2010
05.29

2009-2010シーズン 橋大輔

橋大輔

フィンランディア杯 優勝
NHK杯 4位
スケートカナダ 2位
グランプリファイナル 5位
全日本選手権 優勝
バンクーバーオリンピック 3位
世界選手権 優勝

SP:eye
LP:道
EX:Luv letter

 eyeのテーマはエロ紳士。ジャンプに関しては3-3でしょうか。1番クリーンにきまったグランプリファイナルでもケガの前のような流れはさほど感じられないです。あとは回転不足気味に見えることが多いので気をつけてほしいです。トリプルアクセルは現役選手の中で1番GOEで+をもらえるぐらい美しいです。ステップは言わずもがな、素晴らしいですよ。特にサーキュラーですよね。あそこまで体をぶん回せるってもはや変態なのではと思います。
 eyeは4着の衣装がありますが、僕が1番好きなのはDOIで着ていたあの色がきれいなやつです。あれ良かった。

 道に関しては、ベストプログラムのエントリーでいろいろ書いているので、また同じことは書きませんが、素晴らしいプログラムですね。クワドフリップに挑んだことも素晴らしいと思います。ルッツでアテンションがとられているのが気になります。SPではキレイにアウトエッジで跳んでいるのに、LPのしかも後半になると体力的な問題があるのでしょう、フラット~イン気味になっています。もっとルッツを後半でも最初の方に持ってくるなど工夫のしようはありますね。

 ラブレターは最初見たときはそれほどだったんですけど、韓国での練習映像を見てから見方が少し変わりました。リズムが一定で、「てれれれんれれん」がいっぱい。でも人を想うってこういうものなんだろうと。流れの中で、ちょっと起伏があって、また流れの中にもどっていくという。
 え?自分の言葉に酔っていて6番気持ち悪いって?そんな苦情は受け付けません。

 今シーズンはケガからの復帰のシーズン。シーズン前半は苦しみましたが、後半では五輪の銅とワールドの金という結果に終わりました。「ケガをして良かった」と言う人がいますが、僕は全くそうは思いません。ケガをしていなければ、ワールドの金はあと1年先にとっていて、SPからクワドをバシバシ入れてきて、誰にも文句を言わせない五輪の金メダリスト最有力候補になっていただろうからです。この結果をさも運命付けるかのように言うのは間違っていると思います。
 1シーズン滑ることができなかったことで、あと1年東京のワールドまでは現役続行をすることを表明しました。ボルトの除去手術も延期しました。もし来シーズン、金メダルをとることができたら、彼は引退してもいいのではないかと思います。もちろん寂しいという気持ちは大きいですが、彼の体はすでにボロボロでしょうし、ソチまでプレッシャーに耐えてゆかねばなりません。年齢的にもすでにピークは迎えてしまっているので、これからどうなるかも分かりません。
 僕みたいな者がガタガタ言おうと、彼のことですから、外野にどう言われようとビシッと決めて欲しいです。来シーズンにはどんな演技を見せてくれるのか、とても楽しみです。そして、来シーズンこそ最後なんだという覚悟を決めて見守りたいです。


 これで今シーズンのまとめおしまいです。昨年と比べて人数がかなり減っているのは仕様です。実はそれなりにやることがあって、ダラダラしてしまうのもいやだったので。たくさんのコメントと拍手どうもありがとうございました。
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2010
05.28

2009-2010シーズン ステファン・ランビエール

ステファン・ランビエール

ネーベルホルン杯 優勝
欧州選手権 2位
バンクーバーオリンピック 4位

SP:ウィリアム・テル序曲
LP:ブエノスアイレスの秋
LP:椿姫
EX:Ne me quitte pas

 とても印象的なSPです。静かなパートから始まります。1番最初のパートでしょうか。反則的な終曲のパートになるとね・・・もう盛り上がらざるを得ないんですよね。ピョンピョン跳ねざるを得ないと同じぐらい、せざるを得ません。ハイキックとバタフライかっこよすぎですね。フライングシットのコンビネーションスピンも反則レベル。頭上にかざした手の位置がまぁずれないこと。カメラもまぁ動きませんよ。トリプルアクセルがなくても、4-3とソロジャンプきめてたら、SPは90点を超えて1位だったでしょう。男子で史上初の9点台のコンポーネンツを出しましたし、この人はすごいです。

