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2019
12.07

ジュニアグランプリファイナル 2日目 アイスダンスRD・女子リザルト

アイスダンスRD
1 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA(ジョージア)68.76 PB
2 Avonley NGUYEN / Vadym KOLESNIK(アメリカ)68.72
3 Elizaveta SHANAEVA / Devid NARYZHNYY(ロシア)66.21
4 Elizaveta KHUDAIBERDIEVA / Andrey FILATOV(ロシア)65.07
5 Loicia DEMOUGEOT / Theo le MERCIER(フランス)62.84
6 Diana DAVIS / Gleb SMOLKIN(ロシア)59.89

フダフィラ
クイックステップパートになると、男性が水を得た魚のように躍動していました。髭を蓄えてクリス・クニエリムのようになってきたので、キレキレに踊るクニエリムを想像しながら観ると楽しさ倍増。ホールドが不格好になるところなどありつつも、楽しいミッドラインステップでした。

デイヴィス&スモルキン
パターンダンスは上手く音楽に乗れていないように見えました。リフトまでのトランジションでは手足が伸びていないので、中だるみの印象。最後まで盛り上げられないまま終わってしまったかなーと。表情の使い方は良かったです。女性の笑顔はエテリそっくりです。

シャナナリ
ウィークリーボニーとクライド。パターンダンスで女性が男性の肩にそっと頬を寄せる振付があるんですけど、とてもチャーミングです。シニアのGPSでもたくさん観た演目ですし、編曲もほとんど同じですが、元気な演技でジュニアらしさが出ていたと思います。ミッドラインステップのポジションの近さやめまぐるしいフットワークで、はちゃめちゃな主人公2人の最期を表現していました。

ロイシャテオ
レベルの取りこぼしが多いのはいつものことなのであまり驚きはしないのですが、もうちょっと……取って……。滑りの面ではロシア勢に遅れを取っていますが、個性は立ちまくりです。女性の表情が強烈。

ニューコレ
スピードは他のカップルは太刀打ちできません。圧倒的に速いです。爆走する分ターンが飛んでレベルを取りこぼしまくっていますが、GOEでカバーしています。寿司酢組と同じですね。男女の身長差があるのは大きいですけど、女性は持ち上げられるのが本当に上手。重力の存在を感じません。

カザレビ
曲芸的なムーブメントが注目されがちですが、コミカルなパートもあれば、男性が女性を優しくリードするスローパートでも魅せてくれて、非常に楽しませてもらいました。カザレビがこんなに滑りで魅せられるようになるなんてな。

この順位に異論なさ杉晋作。僕もこの順位&点差!という感想でした。カザレビのジョージア勢初優勝なるのか、優勝最有力候補のニューコレが逆転するのか。

女子LP
1 Kamila VALIEVA(ロシア)138.45
2 Alysa LIU(アメリカ)133.46
3 Daria USACHEVA(ロシア)130.22 PB
4 Haein LEE(韓国)128.99
5 Kseniia SINITSYNA(ロシア)126.17
6 Viktoria VASILIEVA(ロシア)116.30

女子リザルト
1 Kamila VALIEVA(ロシア)207.47
2 Alysa LIU(アメリカ)204.65
3 Daria USACHEVA(ロシア)200.37 PB
4 Kseniia SINITSYNA(ロシア)195.57
5 Haein LEE(韓国)194.38
6 Viktoria VASILIEVA(ロシア)184.37

ワシリエワ
2A 3Lz so 2A-1Eu-3F 3S 3Lz 3F-3T 3Lo-2T
3Lz-3Tがステップアウトになりました。後半の3Lzの回転が足りなかったので、ここには付けられず+REPになりました。直後の3Fでリカバリーしています。衣装は清流のような色をしています。ロンド・カプリチオーソのヴァイオリンの音色も相まって、ステップシークエンスは渓谷を流れる急流のように感じました。ジュニア女子禁止曲だけど、普通のプログラムありがたい。今日は全部で6エテリが待ち構えているのだ。

ヘイン
3Lz-3T 3Lo 3F 2A 2A-3T 3F-2T-2Lo 3S
2A-3Tの着氷で手を広げて控えめにドヤってくれました。もっともっとドヤっていいんですよ。ラスト2本のジャンプはベストな質ではなかったですが、最後までエネルギッシュに若さほとばしる演技でした。表情も徐々に柔らかくなりましたしね。

ワリエワ
2A 2A 3Lo 3F-2T 3Lz-3T 3F-1Eu-3S 3Lz
すべてのジャンプの完成度が高かったです。3連続はオイラーまでえ大きくて迫力がありました。エクソジェネシスなので、もっと振付を減らしても十分魅せられると思います。インタープリテーションがやや低めなのは、そう感じたジャッジがいたからかもしれませんね。

シニツィナ
2A 3F 3Lo 2A 3Lz-1Eu-3S 3Lz-2T 3F-3T
後半にコンボ固め師匠。3Lz-3Tが入らなかったので、3Fでリカバリーしました。10年前なんて最後のジャンプが2A-3Tでも驚いていたのに、最後にリカバリーで3-3でも何も思わなくなりました。慣れって怖いね。キレはありましたが、シニツィナにしては表現が乗っていない演技だったと思います。今大会はコンディションそんなに良くなかったのか?

