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2019
10.03

三原舞依 近畿選手権を欠場

https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/10/03/kiji/20191003s00079000373000c.html

三原舞依が全日本選手権の予選会となる近畿選手権を欠場します。昨シーズンの全日本選手権4位の三原はシード権を持っていないため、予選会を欠場すると全日本選手権への出場はかなり難しくなります。シーズンオフである夏のアイスショーの時点でかなり体が細く、体調不良でサマーカップやロンバルディア杯を欠場していました。本人も悔しいとは思いますが、まずは体調を回復させるのが最優先です。彼女の滑りを見られないのは残念ですが、今は見守りたいです。周囲の声なんて気にせず自分を大事にね。
2019
09.12

ロシアテストスケートの感想

先週末におこなわれたロシアのテストスケートの感想です。ステブキはステパノワの体調不良、ザビエンはエンベルトの体調不良で欠席していますので、新プロお披露目は試合までお預けです。スコアレは体調不良によりFDを棄権しました。

フィンステップのキーポイントについてはこの動画を観るといいです。キーポイントはツイズル周辺に集中してるので、そこらへんいい感じエッジ倒れてたら判定もいい感じってぐらいに覚えておけば大丈夫!ODからSDとRDになって10年ですけど、キーポイント踏めてるか分からなくて困ったことなんて1度もないので全然楽しめますよ!
https://www.youtube.com/watch?v=ISgzACd97rg
ストップセクションのピョコピョコを必須要素に入れなかったことでフィンステップのよさが7割滅しました。ピョコピョコを入れてしまうと合わない曲が出てくるので仕方ないんですけどね。

アイスダンス
クセニア・コンキナ&パヴェル・ドロースト
RD:42番街
コンドロイチンと呼びたくなるカップル。膝関節によさそうな名前なので、膝を使って滑れるカップルになってください。ラフな部分が目立ちますが、結成してそれほど時間が経っていないですし、これからでしょう。

FD:ノクターン遺作
余計なことをしていないプログラムです。"こういうのでええんや"系のプログラムですね。結成して日が浅いので、まずはジャッジに顔を名前を覚えてもらわないといけませんから、お名刺代わりにちょうどよさそう。女性の滑りがところどころシェイキーだったり、ダンススピンのトラベリングなど気になるところもありますが、これからよくなっていくと思います。ビート入れなくて大丈夫かな?

ティファニー・ザゴルスキー&ジョナサン・ゲレイロ
RD:グレイテストショーマン
逆回転のツイズルが心なしか滑らかになって回転速度も増しているような気がします。2人ともスローパートの方が美しく動けていました。パターンダンスタイプステップは音楽に追われてワチャワチャしておった。

FD:Survivor
昨シーズン、ザギトワがエキシビションで滑った曲です。最初から最後まで音楽から遅れているし、リフトが重くて迫力に欠けるし、コレオシークエンスでまごついているし、スピード感がなくて、率直に言うといいところは見つけられなかったです。大会では僕を驚かせるぐらいの完成度に仕上げてください。

アナスタシア・シュピレワヤ&グリゴリー・スミルノフ
RD:グリース
衣装だけで曲が分かります。こちらの男性は線が細く繊細なイメージだったのに、体が分厚くなり、ヒゲも蓄えて一気に男性らしさが増しました。ショートリフトはめちゃくちゃギリギリのところを攻めていますね。女性を頭上に持ち上げているのですけど、ISUのレギュレーションによると、支持する男性の腕が完全に伸びきると違反エレメンツになるんです。だから曲げていれば大丈夫です。でもこれふとした拍子に伸びきってしまいそうだし、見ようによっては伸びてるんです。ジャッジによって意見が分かれそうです。

FD:Thème des travaux by Nicolas Jorelle、One Time by Marian Hill、Travel to Beach by Jean-Michel Bernard
指パッチンに音に合わせて進むワンフットステップかっこいい!これがコレオステップかと思ったけど、コレオステップは後半でした。トランジションで腿を叩きながら手拍子を煽り、すぐさまツイズル。独創的なスタートです。さすがスヴィニンチーム。最初1分がすごかったから満足しちゃった。今シーズンのイメチェンは大成功です。

現在の世界3大クリエイティブはパイポー、スヴィニンチーム、フランスのカリーヌ先生チーム。

ソフィア・シェフチェンコ&イゴール・エレメンコ
RD:バーレスク
シニアデビューの美しきカップルです。シニアの個性の中にあっては埋もれてしまいそうなプログラムだなというのが率直な感想です。アイスダンスは女子シングルと違ってシニア1年目で世界の上位までごぼう抜きするカップルはほとんど現れません。今シーズンは耐えて技術を伸ばすのです。

FD:Mechanisms by Kirill Richter、Give Us A Little Love by Fallulah、Steppe II by René Aubry
FDでは今シーズンもミステリアスな路線を続けるようです。1回観ただけでは理解ができなかった。そしてコレオスライディングが甘い……こんなんじゃアカン、こんなんじゃアカンのや。

ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ
RD:雨に唄えば
歌詞のフレーズをよく捉えています。緩急が素晴らしいですね。ミッドラインステップの完成度がすでにシーズン終盤並みです。ニキータ・カツァラポフさんはこんなに粋に演じられる男だったのか。ツイズルもさらに合うようになりましたし、女性のスケーティングが改善されて男性とのバランスやシンクロ率も去年より上昇しました。ガチでパパシゼに勝ちにきてるのですね。パパシゼが転倒すれば勝てるところまできています。なお転倒はしない模様。フィニッシュがいかにもシニカツな爛漫としたポーズでした。これ絶対ガッツポーズするやつやん。

FD:I giorni by Ludovico Einaudi、我が母の教えたまいし歌
「FDのストーリーはまだ言わないぜ、ブラチスラヴァで言うぜ」 by ニキータ・カツァラポフ らしい。昨シーズンのようなオチのコレオステップはございません!最後まで美しいままなのです。少し寂しい気もしますが、これは勝ちに来たプログラムですね。ストレートラインリフトは男性が上げてから下ろすまでニースライドしっ放しでした。移動距離を出しても男性が自己主張をしなくなったのは成長ですね。2シーズン前なら「持ち上げた俺ドヤァ」状態でしたのに。GPF、ユーロ、世界選手権。どれか1つでもパパシゼに勝てるのか?

アナベル・モロゾフ&アンドレイ・バギン
RD:キス・ミー・ケイト
モロゾフ父の体型を見れば今の生活が分かります。すごく痩せているので今は楽しくて仕方がないのでしょう。モロバギは1年前のテストスケートでは何もコメントを出せないぐらいの完成度でした。それから1年経ってアイスダンスカップルらしくなりましたね。ローテーショナルリフトで畳み掛ける王道の構成ながら、おかしな部分がなく観られました。そして娘は美しい。

FD:謎の曲
知らない曲!両足でスピードを出して滑るところが多いですが、その戦略は成功していると思います。いろいろやってもっさりしてしまうより、振り切ってしまった方が気持ちがいいですもの。

ソフィア・エフドキモワ&エゴール・バジン
RD:42番街
カペラノが使用していた音源で滑りました。1歩がグイーーーンと滑るようになりました。昨シーズンは赤ゲレのミスがあったせいでラッキー表彰台でしたけど、今シーズンは実力で勝てるというところまできました。GPSの表彰台も射程圏内に入っています。

FD:シンドラーのリスト、La Terre vue du ciel by Armand Amar
シンドラーのリストなのに、有名なメインテーマを使用しませんでした。これは思いきりましたね。あのメインテーマは、大して表現できていない選手でも、なんとなくできているように見せる魔法の曲なのですごく便利なのに。エフバジの勇気に300ルーブル。後半はサフマソがオリンピックシーズンのLPで使用した曲です。シンドラーのリスト界に新風を吹かせてほしい。

ベティナ・ポポワ&セルゲイ・モズゴフ
RD:キャバレー
男性の衣装のあみあみアームカバーが絶妙なキモさです。キャバレーだからこれぐらいぶっ飛んでいるのが正解です。FDのボヘミアンラプソディのためにヒゲを蓄えているのもキモさに拍車をかけています。こういうプログラムを競技でやってくれる選手がいなかったから嬉しい。女性は滑らずに歩いている気がするけどオッケーオッケー。

FD:ボヘミアンラプソディ
ストレートラインリフトで女性が男性の腰に立ちました。このリフトをするためだけに腰にレザーを付けているのか。コレオステップ前の女性の顔芸が激しくて目と口が取れそう。あんまり滑ってなかったけど、おもしろかったからいいや。このおもしろさでPCSの後半3項目を稼ぐんだ!!!