 衣装は紅葉リーマンから白へ。引退をしてからみるみるうちに丸くなっていた体をネーベルホルンやジャパンオープンではかなり絞っていました。前のシーズンがフラメンコだったので、タンゴとはいえ少しエロ成分が足りなかったかもしれません。衣装も白ですし、「君いる意味あるんですか?」というストライプ。もっとコテコテの衣装の方が分かりやすかったでしょうに。ランビはスケーティングで魅せるというより、フットワークで魅せるタイプのスケーターですから、細かいターンを入れるとステップに味がなくなってしまいます。それがストレートラインには出てしまっていたかなと思います。

 椿姫にプログラム変更と聞いたとき、「ランビが椿姫なの?女の子になっちゃうの?」と思ったら違うんですね。サーキュラーステップはアルフレードが告白するシーンでしょうか。ランビならきっと甘い言葉で落とすはず。と、乾杯の歌は最初の方の曲なので、クラシックオタクさんとかはこういう編曲キライなんでしょうね。僕はどうでもいいので。ランビは女の子にいっつもぺたぺたしているイメージしかないので、このプログラムはピッタリですね。
 おねいがヨーロピアンの解説で「バレエダンサーのよう」と形容されていましたね。本当にそう思います。手の動きなんてしなやかで本当に美しいです。試合ではスタミナが最後までもたなかったのか、ちょっとヘロヘロ気味になっていましたが、ダイヤモンドアイスのときのパフォーマンスはステキでした。スポットライトの下というのがまたロマンチックでした。

 通称「ぬぎっぱ」。見果てぬ夢でおなじみのジャック・ブレルのシャンソンです。失恋、しかも女性的な失恋を歌った歌だそうで、未練がましいほど「行かないで」が連呼されています。自分の好きな人のことを思い浮かべつつこのプログラムを見てみると、また一味違うかもしれません。

 ケガがありつつも現役復帰をして、完璧ではなかったにしろ素晴らしい演技を何度も見せてくれました。3月には再び現役を発表し、あらかーさんとのペアを組んだり、アイスショーの活動をしています。これからは振付師としても活躍をしてくれることでしょう。ドキュメンタリー番組では新しいプログラムの振付をしてもらっていました。ジャズのプログラムみたいです。ドリームオンアイスで滑ってくれるでしょうか。
 2回の世界チャンピオン、オリンピックは2位と4位。ヨーロッパチャンピオンにはなれませんでしたが、素晴らしいフットワークとクワドと至高の表現力。そして史上最強のスピナーとして(おまけに顔がレベル4とエロい人とあかぬことして)多くのファンの記憶に残る選手となりました。本当にありがとう。
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2010
05.26