アリサ
3A fall 4Lz-3T 4Lz shaky 3A-2T 3Lo 3Lz-1Eu-3S 3F
4Tや4Sで構成している男子選手よりも難しいジャンプを跳びます。残念ながら回転不足祭りではありましたが、JGPFなんてチャレンジしてナンボですからね。来シーズンもジュニアだからどんどん攻めて行かないと。ドヴォルザークが子供に帰宅を促す曲なのは世界の共通認識なのか?アリサの衣装カラスだもの。

ウサチョワ
2A 3Lz-2T 3Lo 2A 3Lz-1Eu-3S hd 3F-3T so 3F
非常にいい前半と、ジャンプが崩れてグダグダになってしまった後半。前半のいい演技のおかげでPCSがそこまで落ちることもありませんでした。今のところエテリ帝国のプレタポルテプロを滑っているだけなので、彼女のカラーが出せればいいですね。

ワリエワはオールレベル4でGOEはプラスしかありません。アリサは4Lz2本と3Aがアンダーローテーションでした。速報ではスピンがノーバリューになっていましたが、テクニカルが1つ目のスピンのフライングを見落としてコールしたせいです。最終的には点数が入りました。シニツィナは3T1本、ワシリエワは3Lo1本でアンダーローテーションの判定。エッジエラーは誰もなく、かなり優しい判定のイベントでした。

表彰式の配信カットされた。怨む!
2019
12.06

ジュニアグランプリファイナル 1日目 男子SP・ペアSP・女子SP

ロシアの出場選手多いから調べようとしたのにfskate.ruが閉鎖しておる。スケートファン文化後退の第一歩ですね。

男子SP
1 Andrei MOZALEV(ロシア)82.45
2 Daniil SAMSONOV(ロシア)77.75
3 Shun SATO(日本)77.25
4 Petr GUMENNIK(ロシア)72.16
5 Daniel GRASSL(イタリア)71.95
6 Yuma KAGIYAMA(日本)71.19

サムソノフ
3A fall 3Lo 3Lz-3T
3A転倒でした。エテリがヴィトンのコート着るからだわ。もふもふデニムコートを着ればすべてが解決するはず。残り2本は落ち着いて成功させました。コケてもなおギュインギュイン滑ります。

佐藤
3A 3Lz-3T 3Lo
3Lzは力で軸を修正しました。3Loはギュルギュルっと回ってふんわり着氷。ステップシークエンスは身のこなしが軽やかなのが好印象でした。表情は全編を通じてほぼ使えてないので、そこでも魅せられるようになるといいですね。

鍵山
2A df 3Lo 3Lz-3T
3Aが抜けました。ダウングレードですが基礎点からGOE-5した分はもらえるので、ノーバリューになってしまうよりはいいです。PCSはサムソノフの下になりましたが、スケーティングスキルの評価は大きく引き離しています。動きに無駄がなくスルスルと滑っていくところが評価されて何よりです。

グメンニク
3A fall 3Lo 3Lz-1T
3Aは回転が足りずに転倒しました。前3人が小柄でスルスルと滑っていくので、グメンニクの滑りは少し重く見えました。個性の面でも正直弱かったかなあと思います。衣装が変なのはポイント高いです。

グラスル
3A 3Lo 3Lz-3T
みるみるうちにガタイ良くなって、間もなくマグリさん追い越しそう。成長期ってすごい。イタリア勢唯一の出場だったのでプレッシャーは大きかったでしょう。脚の使い方や姿勢がウィークポイントなので、ストップを多用する振付にしているのかもしれません。僕の記憶の中のグラスルよりも滑るようになったので、ストップとの対比が見えやすいです。

モザリョフ
3Lo 3A 3Lz-3T
今シーズン、数々のクソ派遣運にも負けず結果を残してきました。この強豪揃いのファイナルで見事にノーミスの演技です。いきなり踏み切る3Loや、トランジションから自然な流れで入っていく3Lz-3Tなど、音楽と調和の取れたバランスの良い演技でした。PCS1位にも頷けます。

鍵山は3Lzにアテンションが付きました。それにしても日本男子はレベルが取れていません。レベルの取りこぼしはGOEの取りこぼしにもなりますし、取りこぼしはゼロ大作戦で。

ペアSP
1 Apollinariia PANFILOVA / Dmitry RYLOV(ロシア)68.80
2 Kseniia AKHANTEVA / Valerii KOLESOV(ロシア)66.64
3 Diana MUKHAMETZIANOVA / Ilya MIRONOV(ロシア)64.90 PB
4 Alina PEPELEVA / Roman PLESHKOV(ロシア)64.67
5 Iuliia ARTEMEVA / Mikhail NAZARYCHEV(ロシア)63.89
6 Annika HOCKE / Robert KUNKEL(ドイツ)59.47

ホッケ組
3Tw 3FTh 2A
2A堪えました。アクセルラッソーはフリーレッグを真上に伸びて、良い天空串刺しができていました。ソロスピンは足換えでタイミングがズレました。ステップシークエンスは上手く噛み合わないまま、2人がバラけて流れてしまった感じ。

アルナザ
3Tw 2A 3FTh
スローフリップは投げるの失敗して飛距離が出なかったですが、女性ががんばって降りました。見事にプラスのエレメンツにしました。リバースラッソーは回転に移る際にバランスを崩して危く落とすところでした。最後まで回しきる修正力に拍手。ステップシークエンスでは男性が指先までしなやかに使ってひょうげんしているのがよく分かりました。とても上手でした。ソロスピンは回転速度もタイミングも良かったので、リフトのミスは取り返せたと思います。

ムハミロ
3Tw 3FTh 2A
冒頭に爆走してチャルダッシュの疾走感をアピールする狙いが大当たりです。2人が気持ちよく踊るから世界観を堪能できます。ステップシークエンスで男性がバランスを崩しましたが、スタンブルとまではいかないので、相殺してプラスでも気になりません。

アハコレ
3Tw 3FTh 2A
ツイストに入るまでの助走で、爪先をふんわり浮かせて無重力を表現していますね。こういった細かい部分まで音楽表現をできてこそ、世界ジュニア選手権の表彰台を争うペアだなと思います。そもそも国内戦で3位以内に入らないと、容赦なく代表落とされますしね。丁寧でいい演技なのに、思いのほかPCSが低かったです。ジャッジと気が合わない。