アナスタシア・スコプツォワ&キリル・アリョーシン
RD:ボニーとクライド
女性にはピッタリの選曲ですね。拳銃がよく似合う美女です。エレメンツよりもミッドラインステップとパターンダンスの間のトランジションの方で魅せられました。コミカルな部分は男性が担当しているのかも。

男子シングル
マカール・イグナトフ
SP:In This Shirt
4S-3T 4T so 3A
この曲流行ってますねえ。トップ選手と遜色ないジャンプ構成です。加点も取れるジャンプでした。終盤のステップシークエンスをどれだけ伸びやかに滑れるかが表現の鍵になってくるので、これからの楽しみにしておきます。

LP:Remember by Josh Groban
4S 4T 3A 3F-3T 1Lz 3Lz-3T 3Lo-1Eu-2S
ジャンプは仕上がっています。1本目の3Lzの前に露骨に休憩と時間稼ぎをしていました。立ち止まってからミーシャのように荒ぶるのかと思っていたら、立ち止まってスピードがなくなっていました。体力との戦いはロシア男子の宿命である。

セルゲイ・ヴォロノフ
SP:Somebody to love
4T-3T 3Lz 3A
これで10年戦えそうな絶妙な髪形である。3週間に1回ぐらいカットしなきゃ保てなさそう。昨シーズンのLPで着用していた衣装なので新しいものはまだかな?ジャンプはすでに仕上がっています。3Lzはスピードに乗って踏み切りました。構えこそ長いですが、踏み切りのヨイショ感は軽減されたように思います。ヴォロノフのプログラムはそれ単体で戦えるものではなく、PCSがジャンプの出来に大きく左右されることが多いですが、このプログラムではジャンプを失敗してもある程度のPCSは望めるのではないかと思います。それぐらい楽しめました。僕がイリジガに洗脳されたせいで、Somebody to loveの後ろにWe will rock youがこないと違和感を覚えるようになってしまいました。

LP:I Belong To You
4T 3A shaky 3T 3Lo 3A 3Lz 3S-2T-2Lo
コフトゥンといい、現役生活中にミューズを2回滑らないといけない決まりを課せられているのか。こちらもまだ衣装はできていなのか。3Aにコンボ付けられなかったのと、4Tが3回転になったぐらいですからジャンプの調子はよさそうです。今シーズン32歳になるというのに元気いっぱいです。手拍子するような曲じゃないのに手拍子煽るのがおもしろい。

ドミトリー・アリエフ
SP:ロックオペラ モーツァルト
3Lz-3T 4T fall 3A fall
昨シーズンのプログラムが北米チックになっていたから軌道修正してくれたんですね!!!モーツァルトさんやベートーヴェンさんは蹂躙されてナンボや!ジャンプを転倒してゴッソリ体力を削られました。しかしながら、アリエフは体力が尽きかけたときの「俺全然疲れてないですから」の演技が上手なので、スピードが落ちながらもコントロールして演技ができています。これ大事。できればジャンプ全部降りて、このスキルを発揮しなくて済むようになってほすぃー。

LP:The Sound of Silence by Disturbed
3Lz 4T 4T-3T 3Lo 1A 3Lz-3T 3F-1Eu-2S
4回転はよかったのに。最終的には4Lz 4T 4T-3T 3A 3Lz-3T 3F-1Eu-3Sという構成にしたいのかな。ボーカルはうるさいけど、非常に滑りやすくて表現もしやすい曲なので、ジャンプにミスさえなければ高得点は約束されたようなものです。コレオシークエンス等、意識してリンクを広く使おうとしていたのが分かりました。全項目上がるぞー。膝くるフリップ復活はなく落胆しております。もう……私……諦めちゃった方が楽なのかな。でも、まだ、彼に期待してしまうの……ふふっ私ってバカね。

アレクサンドル・サマリン
SP:Blues for Klook
4Lz 4F so 3A so
スケスケ衣装で人類最強構成。スケスケ衣装でブルース。このブルースの使用が許されるのは世界選手権メダリストクラスもしくはユーロの影薄選手なので、サマリンはメダリストを目指すということですね。体の硬さが改善されてきたので、滑ってもミスマッチには感じませんでした。もっと力の抜けた大人の演技を目指すんだ!派手なジャンプ2本からの緩和や!

LP:Good News by Apashe
4Lz fall 3Lz 3A 3F-1Eu-3S 3T 1A 3Lo
ストルボワに曲を薦めてもらい、モロゾフの振付で滑ります。この組み合わせの評価ポイントは、ストルボワがサマリンの厨二性を見抜いているというところ。そして鬱憤を吐き出すような表現はモロゾフが得意だということ。4Lzは転倒でした。3Lzはタノ付きで幅も高さも申し分ないですし、力が抜けていて爽快なジャンプでした。プラス山盛り。ウォーレイからの3Aは成功すればこれもプラス山盛りになりそう。ウォーレイからのジャンプって大抵着氷から少し間を置いて踏み切るけど、彼は文字通り即座に踏み切っています。これはすごいぞ。厨二とジャンプの高い技術が同居するであろうプログラムです。歪なルームシェアである。

サマリンはバレエのレッスンを受けたらしく、それが動きの柔らかさに出たのだと思います。明らかに違いますね。

アンドレイ・ラズーキン
SP:Mack the knife
3Lz 4T fall 2A
名前コールされてからスタート位置に立つまでに1分かかりました。試合なら減点ですね。昔はこれで大丈夫だったし普通に思っていたけど、慣れてしまうと長く感じるものです。一番の関心事はスタミナだと思いますが、相変わらずでした。後半はガシガシ滑ってハイライトを作りたいところですが、体力がなくなってしまったので前半と同じ滑りで淡々と物語が進行します。最後はスピンでバテてフィニッシュでした。

LP:アランフェス協奏曲
4Lz fall 4T hd 3A fall 4T 3F 3Lz 3F fall
この構成でジャンプを失敗すると体力がすぐに消耗します。アランフェスを普通に滑るという、ミーシンチームでは異端な行為をおこないました。僕は最後の最後でリフレインをさせるんじゃないかと思っていましたよ。しかし、それもなかったんです。シンプルなアランフェスです。スケールの大きさを見せなければいけないのに、手首だけの小さな表現ばかりで、選曲を活かせていません。

ロマン・サヴォシン
SP:Tsigany (Gypsies)
3T-3T 3S 3A so
本格的なシニアデビューのシーズンです。雰囲気が垢抜けましたね。エッジワークとリンキングフットワークは大きく進歩しました。ステップシークエンスはリンクを大きく使っていたので見応えありましたし、ジプシー音楽の特性をよく捉えていました。コーチを変えたわけでもないのですけど、何かが違う今シーズン。

LP:ピアノ協奏曲第2番(チャイコフスキー)
4T fall 3S 3T 3Lz 1A 1A 2A-1Eu-3S
3Aが2本とも1回転になりました。一流のカナダ人の出来上がり。LPの方もこれまでのサヴォシンのイメージを一新するクラシカルなプログラムでした。振付はモロゾフのようですね。今シーズンのモロゾフの仕事できっぷりが恐ろしい。1シーズンでアイディア使い切ってないか?