2009-2010シーズン ジョアニー・ロシェット

ジョアニー・ロシェット

中国杯 3位
スケートカナダ 優勝
グランプリファイナル 5位
カナダ選手権 優勝
バンクーバーオリンピック 3位

SP:ラ・クンパルシータ
LP:サムソンとデリラ
EX:Vole

 有名なラ・クンパルシータのプログラム。五輪で出したスコアは3Lzまでの3-2構成で取ることのできる最高のスコアでしょう。今になって冷静に考えると71点はさすがに高すぎたかなと思います。真央との差はアクセルとルッツの基礎点の差でしかありませんでしたからね。スケートカナダの70点というのにもビックリしましたが。それでも、能力の高い選手ですから高得点は出せる選手です。小娘がタンゴを滑ると「なんちゃって」タンゴになってしまいますが、20代のタンゴは貫禄が出てかっこいいです。ただ、これもアルゼンチンタンゴですよね。ウルグアイかどっかの曲でしょうか。なのでジョアニーにはもうちょっと上品な選曲でも良かったかな?と思います。
 衣装は3つ。レフトショルダーレッドローズとナショナルの衣装、五輪の衣装。左肩赤薔薇はなんとも言い難いバランスの悪さでした。ジョアニーは身長がそれほどないのにさらに低く見えました。赤いのは普通。五輪の衣装は黒を基調にしたのはいいと思うんですけど、バラいりますかね?どうせなら、頭につけてしまえばよかったのではと。あと、白のスワロフスキーでしゃしゃしゃーと線が入っているのもあんまり気に入りません。もっと色使いを抑えてデザインはゴージャスにしたほうが良かったかも。難しいと思うんですけど。

 ジャパンオープンで初披露したときに、すでに完成しかかっていたプログラムです。ジョアニーの妖艶さと力強さがあるからこそ滑ることのできるプログラムだと思います。プログラム前半はサムソンを誘惑するデリラの表現、バッカナールは復讐をやり遂げたデリラの感情表現。最後は崩れた宮殿に押しつぶされて死んでしまうという感じの解釈でよろしいんでしょうか。映画ではデリラがサムソンをあーだこーだして導くわけです。本当はデリラはサムソンを愛していたのか?ともとられますね。あなたの妄想ですよって?そんなの知りません。オペラと映画は違うものなのでローリーの頭の中のことまでは読めません。映画の中での女優さんの衣装を衣装屋さんは参考にしたのかな?と思われるほどデザインと色が似ています。
 文句無しにいいプログラムでカナディアンではステップレベル3、他が全てレベル4、ジャンプは5種7トリプルという素晴らしい演技を見せてくれました。上半身の動かし方もとても印象的でした。先シーズンよりもさらに体の使い方が上手くなっていると思います。

 お母様が亡くなられてから、わずか2日後にSP。そして本番では銅メダルを獲得。出る予定だったワールドを欠場しました。親を亡くしたという精神状態で滑ることは難しいことでしょう。それでもやり遂げた彼女は本当に素晴らしいスケーターだと思います。来シーズンに対しての明言はまだしていないですが、スケーターの活動はまだやりたいとのことなので、プロにしてもアマチュアにしてもまだまだ滑りを見せてくれることには違いないですね。
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2010
05.25

2009-2010シーズン 安藤美姫

安藤美姫

ロステレコム杯 優勝
NHK杯 優勝
グランプリファイナル 2位
全日本選手権 4位
バンクーバーオリンピック 5位
世界選手権 4位

SP:レクイエム
LP:クレオパトラ
EX:Bring in 'da Noise, Bring in 'da Funk
EX(SP):夜の女王
EX:レクイエム

 SPバージョンのレクイエムはロステレコム杯のほんの数日前にSPに変更したプログラム。3-3に挑んだのは五輪の一度のみでしたが序盤にあれがきまると盛り上がるんですよね。アクセルとスピンが全日本までと五輪とは違っているのですが変えない方が良かったと思います。競技は歌詞入りが禁止なので、これでは音をぼかしたような感じにしていて、エキシビションとは違う印象を受けるプログラムでした。
 
 このプログラムはとても難しいプログラムだと思います。音楽のテンポが一定であることでメリハリが非常につけにくいです。ストーリーを表現するとのことですが、滑り込めていないグランプリシリーズではすごく分かりにくかったです。ホントに。全然分からなかったです。でも、プログラムを滑っていくうちに板についたというか、彼女に馴染んできたように感じます。ワールドという大会の相性の良さもあるとは思いますが、見事な作品になりました。
 ループさサルコウにあまり加点がついていないです。+2は助走などのこともあってつけられないとは思いますが、みんな+1はつけるべきだと思います。安藤さんはいつも表情が曇っていて、あまり滑っていても楽しそうに見えないですがワールドではスパイラルの前ぐらいから徐々に笑顔がでてきて、フライングシットの後のポージングでは最高の笑顔、ステップの前でのモロゾフとのニヤニヤ。ステップとフィニッシュでも口おっぴろげてニコニコ。本当に可愛かった。口をあけた安藤さんは絶好調のしるしです。
 GPシリーズでう~ん、ファイナルでいいプログラム?、全日本ではこのままいけばもっと良くなる、ノーミスの五輪ではあんまり・・・でワールドで完璧に仕上げた。そんな彼女の力に感服です。