ペペプレ
3Tw 2A 3FTh so
クリスマスシーズンのジャスコで流れてそうなマイケル・ブーブレのLOVE。イオンじゃなくてジャスコね。スローフリップは軸が傾いてステップアウトとなりました。デススパイラルはジャンプから入って、ブレードをキャッチしての回転でした。シニアでも工夫し辛いエレメンツなので、こういうのワクワクします。

パンリロ
3Tw 2A 3FTh
ツイストは異次元の高さと余裕です。2Aは女性が着氷を堪えました。回転不足になっていなくて一安心。この大会アイスコープがあるんですけど、スロージャンプは飛距離が約7メートル出ていました。他のペアよりも1m以上遠くに飛んでいますし、高さも20cm以上高いです。別格ですね。デススパイラルは女性の頭が落ちる前に回し始めてしまったので、レベルが取れませんでした。ソロスピンもあまり……です。失点する箇所がいくつもあったのに、それでも1位。文字通りの別格です。

1つのミスで順位が入れ替わってしまうロシアジュニア選手権の前哨戦なのでした。

女子SP
1 Alysa LIU(アメリカ)71.19 PB
2 Daria USACHEVA(ロシア)70.15
3 Kseniia SINITSYNA(ロシア)69.40
4 Kamila VALIEVA(ロシア)69.02
5 Viktoria VASILIEVA(ロシア)68.07 PB
6 Haein LEE(韓国)65.39

ワリエワ
3Lo shaky 2A 3Lz-3T
冒頭から詰め込まれた鬼トランジション。3Loは着氷が乱れました。2Aと3Lz-3Tはスムーズに流れました。コンビネーションスピンは本日も圧巻でした。+2以下にするジャッジがいたら往復ビンタを見舞うレベル。緊張していたでしょうか、だとしたらかわいいですね。どうせ1年もすれば同じクラブのパイセンたちのように鋼のメンタルをゲットするでしょうし。

ウサチョワ
2A 3Lo 3F-3T
すべてがきれいに決まりました。ジャンプのチェック姿勢でフリーレッグが真っ直ぐに伸びて気持ちがいいです。SPは前回も良い出来だったので、路線が被ってしまって演じ分けがしにくいLPをどれだけ演じられるかに注目しています。

アリサ
3A-3T 2A 3Lo
3A-3T決めました。アリサはエレメンツの完成度や流れはロシア勢に劣る部分があるのですが、今日はどのエレメンツも確実に丁寧に決めていたので、彼女の笑顔も相まって爽快痛快に観られました。ハイリスクローリターンな構成ですが、回転不足もなく70点超えを果たせました。

ワシリエワ
2A 3Lz-3T 3Lo
3Lzを回転不足気味で降りたのでドキドキしました。そのままセカンドに行くと普通なら転倒しそうなものですが、呼吸を整えてきっちり3Tを降りました。トロンレガシーとフィフスエレメントの連結は支離滅裂ですが、キレキレで演じてくれるので呑み込めました。ダビダビ先生ちょっと痩せました。

シニツィナ
3Lo 2A 3Lz-3T
トランジションが多くてもせわしなく見えないのは、フリーレッグをガチャガチャ上げ下げしていないからでしょうね。方向転換やカーブの生かし方が絶妙です。ジャンプがあまりきれいとは言えなかったので、TESが伸びないのは理解できます。PCSはもう少し伸びると思っていました。とはいえ、ジュニアグランプリの方が完成度高かったしなーーー。

ヘイン
3Lz-3T 2A 3Lo
3Lz-3Tはセカンドジャンプが回転不足でした。アリサやワシリエワは爪先の方でくるんっとしたので回転不足か微妙でしたが、ヘインはガッツリ足りていなかったです。甘めのパネルも、これはさすがの見逃さなかったです。クラシックで正統派を演じてくれたので、フィギュアスケート観てるなーという気持ちになりました。正統派は日韓にしか残っていないのかもしれません。

ユーロスポートの解説者クリス・ハワースが女子の競技が終わってから解説席にやってきました。テッドおじさんとの不思議な時間でした。
2018
12.09

ジュニアグランプリファイナル 3日目 女子リザルト・ペアリザルト

シニアの直後だと、シニア選手の基準で判断してしまうからいけない。

女子LP
1 Alena KOSTORNAIA(ロシア)141.66
2 Alexandra TRUSOVA(ロシア)140.77
3 Alena KANYSHEVA(ロシア)129.48
4 Anastasia TARAKANOVA(ロシア)128.68
5 Anna SHCHERBAKOVA(ロシア)125.57
6 Yelim KIM(韓国)115.40

女子リザルト
1 Alena KOSTORNAIA(ロシア)217.98
2 Alexandra TRUSOVA(ロシア)215.20
3 Alena KANYSHEVA(ロシア)198.14
4 Anastasia TARAKANOVA(ロシア)190.46
5 Anna SHCHERBAKOVA(ロシア)181.83
6 Yelim KIM(韓国)177.91

イェリム
3Lz-3T 2A-3T 3Lo 3S 3Lz-2T-2Lo 3F fall 2A
ジュニアグランプリほどの質ではありませんが、きれいな演技でした。タイスの瞑想曲は、1曲で滑りこなすのがシニアでも難しいので、ましてやシニアの後に滑ると、少し物足りなく思えました。

大会の途中ですが、ここからペアの終わりまでロシアジュニア選手権の模様をお送りします。

タラカノワ
3Lz 3Lo 2A 2A 3F-1Eu-3S 3Lz-3T 3F-2T
月光でピンク衣装は新しい。編曲を考えると、月夜の晩に打ちひしがれる少女という感じでもないですね。サスペンスって感じですね。謀略巡らせて完全犯罪って感じ。冒頭の3Lzはゴージャスでした。単独ジャンプの質は非常に高いです。コンビネーションが詰まるのが弱点です。ステップシークエンスから高速コンビネーションスピンでの畳み掛けは見事でした。

