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2023
07.07

2023-2024シーズンのジュニアペア年齢規定緩和が決定

https://www.isu.org/figure-skating/rules/fsk-communications/31457-isu-communication-2575/file

かねてから議論を呼んでいたジュニアペアの年齢規定問題。そもそもペア競技は身長の低い女子選手と、身長の高い男子選手が組むことが前提となっています。男女では男子選手の方が成長が遅いため、アイスダンスと比較すると男女の年齢差が開く傾向にあります。シニアの年齢規定が段階的に17歳まで引き上げられることで、女子選手はシニアの大会に出られず、男子選手はジュニアの大会に長期間出られなくなるという問題が発生しました。過去にも世界ジュニアチャンピオンのマクラフリン&ブルーベイカーが年齢規定に苦しめられたことがありましたが、その当時は14歳以上でグランプリシリーズに出場できたため、ISUチャンピオンシップスのみの不出場で、期間も1シーズンのみでした。

今回のアナウンスメントでは、2022-2023シーズンにジュニアグランプリシリーズまたは世界ジュニア選手権に出場したペアで、2023年7月1日までに21歳になる男子がいる場合は、2023-2024シーズンのジュニアカテゴリーの試合に出場できることが発表されています。

現世界ジュニアチャンピオンのソフィア・バラム&ダニエル・ティオウメンツェフは、昨シーズンの時点で14歳と21歳のため、旧規定では1シーズンのみジュニアとシニア両カテゴリーの国際大会に出られない状態でした。新規定では3シーズンも両カテゴリーに出られなくなる事態でした。彼らは国際大会に出られない期間も解散はしないと明言していました。ですから新シーズンの国際大会に出られるので、彼らの決意が無駄にならなく済んでよかったです。

年齢規定は2年に一度のISU総会でしか改訂できないものと思っていました。しかしながら、今回のような特別規定であれば年齢制限を緩和できるのですね。これはあくまで現在組んでいるペアを救済する規定なので、新規で組んだペアはこの特別規定に該当しません。今シーズンで15歳と22歳の選手が組んでもジュニアの試合には出られないということですね。

来年のISU総会で提案されるルールがどのようなものになるかですね。ISUのコミュニケーションからは、ジュニアの年齢を引き上げる提案を出すことが読み取れます。ですから、シニア女子選手の年齢を引き下げることはなさそうです。ジュニア男子の年齢を2歳引き上げても、バラム&ティオウメンツェフは2025-2026シーズンにジュニアとシニア両方のカテゴリーに出場できなくなるため、202022-2023シーズンまでに国際大会に出場したペアに対しては、今シーズンと同じように救済ルールを作ってほしいです。実質バラム組救済の特別規定ですしね。

議論に時間を要したのは理解できるけど、2022年6月時点で年齢規定で損をするペアスケーターが発生することを予見して作業部会を設置したのだから、世界ジュニア選手権直後にコミュニケーションを出してほしかったです。今更言っても仕方ないけど、はるすみの選択も変わっていたかもしれないのに。

来年のISU総会でジュニアペアの年齢規定が変更されることは決定的なので、身長差と年齢差が噛み合わずに競技を諦めてしまう事態は避けられそうです。とはいえ、ペアスケーター最大の輸出国ロシアからの選手の移動がほとんどないので、ロシアの侵略戦争とドーピング問題が解決しない限りは、根本的な選手不足は解決しません。戦争はよ終われ。
2023
01.30

ISUチャンピオンシップスアメリカ代表

女子シングル代表
ペア・アイスダンス代表
男子シングル代表

四大陸選手権 アメリカ・コロラドスプリングス 2月7日~12日
男子シングル:マキシム・ナウモフ、ジミー・マー、リアム・カペイキス
補欠:樋渡知樹、ヤロスラフ・パニオット、サミュエル・ミンドラ
女子シングル:イザボー・レヴィト、ブレイディー・テネル、アンバー・グレン
補欠:スター・アンドリューズ、リンジー・ソーングレン、グレイシー・ゴールド
ペア:エミリー・チャン&スペンサー・ハウ、エミリー・カム&ダニー・オシェイ、ヴァレンティーナ・プラザズ&マキシミリアーノ・フェルナンデス
補欠:ケイティー・マクビース&ネイサン・バーソロメイ、マリア・モホワ&イワン・モホフ
アイスダンス:マディソン・チョックエヴァン・ベイツ、キャロライン・グリーン&マイケル・パーソンズ、クリスティーナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ
補欠:エミリア・ジンガス&ワジム・コレスニク、エミリー・ブラッティ&イアン・サマーヴィル、エヴァ・ペイト&ローガン・バイ