 ポニテかわいいよポニテ。ニーハイいいよニーハイ。衣装のせいで下品と言われてしまうこのエキシ。初見では「なんだ、モロゾフ好みのただのお色気路線か」と思わせつつのまさかのタップダンス。3方向に客を煽るように、ちゃっちゃっちゃちゃちゃってする振り付けが好きです。
 
 夜の女王は一度試合でやってほしかったです。特に海外でやってほしかったです。客がどんな反応をするか見てみたかったです。スーパー戦隊シリーズの悪役女幹部みたいな雰囲気がかっこよかった。フェイスメイクも本気の時のが良かったです。

 エキシビションのレクイエムは作品として完成されていますね。どこが素晴らしいかと聞かれると全部なんですよね。スタートからの足裁きも、倒れてからの音楽とのシンクロも、スパイラルの音楽表現も、フットワークの神々しさも。ここ最近の安藤さんのエキシビションが良すぎてちょっと怖いwww

 今シーズンの安藤さんを語るのに欠かせないのが衣装。今シーズンだけで11着も衣装を作りました。名古屋フェスでは4年前の衣装を着たので12着でしょうか。とにかくすごかったです。これで衣装展やってくれたら絶対行きたいです。

 今シーズンはいままでにないほどに安定した成績を残せました。久しぶりにグランプリで勝ちましたし、相性最悪のファイナルと相性最悪のNHK杯でもいい成績でした。五輪は5位、ワールドは4位ともう一歩でしたが、今シーズンまた成長できたと思います。来シーズンからは安心して3-3やクワドに挑めるルールになりましたから、2008年のファイナルみたいなDGされまくりの悲しい表情を見ずにすむと思います。表現力が増してきたとはいえ、安藤さんといえばやっぱりジャンプですから、高くてキレのあるジャンプが見たいです。
 これからロシアという新しい環境で、また新たなトレーニングメイトたちと練習することになります。上手くメディアをかわして、楽しく滑って、またニヤニヤさせてほしいものです。
 
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2010
05.24

2009-2010シーズン パトリック・チャン

パトリック・チャン

スケートカナダ 6位
カナダ選手権 優勝
バンクーバーオリンピック 5位
世界選手権 2位

SP:Tango de los Exilados
LP:オペラ座の怪人
EX:Viva la Vida

 SPは先シーズンと同じタンゴなんたら。先シーズンはクリーンに滑ることが多かったプログラムなので、今シーズンはさして感動をすることもなかったです。これは今の採点方式に完璧にマッチしているプログラムなんですよね。アクセル跳んだ後からステップ入れまくり、3-3の前にまでステップを入れています。ステップの音楽表現はイマイチでしょうか。この曲はタンゴなのに、ぴしっ!ぴしっ!としているので、あまり腕を直線的に使いすぎると行進曲みたいに・・・ってこの曲使う選手に毎回言ってます。ストレートラインの「ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ」からの動きが好きです。うねうねツイズルは大好物です。五輪のときはこのうねうねで足をついてしまったんですよね。とにかく穴が無くて、どのエレメンツにも最低+1はつけたくなります。ジャッジももちろんそうなんでしょうね。来シーズンはどんなプログラムが見られるでしょうか。