シェルバコワ
4Lz fall 4Lz fall 2A-3T 2A 3Lz-3Lo 3F-1Eu-3S 3Lz
国内大会ほど上手くはいかないです。4Lzは回転が足りません。2本目の4Lzを3Fや3Loに変更する手もありましたが、この点差では逆転はできないので、思いきって挑戦しましたね。成功したジャンプはきれいでした。スピンやトランジションのスパイラルの振付感が非常に強く、音楽との調和が取れていないと思います。レイバックスピンはすごくよかったので、あのように曲と一体となる演技を3分半キープできれば、さらに素敵になるでしょうね。

コストルナヤ
2A 3Lo 3Lz-2T-2T 2A 3F-3T 3S-3T 3F
ピシッ!としていました。静かに優雅に物語の幕が開いて、美しいジャンプとスピンで紡がれていきました。3S-3Tと3Fの着氷がほんの少しだけ止まったので、現実に引き戻されました。もう少しでこのプログラムの編曲が雑なことを忘れるところでした。後ろ2つのジャンプでGOE2つ分落としたことと、コレオシークエンスがないことを考えると、シニアであれば、この構成でTES80点を超えられます。つおい。シニア基準で考えても彼女はめちゃうま。

トゥルソワ
4Lz so 4Lz fall 4T ot 2A-3T 3Lz-3Lo 3Lz-1Eu-3S 3F
クワドモンスター、カナディアンアイスに屈す。1本目の4Lzは回転は足りていました。2本目は回転不足での転倒となりました。2Aでコンボをリカバリーしました。単独ジャンプを跳ぶための助走しかないのに3Tを付けられてしまうところが異常です。3本の4回転を入れるためにかなりのトランジションと音楽表現を犠牲にするので、失敗してしまうとPCSが伸びきらないです。後半は落ち着きを取り戻して、歌うように演じました。勝つためにやってきたので悔しそうです。

カニシェワ
2A 3Lz 2A 3Lo 3Lz-3T 3F-1Eu-3S 3F-2T
冬のお姫様だーーー!わーーーーーい!ジュニア1年目の年齢ですが、指先の表現がすでに大人の女性のようです。気品の感じられるコントロールされた演技でした。メダルが確定してとても嬉しそうです。ロシアは1試合1試合がサバイバル。

インタビュアーのお姉さまが、ロシア人にも分かりやすいように、簡単な単語でゆっくりと話してくれるから僕もありがたい。

ロシアの表彰台独占です。エテリ帝国での独占はならずでした。シェルバコワでも今大会のように崩れることがありますし、コストルナヤやトゥルソワでも安心はできません。世界ジュニア選手権ロシア代表になるには、ロシアジュニア選手権を勝ち抜く必要があります。たとえ、有力なメダル候補でもそこで失敗すれば代表にはしてくれません。模試でA判定でも、センター試験ミスっちゃ二次試験も受けられないのよ。

ペアLP
1 Anastasia MISHINA / Aleksandr GALLIAMOV(ロシア)126.26
2 Polina KOSTIUKOVICH / Dmitrii IALIN(ロシア)122.69
3 Apollinariia PANFILOVA / Dmitry RYLOV(ロシア)120.15
4 Kseniia AKHANTEVA / Valerii KOLESOV(ロシア)110.47
5 Anastasia POLUIANOVA / Dmitry SOPOT(ロシア)99.05

ペアリザルト
1 Anastasia MISHINA / Aleksandr GALLIAMOV(ロシア)190.63
2 Polina KOSTIUKOVICH / Dmitrii IALIN(ロシア)189.53
3 Apollinariia PANFILOVA / Dmitry RYLOV(ロシア)186.59
4 Kseniia AKHANTEVA / Valerii KOLESOV(ロシア)172.51
5 Anastasia POLUIANOVA / Dmitry SOPOT(ロシア)158.33
WD Sarah FENG / TJ NYMAN(アメリカ)

サラ・フェン&TJ・ナイマンは怪我のために棄権となりました。全米選手権までにはよくなりますように。

ポルソポ
3T fall 3Tw 3S fall 3STh 3LoTh
スロージャンプは2本とも見事な着氷でした。きれいに伸びていきます。ストルボワみたいにドヤっていいんやで。ドヤ加点ありますからね。

アハコレ
3Tw 3LzTh 3T 3S fall 3LoTh
3Sで女性が転倒しました。ペア要素には非常に安定感があります。3Tは両手タノを付けました。ペアのトリプルジャンプでタノはとても珍しいです。メーガンも褒めていました。チャルダッシュの速いテンポに合わせの演技は難易度高いですね。最後曲が余っちゃうところかわいい。先生今日も蝶ネクタイ付けてる。

ミシガリ
3Tw 3FTh 3S-1Eu-3S 3T 3STh
いやーーーーーよかった。スローはループではなくフリップなのですね。きれいに入りました。身長差が少ないのでリフトに力を使いますが、気になるのはそれぐらいでした。男性の表現が垢抜けてきまして、いい味出してます。衣装も手抜きじゃないですし。あまり喜ばないミーシナが今日はとても嬉しそうでした。ロシア選手権では130点超えそう。

パンリロ
3Tw 2Lo 3LoTh 2A-1Eu-2S 3FTh
驚愕のツイストの高さです。レベル4の上、+5を付けるジャッジもいました。そしてリバースラッソーをグルンと押し上げて、猛スピードで滑り、キャリーリフトに変化させる時の男性のブレなさも信じられないレベルで、迫力がありました。グループ4の質も卓越していました。女性のポジションも美しい。彼らのリフトの質は、シニアの全カップルを含めてもトップ5に入ると思います。それぐらいリフトが上手いです。課題のソロジャンプさえクリアすれば、シニアでも活躍できるペアになるはずです。

