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2022
11.06

フランスグランプリ 2日目 女子リザルト・アイスダンスリザルト・男子リザルト・ペアリザルト

今日も元気にクソカメラワーク。

女子LP
1 Loena HENDRICKX(ベルギー)143.59
2 Haein LEE(韓国)130.72
3 Rion SUMIYOSHI(日本)130.24 PB
4 Yelim KIM(韓国)125.83
5 Audrey SHIN(アメリカ)119.66
6 Rino MATSUIKE(日本)118.84
7 Mae Berenice MEITE(フランス)116.84
8 Mana KAWABE(日本)113.67
9 Lea SERNA(フランス)105.26
10 Olga MIKUTINA(オーストリア)103.99
11 Lindsay van ZUNDERT(オランダ)98.98
12 Maia MAZZARA(フランス)94.80

女子リザルト
1 Loena HENDRICKX(ベルギー)216.34
2 Yelim KIM(韓国)194.76
3 Rion SUMIYOSHI(日本)194.34 PB
4 Haein LEE(韓国)193.49
5 Audrey SHIN(アメリカ)183.93
6 Mana KAWABE(日本)182.50
7 Rino MATSUIKE(日本)176.52
8 Mae Berenice MEITE(フランス)175.68
9 Lea SERNA(フランス)167.89
10 Olga MIKUTINA(オーストリア)159.99
11 Lindsay van ZUNDERT(オランダ)154.09
12 Maia MAZZARA(フランス)140.85

マザッラ
3F-2T 2A 3Lze-2T so 3Lo 3Lzeq fall 3F shaky 3T+2A-2Lo<< so
前半はよかったんですけども、フライングシットスピンの入りを失敗したあたりから怪しくなって、ジャンプを失敗する度に勢いが落ちていきました。

ズンデルト
2Lz 3Fq so 3Lo ot 2A 1Lz 3Lo+2A 3S-2T-2Lo
得点源の3Lzが両方抜けました。小さなスタンブルが出るなど、後半の滑りが荒くて苦しそうでしたけど、最後のスピン2つは乱れることはなかったです。プログラムの雰囲気を悪くしないようにコントロールできたことに好印象。パイレーツオブカリビアンだから推進力ある滑りを見せられるに越したことはありませんけどね。

ミクティナ
3Lz-2T 3Lo 1Lz-1Eu-3S 2Aq 2F 3Sq fall 2A< shaky
一番の魅力はジャンプだったけど、そのジャンプが安定しなくなり、演技も平面的で見ごたえが薄かったかなあと。

松生
3F 3Lz! 2A 2A 3Lz!<-2T shaky 3S-1T 1Lo-2T
前半は本当に素晴らしかった。僕の葬式で滑ってほしいぐらいに静謐な美しさを湛えていました。後半は最初からコンビネーション3本の予定でしたが、ここが入らなかったです。しかしながらコンビネーション3本をやろうという気概は見せてくれました。1Tの点数で順位が変わることありますから大事です。コレオシークエンスは評価が低かったです。イナバウアーとスパイラル1つだけはシンプルすぎるよなー。

メイテ
2A-3T 3Lz shaky 3F 3Loq shaky 3T-1Eu-2S 3Lz-2T 2A
ギリギリの着氷のものばかりではありますが、ほぼ予定通りにジャンプを入れられました。前半の時点でスピードがまったくなかったですけれど、そこから3本ジャンプを降りられる不思議。速報からほとんどTESは動かず、キスクラではマグリさんと2人で大喜びしていました。

セルナ
3F so 3T-2T 3Tq hd 3S< fall 2A 3Lz!+2A-2T 3Lz!q fall
公式はここまで音源を直接流す意味不明進行でしたが、セルナの演技中に音が直りました。今大会はとことん仕事できずに終わるかと思いました。いつもは前半に基礎点の高いジャンプを決めて、後半で軸が迷子になってバテて終わるのが定番です。今回は3Lzを2本とも後ろに持ってきました。そして次々と失敗しました。一番クリーンだったのは難しい3Lz+2A-2Tのコンボでした。メイテに1番手奪い返されるぞ。

ヘイン
2A-3T 3Lz-3Tq 3Lo 3S 3Lz ot-2T-2Lo 3F< fall 2A
オペラ座の怪人で紫衣装といえばグレイシー・ゴールドさん。いい衣装だったよなあ。コレオシークエンスでめちゃめちゃ体力使って、露骨にバテた状態で3連続に入っていきました。最後ステップシークエンスで再び元気に滑っていました。元気ではあるのですが、情景はあまり見えてこないです。他の韓国女子に比べて表現あっさりだからなー。