ミハイル・コリヤダ
SP:Diga Diga Doo
3T-3T 1A 3Lz
ジェイソン・ブラウンさんが滑りそうなプログラムでした。ジャンプは不調でしたけど、素敵に見せてくれました。コリヤダは真っ直ぐ滑る部分でもきちんとエッジを倒して滑るので、スピードが落ちなくて気持ちがいいです。そりゃPCS高くなるわ。

LP:チャップリンメドレー
4S fall 4T fall 1A 3Lz-2T 3A so 3A 3Lz
冒頭からのどかな音楽でひたすらジャンプを失敗したので悲しくなりました。悲哀は表現できていたかもしれないけれど……。3A跳び直して成功してよかった。チャップリンなのに、コミカルな動きするときも真顔で怖い。プレスリー→カルメン→チャップリン。コリヤダさんが次第に北米化していっている。エキシではおかしなプログラムを滑ってくださいね。

ペア
アリサ・エフィモワ&アレクサンドル・コロヴィン
SP:カルミナ・ブラーナ
3Tw 3S 3LoTh
もおおおおおおおおおおおなんでこんなときに3Sチケット消費するのおおおおおおおおおお。もしかして3Sチケットの発券場を見つけたというのか?ソロスピンはよく合っていました。スピンを終える際に回転しながら出るのではなく、足をついて回転を止め、ジャッジを見据えるのがかっこいい。

LP:The Sound of Silence by Disturbed
3Tw 2T 3S-1Eu-2S 3STh 3LoTh df
すごくよかったと思います。曲がとても滑りやすい上に、ヴァネシプが脳内で補完してくれますから。男女の交差する動きを上手く使って表現していました。トランジションもコレオシークエンスも振付がいいです。グループ4リフトで失敗フィニッシュしてしまったのはヴァネシプリスペクトなのだろうか。解散しそうで解散せず上達している不思議なペア。

アレクサンドラ・ボイコワ&ドミトリー・コズロフスキー
SP:My way
3S 3Tw 3LzTh
ボーカルの入っていない音源です。ソロスピンの2人の距離が離れていたところ以外は何もミスがなかったです。もうすでに作品として完成しています。この演技を競技会で披露してください。音源小姑も編曲警察も出動できないし、昨シーズン気になったエレメンツの待ちがなくなって隙がなくなりました。演技の規模も大きくなった。いやーーーーーもうシニア2年目のペアに対してこれ以上求めることはありません。いい最終回だった。-完-

LP:007
3S hd 3T-2T-2T 3Tw 3LzTh 3LoTh fall
女性の赤いリップがセクシーです。大きな演技であるということはSPと変わりません。非常に個性的な音源を使用しておりました。こういった破壊的な編曲のものがないと深夜に寝てしまうからありがたい。という風にとりあえず肯定しておいて、この謎のプログラムをねじ伏せてもらいましょう。ねじ伏せられてこそ一流の選手なのです。ちなみにこちらも今シーズン絶好調のニコライ・モロゾフさん振付。

ダリア・パブリュチェンコ&デニス・ホディキン
SP:The Storm by HAVASI
3F fall 3Tw 3LoTh
あれ?パブリュさんってこんな顔?お化粧を覚えてきれいになったのかな。アクセルラッソーでは空中で女性を一旦離して、女性の腿を掴んで股の下を通しながら下ろすというクレイジーランディングを見せました。リフト~ソロスピンで足を上げるムーブメントを入れていましたが、これは流れを削ぐので戦略ミスに感じます。エッジがグラついていて、ステップシークエンスではもうひと盛り上がりが足りなかったです。彼らのPCSが伸びきらなかったのは滑りの面での課題が大きいということもありますし、スケーティングがんばれ。

LP:トロンレガシー
3F so 3T-2T-2T shaky 3Tw 3FTh 3LoTh
曲が変わってからスローフリップを投げるのですが、その着氷の柔らかいこと。着氷まで曲の雰囲気に寄せてくるなんて。女性を縦に1回転させてから上げるリバースラッソーは圧巻でした。さらに曲が変わると今度は力強いスケーティングに変わります。そしてSPでも見せたクレイジー股通しアクセルラッソーを入れました。ダリデニさんは表現力があるから何でも表現力できてしまうな。同国の世界選手権メダリストたちもがんばってくれ。

アナスタシア・ミーシナ&アレクサンドル・ガリャモフ
SP:Je Suis Malade
3Tw 3FTh 3S
女性の髪色が明るくなっていい感じ。ロシア人御用達の病気プロをミスなく演じました。男性がシュッとしていてかっこいいです。仕事できそうな男です。おそらく公務員の男と、男に依存してしまうメンヘラの物語なんだろう。愛想尽かされて出て行かれるんだろうな。

LP:巨匠とマルガリータ(続行)
3Tw 3FTh 3S-1Eu-3S shaky 3T 3LoTh
プログラムは続行で衣装を新しくしました。今シーズンも男性の衣装の方がお金かかってそう。俺は体に布巻いてりゃいい!みたいな男が多いので、まともな衣装着てくれる男性は貴重。男性はスタイルがいいから燕尾の似合うプログラムを滑るべき。美しき青きドナウお願いします。ペアスピン止まりそうフィニッシュはロシアペアの伝統。伝統を受け継ぐ者。

エフゲーニャ・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ
SP:ボレロ
3Tw 3T 3LoTh
タラモロとズエワの組み合わせが不自然で笑ってしまう。モロゾフの長髪も見なれなくて笑ってしまう。ズエワの後ろで腕組みしてコーチの雰囲気醸し出してるヴォロノフにも笑ってしまう。ペアでボレロはとても珍しいですね。最近だと2012-2013シーズンのサフゾルの変なボレロしかパッと思いつかないです。彼らの滑りは歩幅がよく揃うので、そこはいいと思います。ソロスピンは寸分の狂いもなく合わせないと違和感の元となるので合わせなければいけません。リバースラッソーの下ろしをローテーショナルリフト風にするのは曲想を反映していました。ボレロは難しいですね。まだSPは曲のいいところだけを集められますけど、LPで滑ってきたスケーターってどれだけの苦労があったのかと思いますよ。すげえよ。

LP:Ti amo by Umberto Tozzi
3Tw 3S 3T hd-1T-2T 3LoTh 3STh
曲名がイタリア語なのにSPはマッシモさん振付で、LPチャーリー振付。普通逆だろ!!!でも振付を見て納得しましたね。チャーリーの振付あるあるなんですけど、要求されるレベルが高すぎて消化できていないんですよ。でもこれぐらいやらないと、スイハンにスケーティングスキルでは勝てても後ろ3項目では離される一方ですから。挑戦できる中間シーズンで劇薬注射です。マジがんばれ。

クセニア・ストルボワ&アンドレイ・ノボセロフ
SP:I'll take care of you
3Tw 1T 3FTh
1年8カ月ぶりのストルボワです。ツイストは……うん、ちょっと抱えてるけどネームバリューがあるから多分プラス評価だ!スローフリップは完璧な投げではなかったですが、膝を使って流れを出しました。神ランディングは新ペアになっても健在です。課題はあれどストルボワってめちゃくちゃ上手いことを再確認できました。客席のラジオノワさんも喜んでいました。ノボセロフはさすらいのパートナー巡りを終えてロシアに戻ってきてよかったですね。

LP:月光
3Tw 3T 1S 3FTh 3STh
足を掴んだまま回転するフォアアウトデススパイラル。これはきれいなのか?きれいなのか崩れているのか分からない。スロー2本は神着氷でした。+4~5がたくさん並びそうです。アクセルラッソーはリンクの外周を舐めるように移動しました。下ろすのに失敗しましたけど、成功したらこれも迫力がありそう。ストルボワは1人でもスイスイ滑っていくので、大半の女性ペアスケーターにある「男性が合わせてくれている」という部分が見られません。ザビエンがテストスケートをお休みして滑りを見られていませんが、ストノボがPCSでロシア2番手になる可能性はありますね。