コスイア
3Tw 3LoTh 3S-1Eu-3S 3STh 3T
クワドツイストは回避して安全策。なお安全策でも基礎点は高いです。コンビネーションジャンプで女性のファーストジャンプが乱れたのにコンボに持っていきました。不思議なプログラムですが、技術の高さで納得させられます。女性は持ち上げられながらフィニッシュして、逆さのままガッツポーズしました。回転不足でTESが3点下がって優勝を逃しました。

優勝インタビューで、ガリアモフが無言のまま終わりました。ロシアペアは大抵男性が英語担当なのですが珍しいタイプ。

ミシガリはGOEマイナスのないきれいなプロトコルです。コスイアはオイラーにアンダーローテーションが付いて、GOEがマイナスになったのが敗因です。パンリロはツイストと2つのリフトに4人のジャッジが+5を付けました。

おそらく世界ジュニア選手権よりも今日の方がレベルの高い争いでしょう。ペアはロシアの独擅場。

ジュニアは3種目でロシアが表彰台独占です。ロシアの世界です。
2018
12.08

ジュニアグランプリファイナル 2日目 アイスダンスリザルト・男子リザルト

昨日、自分が投稿したブログ記事3つ。最初元気で、最後眠気でバテバテになってるの見て自分でワロタ。

アイスダンスFD
1 Arina USHAKOVA / Maxim NEKRASOV(ロシア)103.16
2 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO(ロシア)102.93
3 Marjorie LAJOIE / Zachary LAGHA(カナダ)98.26
4 Elizaveta KHUDAIBERDIEVA / Nikita NAZAROV(ロシア)98.25
5 Avonley NGUYEN / Vadym KOLESNIK(アメリカ)94.74
6 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA(ジョージア)91.25

アイスダンスリザルト
1 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO(ロシア)170.66
2 Arina USHAKOVA / Maxim NEKRASOV(ロシア)170.65
3 Elizaveta KHUDAIBERDIEVA / Nikita NAZAROV(ロシア)164.54
4 Marjorie LAJOIE / Zachary LAGHA(カナダ)164.51
5 Avonley NGUYEN / Vadym KOLESNIK(アメリカ)158.47
6 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA(ジョージア)148.76

カザレビ
ジョージアの 皮をかぶった ロシアプロ
フダナザのRDと同じくマートンの楽曲を使用しています。なぜなら先生が同じだから。ファーストツイズルが少しズレましたが、タイミングを修正しました。前半のトランジションの丁寧な表現がよかったと思いますが、終盤のスーパーマートンヴァイオリンタイムでも、前半と変わらないゆったりとした感じで滑っていたのは気になりました。

ニュエコレ
サーキュラーステップの男性の膝の使い方が見事でした。女性が非常に小柄なので、男性が膝を使えないと身長差が目立ってしまうのですよ。見事でしたね。女性がツイズルで足をついてしまったのが残念です。コレオリフトの一音一音への気持ちの乗せ方も魅力的でした。2人とも21世紀生まれで、まだこれからのカップルです。今シーズンか来シーズン、確実に世界ジュニア選手権の表彰台に立つでしょう。

ラジュラガ
非常に気合いの入った演技でした。スピード狂と化しておりました。男性はいつも通りのポーカーフェイスでしたけど、女性には鬼気迫るものを感じました。ワンフットステップでレベルを取りこぼしたところと、トランジションはスピード重視で女性のエッジが少し浅かったと思います。ディダクション1がありますが、全体的にはとてもよかったですし、会場を温めてくれました。

フダナザ
ミハルLP~ネイサンSPメドレー。ストレートラインリフトは男性がドラッグしながら持ち上げますが、少し失敗してゴチャゴチャっとなっていました。加点も控えめでした。3分半のプログラムとしてのまとまりが、それほどなかった気がするので、PCSはニュエコレぐらいだと予想していましたが、驚きのスコアが出ました。0.03差で暫定首位に立ちました。

チェンコメンコ
私たちアイスダンサーだよ!という分かりやすいルックス。ルックスレベル最高。ルックス!(やべえ・・・本当に3分半の間顔ばっかり見て、演技ほとんど観てなかったから感想書けない・・・どうしよう・・・) いやあ、ルックス最高だわ。まあ、あれだよ。ルックスいいのがダメなんですよ。こんなに目を引くルックスしてるのがダメ。演技に集中させてくれないから、謝罪と賠償を要求します。

ウシャネク
イカれたゴキゲンなコレオステップから演技が始まります。到底競技プロとは思えないような、エキシビションプログラムかのようなハチャメチャ具合です。エレメンツの独創性は群を抜いています。男女がセパレートになるツイズルとワンフットステップで、他のカップル以上に離れてしまうのが気になりました。型から外れた演技をしているので、2人の距離感大事にしないといけません。きっとシーズン後半に向けて修正してくれるでしょう。

1位と2位が0.01点差という結果で、ウシャネクは唖然とし、バックステージのチェンコメンコは驚いていました。そして3位と4位が0.03点差。GOE1つで順位が変わってしまう点差です。2014年世界選手権の阿鼻叫喚懐かしい。

男子LP
1 Stephen GOGOLEV(カナダ)154.76
2 Petr GUMENNIK(ロシア)142.59
3 Adam SIAO HIM FA(フランス)140.56
4 Koshiro SHIMADA(日本)140.41
5 Tomoki HIWATASHI(アメリカ)128.32
6 Camden PULKINEN(アメリカ)117.37