住吉
4T fall 3Lo 3F-3T< 3Lz 2A-3T 3Fq so 3S ot-2T-2Lo
リンクサイドに上がる際に、先生に「(4T)回ったのに」と言っていました。降りるところ見たい。滑りはいいので、あとは細かいところですね。ステップシークエンスの状態の振付がぶつ切りになっているし、抽象的で何を見せたいのか分かりにくいです。選曲的にも絶対に滑らかに、しなやかにというのは意識しなければならない部分ですし、シームレスな演技目指してがんばってほしいです。

オードリー
3Lz-3Tq 1F 3S< shaky 2A 3Lz< fall 3T+2A 3Lo-2T-2Lo
アメリカ女子的保守的選曲。ケリガンスパイラルを2度も入れて「ワシはアメリカ人やーーーーー!!!」をこれでもかとアピールしていました。実際にスパイラルはきれいでした。きれいの向こう側にある、彼女ならではのカラーが見つかるといいな。

河辺
2A 3Lz!-3T< fall 2A 3Loq fall 3S-3T< df 3Lz! 3Fq shaky
表彰台のチャンスでしたし、昨シーズンの終盤よりキレがあって持ち直せたと思ったのですけども。ハベドノが昨シーズンのFDで使っていた曲なので、ハベドノが表現を見事に補完してくれました。挑戦的なプログラムだけど、シニアのスケーターとして羽ばたくには必要な試練でしょう。

イェリム
3Lz fall 2A 3Lo 3F 3F+2A 3Lz!-2T-2Lo 3Sq fall
転倒で始まり転倒で終わる7本のジャンプ。後半の3連続決めたときは、ここから終盤に向けて盛り上がっていくぞーーー!!!のところだっただけに、転倒からのスタミナ切れで動きが極端に悪くなって、曲の壮大さに呑まれてしまったのが残念。LPだけだと暫定3位だったので表彰台諦めてたら、総合得点で1位となって驚いたのかわいかった。

ルナヘン
3Lz!-3T 2A 3F 2A 3Lz!-2T 3F-2T-2Lo 3S
今日は23歳の誕生日らしく、しっかりジャンプを降りてきました。ジャンプをしっかり降りました!という感想です。彼女ならではの個性であるとか、氷をガシガシ掴んでいく滑りは見られなかったです。シーズン後半に向けて徐々に上げていくはずです。順位が発表されて、メイテからケーキをプレゼントされました。

今日の甘めのテクニカルパネルに回転不足判定されたジャンプは、他の大会だと間違いなく刺されます。改善しなくては。

アイスダンスFD
1 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)124.43
2 Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SOERENSEN(カナダ)119.55
3 Evgeniia LOPAREVA / Geoffrey BRISSAUD(フランス)113.98
4 Loicia DEMOUGEOT / Theo le MERCIER(フランス)109.00 PB
5 Juulia TURKKILA / Matthias VERSLUIS(フィンランド)108.63
6 Eva PATE / Logan BYE(アメリカ)104.57
7 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA(ジョージア)104.21
8 Katarina WOLFKOSTIN / Jeffrey CHEN(アメリカ)100.71
9 Marie DUPAYAGE / Thomas NABAIS(フランス)97.45
10 Molly LANAGHAN / Dmitre RAZGULAJEVS(カナダ)92.94

アイスダンスリザルト
1 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)207.95
2 Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SOERENSEN(カナダ)201.93
3 Evgeniia LOPAREVA / Geoffrey BRISSAUD(フランス)187.15
4 Loicia DEMOUGEOT / Theo le MERCIER(フランス)179.76 PB
5 Eva PATE / Logan BYE(アメリカ)174.03
6 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA(ジョージア)173.05
7 Juulia TURKKILA / Matthias VERSLUIS(フィンランド)172.48
8 Katarina WOLFKOSTIN / Jeffrey CHEN(アメリカ)164.89
9 Marie DUPAYAGE / Thomas NABAIS(フランス)161.09
10 Molly LANAGHAN / Dmitre RAZGULAJEVS(カナダ)153.72

ラナラザ
ミックマックのプログラムをフランスの大会で滑れてよかったですね。コミカルなプログラムのため、RDよりは滑らないことが気になりにくいです。気にならないわけではないです。前傾姿勢で回転するコレオツイズルは、いかにもキャロル先生チームだなという振付でした。お手振りを加えたかわいらしいストレートラインリフトも見どころです。

デュパナバ
2人ともイーグルしてからの高速ステーショナリーリフトは目を引きます。超低い位置での男性のイーグル姿勢でのコレオスライドはインパクトありました。ダンススピンで工夫しすぎて加点全然取れないところは、カリーヌ門下してるなあと。

トゥルヴェル
前屈しながら上げる不思議なストレートラインリフト、コレオジャンプ、コンビネーションリフト、すべてにおいて女性の脚の美しさが活きている。最後は女性が男性の背中におんぶの状態になって羽ばたくコレオリフトで演技が終わりました。シューベルトの4つの即興曲第3番に乗っての演技。ズンドコピロピロいわせた変な音楽ばかり聴くから心が洗われる。浄化浄化。