世界ジュニア選手権 カナダ・カルガリー 2月27~3月5日
男子シングル:2月2~3日のキャンプ後に決定
女子シングル:2月2~3日のキャンプ後に決定
ペア:ソニア・バラム&ダニイル・ティオウメンツェフ、ナオミ・ローアー&ラクラン・ローアー(ミニマムスコア未達)
補欠:リアンナ・マレー&ジョーダン・ジレット(ミニマムスコア未達)
アイスダンス:リア・ネセット&アルチョム・マルケロフ、ヘレナ・カーハート&ヴォロディミール・ホロヴィー、ジェナ・ハウアー&ベンジャミン・スター
補欠:ヴァネッサ・ファム&ジョナサン・ロジャーズ、エリアナ・ピール&イーサン・ピール、クリスティーナ・ブランド&マシュー・スペリー

世界選手権 日本・さいたま 3月20日~26日
男子シングル:イリヤ・マリニン、ジェイソン・ブラウン、アンドリュー・トルガシェフ(ミニマムスコア未達)
補欠:カムデン・プルキネン、マキシム・ナウモフ、ジミー・マー
女子シングル:イザボー・レヴィト、ブレイディー・テネル、アンバー・グレン
補欠:スター・アンドリューズ、リンジー・ソーングレン、アヴァ・ジーグラー
ペア:アレクサ・クニエリムブランドン・フレイジャー、エミリー・チャン&スペンサー・ハウ、エミリー・カム&ダニー・オシェイ
補欠:アナスタシア・スミルノワ&ダニイル・シャニツィア、ヴァレンティーナ・プラザズ&マキシミリアーノ・フェルナンデス、ケイティー・マクビース&ネイサン・バーソロメイ
アイスダンス:マディソン・チョックエヴァン・ベイツ、ケイトリン・ホワイエク&ジャン=リュック・ベイカー、キャロライン・グリーン&マイケル・パーソンズ
補欠:クリスティーナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ、エミリア・ジンガス&ワジム・コレスニク、エミリー・ブラッティ&イアン・サマーヴィル

四大陸選手権には女子シングルとアイスダンスはガチメンバーを派遣することになりました。アメリカ開催なので、トップ選手全員スキップというわけにはいかないのでしょう。男子シングルは誰にでも優勝のチャンスがあります。表彰台の顔ぶれを当てるのが難しくなりそうです。アイスダンスは全米を欠場したホワベイではなくカレポノが派遣となりました。よかったよかった。パイポーVSチョクベイの世界選手権前哨戦が繰り広げられます。

世界ジュニア選手権の男女シングルは、恒例のジュニアキャンプがおこなわれます。キャンプとは名ばかりの、連盟が出てほしい選手を選考するための理由付けのイベントです。ペアではジュニアグランプリファイナルで3位に入ったペアが解散してしまったのでペア不足に陥っています。

世界選手権の男子シングル代表には、ブラウンが無事に入りました。日本での世界選手権に来てくれるのが嬉しいです。彼は3月10~12日の羽生主催のアイスショーに出演するので、そのまま日本で羽生と一緒に練習でしょうか。そうだとしたら、いい状態で大会に臨めそうです。トルガシェフはミニマムスコア未達ながら代表に選出されました。絶対にクリアして来日してほしいです。怪我に耐えながらがんばった甲斐がありました。ホワベイは嘆願が通って代表に、スミシャニは嘆願が通らず補欠1位になりました。妥当なところかと思います。今年のアメリカの選考は揉めない結果になりました。
2022
12.26

ISUチャンピオンシップス日本代表

Category: スケート雑記
四大陸選手権 アメリカ・コロラドスプリングス 2月7日~12日
https://www.skatingjapan.or.jp/common/img/info/fcc2023.pdf
男子シングル:島田高志郎、佐藤駿、三浦佳生
補欠:友野一希、山本草太、壷井達也
女子シングル:渡辺倫果、吉田陽菜、千葉百音
補欠:河辺愛菜、住吉りをん、紀平梨花
ペア:三浦璃来&木原龍一
アイスダンス:村元哉中&髙橋大輔、小松原美里&小松原尊

世界ジュニア選手権 カナダ・カルガリー 2月27~3月5日
https://www.skatingjapan.or.jp/common/img/info/wjc2023.pdf
男子シングル:吉岡希、三浦佳生
補欠:中村俊介、佐々木晴也
女子シングル:島田麻央、中井亜美
補欠:千葉百音、吉田陽菜
ペア:村上遥奈&森口澄士
アイスダンス:來田奈央&森田真沙也
補欠:岸本彩良&田村篤彦

世界選手権 日本・さいたま 3月20日~26日
https://www.skatingjapan.or.jp/common/img/info/wc2023.pdf
男子シングル:宇野昌磨、山本草太、友野一希
補欠:佐藤駿、島田高志郎、三浦佳生
女子シングル:坂本花織、三原舞依、渡辺倫果
補欠:吉田陽菜、千葉百音、河辺愛菜
ペア:三浦璃来&木原龍一
アイスダンス:村元哉中&髙橋大輔
補欠:小松原美里&小松原尊