男子リザルト
1 Stephen GOGOLEV(カナダ)233.58
2 Petr GUMENNIK(ロシア)218.75
3 Koshiro SHIMADA(日本)214.38
4 Adam SIAO HIM FA(フランス)207.04
5 Camden PULKINEN(アメリカ)197.68
6 Tomoki HIWATASHI(アメリカ)190.80

島田
4T 3A 2A-3T hd 3Lz-1Eu-3S td 3Lo 3Lz 3F fall
4T成功しました。そして3Aも降りられましたね。俺はカナダ人でもスイス人でもない・・・日本人なんだ!ハァーーーーーーー3A!という成功でした。この構成でクリーンだと148ぐらい出ますし、3A2本なら最高で153↑は出るでしょう。1番滑走でよくがんばりました。全日本まで試合間隔が狭く、時差調整も難しいでしょうが、結果出さないと代表になれませんからね。もうひとふんばり。

アダム
4T-2T 3A-2T 3A 4T 3Lz-1Eu-3S 3Lo shaky 3F
2018年12月7日、バンクーバーオリンピックの悪夢は、愛する弟子の手によって終わらされたのです。8年10カ月の長い長い悪夢でした。冒頭の4T-3Tこそ入らなかったですが、点数の取れる構成になっているのですね。ジャンプ中心の構成なので、PCSは伸びなかったですが、これからいくらでも上達できます。

樋渡
4T so 3A-2T 3A 3S-3T 3Lo 3Lz-1Eu-3F 3Lz
トモキ・イワタシさん。4Tは回転不足でステップアウトしました。4Tをはじめ、ジャンプの回転不足が多かったです。TESは速報から10点以上下がりました。4Tに付けられず余った3Tは、3Sに付けてリカバリーしました。最後までアクロバティックで楽しい演技でした。この曲吹奏楽なんですね。どうりでコンクール感あったわけだ。

グメンニク
4S 3A-2T-2Lo 3S 3A 3Lz-3Lo 2F 3Lz so
しれっと4S組み込んで、クリーンな着氷を見せました。迫力がありましたね。後半に3-3を2本入れる鬼構成なので、跳ぶだけの体力と時間がないように思えます。ジュニア男子も演技時間短縮の影響を受けていますね。

ゴゴレフ
4Lz fall 4T 4S-2T 3A-3T 3A 3Lz-1Eu-3S 3Lo
衣装指紋柄て。カナダでのジュニアグランプリではゴゼンレフになっていましたが、今日はゴゴレフでした。4Lzは回転不足で転倒して、4S-3Tのセカンドが2Tになりました。それでもTESでぶっちぎっています。加点を得られるジャンプが多かったです。この映画のシャーロック・ホームズはカンフー映画ばりにアクロバティックなので、最後まで体力を切らさないことが重要です。彼はそれができていました。表彰台確定でカナダ連盟救われたな。

プルキネン
3Lz shaky-1Eu-3S hd 3A 3Lo fall 3A-2T 1F 3F-2T 3Lz fall
ミスって取り返してミスって取り返してミスって取り返してミスって終わった・・・。3Fが抜けたので、咄嗟に2Aを3F-2Tに変更する機転を見せるなど、食らいついたのですけどね。さすがにここまでミスが多いとTESが伸びません。彼のよくない時のスピンも続きましたし、気負ってしまったでしょうか。全米には彼の男らしい演技と表現が戻ってきますように。

インタビューに答えるゴゴレフさん声変わりしてない。挙動が普通の中学生。ということで、ゴゴレフは補欠からの優勝となりました。カナダの救世主です。カナダ連盟はハムの詰め合わせでも贈っておきましょう。かわいい生き物で表彰台独占となりました。いろんな国の選手がいて、それぞれの持ち味があって、男子シングルの未来は明るい。
2018
12.07

ジュニアグランプリファイナル 1日目 アイスダンスRD・男子SP・ペアSP・女子SP

西海岸開催 is 神。

アイスダンスRD
1 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO(ロシア)67.73
2 Arina USHAKOVA / Maxim NEKRASOV(ロシア)67.49
3 Elizaveta KHUDAIBERDIEVA / Nikita NAZAROV(ロシア)66.29
4 Marjorie LAJOIE / Zachary LAGHA(カナダ)66.25
5 Avonley NGUYEN / Vadym KOLESNIK(アメリカ)63.73
6 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA(ジョージア)57.51

配信環境がひどい。

カザレビ
ツイズルはきれいに決まりました。パターンダンス1で男性がスタンブルしました。ジャッジの前でかなり目立つ形でした。選曲的にはもう少しスピードがほしいところですね。

フダナザ
ミッドラインステップのカーブの深さと女性のポジションの決め方がかっこいいです。そこからのツイズルというのもいいですね。徐々に男女の距離が開いてしまったことだけが残念です。編曲はただのベストオブプルシェンコです。シェンコが顔を見せてくる。

ニュエコレ
カザレビと曲は同じです。宮原知子さんを前にして、アメリカの宮原知子さんの演技。すごくラインの美しいカップルですし、絡み合う2人の動きがたまらんです。男性の衣装は胸元開いたスコット・モイアさん。スコット風味供給過多。スコットの真似は衣装ではなくスケーティングにして?