カレン弟組
トゥルヴェルが突き進むクラシカル路線の後の演技だと、何を見せたいのか、どこを一番アピールしたいのか分からないです。ポップスで楽しそうに滑っていたなーーーという感じ。

カザレビ
ミッドラインステップは女性→男性の順にフリーレッグを思い切り振り上げて、ダイナミックなエレメンツの始まりを予感させます。実際は最初だけすごくてスピードが落ちていくのですが、ここをディープエッジで滑れたらかっこいいでしょうね。ジュニアとシニア掛け持ちしていたイケイケのときの調子ではなさそうだなー。

ペイバイ
若さ溢れるリバーダンスでした。最初のコンビネーションリフトのストレートラインで、女性が男性のふくらはぎにしがみつく姿勢がすごかった。あんなことをやろうと思うことがすごい。コレオステップはリバーダンスのステップを踏むためにあるようなエレメンツですね。4分間を通して、2人の動きが揃っている部分がほとんどなかったので、同調性を高めてプログラムの魅力を発揮してほしいです。観客ウケは間違いなくいいですからね。

ロイシャテオ
TESカウンターによると結構レベルを取れていて驚きました。レベル無視の帝王なのに。解説がこのプログラムの振付はブノワ・リショーと言っていたので、レベル取りやすくなっているのかもですね。彼って元々アイスダンサーですし。個性を貫き続けて、今シーズンようやくブレイクかな?

ロパブリ
ロイシャテオが追いついたかなと思いきや、グーンと引き離す演技でした。推進力が全然違ったわ。ワンフットターンで近づいて滑っていたので、ぶつかりそうで女性がグラついてヒヤヒヤしました。最後のコレオエレメンツたちは曲負けしてあんまり印象に残らないかなと。

フルソレ
エリーゼのためにがカットインして戸惑う。スケート界ではベートーヴェンの曲は好き勝手いじっていいことになっているに違いない。なんでフラメンコに入ってくるんだよ。エリーゼ追いかけてスペインまで来たのかよ。超編曲で意味分からんけど、今のところ前滑ったフラメンコは超えてないぞ!

ギニャファブ
高速スピンから華々しくスタート。そんな華やかなプログラムではないですけどね。台詞で「私の愛は決して死なない」ってずっと言っていました。そう唱え続けて、2人に困難が訪れて、最終的にまた「私の愛は決して死なない」と唱えて唇を重ねるという結末。これは困難の末に2人の結束が勝利したと考えるのか、それとも想像の世界で結ばれたと解釈するのか。後者はつぐないのプログラムが似たような世界観だったから、前者かな?最後は、これからも待ち受ける困難に立ち向かっていく決意の口づけみたいなね。

ユーロは挑戦的なギニャファブが勝つのか、バッチバチにハマったプロのフィアギブが勝つのか。

男子LP
1 Adam SIAO HIM FA(フランス)180.98 PB
2 Sihyeong LEE(韓国)166.08 PB
3 Sota YAMAMOTO(日本)165.48 PB
4 Kazuki TOMONO(日本)159.31
5 Luc ECONOMIDES(フランス)152.41 PB
6 Nika EGADZE(ジョージア)150.96
7 Lukas BRITSCHGI(スイス)148.61
8 Ivan SHMURATKO(ウクライナ)144.13
9 Landry le MAY(フランス)142.52 PB
10 Wesley CHIU(カナダ)142.00
11 Mihhail SELEVKO(エストニア)133.52

男子リザルト
1 Adam SIAO HIM FA(フランス)268.98 PB
2 Sota YAMAMOTO(日本)257.90 PB
3 Kazuki TOMONO(日本)248.77
4 Sihyeong LEE(韓国)242.62 PB
5 Nika EGADZE(ジョージア)233.40 PB
6 Luc ECONOMIDES(フランス)229.64 PB
7 Lukas BRITSCHGI(スイス)222.86
8 Ivan SHMURATKO(ウクライナ)220.08
9 Mihhail SELEVKO(エストニア)212.92
10 Wesley CHIU(カナダ)209.95
11 Landry le MAY(フランス)203.39
WD Sena MIYAKE(日本)

三宅は棄権となりました。SP後のインタビューで体調が万全ではないことを語っていたので、無理に滑って怪我をするよりは懸命な判断です。お大事に。

ルメイ
3A-2T 4T 3A 3F-1Eu-3S 3Lz 3T-3Tq shaky 3Lo
滑って跳んでの演技ではあったけれど、構成を予定通りに完遂できました。少々シェイキーなランディングもあるけれど、体力が削られない状態で、なかなか荒々しい滑りだったので、元々こういうものなのだよ。これを味と捉えるしかない。捉えるしかないのだ。