新人賞
男子シングル:佐々木晴也
女子シングル:島田麻央

選考基準
https://www.skatingjapan.or.jp/common/img/info/20220901_fs_senkokijun.pdf

世界選手権の代表は予想外の顔ぶれになりました。男子は1位3位5位という選考ですね。日本スケート連盟は全日本選手権の結果を最重要視することが多いので驚きました。昌磨が代表選考基準に対して不満な態度を表す一幕もありました。島田は補欠1位にさえなれませんでした。日本スケート連盟も北米のように国際大会重視に舵を切ったのかもしれません。北米はそれで失敗してるけどな。
※追記 各選考基準において、『上位』と記載のある選考項目については、対象資格・対象年齢に満たない選手及び優先する選考項目で選考済みの選手は除外し、繰り上げて対象とする。 とありましたので、優先して選考された坂本三原を除いたランキングトップ3の選手は選考対象でしたね。大変失礼しました。教えてくださった方ありがとうございます。
女子は1位2位12位という選考なのですが、渡辺が満たしている基準が一番多かったのが大きかったわけですね。
日本女子世界ランキング 1位坂本 4位三原 20位渡辺 21樋口 24位松生 25位河辺
日本女子シーズン世界ランキング 4位渡辺 5位三原 6位坂本 14位河辺 14位河辺 21位住吉
日本女子シーズンベストスコア 1位島田217.68(ジュニア) 2位坂本217.61 3位三原217.43 7位渡辺213.14 8位吉田208.31 9位中井205.90(ジュニア) 10位千葉205.82
四大陸で決定しようにも、それは選考基準に載っていない後出しになってしまいますしね。

四大陸選手権は渡辺以外の男女シングルの選手はスキップすることになりました。出場する選手には、貴重なチャンピオンシップス出場の機会ですので、ここで名前を売ってほしいです。特に島田は悔しい思いをしたと思います。一番応援しよっと。

世界ジュニア選手権代表は、男子に三浦が入りました。昨シーズンの同大会は不調で悔しい結果に終わったのでここでリベンジしてもらいたいです。ジュニア出戻りなんてよくあることです。女子シングルは順当に全日本3位4位の2選手が選ばれました。

選手は全員がんばりました。派遣を決めたのは大人たちです。だから僕は派遣が決まった選手を全員応援します。全員が力を出しきれることを願っています。

スケ連のホームページでこういう代表発表のpdfとか出してくれるようになって助かる。ほんの数年前まで選手人気にあぐらかいて、ネット周りの発信が壊滅的に時代遅れだったから。
2022
03.17

三浦佳生 世界選手権欠場

https://www.skatingjapan.or.jp/common/img/info/WFSC_Kao%20Miura.pdf

日本スケート連盟より、三浦佳生の世界選手権欠場が発表されました。3月16日に左大腿四頭筋肉離れを受傷したとのことです。本人のツイートによると、四大陸選手権のときの肉離れはよくなっており、それとは別のものだそうです。本人のインスタライブでの発言によると、世界ジュニア選手権出場も無理そうなので、彼の演技が観られるのはまた来シーズンになります。また数か月の間にめちゃめちゃ上達するんだろうなあ。楽しみだなあ。早く回復して練習に復帰できますように。

友野一希が補欠から繰り上がります。4年前の世界選手権と同じ形になりました。彼はクープドプランタンに出場するためにルクセンブルクにいるので、世界選手権の開催がお隣のフランスだったのは不幸中の幸いです。友野先輩は繰り上がり出場が決まってから三浦に連絡をしたそうです。優しい。4年前の再現ではなく、それ以上の演技を見せてほしいです。見える……世界選手権でラ・ラ・ランドをノーミスで滑りスタオベを受ける姿が。

三浦のインスタライブ観ながらこのブログ書いてるんですけど、発言とかワードチョイスが陰キャ寄りでおもしろい。テレビでもっと喋らせよう。
2022
03.17

ネイサン・チェン 世界選手権欠場

https://www.usfigureskating.org/news/press-release/us-figure-skating--changes-2022-us-world-figure-skating-team

ネイサン・チェンの世界選手権欠場が発表されました。これまでしつこい怪我に悩まされており、世界選手権に向けての練習でさらなる怪我のリスクを冒したくないとのことです。このオリンピックサイクルを王者として突っ走ってきましたから、ゆっくりと体を休めてほしいです。

カムデン・プルキネンが第2補欠から繰り上がり出場となります。ジェイソン・ブラウンが第1補欠でしたが、彼はすでにバカンスに入っています。 プルキネンにとっても思いがけない出場のようですが、自分をアピールするチャンスなので、力を発揮してほしいです。アメリカ代表の顔ぶれ若いなあ。

ネイサンも羽生も出場しないので、男子シングルは新しいチャンピオンが誕生することが確定しました。日本勢は3種目制覇が現実的にありうるということです。フジテレビくん分かってるよね?カップル競技をどうにかねじ込むんだよ?大会終了後のド深夜は一般人は興味持ってくれないぞ?
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