チェンコメンコ
男の黒スケ衣装なんてありきたり、俺は赤スケでいくぜ。という素晴らしい心がけです。徳を積めますね。冒頭からかなり飛ばしています。男性の合わせて作っているせいか、女性がスタンブルでもすれば、あっという間に置いていかれて演技が崩壊するでしょうね。ロボドロのジュニア最終期と同じで、それぐらいの高難度プロでリスク冒さないと勝てないという考えなのでしょう。後半はパターンダンスとリフトを曲調に合わせて少し落ち着かせた構成に。男性の凛とした姿勢が素敵です。

ラジュラガ
大柄なロシアの民に囲まれると一際小柄ですが、パワーがありました。特に女性のスケーティングのパワフルさには目を奪われましたね。カナダ開催だからか、すごい気合いでした。空回りしてスタンブルするんじゃないかとハラハラしました。いつもより深めにエッジ倒しておりまーす!いつもより高めに足上げておりまーす!というようなキレ方。グルグルしすぎなローテーショナルリフトで盛り上げてフィニッシュ。TESの取りこぼしが痛かったです。

ウシャネク
デビュー時が超イロモノだっただけに、スケーティングの評価が上がるのを見ると感慨深いものがあります。ツイズルの2人の距離が遠のいたり近づいたり忙しく、全体的にバタついてまとまりのない感じはしましたかね。忙しい構成ではあるのですが、もっとかっこよくまとめるカップルですし。順位を見て残念そうにしていました。

上位3組にロシアロシアロシアです。カナダの試合でロシアがトップ3独占するとは。ラジュラガは僅差ですし、PCSも出ていますし逆転は十分可能です。チェンコメンコがすごくよかったので1位は納得です。皆さんパターンダンス2の取りこぼしが多く、とても苦労していました。パターン2の1つ目のキーポイントは誰もYesをもらっていないのです。ニュエコレは悪くはないのですが、ちょっと薄いかなあ。

男子SP
1 Camden PULKINEN(アメリカ)80.31
2 Stephen GOGOLEV(カナダ)78.82
3 Petr GUMENNIK(ロシア)76.16
4 Koshiro SHIMADA(日本)73.97
5 Adam SIAO HIM FA(フランス)66.48
6 Tomoki HIWATASHI(アメリカ)62.48

アイスダンスの時最悪だった音声が改善されました。

グメンニク
3A 3F 3Lz-3Lo
3Aと3Lz-3Loは完璧なジャンプではありません。彼ならもっといいものができるはずです。1番滑走としてはやれることはやりました。ズンドコビートが入るので、ステップシークエンスの後半部分でもう少し弾けてくれればと思います。ちょっときれいすぎるというか、いい意味での無鉄砲なジュニアらしさも見てみたいのです。心配しなくてもグメンニクは将来伸びますよ。カロリーナに顔似てますし。

ゴゴレフ
3Lz-3T 3F 3A
トルガシェフの棄権で繰り上げ出場です。北米のロシア系から北米のロシア系へ。ジャンプが非常に安定していました。全く問題はありません。JGPSの時よりもよかったです。表情や表現はまだジュニアっぽいですね。体を大きく使おうとしているところがいいです。繰り上がりから母国開催で優勝したら盛り上がるでしょうね。繰り上がりからのJGPF優勝はアレウィンがついこの間やったばかりです。

島田
3A so 3F 3Lz-3T
日本人の彼が6人中最も高身長です。3Aこそステップアウトしましたが、トランジションでの加速が自然で魅せ方が上手かったです。前2人が淡白めなので、パッション系の演技は余計に鮮やかに映りました。背中のティッシュ口は黒。ブラックホールティッシュ口。素人が近づくと吸い込まれますよ。

プルキネン
3Lz-3T 3A 3F td
ジュニアラストイヤーなのでめっちゃ大人です。今日もめっちゃ失敗しそうにクリーンな3A決めました。フェンスに激突しそうに踏み切るのにバシッと入るんだよなあ。3Fで足ついちゃうところがプルキネン。キャメルスピンは安定の不安定でした。きれいに回転しそうなのにいざキャメルポジションに入るとスピードがガクンと落ちます。それでも昔よりはかなりいいです。ステップシークエンスの前半部分は深いカーブを描き、あえて移動距離を少なくし、後半部分で思いが決壊するようにドワーーーと滑る構成が素敵です。表現面では抜けていました。さすが大人。

アダム
3A ot 3Lz-3T shaky 3F so
ジュベール先生の因縁の地バンクーバー(会場は違う)に連れてききましたが、ジャンプは3本ともクリーンに決まらなかったです。フランス男子がバンクーバーでいい演技をするのは難しいようです。モロモロしいステップシークエンスですが、彼にはモロゾフプロ合っていると思います。

樋渡
1A 3F 3Lz-2T
3Aが抜けてしまいました。カナディアンはカナディアンにならなかったのに、ジャパニーズアメリカンがカナディアンアクセルに。マイケル・ブーブレがカナダ人だから音源のせいでカナダとしてカウントされたんだ・・・。スピンの回転軸が移動せず美しい回転を見せました。

表彰台争いは4人に絞られたとみていいでしょう。島田はスイス拠点で、2週間ごとに試合があるのは厳しいですね。あと全日本もありますし。日本ジュニア勢では唯一のJGPF進出者なので、LPもがんばってほしいです。

ペアSP
1 Polina KOSTIUKOVICH / Dmitrii IALIN(ロシア)66.84
2 Apollinariia PANFILOVA / Dmitry RYLOV(ロシア)66.44
3 Anastasia MISHINA / Aleksandr GALLIAMOV(ロシア)64.37
4 Kseniia AKHANTEVA / Valerii KOLESOV(ロシア)62.04
5 Anastasia POLUIANOVA / Dmitry SOPOT(ロシア)59.28
6 Sarah FENG / TJ NYMAN(アメリカ)49.82

規定要素ガチガチなので、エレメンツの順番が違うだけで要素みんな一緒。

ペアにはメーガン・デュハメル解説員(声ガラガラ)が登場。

アハコレ
3Tw 3STh 2A
先生が蝶ネクタイ付けてこのままパーティーに出席しそうな勢い。トランコフといいリンクサイドで蝶ネクタイは笑う。スローサルコウの飛距離は申し分ないです。2Aは女性の回転が足りませんでした。バックアウトデススパイラルはシニアですらレベルBになることもしばしばありますが、彼らはレベル4で加点もドッサリです。これは武器になります。ステップシークエンスのユニゾンが合わず、ステップまでの浮遊感が失われて尻切れトンボになってしまったかなと。