ウェスリー
3Lo 3F! 4T-3T so 3A-2T 4T fall 3A 3Lz-1Eu-3S so
4Tは決まらないが3Aは決まる。非カナダを突き進む男。松生といい、ネッラ・ファンタジア滑ると後半のジャンプを失敗してしまう日なのだろうか。

ブリチギー
4T shaky 4T 3A-2T 3Lo so 3A 3F!-1Eu-2S 3Lz
1本目の4Tはコンビネーションにする際に足が引っ掛かりました。2本目の4Tはクリーンなのにコンボにしなかったために+REP扱いになりました。3Aは2本入ったし、彼としてはいい方の出来だったかと。

シュムラトコ
4S<< fall 3A 3A-2T 3Lo 3F-1Eu-2S 3Lz-2T 3Lz
まだ滑りは戻せてはいないものの、4Sを除いて着実にジャンプを決めていきました。SPと同じく、こちらも反戦のメッセージを込めたプログラムになっています。プレゼンテーションの評価が高いのは、考えさせられることがあったという証拠ですね。

シヒョン
4T 3Lz-3T 3Aq 3S 3A-3T 3F+2A+2A 3Lo
ぜーーーーーーんぶタノって成功しました。タノクワドは迫力がありますが、シークエンス全部でやるとやり過ぎ感があります。タノるよりも小気味よくポンポンと入れてほしい。プログラムはそこはかとなく印象が薄いけど、これだけジャンプが決まれば気持ちいいです。

エコノミデス
2A 3A 3Lz! 3Lo 3A-1Eu-3S 3F-3T hd 3Lz-2T
ものすごくフローラン・アモディオさんでした。そしてリンクサイドのフローラン・アモディオさんはものすごくニコライ・モロゾフさんでした。継承される意思……。腕のぶん回し方も、観客の煽り方も、取って付けたようなコンビネーションも、気分が乗って雑になるところも、謎の曲組み合わせるところも、すべてアモっておりました。

セレフコ
3F-3T 4T shaky 4Sq fall 3Lz hd 2S-2T 3A-1Eu-1S 2Lo
3クワドの構成ですが不発に終わりました。中盤のコレオシークエンスは長い腕を広げて、静かな曲を邪魔しないようにしなやかに演じていました。最後のスピンまで、指先まで丁寧に表現をしていました。ジャンプさえ決まればなあ。

エガドゼ
4T-3T 4S 4T fall 3Lo shaky 3A fall 3F-1Eu-3S 3Lz+2A
コンボ使い切ってえらいです。ジャンプの選手なので、ジャンプを決めないとPCSも伸びてきません。それでもかなり高めに出た気がします。彼個人攻撃ではなく、他選手との比較でこれだけ出る理由がよく分からない。4回転の本数に引っ張られていないか?PCSの項目減らしてジャッジの負担減らすと言いつつ、結局変わってなくないか?

アダム
3Lz 4T-2T 3A 4S 4T-1Eu-3S so 3Lo-3T 3F
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおコケないいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?!?!?!?!?コンボ3本使い切ってる!?!?!?!?!?普段は見られないことが同時に起こってしまった。しかも数々のフランスのエースが散っていったGPSのフランス大会でですよ?世界選手権だからか、日本語での謎の数字のカウントの台詞入りプロでした。おもしろすぎる。

友野
4T-2T 4S hd 4T so 3Lo shaky 3A-1Eu-3Sq 3F ot-2T 1A
「これが今の実力」と自分を客観視しているようです。友野はどんどん上げていく男なんで。タキシードでこうもり滑るなんて間違いないプログラム。ズンドコビートプロより全然いいよ!ああ……見える、全日本で4回転3本完璧に決めて、リンクを笑顔で駆け回る友野の姿が……。

草太
4S fall 4T-3T 4T 3A-1Eu-3S 1A 3F-3T 3Lz!
優勝のチャンスでしたが、4Sで転倒、3Aが抜けてしまったことが大きな痛手となりました。繰り返しのジャンプとして3Tを2回使うのは素晴らしい計算力でした。ジャンプの助走が長いので、クリーンに降りないと印象に残らないプログラムになってしまいます。1発の失敗のデメリットがトップ3の他の2人より大きいです。昨シーズンの大技跳んでも回転ギリギリで危うい状態からは脱したようで一安心。まだまだここからですよ。

トップ3の派遣先全員NHK杯で、昌磨もジュンファンもリッツォもいるから壮絶な潰し合いになりますね。

ペアLP
1 Deanna STELLATO-DUDEK / Maxime DESCHAMPS(カナダ)121.51
2 Annika HOCKE / Robert KUNKEL(ドイツ)119.62 PB
3 Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)115.87 PB
4 Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI(イタリア)113.79
5 Maria MOKHOVA / Ivan MOKHOV(アメリカ)107.39 PB
6 Karina SAFINA / Luka BERULAVA(ジョージア)100.89
7 Oceane PIEGAD / Denys STREKALIN(フランス)94.58 PB