 今シーズンの課題曲、オペラ座の怪人。トリプルアクセルがなかなか揃わないですね。ワールドでは2本かろうじてでしたが、他のところで転倒がありましたし。この編曲は中野さんとかウィポジェとかのオペラ座に比べればちょっと入れすぎてあまり好みではないです。ドラマチックプログラムに仕上げたいのは分かるのですがもう少しまとまりが欲しかったです。直線的で豪快で男性らしさは出ていると思うのですが、もう少し柔らかさも欲しかったです。彼はクラシックの音楽を表現することに長けていますが、ストーリー性のあるプログラムはちょっと・・・。真央と同じタイプ?
 来シーズンもこのプログラムを続行することを早々に表明しているので、ローリーにもう少し手直ししてほしいです。彼自身ももっともっと表現力を高めてほしいです。実はまだ10代なので時間はまだまだありますね。

 彼の点数についても、わーわーなっていますね。ただプレゼンテーションで救済されている選手は彼だけではありませんし、彼は点数を出せるだけのものを持っている選手です。来シーズンはクワドを跳びたいとの考えも持っていますから、楽しみにしています。ビックマウスの彼であればやってくれることでしょう。
Comment:2
2010
05.23

2009-2010シーズン ジェレミー・アボット

ジェレミー・アボット

NHK杯 5位
スケートカナダ 優勝
グランプリファイナル 4位
全米選手権 優勝
バンクーバーオリンピック 9位
世界選手権 5位

SP:A Day In the Life
LP:交響曲第3番
EX:At this moment

 ステキなSPです。トリプルアクセルの入りから出方までとても工夫されていてステキです。3-3とアクセルの間まで、アクセルとルッツの間まで徐々に上がっていくテンポにあわせてスケートの迫力が増して行き、ステップで爆発。そして曲調が戻っていくと、深いエッジワークで見せていく。スピンは軸がブレずにきれいですよね。音楽の性格をよくとらえていて、見ていて気持ちいいですよね。アメリカ人がアメリカ人らしいプログラムを滑るといいな~って思います。
 いろいろ言っていますけど、とにかくいいんですよこのプログラム。好き好き。

 クワドの後からはとにかくつなぎを入れまくりのプログラム。フリップを跳ぶ前からその後までステップ踏みまくり。ダブルアクセルはまるでステップの一部かのように跳ぶんですよね。とにかく穴の無いプログラムで、すべてが詰まっています。ポケットにアメちゃんがいっぱい入ってるイメージ。ストレートラインステップは迫力があって大好きです。身長が高くてスタイルもいいので、ホップするとかっこいいんですよね。大きなエッジで滑ってきてからのホップが大好き。全米選手権のLPは音楽と完璧に一体となっていて素晴らしい演技でした。NHK杯のときは演技終了後にすっごい顔して、全米では点数出たときに目ん玉ひんむいて、楽しい子だ。

 今シーズン有香さんにコーチをスイッチしたことは吉とでました。相性の悪いワールドでも1番手としての役割を果たし5位となりアメリカの3枠維持をしました。彼は国際大会に出てきてまた3年ほどしか経っていないので、まだまだ現役を続けてほしいですね。まぁ続けるんでしょうけど、できればトッドぐらい続けてほしいです。来シーズンはハの字眉毛を見る回数がもうちょっと減ったらいいですね。あと、発狂する有香さんも見てみたいです。いつも(*・∀・*)なので。