フェンナイ
3Tw fall 2A 3STh so
ツイスト降りる際に転倒しました。2Aはなんとか着氷しましたが、スローサルコウステップアウトでソロスピンは回転が合っている箇所がほとんどなかったです。PCSを取れるペアなので、ロシアペア1組2組食える可能性もありました。ロシアジュニア選手権へのゲスト参加は大変だ。

ミシガリ
3Tw 3STh 2A
2Aは2人とも同じような詰まった着氷になりました。メーガン解説員にも「ソロジャンプ同じになっとるやんけ」と言われていました。ボイコズよりも少し年上なので、シニアに出場していてもおかしくないペアですし、ロシア選手権でトップ3に入ってもおかしくないです。今シーズンの「何でジュニアにおるんや」枠。完璧ではないですが、首位に立つには十分な演技でした。ジャンプの助走が短いので要素やってる感ないのがいいです。

第2グループの男性が全員ドミトリーなので、メーガンに「3ドミドリーズ」と突っ込まれていました。

パンリロ
3Tw 2A 3STh
今週のアイプッタ担当。アイプッタに乗せて投げ技・ジャンプはポンポコ成功させました。デススパイラルで終わると見せかけて最後にスウィングを滑ります。アイプッタで通すには、まだ幼さが見えてしまうので、こういった編曲は正解だと思います。先生が襟がフワフワの素敵な豹柄上着をお召しになっていました。これが伝統的なロシア人ですよ。ったくエテリときたら・・・。

ポルスポ
2A 3Tw 3STh
すっかり犬のマサル氏に勝枠を奪われてしまった勝氏。僕の勝はずっとドミトリー・勝・ソポトだよ。スローサルコウの着氷の流れがよかったです。6分練習の時はさらにきれいな流れだったので、もっといいものが降りられるはずです。男性の動きが非常に洗練されまして、とても美しくなりました。こういった筋肉質な男性がエレガントな動きをするのがいいんです。

コスイア
3Tw 2A 3STh
ツイストのキャッチに余裕がありました。ふわっ。非常にいい演技でした。特にステップシークエンスですよ!女性が若いペアが多いので、男女のスケーティングスキルの差が露骨に目立ってしまうケースが多いです。この組は男女の技術のバランスがよくて、激しい曲調にも拘わらず女性がしっかり表現しながら滑っていられます。ユニゾンもよかったです。ソロスピンは接触しそうな距離で、タイミングもよかったです。最終滑走で質の高い演技を見せました。トゥームレイダーの曲です。トゥームレイダーをネイティブな発音で言う遊び楽しいからオススメ。Tomb raider!

以上、ロシアジュニア選手権&ゲスト1組の模様をお送りしました。

女子SP
1 Alena KOSTORNAIA(ロシア)76.32
2 Alexandra TRUSOVA(ロシア)74.43
3 Alena KANYSHEVA(ロシア)68.66
4 Yelim KIM(韓国)62.51
5 Anastasia TARAKANOVA(ロシア)61.78
6 Anna SHCHERBAKOVA(ロシア)56.26

タラカノワ
3F shaky 2A 3Lz-3T
肩出し衣装になりました。身長がドンドン伸びているように見えます。見栄えがよくなる分、ジャンプが不安定になります。セカンドジャンプの回転が足りていないです。女子は難しいなあ。

シェルバコワ
2A fall 3F 3Lz so
ステップアウトとコンボなし・・・これは痛いです。緊張が演技に出てしまいましたね。ジャンプ前のトランジションも多いので、気持ちを立て直す時間もなさそう。エテリのコートのフワフワ控えめ。コートのチョイス失格。

カニシェワ
2A 3F 3Lz-3T
今週のお月さまプロ担当。海老蔵、蛯原友里に並ぶ世界三大甲殻類ネーム。ジャンプがきれいに入りました。レイバックスピンがトランべリングしたのはもったいないです。スピンはきれいだったので、相殺されてGOEが少なくなってしまいます。シーズンベストが出て満足の様子です。カニシェワはLPの冬のお姫様が麗しいから!あっちが本領発揮だから!

イェリム
3Lz-3T hd 2A 3F
GOEのプラスをドカ盛りできる3Lz-3Tで手を付きました。3Tは回転が足りていません。カウンターからの2A、そして3Fはクリーンに決まりました。トランジションカツカツのロシア勢が続く中、清涼剤のような爽やかな演技でした。最後のシットスピン素晴らしかったです。ポジションと軸のブレなさよ。

トゥルソワ
2A 3F 3Lz-3Lo
黄色いキルビルらしい衣装から新しい黒衣装に。背中には赤い龍が描いてあります。中学生の私服かな?ほんの少し3Lz-3Loの流れが止まったのと、クリムキンイーグルからの流れでレイバックスピンに入ろうとした際に少しバランスを崩したぐらいで、完成度の高い演技でした。

コストルナヤ
2A 3F 3Lz-3T
この構成では完璧と言っていい出来ではないでしょうか。女子ジュニアの最高到達地点の演技です。ジャンプ、スピン、ステップシークエンス全てのエレメンツが研ぎ澄まされていましたし、全て+3以上という質でした。エテリチームのフリーレッグ曲がりっぱなしという共通課題にしても、適所で前にサイドに伸ばしてバタバタして見えないように工夫しています。鳥というか風使いですね。世界選手権メダリスト並みのスコアが出ました。

完成度モンスターが勝つのか、クワドモンスターが勝つのか。正解は・・・・・明後日!以上ロシアジュニア選手権 with 韓国人ゲストの模様をお送りしました。
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