ペアリザルト
1 Deanna STELLATO-DUDEK / Maxime DESCHAMPS(カナダ)185.84
2 Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)179.85 PB
3 Annika HOCKE / Robert KUNKEL(ドイツ)179.73
4 Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI(イタリア)174.72
5 Karina SAFINA / Luka BERULAVA(ジョージア)162.44
6 Maria MOKHOVA / Ivan MOKHOV(アメリカ)162.16 PB
7 Oceane PIEGAD / Denys STREKALIN(フランス)144.71 PB

モホフズ
3Tw 3Sq fall 3TTh 3STh 3T
襦袢警察としては、女性の肌の色と合っていないのが気になる。肌の色と衣装をきっちり分けたいタイプなのかな。スローサルコウめっちゃ失敗しそうな投げ方と回転で成功して脳がバグった。このぐらいの順位のペアにしては、デススパイラルの回転速度がまったく落ちずに安定していて上手かったです。選曲がテーマなので、四肢を伸ばすところ伸ばして華やかに演じればさらに評価も高まると思います。コレオシークエンスで評価が低いジャッジの気持ちも分かります。

ホッケクン
3Tw 3S+2A so 2T 3FTh 3LoTh df
ステップアウトと両足着氷が1つずつありますが、流れがほとんど途切れない、いい出来だったと思います。ここにきてペアエレメンツの怖さがなくなって、まとまりが出てきました。天までフリーレッグ串刺しリフトも、グループ3リフトも男性の安定感があって、女性の空中姿勢もきれいでした。ドイツ一番手争い一歩リード。

ギラアン
3Tw 2S so 2A<< df 3LoTh shaky 3LzTh
カペラノのセビリアの理髪師を思い出します。振付師の欄にはカペラノの名前もありますので。プログラムの中盤のあたりの音楽で脳内でツイズルしてるわ。序盤のジャンプミスによる演技の停滞を後半のリフトでカバーしました。

サフィベル
3Tw 2T-2T-2T 1S 3LoTh fall 3STh fall
エテリ帝国は選曲の幅が狭すぎる。マリー帝国はもっとがんばってるぞ。演技を終えて女性が辛そうにしていましたが、やはり膝が痛むのでしょうか。ソロジャンプは2本とも女性が抜けましたし、両足着氷のスローサルコウを堪えられないです。最後はペアスピンの出で転倒してタイムバイオレーションまで取られました。ユーロを獲るチャンスのシーズンですし、くれぐれも無理はしないでもらいたいです。

コバリョフズ
3Tw 3T-2T shaky 2S 3FTh hd 3STh
3T-2Tはフェンスに近くなったけどまとめました。2Sは予定通りです。解説聞いてると、英語でも意図的な(intentional)2Sみたいな表現すると分かった。インテンショナル2Sだとかっこいいエレメンツに聞こえる。最後から2番目のエレメンツがスローサルコウでしっかり決めて、観客煽ってリフトしてフィニッシュ。組んで9シーズン目で結果出てよかったなあ。ベテランが報われるのは嬉しい。

ステデシ
3Tw 3T-2T 3FTh hd 2S 3LoTh fall
戦に励んでいそうなクレオパトラ、恋愛にはうつつを抜かさなさそうなクレオパトラ。ガッツリ横向きのデススパイラルは好みが分かれそう。入りも含めて独創的と捉えるか、スタンダードに行くべきか。スローループの転倒で、直後のコレオシークエンスの実施が中途半端になって加点が取りきれなかったです。グループ3リフトとペアスピンも時間に追われるようにフィニッシュ。時間キツキツに振付入れてると次々とエレメンツが入って楽しいけど、失敗したときのリスクは大きいです。優勝おめでとうございます。

優勝候補のサフィベルがまさかの5位に終わりました。サフィベルはシメフレともりくりゅうとも被らないので、最終戦で優勝すれば、他のペアの結果次第ではファイナルの可能性が残されています。膝がよくなって力を発揮してほしいです。

表彰式では安っぽいプラスティックの板ではなく(ガッカリ)、まともなメダルとTOKIOインカラミから美顔器が贈呈されました。もちろん国旗はデジタルです。これで3大会連続です。来週はデジタルなのかリアルなのか。
2022
11.05