 ああ、でも衣装は地味にならないように・・・。
 あと、ツイッターしすぎないように・・・。
Comment:4
2010
05.22

2009-2010シーズン ユナ・キム

ユナ・キム

エリック・ボンパール杯 優勝
スケートアメリカ 優勝
グランプリファイナル 優勝
バンクーバーオリンピック 優勝
世界選手権 2位

SP:007
LP:ピアノ協奏曲
EX:Don't stop the music
EX:タイスの瞑想曲

 ダブルオーセブンなのに、ゼロゼロセブンと言ってしまう実況のおじさんたちは「サイボーグ009」を見ていたに違いない。
 ボンドガールをテーマにしたプログラムで、とてもセクシーです。とにかくプログラムの構成の組み方が上手いんですよね。音楽の使い方も素晴らしいです。これはディーバの力が大きいと思います。ただ、さほどつなぎは入っていないんですよね。ステップもいまひとつもの足りない印象です。ステップの前半のような動きが後半まで続けばいいんですが、ステップを10個ぐらいやると、スピードが落ちてしまって、「ここ」以降はレベル取りであまり魅力的には感じません。トップ選手なのですから、ステップは本腰入れて欲しいですね。これで8点台はちょっと厳しいと思います。
 あと衣装ですね。ワンショルダーでこの色だとなんだか・・・ねぇ。模様のタイルみたいなやつもバブル期の銀座のクラブのトイレみたいなのがあんまり好きじゃないです。乳ないのに乳強調しちゃうのもねぇ。Don't stop~みたいなパンツの方が絶対良かったと思います。足が細いので試合でもいいと思うんですけどね。個人的にこれは今シーズンのワーストSP衣装。

 LPのピアノコンチェルトは王道のプログラムで、金メダルを取りにきてるんだなって思いました。好きなところがフリップの着氷後のイーグルですね。ステキだと思います。それから、2A-3Tの前の右腕を客席の方にさっと上げて、遠くを見るような振り付けも好きです。LPの振り付けもまたディーバが気合を入れたということが分かります。SPよりも普通はつなぎが減るものですが、サルコウの後のステップ、後半のルッツの後の動きなどなどかなり満載で見応えがあります。ただこちら、9点台のスケーティングスキルが出るか?とは思います。というか、9点台なんて男子でもLPでは出てないのに女子で出してしまっていいのだろうかと・・・。
 
 Don't stop~は評判が良くないんですけど、僕は好きです。今までのユナのエキシビションはちょっと退屈なものが多かっただけに、新しい曲に挑戦をしたのでスケーターとして成長するには大切なことなので、素晴らしいことだと思います。対してタイスの瞑想曲はというと、う~ん。オリンピック金メダリストのエキシビションとして意識したことは分かるのですが、ちょっとつまらないです。もう一工夫なんかしてほしかったです。衣装も「なぜそれ選んだし?」と言いたくなる様な。グレーで袖あって襟が適当で背中あみあみで。照明にもあまり映えませんしね。どうせなら、あげひばりみたいな白いきれいな清潔感のある衣装にすればよかったのに。残念です。

 4つのプログラムに関しては「普通」→「いいプログラム」→「好き」→「あんまり」といった感じです。彼女に関してはいろいろ思うことがたくさんある人はいると思います。ただ、彼女は素晴らしい選手の1人ですから、僕はこれからも応援していくつもりですし、現役続行もしてほしいです。

 ネトウヨ&嫌韓の方、個人の考え方にどうこう言うつもりはありませんが、お願いですからフィギュアスケートにまで足をつっこまないで欲しいです。本当に迷惑なんです。みんな素晴らしい選手で、日本のみんなもがんばっているのに、Youtubeなどでしょうもないことをされると、日本人全体の民度が疑われるし、日本の選手にも大変迷惑です。先人たちが築いてきた誇り高い日本人のイメージが崩壊します。

 それから、陰謀論者の方々。たしかにスポーツというものは政治力、ロビー活動などたしかに大事です。しかし、それがユナが勝つことと通じることではないはず。ましてや不正や八百長、買収など確証もないことにごたくを並べてガタガタほざくなどもってのほか。もしあなたが、国際スケート連盟のジャッジやテクニカルパネル、理事をやっている方で実際にお金をもらったという証拠と、録音テープでもあれば話は別です。検証動画でで無理矢理回転不足に見えるように作っている方にも本当に腹が立ちます。

 僕はがんばっている選手を応援するだけです。彼女の得点はたしかに行きすぎです。女子で150点なんて出ることは予想すらされていなかった点です。しかし、彼女は努力をしたはずです。採点システムの暴走でもジャッジの暴走でもそれは変わりないことです。その努力さえ認められないなんて、非常にさもしいです。