ストルボワってすっっっっごい上手いんだなと再確認できました。引退しなくてよかったよ~。

女子シングル
アリーナコールとジェーニャコールで張り合うファンたち楽しそう。

エフゲーニャ・メドベージェワ
SP:エクソジェネシス第3部あがない
3F-3T fall 2A 3Lz
横顔が息を呑むほどに美しい。メドベージェワも大人になりました。3Lzはエッジをアウトサイドに倒しながら踏み切りました。でも踏み切る直前にインサイドに倒れています。これはアテンションでもなくeでしょう。暗い過去を持つ尼僧って感じだ。

LP:SAYURI
3Lz-2T-2T 3S-3Lo 3Lz A 2A fall 3F so 3Lo
3Lz2本の構成です。リスクを冒してでも上を目指したいのですね。いつも入れているスパイラルのスライドは終盤から中盤に持ってきました。きっと扇を開くイメージですね。スローパート明けのジャンプを連続で失敗したので、ここを成功できれば印象も変わるのかな。ただメドベさん2Aがあまり得意とは言えないからなあ。安定しますように。

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ
SP:オブリビオン
3A 1F-2T 3Lz
忘却の彼方に想いを馳せる未亡人リーザ。嗚呼、貴方との日々は幸せでした……いつまでもお慕いしております的な。クリーンな3Aから、2本目のジャンプがフリップでした。3F-3Tということですね。3Aを活かすために3T-3Tから基礎点をアップさせました。3Lzを着氷してしなやかに手足を使います。なんてない振付なのに哀感があります。コンビネーションスピンのアップライトポジションもいいなあ。特別、振付が凝っているというわけではないけれどベテランは一味違うと思わせてくれました。今シーズンで23歳なのでこれからはベテラン扱いです。

LP:キャラバン、素敵なあなた
3A-2T 3A 3Lz 3F 2A-3T-2T 3Lz 3Lo
カフェバーリーザ~開店~ スパイスにこだわった美味しいカレーが名物になりそう。耳たぶ取れそうなぐらい大きなピアス付けてそう。20歳年上のロマンスグレーの彼氏と一緒に店やってそう。落ち込んでいる新規の客がいたら、ウィスキーのグラス片手に、いい感じのレコードかけてくれそう。普段は無口だけど、店内で騒ぐ大学生軍団を含蓄のある言葉で説き伏せて、彼女らから崇拝されそう。そんなカフェバーリーザの店主なのだった。3A2本を決めたけど、単独の3Lz2本なのはなぜ。最終的には+2を付けるのかな。スケーティングの軌道がシンプルすぎないかだって?そんなことカフェバーリーザでは誰も気にしちゃいないさ。

ソフィア・サモドゥロワ
SP:Bamboleo
3F fall 2A 3Lz ot
安定感の化身サモドゥロワさんにも難しい時期がやってきてしまったようです。程度は違えど誰にでも訪れるものです。動きに昨シーズンほどのキレも見られませんでした。ソロジャンプで3Lzに挑戦してきました。マダムリーザみたいなエラーも回転不足もない完璧な3Lzになーれ。

LP:ロクサーヌのタンゴ
3F 3Lz 3Lo 3F fall 2A-3T 3S 2A
4分間ロクサーヌを滑り通しました。女性ボーカルを使って、サモドゥロワの成熟した部分を強調することに成功していたと思います。ディープエッジを使ってもっと滑っていけばさらに素敵になるんでしょうけどね。

スタニスラワ・コンスタンティノワ
SP:February
2A 2Lz-3T 3F
川スミが昔滑っていた曲です。コンスタは曲を使用するにあたって作曲家に連絡を取ったそうです。曲調は彼女の得意とする路線だと思いますが、振付が彼女らしからぬ荒ぶり路線でした。感情の爆発を表現しているのだと思います。

LP:ムーランルージュ
2A-3T 3F 3F-2T 3Lo 3Lz-1Eu-3S 2A 2Lz
ラスト1分を除いては淡々とジャンプを降りているように感じました。1曲目から2曲目がぬるっと変わるので、余計にそう思ったのかもしれません。ムーランルージュを演じるときは、分かりやすく曲を変えるのが正解な気がしますね。コンスタンティノワのスケーティングスキルを活かしきれないプログラムだと思いました。

アリーナ・ザギトワ
SP:Me voy
3Lz-3Lo 2A 3F
82点ぐらい出そうな演技。ジャンプは完璧に決めました。あーーーーーせかせかしてない!忙しい人のためのオペラ座とは大違いです。足が常に曲がっているのが好きではなかったけど、きれいに伸びている箇所が増えて見栄えがよくなりました。曲に合わせてくれてよかった。また同じようなプログラムだったら泣いてたぜ。

LP:クレオパトラ
3Lz-3Lo 2A-3T 3S 2A 3Lz 3F-2T-2Lo 3F
失敗しませんね。3Lz-3Loを前半に移動させたのでその分基礎点は下がりますが、確実に成功させられます。そして、3Lz-3Tを2A-3Tに変更することにより、単独の2Aを2本入れるよりもGOEの加点幅が上がりますから、高いGOEが期待できます。失った分を他でカバーしているわけです。155点出そう。アラビアのロレンスの雄大なメロディーに呑まれません。地中海地域を手中に収めてしまいそう。強い。強すぎる。

アンナ・シェルバコワ
SP:パフューム ある人殺しの物語
2A 3F 3Lz-3Lo
新プログラムを聞いたときは「またこういうやつか」と思ったのですが、これはいいですね。身長が少し伸びて見栄えがよくなったのに加え、ジャンプの着氷もスケーティングも伸びるし、表現力も深みを増すし、スピンのポジション1つ1つを大事にしながら音に適切に充ててくるし、半年でめちゃくちゃよくなってるじゃないですか!

LP:グノシエンヌ、火の鳥
4Lz fall 3F-3Lo 2A 2A 3Lz-3T 3F-1Eu-3S 3Lz
前半は青い衣装でグノシエンヌ、後半は衣装を早替えして赤い衣装で火の鳥でした。なるほど……。2Aが中盤に2本あります。これは最初の方にポンポーンと跳んでおいても問題ありませんが、彼女にとっては簡単なジャンプなので配置をバラして、ウェルバランスなプログラムになるように構成していました。衣装早替え後は、スカートの下から青い部分が見えます。スピンをするとそれがヒラヒラと舞うので、ガスコンロの火のようでした。空前絶後のガスコンロ衣装。

アレクサンドラ・トゥルソワ
SP:ペール・ギュント
2A 3F 3Lz-3Lo
ソルヴェイグの歌と山の魔王の宮殿にての2曲を使用しました。得意のクリムキンイーグルを入れたのは、山の魔王の宮殿にてのパートなので違和感なく受け取れます。今シーズンシニアデビュー組の3人ではスケーティングに課題があるので、速いテンポで滑る必要のあるステップシークエンスは養成ギブスの役割を果たすでしょう。4回転を武器としている選手で、3Aも練習中だそうですが成功はまだないそうです。他の選手が付け入る隙があるとすればSP。SPで3Aを成功して引き離しておくしかありません。そうしないとLPで160ぐらい出しちゃいますからね。

LP:ゲームオブスローンズ
4Lz 4T-3T 4T 2A 3Lz-3Lo fall 3Lz-1Eu-3S 3F
ゲームオブスローンズはツルスカヤも滑っていましたね。グレイヘンガウスがドラマ好きなのかな。3A持ちではなく、今回は転倒が1つあったので、かろうじて他の選手にも勝てる余地がありますが、これをすべて降りてしまうとどうしようもありません。トゥルソワは4回転3本降りて当たり前という風潮になっています。これは普通ではありません。

アリョーナ・コストルナヤ
SP:Departure (Lullaby)、November(続行)
2A 3Lz 3F-3T
昨シーズンと同じプログラムです。最後の振付がちょこっと変わったぐらいで、大きな変更はありません。昨シーズンのジュニアはソロジャンプが3F指定でしたが、シニアに上がるとその制限もなくなるため、得意な3F-3Tを後半に入れます。ですから基礎点としては少し下がります。