フランスグランプリ 1日目 女子SP・アイスダンスRD・男子SP・ペアSP

驚きのクソカメラワークである。やる気が感じられない。

女子SP
1 Loena HENDRICKX(ベルギー)72.75
2 Yelim KIM(韓国)68.93
3 Mana KAWABE(日本)68.83
4 Audrey SHIN(アメリカ)64.27
5 Rion SUMIYOSHI(日本)64.10 PB
6 Haein LEE(韓国)62.77
7 Lea SERNA(フランス)62.63
8 Mae Berenice MEITE(フランス)58.84
9 Rino MATSUIKE(日本)57.68
10 Olga MIKUTINA(オーストリア)56.00
11 Lindsay van ZUNDERT(オランダ)55.11
12 Maia MAZZARA(フランス)46.05

メイテ
2A 3T-3T 3Loq
昨シーズンの欠場からここまで戻ってこられてよかった。まずはジャンプを降りるところからですからね。滑りはまだまだ戻りきっていないです。最後の肘スライディングフィニッシュはかっこいい。28歳のベテラン選手が怪我を経て3T-3Tまで戻してくるなんて信じられない。めっちゃ応援します。

住吉
2A 3F-3T 3Lz<< df
流れるような2A、3F-3Tも楽々でした。3Lzは前向き着氷になってしまいました。最後の2つのスピンの間のトランジションなんかは、エレガントな曲想を反映していて素敵でした。所作に関しては、まだ節々でワイルドさも香ってくるものの、洗練されつつありますね。

マザッラ
3T-3T fall 2A 3Lze fall
3T-3Tのセカンドで転倒となりました。トランジションでかっこいいバタフライを入れていますが、曲から遅れているタイミングで入れたので、さらに曲に遅れてバタついてしまった感じ。スピンのウィンドミル出で失敗がありました。レベル上げのために必要ではありますが、せっかくきれいなスピンを見せてもウィンドミルでぶち切られることが多いので、ルール変更として歓迎しかねる。

河辺
2A 3Lz-3T 3F
ジャンプをまとめました。ビリー・アイリッシュなんていけんのか?と思っていましたけど、思いのほかステップシークエンスが彼女にハマっていました。今シーズンの美穂子チームに入った河辺だからこそ滑れるのでしょうね。おそらく濱田チームだとこの路線には手を出さなかったでしょうし。

ズンデルト
3Lz-3T shaky 2A 3Lo
3Lzで勢いが落ちてもセカンドで攻めることを止めない。彼女の見所のバレエジャンプのトランジションの直後に転倒したのはもったいなかったです。直後のレイバックスピンのウィンドミル出も失敗してしまいました。

セルナ
2A 3T-3T so 3Lz
飛距離のある3Tでしたがファーストで詰まって、セカンドまできれいに流れが出せませんでした。いつもの彼女ならここで崩れてもおかしくありませんが、3Lzはクリーンに降りました。フラメンコのプログラムですが、男性の存在をまったく感じさせないチャキチャキとした表現を見せてくれました。1人で一心不乱に踊っているのだろう。

ミクティナ
2Lz-3T 2A 3Fq fall
昨シーズンと同じプログラムです。衣装はマンドリルの顔に見えるけど、よく見ると全然違うわ。遠目だとパーフェクトマンドリル。

松生
2A 3F fall 3Lz!-3T< fall
スケートアメリカを体調不良で棄権して、体力や筋力が落ちてしまったとのことで、ジャンプにも不安定さが見えました。体もいつもより細く見えます。体力なくてここまでギュンギュンに滑れるのが逆にすごい。今回はPCSがモリモリに出ているので、体調万全なときなら8.50ぐらいもらえていたかも。

オードリー
3T-3T 2A 3Lo<
3Lz-3Tは回避ですが、ジャンプを3本まとめてきました。前の滑走が松生だったので、滑らなく見えてしまいました。2回も転倒したのに滑らなく見せてしまう松生が恐ろしい。案の定スケーティングスキルの評価は低めですね。健康的なセクシーさのタンゴでした。お子様でも安心して観られるコンテンツである。

イェリム
3Lz-3T 2A 3F
3Lz-3Tはデカいというか長いというか。存在感がありますね。物悲しい曲調で、もっともっと滑っていけばさらに効果的に表現できると思うのですが。スケーティングは韓国女子の共通の課題ですね。イナバウアーは表情の使い方もいいし、トランジションのニースライド組み込み方も長身や腕の長さを活かした効果的なものでした。3項目でコンポジションが1番高いことに納得。

ヘイン
2A 3Lz!-3T Lo fall
3Loに入ろうとして転倒しました。足を傾けすぎてしまいましたかね。ひどいカメラワークだけど、ビジューでキラキラのお団子の飾りを見せてくれたことだけは評価する。

ルナヘン
3F 2A 3Lz!-3T
目に痛いグラデーション蛍光色。他のトップ選手もこれぐらい色味を攻めるべきですね。フリーレッグがきれいに伸びるし、バキバキ滑りながら長い手足使ってバキバキ踊るし清々しい演技でした。最終滑走でしっかり締めてくれました。PCSはもっと出るかと思いました。