 どうかこれを読んで少しでも選手に対して、愛情を持ってくれる方が増えてくださることを願っています。

 ユナさん今シーズンもお疲れ様でした。
Comment:7
2010
05.22

ランヘイ解散

アナベル・ラングロワ&コディ・ヘイが解散を発表しました。

ラングロワは引退するそうです。
「私は何年もの間カナダの代表として、とりわけ地元カナダのオリンピックに出られたことを誇りに思います。」
「私たちは自分たちの成し遂げてきたこと全てを誇りに思います。そして、何年もの間サポートしてくれたファンには感謝します。」
「私はコディとスケートをすることができて、とても恵まれていました。私たちは多くの障害とハードに戦ってきました。彼は私にとってとてもステキなパートナーで、私のキャリアの浮き沈みの全てを支えてくれました。
「今、私はわたしが他のスケーターたちと学んできたことを、教訓として教える?ひきつぐ?(pass along)できることを望んでいます。」

こちらが引退するラングロワのコメントでした。
引退後彼女は、コーチとしての活動をするそうです。そして、学校にも通うそうです。
彼女のこれからの人生が素晴らしいものになることを願っています。

ヘイはソチまでの現役続行を希望。新たなパートナーを探すそうです。
カナダのペアはとても寂しくなりますね。
Comment:0
2010
05.21

2009-2010シーズン カロリーナ・コストナー

カロリーナ・コストナー

エリック・ボンパール杯 6位
中国杯 6位
イタリア選手権 2位
欧州選手権 優勝
バンクーバーオリンピック 16位
世界選手権 6位

SP:ノクターン、ヴァイオリン協奏曲
LP:G線上のアリア、チェロ協奏曲
EX:Ain't no sunshine

 ヨーロピアンでのSPはとても素晴らしかったです。だってルッツが決まったんですよ。しかも片足で降りて流れがいいんですよ。感動しました。ルッツの後にくるっと向きを変えてイーグルの振り付けがステキです。アクセルの後のツイズル、そしてレイバックの流れがいいです。カロリーナのスケートのいいところは大きなエッジでぐーんと滑ると言うよりも、細かいエッジさばきでさささささ~と滑ったり、長身を生かした表現ですよね。女性らしい上品な腕の使い方もとても魅力的なプログラムです。
 衣装はエリック杯で子コストナーさんがこんにちはしてしまったので、今度からは気をつけるといいよ!ピンクの部分とスカートの部分のバランスがイマイチかなと。襦袢が黒すぎますし。ワールドではドゥムキーの衣装で滑りましたが、まさかの3年目のドゥムキーかと思ってはらはらしました。スポンサーはもっとお金出してあげてえええええ。

 LPも素晴らしいプログラムです。今シーズンは微妙な着氷でしたが3F-3Tが2度きまりました。スパイラルはさすがのスピードです。Y字でのスパイラルでぎゅーんと描くカーブがキレイです。アラベスクポジションもきれいです。中世のヨーロッパの情景が頭に浮かぶような体中からにじみ出る音楽表現。ステップでは音楽を拾いまくって、表現しまくって、もう最高なんですよ。ジャンプはきまらないけど、そんなの関係ないんですよ。カロリーナは素晴らしいんですよ。ワールドの演技は感動しました。DGだったり両足だったりしましたけど、そんなことを忘れさせてくれるぐらい。2年前のワールドより良かったとさえ思います。
 ワールドで使った水色のキレイな衣装はいつぞやのSPの衣装ですね。やっぱり、スポンサーお金出してあげてえええええ。デザイナーがんばれ。

 カロリーナのプログラム見てると、ローリーはカロリーナに力を使ったから、他の選手のプログラムはちょっと手抜きになってしまったんだと納得します。来シーズンは神プロをつくるといいよ!