LP:トワイライト
2A 3Lz-2T 2A 3Lo 3F-3T 3F-1Eu-3S 3Lz shaky
4回転も3Aも入れていないので、テレビのロリロリおじさんに目をつけられず伸び伸びやれそう。ラストの3Lz以外ジャンプはクリーンでした。トワイライトだからロマンティックなプログラムを滑ると思っていたのですが、これはどう見ても「おいテメエら、血吸いに行くぞキャッハーーーーーーーーーー!!!」な流れ。ただし、コストルナヤにはヴァンパイアも似合うので問題はありません。

好きなプログラムはヴォロノフSPとボイコズSPです。ペア勢の上達が光るテストスケートでした。若手のペアは今のうちに国外脱出することも考えないと、出られる大会がチャレンジャーシリーズだけになりそうですよ。シュピスミやサヴォシンはイメージチェンジに成功しました。シニカツはトップ狙いにきていますし、エテリのところのAとAとAとAは相変わらず上手いし、フィギュアスケート世界最強国ロシアは今シーズンもスケート界を荒らしてくれるでしょう。

観るのに4日もかけてしまった。でもこれでロシア勢が大会に出てきても大丈夫。JGPチェリャビンスク、オータムクラシック、ロンバルディア杯待ってろよ!!!手抜きしながら観てやるからな!
2019
09.01

Happy Birthday Jeffrey Buttle

Happy 37th birthday my best skater, Jeffrey Buttle!

I hope today will be the best birthday in your life.

I pray for your health and happiness from across the Pacific Ocean.

I can't believe it's been almost 10 years since you tweeted 渇望のチョコレートアイスクリーム!

Have a good ice cream life.
2019
08.16

ロシアのJr.テストスケート感想

8月上旬にロシアのジュニア勢のテストスケートが開催されました。シニア勢は9月7日と8日にテストスケートをおこないます。画質のいい映像が上がったので感想など。なお感想はすべてフリー種目について滑走順で書いています。

ペア
アリーナ・ペペレワ&ロマン・プレシュコフ 16歳(2003.7.20)/19歳(2000.1.19) LP:ミュージカル版"ロミオとジュリエット"
3Tw 3T-2T-2T 3S fall 2LzTh 3STh df
衣装はヴォロトラが2010-2011シーズンのLPで着用したものです。ヴォロトラはプロコフィエフのロミジュリを使って、エキシでミュージカル版を使用していました。高いツイスト、スロージャンプの両足着氷(ヴォロトラはサルコウじゃないけど)、低速&トラベリングしまくりペアスピンはヴォロトラのコピーかと思うほどでした。悪いところは真似しないでね?奇をてらっていない編曲で観やすかったです。デススパイラルをフォアインと見せかけてチェンジエッジしてバックアウトで入るのは見事でした。昨シーズンはSPの指定がバックアウトでしたが、そこでは披露していないんです。しかもこの2人はデススパイラルが上手なので安定したポジションで回ることができていました。最後のエレメンツがスローサルコウなので、決まれば盛り上がると思います。

クセニア・アハンテワ&ヴァレリー・コレソフ 16歳(2002.10.7)/18歳(2001.1.26) LP:Shine On You Crazy Diamond
3Tw 3LzTh 3S fall-1Eu-3S(予定) 3T 3LoTh fall
ピンク・フロイドプログラムなのに複数曲を組み合わせず、おかしなアレンジもしないロシアの常識に背く普通のプログラムです。こんなに普通だとケチつけられちゃう。ソロジャンプの際の男女の距離感がいいです。3Tは距離感もいいし、踏み切りのタイミングもピッタリでした。デススパイラルはペペレワさんのところほどの工夫はないですが回転は美しいです。男性の腋はツルツルでした。今シーズンも先生のキスクラファッションで笑わせてくれることを楽しみにしています。

ポリーナ・コスチュコビッチ&ドミトリー・イアリン 16歳(2003.3.7)/21歳(1998.8.9) LP:サラバンド
3Tw 3FTh fall 1S-1Eu-1S 1T 3LoTh df
ロシア人御用達サラバンド。もちろん音源は厨二臭いGlobusのものです。ロシアロシアしてるなあ。ソロジャンプはスキップしました。女性が成長している一方で男性の背が伸びないのでスロージャンプには苦心しているのかもしれません。ジュニアペアでも上の年齢になったので、そろそろTESでタコ殴り以外の何かが欲しいです。特に男性の踊れなさが気になりました。同世代のロシアペアの男性陣の表現が上手なので、追いつかないとズルズルと成績が落ちかねないです。

アポリナリア・パンフィロワ&ドミトリー・リロフ 16歳(2003.1.23)/17歳(2001.9.7) LP:サード・パーソン
3Tw 2Lo 3LoTh 2A-1Eu-2F fall 3FTh
ウィークポイントであるソロジャンプは2回転のままです。スロージャンプの着氷の伸びは見事です。リフトの移動距離とポジションの美しさは他を圧倒しています。世界で5本の指に入るレベルですけど、ひょっとするとシニア含めた現役ペアで一番リフトが上手いかもしれない。リバースラッソーでキャリーリフトに移行する際の方向転換と安定感にはビビりました。+3以下の評価を下すジャッジがいたら正気を疑いますね。女性が1つのエッジに乗ってゆったりと見せる部分が多い分、男性が滑る距離を稼いでいます。男女で緩急の担当を分担しているのかな。ソロジャンプで出遅れても他がプラスまみれなので押し切れるかもしれません。

アンナ・シェグロワ&イリヤ・カラシニコフ 15歳(2004.4.15)/19歳(2000.4.25) LP:アラジン
3Tw 3T so-2T(予定) 2A 3FTh 3LoTh fall
自動小銃の名前かっこいい。選曲は背伸びしてなくていいと思います。みんながみんな大人っぽい曲滑らなくていいんですよ。技術的にはまだまだ発展途上のペアです。それでも他国だとエースを張れるレベルなんですけどね。

スタニスラワ・ヴィスロボコワ&アレクセイ・ビリュハノフ 15歳(2004.8.20)/17歳(2002.5.31) LP:ロミオとジュリエット
3Tw 3LoTh 3S fall 1A fall 3LzTh to
こちらはプロコフィエフのロミオとジュリエットです。曲被り回避!今シーズンJGPに参戦すると思われるペアです。投げ技は高さがあります。すごく気になるのが男性が常に女性しか見ていないところです。よって視線が下がるので暗く見えてしまうんですね。組み立てなのかと思ったら結成4年目なんですね。がんばれ男!

エカテリーナ・ペトゥシュコワ&エフゲニー・マリコフ 14歳(2005.7.7)/18歳(2001.7.14) LP:When Winter Comes
3S-Eu-3S 3Tw 3LzTh 2A 3LoTh fall
2シーズン前まで2人ともシングルの選手でした。男性が大きすぎるのでシングルは限界だったのでしょう。たった2年で未経験者からバックワードラッソーとか上げられるものなんですね。シングル出身だけあってジャンプは上手でした。スロールッツも高さと飛距離が十分でした。シングル出身だから軸作るのが上手なのかもしれません。

ディアナ・ムハメジャノワ&イリヤ・ミロノフ 15歳(2003.9.18)/18歳(2001.4.17) LP:チェス
2Tw 3Lz-2T-2T 2LzTh 3F 3STh
ウズベキスタン系っぽい読みにくい名前。なんといってもソロジャンプですね。3Lzからの3連続と3Fを組み込むという前代未聞のジャンプ構成です。片方の選手がエラー付いてもマイナス評価を受けてしまうわけですが、2人のジャンプはルッツもフリップも大丈夫そうです。踏み切りは女性の方が明確にできていました。ルッツやフリップを入れて驚く時代ではなくなるのかもしれませんね。スロー3アクセルや4回転のエレメンツはハイリスクローリーターンなので、怪我のリスクの低いソロジャンプの基礎点を高くする作戦は理にかなっています。

ユリア・アルテミエワ&ミハイル・ナザルニチェフ 14歳(2005.3.16)/2001年生まれ LP:映画"ボヘミアン・ラプソディ"
3Tw 2A-1Eu-3S 3T 2LzTh 2LoTh
Don't Stop Me Now、Love of My Life、We Will Rock Youのクイーンメドレーです。ただのクイーンメドレーな気もしますけど楽しそうだからいっか。

