんですけど、11位からは今井SP、キャロラインSP、ファリスSP、ズロシトFD、カロリーナSP、カロリーナLP、ラルヒルFD、マイナーLP、庄司LPでした。
みなさんのお気に入りは何でしたか?
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2012
04.25

ボブソロ、羽生コーチ変更

http://mn.ru/sports_figure/20120425/316488913.html

まずは、ボブロワ&ソロビエフですが、まさかまさかのアレクサンドル・ズーリンにコーチを変更しました。最初噂が出たときにはズーリンが「ないよー」って言っていたのに、結局するんですね。
今シーズンかなり伸び悩んだ感があるので、環境を変えるのはいいことかもしれません。ズーリンだともう少し今に合ったプログラムを作ってくれるとも思いますし。

モンコたちも移籍したばかりなので、あんまりギクシャクしないといいなあ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120425-00000578-san-spo

羽生がブライアン・オーサーにコーチを変更です。
少し驚きましたが、この年齢で海外に行くことは何も不思議では無いので、また一段と素敵なスケーターになって欲しいです。ゲデ子やなんです君が今シーズン急激にスケーティングの質が上がったように、羽生にもそうなって欲しいです。2人の他にもトロントにはスケーターがたくさんですから、ぜひ英語の力も伸ばして欲しいです。
Comment:4
2012
04.25

日本スケート連盟 平成24年度強化選手

http://www.skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/2012_Figure/24Figure.pdf

特別強化選手
男子
橋大輔
小塚崇彦
羽生結弦
織田信成

女子
浅田真央
鈴木明子
村上佳菜子
安藤美姫

強化選手A
男子
・町田樹
・無良崇人
・村上大介
・田中刑事
・中村健人
・木原龍一

女子
・今井遥
・佐藤未生
・宮原知子
・庄司理紗
・西野友毬
・友滝佳子

強化選手B
男子
・宇野昌磨
・坪井遥司
・川原星
・鈴木潤
・橋爪峻也
・本田太一
・山本草太
・山隈太一朗
・野添紘介
・中村優
・吉田行宏

女子
・鈴木春奈
・村元哉中
・村元小月
・大庭雅
・磯邉ひな乃
・伊藤芽
・松野真矢子
・松田悠良
・永井優香
・山隈恵里子
・本郷理華
・安原綾菜
・國分紫苑
・片桐明里
・高山睦美
・藤澤亮子
・石川翔子

アイスダンス特別強化選手
・キャシー・リード&クリス・リード

ペア特別強化選手
・高橋成美&マーヴィン・トラン

アイスダンス強化選手A
・ブリナ・オイ&水谷太洋
・平井絵巳&マリオン・デ・ラ・アソンション

シンクロナイズド特別強化チーム
・神宮アイスメッセンジャーズグレイス

シンクロナイズト強化チーム
・東京シンクロナイズド・スケーティングクラブ

妥当な選出ですね。ノービス上がりの選手とかまた覚えないと。
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2012
04.24

ベストコスチューム

今シーズンもやります。

10位 アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテSD「Volveras, El Chupacapra」

肌出し制限が出ている中、カッペちゃんは背中は生では出していませんが良い襦袢で。その代わりに胸はザックリと開けています。素晴らしい。スカートはカッペちゃんおきまりのワイヤー。そして、この2人には黒と赤がよく合います。ラノッテは地味に見えて、実はレオパードなんです。黒豹です。

9位 髙橋大輔LP「Blues for klook」

曲調が曲調なだけに、あまりゴージャスな衣装は合わないので、これぐらい押さえ気味なのが良いです。てろてろしたベスト風の布が素敵です。

8位 テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアSD「ラテンダンス」

昨シーズンのFDから数えると合計5着、テッサの衣装があるわけですが、めーーーーーーーーーーーずらしくテッサに似合っていたのでランクインさせました。テッサって着る衣装着る衣装似合わないような気がして。地味な色の衣装の選手が多い中、目の覚めるようなピンク。フリンジがいっぱいでフィニッシュのくるくるが映えます。ピンクモップ!スコットは背景です。四大陸はゼブラっぽい、おっさんみたいな衣装でしたけどね。

7位 アルトゥール・ガチンスキーLP「Interview With A Vampire, Bram Stoker's Dracula」

すごく刺繍に凝られた衣装です。この写真を選んだのはライトが当てられて良く見えるからなんですけど、実はパンツの方にも刺繍が入っていて、サイドの所は上から下まで細かくあります。背中にも薄っすらと模様が見えます。肩の人工羽毛みたいなふわふわも好き。唯一、胸の襦袢だけが残念です。ここまで肌が隠れているなら、無くても変わらないような。

6位 ジェナ・マッコーケルLP「花はどこへ行った」

嫁に行く嫁と言われた素敵な衣装です。タイトルの通りに、全身に花が散らされて素敵です。襦袢もそれほど目立っていない感じはしますし。何よりプログラムにマッチングしているということが大切。プログラムあっての衣装ですからね。

5位 フローラン・アモディオSP「サマータイム」

ただ単に好きな色味。ピンク好き。

4位 エリザヴェータ・タクタミシェワLP「ベサメムーチョ」

3つある衣装の中の初代の衣装です。シーズンが進むうちにスタイルが変わっていって、合わなくなってしまったのでしょうか。目に鮮やかで若々しい赤色ですし、袖のところにボリュームを持たせているのも可愛らしい。何より襦袢レスですっきりしているのが良いです。

3位 トマシュ・ベルネルSP「カルミナ・ブラーナ」

今シーズンの悪の幹部枠です。悪の幹部枠スケーターは上位に来る傾向があります。僕が厨二病だからでしょうか。ちなみに手袋をつけていないバージョンもあります。この画像の手袋を見ると、爪の所にまで赤いストーンで飾りを付けていて凝っているのが分かります。

2位 ナタリー・ぺシャラ&ファビアン・ブルザSD「Carnival in Rio」

今シーズンのダンスの衣装の中でダントツに好きな衣装でした。初めて見たときにランクインが決定したぐらいです。真っ黒衣装が多すぎるなか男性も女性も明るいイエローグリーン。ライトグリーンになっていないあたり、ロシアではなくてフランスなセンスだなあと思います。ナタリーの肩と腰の青い花の飾りも素敵。木染めっぽい質感のファビアンの衣装も、南米と言うよりは東南アジアな雰囲気を感じることができていいな~と思います。

1位 アシュリー・ワグナーLP「ブラックスワン」

アメリカのオシャレ番長は今シーズンもランクイン。昨シーズンはSPのシンプルな黒の衣装がランクインしました。その前のシーズンは衣装レビューはしなかったのですが、スパルタカスの衣装は超好きでした。ワンショルダーがあまり好きではないんですけど、そこを羽にしたのが見事だなあと思います。そうですね。もうパーフェクトです。大好き!

これを書くにあたって、去年と一昨年のも見返してみました。僕、刺繍好きなんですね。
Comment:12
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