 グランプリシリーズはいつものカロリーナからスタートし、ナショナルではマルケイに惨敗。ヨーロピアンで復活の優勝。五輪では最悪の結果に。ワールドではステキなカロリーナになりました。スケートの魅力に気づかせてくれる素晴らしい選手です。来シーズンは更なる活躍に期待です。NHK杯は真央がくるでしょうから、安藤さんは避けるでしょうし、カロリーナに来てもらいたいです。本音を言うと東京ワールドでは真央美姫ではなくて、カロリーナに優勝してほしいです。前の東京ワールドのSPではいい演技をしたので、今度はLPも揃えて素晴らしい演技を東京でしてもらいたいです。ファッシさんとイケメン風お兄さんよろしくお願いします。
Comment:9
2010
05.21

2009-2010シーズン 織田信成

織田信成

エリック・ボンパール杯 優勝
中国杯 優勝
グランプリファイナル 2位
全日本選手権 2位
バンクーバーオリンピック 7位
世界選手権 28位

SP:死の舞踏
LP:チャップリンメドレー
EX:オースティンパワーズ
EX:SMILE

 死の舞踏はいいプログラムだよ!ジャンプの美しさはもちろんですが、このプログラムはとにかくステップがいいんですよ。ツイズルから体を屈めて、腕をジャッジの前でぐおっとして、トゥステップちょこちょこ~って。上半身の使い方がとてもよくて、スタイルがいいのとあいまって大きく見えます。163センチぐらいの体ですが、168センチぐらいに見えます。怒りを表現しているプログラムということですが、表情含めてステキだったと思います。編曲も良かったです。

 LPもステキなプログラムです。チャップリンです。チャックリンではありません。クワドに挑むことが全日本しかありませんでしたね。去年のワールドっていう枠取りでかなり大事な試合では挑んだのに、なぜにグランプリシリーズで挑まんし。1試合ぐらいやればよかったのに。
 ジャンプの加点が今1番つく選手ですよね。ファイナルでの加点は特にハンパなかったです。来シーズンからは全員から+2でもルッツ以下は1.4しかもらえないので彼にとっては非常に不利になります。グランプリシリーズからクワドを入れてほしいです。表情やマイムが楽しいサーキュラーステップなのですが、このステップ47秒ぐらいあるんですよね。さすがに長すぎると思います。間延びしてなんか・・・。課題は後半のアクセル。本当にきまらないです。ストレートラインステップの歩くところが可愛らしいですよね。キャラクラが出てます。

 スマイルはおそらくバンクーバーのエキシで滑るためにわざわざ作ったんでしょうね。それほど好きなプログラムではないのですが、これを書くために改めて見ると、「結構良くない?」と意見がかわりました。足首の柔らかさを生かした優しいタッチのスケーティングが音楽ととても合っていてステキです。

 
 今シーズンもいろいろありました。靴紐、魔のSP、結婚などなど。靴紐はしょうがないです。だって、靴紐変えてプログラムがグチャグチャになるなら、靴紐替えんでジャンプでちょいミスの方が痛く無いミスですもん。SPのことだってそう。一流の選手だからってミスしないことはないです。ルー・チェンが昔SPですごいミスしてしまったことあったでしょう?でも五輪でメダル取ったんですよ。小さなこと。結婚のことなんてしゃーないですもん。五輪前は恋人と会ってデートすることもダメなんでしょうかね~?そんなことでゴチャゴチャ言う人は恥を知ってほしいですね~。じゃあ出産までしちゃったイザベルはもっと叩かれるんですかね~?そんなこと言える人いるんですかね~。
 僕はいつでもスケーターの味方です。悪質なファン(もどき)の方は本当に嫌いです。応援するからこそファンです。

 来シーズンのコーチはリー・バーケルさんに戻ることになりました。カナダは慣れ親しんだ土地でしょうし、バーケルさんだって長い間見てもらった方ですから安心できることでしょう。振り付けはディーバにしてもらうことになるんでしょうか?たぶんそうなると思うんですけど、いいプログラムを作ってもらえるといいですね。セビリアの理髪師がすごくいいプログラムだったので、オペラとかバレエのストーリー性があるプログラムなんかもいいですね。楽しみです。
Comment:0
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