エカテリーナ・ベロワ&ドミトリー・チギリョフ 14歳(2005.5.19)/18歳(2001.4.1) LP:007メドレー
3F fall 3Tw 3T-2T(予定)-2Lo 3LzTh df 3LoTh
曲詰め込んで欲張りセットになったメドレー。ゴールドフィンガーのところは結構いいと思ったんですけどね。サム・スミスのパートは必要なのだろうか。男性は「Q:なぜこの選曲なのですか?A:僕がハンサムだからです」というデイヴィダス・スタグニウナスさんの伝説の台詞を使うことを許されそうな顔をしています。

タチアナ・クズミナ&アレクセイ・フヴァイコ 15歳(2004.4.17)/17歳(2001.11.30) LP:月の光
3Tw 3LzTh 3S-2T-2T 3T fall 3LoTh
Bloodstreamじゃない!原曲蹂躙なし!ジュニアペアで月の光はハードルが高いですね。グッとエッジに体重を乗せて滑る部分が必要ですし、ハイライトがないと淡々とした印象になりますしね。ジャンプはいいので、これからの滑り込み次第でしょうか。

アナスタシア・ムホルトワ&ドミトリー・エフゲニーエフ 16歳(2003.5.17)/17歳(2001.9.7) LP:四季
2Tw 3Lz fall 3S-2T-2T 2LzTh 3STh
また3Lzを跳ぶペアが出てきました。ここは両手タノで跳んでいます。すげー。やはり2人ともシングル出身の選手です。ペア転向2年目となります。まだリフトに関しては上位ペアほどはスムーズなポジションチェンジができてませんしスピードも出ていないです。ソロジャンプはこれからも大きな武器となるでしょう。それにしてもゾフニルスキー先生はペアスピンが教えられないのか、このペアもあまり上手ではありません。

12組登場しましたが、どのペアでも他国で世界ジュニア選手権に出場できる力を持っています。それだけジュニアペアは完全なるロシア一強状態です。搭載されたソロジャンプとツイストの質が違いますし、トリプルツイストができないペアはソロジャンプが得意だったりしますしね。中心となるのは最初に滑った4組のペアです。大きなミスを犯すと、コスイアやパンリロだって代表を逃してしまいます。強いのは女子シングルだけじゃないんですよ。これが真のフィギュアスケート大国ですよ。

男子シングル
アンドレイ・モザリョフ 16歳(2003.3.24) LP:Lost In Blue by House、Earthquake (Ft. Tinie Tempah) by Labrinth、My Own Paradise by OTC、In This Shirt by The Irrepressibles
4T-3T 4T so 3Lo 3A-2T 3A fall 3Lz-1Eu-3S 3F
そういえば君の名前モザレフじゃなくてモザリョフか。テイストの違う4曲を組み合わせた昨シーズンと同じプログラムです。ステップアップという映画のサントラからなのですが、この映画観たはずなのに記憶が……。エレメンツの順番を入れ替えて、先にジャンプを終わらせてからステップシークエンスを滑ります。こちらの方が4曲目を効果的に表現できていると思います。演技前半は昨シーズンよりも上下の動きを意識的に増やしているように感じました。だから手旗信号っぽさは薄れています。しかしながら、演技後半の動きはシンプルで前半に比べると見どころが少なかったです。ここにも上下の動きを増やして体をいじめ抜いてほしいところ。

ゲレブ・ルトフリン 15歳(2004.3.31) LP:月光
4S 3A-3T 3A 3F 3Lz 3F-2T 3Lo
変わった名字はタジキスタン系らしい。ネクタリンみたいで美味しそう。音源はベートーヴェン蹂躙というほどではなかったです。ロシアが北米化されている悲しい事実。ロシアはそのままでいてほしい。スピンのポジションがきれいなのに上手く曲に合わせられていなかったです。3Loでフィニッシュするまでの約1分半をスピンとステップシークエンスで構成しているので、ここをどう表現できるかでPCSが大きく左右されるでしょう。ミーシンがいつもの無表情でリンクサイドでよしよしとかわいがっておった。運動会に来たおじいちゃんだなあ。

イリヤ・ヤブロコフ 15歳(2003.9.29) LP:ノートルダムドパリ
4T fall 3A fall 3Lz-2T 3F 3A fall 3Lz-1Eu-3S 3Lo-2T
ダーンスモーンエスメラールダーを使わないノートルダムドパリでした。ジャンプの前になると助走に集中して音楽を無視しますが、全体的にはかなり表現は健闘していたように思います。体の使い方ダイナミックでしたしね。体の畳み方がエグいシットフォワードのポジションには驚きました。

ピョートル・グメンニク 17歳(2002.4.11) LP:オペラ座の怪人
4S-2T 4S fall 3A so 3S 3Lz-3T-2Lo 3Lz-3Lo 3F
あの小さくてかわいかったグメンニクさんもテストスケート参加の男子シングル選手で最年長となりました。フィギュアスケートの超王道のオペラ座編曲でした。後半の3-3の連発は決まればかっこいいですが、スタミナ切れだと回転不足になって点数と取りこぼす諸刃の剣です。3Lz-3Lo決めてギャアアアアアアアアアア!!!という歓声が上がれば盛り上がるでしょうね。顔が大人になってきたのでコストナーさんの顔から離れてきたかも。そのうち体がゴツゴツしてヒゲ生えるんだ。

アルトゥール・ダニエリャン 15歳(2003.12.17) LP:グラディエーター
3S 3A-2T 3Lz 2A 3A 3F-1Eu-3S 3Lo-3T
冒頭は最終的に4Sにすると思います。こういうの演じられるのかな?というのが正直なところでしたが、意外や意外で結構合ってました。ジャンプの飛距離が出るタイプなので、壮大な曲にマッチしています。特に3Aがあてはまりますね。グラディエーターはジャンプが大きな選手が滑るといいんだな。ヤグディンもそうですしね。立ち止まってのマイムよりも、滑りながらのマイムの方がきれいに見えます。ずーーーっと滑り続ければいいということか!

ダニイル・サムソノフ 14歳(2005.7.13) LP:Per Te
3A fall 4Lz fall 3F 1A 3Lz-2Lo 3F-2T 3Lz
3Lz3本???ではなく最初のルッツは4回転でした。そりゃ猛スピードで踏み切るわな。ジャンプを表現に変換する能力があります。年齢に不似合いな曲ですよね。年齢3倍ぐらいしたらピッタリなんですけども。いい風に解釈すると、悪い魔女に魔法で子供の姿に変えられてしまったわけですよ。でも故郷には愛する妻と3人の娘がいて、どうにかして仕送りしないといけない。だから「今仕事が大忙しでクリスマスも帰れそうにないんだ、愛してるよ」と非合法な手段で稼いだお金とともに、涙で文字が滲んだ手紙を送るんですね。それを受け取った姿を窓の外から眺めるんですね。泣ける~映画化決定。まだ声変わりしておらず、身長も低いので、これから成長期という壁にぶつかると思います。いきなり身長が伸びると思ったように滑れなくなるし、踊れなくもなります。素晴らしい才能はあるので長い目で見守りましょう。

アレクサンドル・ゴルベフ 14歳(2005.8.3) LP:エクソジェネシス第2部
3A 3Lz 3A fall 3Lz ot 3F-1Eu-3S 2A 3T
な、なんだこの美少年は。昔のエドワード・ファーロングか。まだジャンプ中心のプログラムなので踊りや表現は発展途上です。

アンドレイ・クトヴォイ 14歳(2005.10.4) LP:レ・ミゼラブル
3A so 3S 3F-2T 3Lo 3Lz 3Lo fall 3Lz-2T-2Lo
3F-2Tのセカンドにタノを付けました。タノをほどいてからの振付への移行がとてもいいです。タノの存在意義が感じられるんです。曲がBring Him Homeになると、美しい腕の表現を見せてくれます。1つ前のパートとの対比もいいですし、ここで3Lzに付けるタノも柔らかな腕の表現と一体になっていていい味を出しています。クトヴォイのタノは良質タノ。ステップシークエンスでの堂々としたメリハリのある動きも素敵ですし、非常にいいプログラムだと思います。そしていいスケーターですね。先生がまちゃまちゃに似てるわ。