回転足りてなさそうなジャンプが問題なしと判定されていて、判定はやや甘め。エッジエラーはしっかり取られています。PCSはスケアメ以上に大盤振る舞いなので、LPもいいスコアが出そうです。

アイスダンスRD
1 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)83.52
2 Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SOERENSEN(カナダ)82.38 PB
3 Evgeniia LOPAREVA / Geoffrey BRISSAUD(フランス)73.17
4 Loicia DEMOUGEOT / Theo le MERCIER(フランス)70.76 PB
5 Eva PATE / Logan BYE(アメリカ)69.46
6 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA(ジョージア)68.84
7 Katarina WOLFKOSTIN / Jeffrey CHEN(アメリカ)64.18
8 Juulia TURKKILA / Matthias VERSLUIS(フィンランド)63.85
9 Marie DUPAYAGE / Thomas NABAIS(フランス)63.64 PB
10 Molly LANAGHAN / Dmitre RAZGULAJEVS(カナダ)60.78

RDの男性の衣装がどいつもこいつも黒。もっと筋肉を見せるとかラテンっぽさを見せてほしいものです。

ラナラザ
風呂上りのヘアバンド!風呂上りに踊り出して街に飛び出して恋に落ちるってストーリーだな。うんそうだな。このレベルのカップルにしては珍しいサンバで終わらない、しっとりルンバで終わる構成でした。その点だけで加点したいです。あんまり滑っていないけれども。

カザレビ
男性は黒い衣装ですが、胸元にモジャモジャを大量にあしらっているので許されます。もじゃもじゃに埋もれるクロスのネックレスがポイントですね。アデルを珍妙なアレンジをルンバとして使っていました。誰がどこの需要でこんなの作ってるんだろう。世の中には自分の理解が及ばないことがたくさんあります。カザレビのハチャメチャ感が薄れたのはコーチが変わったからでしょうか。

デュパナバ
おーーー変な衣装だ。さすがカリーヌ先生。フリーダ滑ったら再利用できそう。ツイズルのアクセントの付け方で一発でカリーヌ門下だと分かります。サンバやルンバを滑っているとは思えない音楽だけど、最後だけサンバ要素を見せてきました。非常に謎の時間で楽しめました。

ペイバイ
女性はラテンダンサーの溌剌ではなくチアリーダーのそれだわ。姿勢がアイスダンサーとして美しく決まるわけじゃないけど、元気なチアリーダーだと思えばいい。ポーズとしてきれいに決まる部分がなくて、常にバタバタしているのでメリハリのついた演技になるといいですね。

ロイシャテオ
せわしなさの中にもパターンダンスタイプステップでゆったり滑って、彼らなりに後半に向けての波を作ろうという意識は見えてきました。気のせいかもしれないけど。コレオリズムシークエンスの最後のカメラワークがひどい。

カレン弟組
非常にスタンダードなラテンの選曲で、男性の技術を活かせないまま無難に時間が過ぎていきました。ペイバイぐらいの引っ掛かりがある方が演技として印象に残るんだよなあ。最後はローテーショナルリフトを上手く持ち上げられずに中途半端な回転で終わりました。コンポジションはもっと低いと思います。振付も構成もコーチ陣の責任が重い。

ロパブリ
この曲はリャザトカが滑っていましたね。トカチェンコさんがお腹壊してた年だ。ロシアから出た影響で個性を失ってしまったようです。でもスケーティングスキルは上がっているので一安心。滑る距離の近さもいい。ツイズル失敗してこれだけのスコア出せるようになって上出来です。

トゥルヴェル
散々ツイズルが苦手なことに言及してきましたが、今回は女性が転倒しました。男性の点数はもらえるので、男性も動揺せず回り続けないといけないので大変です。パターンダンスタイプステップでのスタンブルもあってもったいなかった。コレオリズムシークエンスは、ラテンダンスというテーマに対して誠実な振付でした。奇をてらっていないけど、決してつまらなくはない。

フルソレ
黒衣装ならこれぐらい筋肉を見せましょうというお手本。女性はドレスだけでなくピアスとアイシャドウまで緑で統一していて素敵です。レベルは取れていないけれど、スピードあるとレベル取れないことがよくあるのでプラスに捉えておきます。今シーズンはコンガを使うカップルが多すぎるので、そこは萎えるけど、これを求めていたというコレオリズムシークエンスで最高に盛り上げてくれました。フルソレが9点台のカップルになりました。デンマークの薄味時代を思うと感慨深い。

ギニャファブ
男性の衣装は黒だけどギラギラしていてかっこいい。ギニャファブ比でツイズルがスムーズに流れなかったです。年齢相応の大人の余裕を感じるし、2人らしいスピードを活かした溌剌とした表現も楽しめます。もっと完成度は高められる余地はあります。