マトヴェイ・ヴェトルギン 15歳(2003.10.9) LP:グレイテストショーマン
3A fall 2A ot 3T 3S 3Lz-3Lo fall 3Lz-2T-2Lo 2F
Never enoughを入れたくて男声ボーカルの音源を探し強引に編曲していました。このあんまり上手くない音源、強引さ、これがロシアですよ!スピードを出しまくってリンクの端の方でジャンプを踏み切るのでフェンスに接触しないか心配になります。だってJGP派遣先はリンクの狭いアメリカですよ?ぶつからないでくださいね。転倒して体力が削れているはずにスピードが落ちない優秀なエンジンをお持ちです。

アルチョム・コバリョフ 16歳(2003.1.27) LP:グラナダ、アストゥリアス、アランフェス協奏曲、Innuendo by Queen
3S 3A-2T 1Lz 3Lo 3A 3F-3T 3Lz-2T-2Lo
腹巻きのようなものを巻いて滑りました。腰が痛いのかもしれません。スピンやジャンプでもマジックテープって外れないものなんですね。プログラムはフラメンコとも言い切れないスペインメドレーでした。

ゲオルギー・クニツァ 16歳(2003.1.10) LP:Still Loving You
3A so 3Lz-2T 3F hd 3Lo 3F-1Eu-2S 3Lz 2A-2T
みんな大好き蠍団より。ずっとクールなまま演技が終わりました。もう少し激しい部分があればいいなと。フリーレッグをきれいに伸ばせていたのは冒頭だけでしたし、メリハリがなくてもっさりとした印象を受けました。フライングキャメルからジャンプで次の動きにいくのはかっこよかった。

エゴール・ルヒン 15歳(2004.4.29) LP:Your Song
3A-2T 3F 3Lo-1Eu-3S 2A 3A 3Lz so 3Lz-3T
4Sは回避しました。JGPでは入れてくるでしょうか。手足が長いのでチェック姿勢がビシッと決まるとかっこいいです。あまりに細長くてクモヒトデが脳裏をよぎりました。曲が盛り上がる終盤に向けてギアを上げていかないといけませんが、この手足の長さを持て余しています。3Lzが2本続くあたりから曲から遅れていますね。身長以外の成長を待つということで。

男子は3Aは跳べて当たり前、4回転も珍しくありません。選曲はバラエティに富んでいて楽しめました。他国の選手は彼らを破らないと表彰台に立てません。大変だあ。

女子シングル
アナスタシア・タラカノワ 15歳(2004.4.14) LP:Alcoba Azul
2A 3F 3Lo 2A 3Lz-3T 3F hd 3Lz-1Eu-3S
ロシア女子で強いのはちびっこたちなので、タラカノワぐらいスタイルのいい選手がいてくれると違いが分かりやすくて大会の楽しさが増します。ちびっこだったのに昨シーズンいきなり縦にビヨーンと伸びました。ジャンプの着氷が止まらなくなりずっと見栄えがよくなりました。構成は後半3コンボでしょうかね。前後半の切り替わりをもっとバチッと決められるとさらによくなりそう。スピンでの体をのけぞらせるポジションでのフィニッシュは香しいです。

アリョーナ・カニシェワ 14歳(2005.6.15) LP:Farewell by Dario Marianelli
2A 3F-2T 2A 3Lo 3Lz 3F-3T 3Lz-1Eu-3S
カニちゃんまでこういうの滑るようになるんですね。隙間を作りたくなくてキックを入れたくなる気持ちは分かりますが、このプログラムには合っていないと思いますし、カニちゃんのエレガンスを妨げるものになっています。前半にちょこっと入れたり、そこからグッとスケートが伸びていけば気持ちいいですけど、やたらめったら入れすぎです。演技後半は流れが止まっていますしね。移籍したてで慣れていないのかな。

カミラ・ワリエワ 13歳(2006.4.26) LP:エクソジェネシス第3部
4T 2A 3Lo 3F-2T 3Lz-3T 3F-1Eu-3S 3Lz
ワリエワはたくさんキックしてもいいタイプのスケーターです。4T入りの構成を見事に演じきりましたし、すでに完成されています。スピンも曲想を反映していますし、後半の怒涛のタノジャンプもいいですね。美しさをキープしつつも、手を合わせて贖罪しているようではありませんか。ふわっと着氷する3Loもきれいだった。もちろん全エレメンツプラスでしょうし、+3から上が並ぶことは間違いありません。ロシア女子の4回転観ても驚かなくなっちゃった。人間慣れるものですね。

マイア・フロミフ 13歳(2006.3.25) LP:ゴースト
3Lz-2T 3F 2A 2A 3Lz ot 3Lo fall 3Lo-2T
スケーティング進みまくり師匠。なんと柔らかいタッチなのでしょうか。手の表現も美しくてスケール感を演出できていますね。一歩がデカいし、空間も上手く使えているし、ゴーストプロでUnchained Melody使用しなくてもゴーストにできているし、将来性のあるスケーターです。

アンナ・フロロワ 14歳(2005.8.7) LP:ノートルダムドパリ
3Lz-3T 3F-2T 2A 2A 3Lz fall 3F 3Lo
これもだーんすもーんえすめらーるだーがない。エスメラルダだからか。ジャンプは膝を使って柔らかく着氷するタイプ。ジュニア勢のみなさんは前半部分をしなやかに滑れるのですが、後半部分はスタミナ切れであったり技術力不足で盛り上げきれずに終わってしまうというパターンが多いです。ステップシークエンスで盛り上げるのってシニアじゃないと難しいですからね。

クセニア・シニツィナ 15歳(2004.8.5) LP:Wrench and Numbers、Flesh and Bone
2A 3F 3S 2A 3Lz-3Lo 3Lz-3T-2T 3F-2T
テロップには"Folk music"と記載してあったけど途中からまったく関係ない。不思議な編曲でした。2本目の2Aから音楽がシリアスになります。ここはソロジャンプをパスーン!と入れた方がまとまりがよさそう。

ダリア・ウサチョワ 13歳(2006.5.22) LP:Je suis malade
2A 3Lz-2T 3Lo 2A 3Lz-1Eu-3S 3F fall 3F-3T
岩崎恭子似。ジュニア1年目にして恋に狂ってしまうプログラム。エテリチームなのに意外性があるというわけではないです。能力もあるし美しいスケーターですが、振付にお腹いっぱいになってしまいました。

女子シングルは似たような路線のプログラムが多かったです。シニア勢はそうではないことを願います。

アイスダンス
アンゲリーナ・ラザレワ&マキシム・プロコフィエフ 17歳(2002.7.3)/18歳(2000.9.4) FD:カルミナ・ブラーナ、パールハーバー
ローテーショナルリフトからのニースライドや、リフトを挟んだツイズルなど序盤のエレメンツに見応えがある一方で、トランジションは弱弱しいです。この出落ち感でピンときたので調べてみたところ、エフバジと同じ先生じゃないですか!出落ちは通過儀礼だったんですね。出落ちしなくなったときにロシア選手権の表彰台に上がれるのだ。カルミナ→パールハーバー→カルミナというなかなかの編曲でした。

ディアナ・デイヴィス&ゲレブ・スモルキン 16歳(2003.1.16)/19歳(1999.8.27) FD:Always watching you、Love Is Gone by Peter Cincotti
今シーズンはカメレンゴのところに行きました。スケーティングスキルは発展途上ですがエレメンツの見せ方はよくなりました。昨シーズンよりもメリハリが付いています。コレオシークエンスで女性が連続ウィンドミル、男性がデスドロップをしてそれぞれ見せ場を作っていました。プログラム中の明確なハイライトとなっていて展開が分かりやすかったです。後半女性の足が動かなくなったのでスタミナ強化が必要です。

エリザヴェータ・シャナエワ&デヴィッド・ナリズニー 16歳(2003.5.30)/19歳(1999.10.11) FD:Hymne in D Minor (EDM Version) by Another Scope、River by Bishop Briggs
ズンドコEDM&変な歌詞なしボーカル。これはいいですね。ツイズルでの滑らかな回転とシャープな出のコントラストが最高でした。そしてコレオスライディング!!!!!ポポモズの昨シーズン序盤の氷寝転がりを思い出させてくれる素晴らしいスライディングでした。スヴィニンチームは奇抜なことやってくれるって信じてましたよ。シーズン途中で振付変えないでくださいね。取って付けたようなワンフットステップ以外はいいプログラムだと思いました。僕はズンドコ音源いじり大好きですけど、必然性のあるズンドコは大歓迎です。これはいいズンドコ。

エリザヴェータ・フダイベルディエワ&アンドレイ・フィラトフ 16歳(2002.10.2)/19歳(1999.12.29) 新結成 FD:Sign of the Times by Harry Styles
惜別の情を込めながらも前向きな感情が伝わってきます。3分半の終わりに至るまで、歩みひとつひとつが力強いからです。JGPFには進出できるはずです。ロシア1番手ないし2番手として楽しませてくれそうです。テンポの変化がないように思えますけど、これは違反取られないのかなあ。

エカテリーナ・カタシンスカヤ&アレクサンドル・ヴァスコヴィッチ 14歳(2004.11.12)/19歳(2000.7.6) FD:Bailar by Deorro、
Temptation by Diana Krall、Happy Brasilia by James Last

ステップシークエンスがとてもいいですね。女性の表現力が活かされています。セクシー過ぎず、ちょっとあどけないのもまたかわいらしいんです。RDのラテンはテンプレ構成になっておもしろくないけれどFDはいいなあ。これはJGPでも観たいやつ。嬉しいことに初戦派遣予定です。

ソフィア・チュチュニナ&アレクサンドル・シュスティツキー 16歳(2003.6.13)/16歳(2002.12.25) FD:Turning Page by Sleeping At Last
フダイさんのカップルよりもさらにテンポの変化が乏しいですが、これも大丈夫なのでしょうか。ひょっとして、テンポ変化させなくても減点しなくてよくなったかと思ってルールを今一度確認しましたけど、やっぱり必須でしたね。
The music must have at least one change of tempo/rhythm and expression. These changes may be gradual or immediate, but in either case they must be obvious.
テンポやリズムの変化は緩やかでも即時的なものでもいいが、明確でなければならない。うーーーん……このプログラムで明確か?もうこんなルール廃止しちまえよ。

オルガ・マムチェンコワ&マーク・ヴォルコフ 15歳(2004.3.16)/16歳(2003.5.16) FD:Be Italian
ウシャネクが2シーズン前にイカれたBe Italianを滑ったばかりなので、どうしても比較してしまいます。3分半飛び道具投げっぱなしで脳裏にこびりついています。当時は存在しなかったコレオステップがありまして、その途中でコレオスピンのようなムーブメントを見せてくれました。1つのエレメンツで2つ分見せる裏技ですね。

スヴェトラーナ・リズノワ&アレクサンドル・ヴァフノフ 17歳(2002.5.5)/20歳(1999.2.16) 新結成 FD:ロックオペラ モーツァルト
コンキナとのカップルを解散しまた新たなパートナーを見つけました。男性はそれなりにキャリアがあるので女性を引っ張ってほしいのですが、まだ連携が取れていないように見えました。大半のカップルがコレオステップをハイライトに持ってきていますが、彼らのコレオステップはあまり印象に残らなかったです。終盤の振付がシンプルでインパクトに欠けました。

ポリーナ・イワネンコ&ダニイル・ウトキン 17歳(2002.5.14)/18歳(2001.1.18) 新結成 FD:La Légende du roi Arthur
アーサー王伝説を描いたフランスのミュージカルだそうです。さっきのヴァフノフ組と同じゲレイロのかーちゃん門下ですね。同じチームでフランスの舞台から選ぶのか。男性がめちゃくちゃリードできていないのが気になります。緩急がないので音楽がBGMになっていました。

タマラ・ジューコワ&ダニイル・カルポフ 15歳(2004.4.23)/19歳(2000.7.22) 新結成 FD:Timeline by X-Ray Dog、Casta Diva (from Norama)
さきほどのイワネンコと長年組んでいたのがこちらの男性です。女声でのアリアのシーンは女性よりも男性のエレガントに惹かれました。コレオステップとリフトせずにそのまま静かに演技終えてくれてもいいよってぐらいに。カルポフ……おやつカルポフ。

マルガリータ・スヴィストノヴァ&ドミトリー・ストデニキン 16歳(2003.6.28)/16歳(2003.6.15) FD:サラバンド
おっ、めちゃくちゃダサいズンドコアレンジのサラバンド!北朝鮮将軍アレンジと銘打とう。これをサラ・ブライトマンが歌っているという事実。僕のテストスケートの感想を締めくくるのに相応しい選曲です。最後にテンションをぶち上げてくれました。

女子は技術格差がそこまで大きくなかったですが、アイスダンスははっきりと差を感じました。JGPにアサインされているカップルは上手いですわ。やっぱり派遣ってちゃんとしてるわ。

印象に残ったスケーターはアンドレイ・クトヴォイ、マイア・フロミフ、シャナエワ&ナリズニーです。クトヴォイは曲の演じ分け方が上手で、とても14歳には思えません、フロミフはスケーティングのタッチの柔らかさと移動距離、そしてしなやかな上体での表現に度肝抜かれました。ロシアでアーティストタイプのスケーターが残るのは難しいかもしれないけれど、ベテランになるまで見ていたいです。シャナエワ&ナリズニーはズンドコ音源を完全にものにしているところとド派手なコレオスライディングが好みでした。昨シーズンから上達しているという点も花丸。女子シングルを観ていてテンションが下がったのは否めないです。勝つのが目的だから僕が間違ってるんですけどね。パッヘルベルのカノンとか幻想即興曲とかショスタコーヴィチのジャズ組曲とかベタな選曲で素敵に滑ってくれる方いらっしゃいませんか。

テストスケートをお休みしたスケーターもいます。そちらのみなさんの体調がよくなりますように。とりあえずはロシア勢がJGPに出てきても「お前誰だ」になることはなくなりました。一安心。
2019
07.15

宇野昌磨 今シーズンはメインコーチ不在

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019071500333&g=spo

宇野昌磨が、今シーズンはメインコーチを据えずに、1人で戦っていく旨を明らかにしました。中京大学を拠点に、ジャンプは本田武史さんに指導を受けながら、海外を拠点にすることを目指してコーチを探していくそうです。

SPの振付はシェイ=リーン・ボーンで、ダイナミックでハードなプログラム。LPの振付はデヴィッド・ウィルソンで、エキシビションみたいなプログラムになるそうです。振付はこれからおこない、9月にはステファン・ランビエールに指導を受けるためにスイスに行くそうです。

個人的にはメインコーチ不在というのはかなり不安です。本田さんが毎度毎度指導することはできないでしょうし、エテリやランビにアドバイスを求めることができるとしても、出場する試合が彼女らの生徒と被ったときですしね。ただ、コーチ変更を勧めてくれた満知子先生や応援してくれている美穂子先生もいるので、本人としては焦ってはいないのでしょう。

「自分と同じようなレベルの選手や、複数の4回転ジャンプを跳んでいる選手の近くで毎日やりたい」 という発言がありましたが、その条件に当てはまる選手は限られていますよね。それでもって手が空いている先生って存在するのでしょうか。トム・ザクライチェクやタミー・ギャンビルのところはありえるかな?

メインコーチ不在という決断が失敗に終わっても、本人はそれをバネに強くなるでしょうし、次のオリンピックに向けて長いスパンで考えているのだと思います。温かく見守りましょう。
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