ツイズルが決まらない日だったなあ。1位と2位が指定席状態で、3位をトゥルヴェルとロパブリが争う見通しでしたが、トゥルヴェルの出遅れでトップ3は確定的です。

男子SP
1 Sota YAMAMOTO(日本)92.42
2 Kazuki TOMONO(日本)89.46
3 Adam SIAO HIM FA(フランス)88.00
4 Nika EGADZE(ジョージア)82.44
5 Mihhail SELEVKO(エストニア)79.40
6 Luc ECONOMIDES(フランス)77.23 PB
7 Sihyeong LEE(韓国)76.54
8 Ivan SHMURATKO(ウクライナ)75.95
9 Lukas BRITSCHGI(スイス)74.25
10 Sena MIYAKE(日本)69.27
11 Wesley CHIU(カナダ)67.95
12 Landry le MAY(フランス)60.87

ルメイ
4Lz fall 3A 1F
3Aはイーグルサンドで決めました。ずーっと誰かが呼吸している謎の曲でした。それが完全にBGMになってしまっていたので、世界観意味不明でした。最高にフランスなことしやがってよ。

エコノミデス
3A 3F-3T 3Lz! shaky
かなクリが平昌オリンピックのシーズンにSDで使った曲ですね。どうせ普通に終わらないんでしょう……はい普通に終わりませんでした。最後めちゃめちゃ踊りました。7.60ぐらい出るかと思ったけどジャッジがめちゃめちゃ冷静でした。

シヒョン
4T fall 3A 3Lz-3T
雰囲気がとても変わりました。4Tは高さがまったく足りなかったです。淡々としているかと思いきや、最後激しく動き始めました。タキシードで演じていたので、ホテル従業員のハチャメチャな夜……みたいな感じでおもしろかったです。

草太
4T-3T 4Sq 3A
4Sは足りてないけどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー抜けなかったし、めっちゃ滑るううううううううううううううううううううううううううううううううううううすんごい滑るうううううううううううううううううううううううううううううううううううだからいいよおおおおおおおおお!!!!!もっともっと滑れ滑れ滑れええええええええええええい!

エガドゼ
4S-3T 4T 3A so
4Sギュルギュル回って迫力がありました。昨シーズンまではジャンプ以外を完全に放棄した演技でしたけど、お風呂に香料を一滴垂らしたぐらいの演じようとする気持ちは見えるようになりました。エコノミデスよりPCSが上なのは信じられないけども。

シュムラトコ
3A 3F 3Lz-3Tq hd
入りは慎重でした。演技が進むにつれて気持ちが入った演技になりました。空襲警報の入った音楽なので、反戦の気持ちを込めた演技なのでしょう。

三宅
4S 1A 3Lz!-2T
おおおおおおおおおおおきれいな4S!!!!!おおおおおおおおおお……ああ……うん……まあ3Aの抜けな……。滑りももっとできるはずなのだが。

セレフコ
4T-3T 4S 1A
ウィークリーセレフコ。今週は弟。2本の4回転を決めてからの、まさかではない抜けは痛かったです。90点も狙えましたのに。最後元気なくなっちゃっうのもまさかではない。安定感はどこに行けば見つかるのか。

ウェスリー
4T fall 3Lz-3T<< so 3A
コンビネーションスピンの終え方、手を上からふわーっと解くのが詩的で素敵なんですよー。ジャンプが決まればもっと素敵なんですよー。

ブリチギー
4T fall 3A 3Lz-2T
腕と腋を見せつける衣装。これが若さというものか。転倒があっても勢いがまったく衰えなかったです。リカバリーが完璧にいかなくても、最後までロックな演技を心掛けてくれました。

友野
4T so 4S-2T 3A
4Tでステップアウトしてから、4Sは軸が傾きかけましたがコンビネーションまで持っていきました。3Aは問題なしです。あとはリンクを縦横無尽に駆け回って、楽しませてくれました。SP100点クラブの入会者なのでこれぐらいは出せますね。

アダム
2T-3T 3A 4S
いつものように抜けてしまいました。1本抜けたらもう1本はクリーンに降りるのもいつものことです。THE いつもの。アダムはいろいろな曲を滑れるので、今更Rain, In Your Black Eyesを使うメリットはないと思うのですよね。使い古されて雑巾になってる曲だし。上手いけども。

優勝候補だった3人が僅差でトップ3に並びました。大技の転倒や抜けが多い面々なので、ここから大荒れしてもおかしくないし、セレフコがしれっと優勝しても驚かないです。

ペアSP
1 Deanna STELLATO-DUDEK / Maxime DESCHAMPS(カナダ)64.33
2 Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)63.98 PB
3 Karina SAFINA / Luka BERULAVA(ジョージア)61.55
4 Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI(イタリア)60.93
5 Annika HOCKE / Robert KUNKEL(ドイツ)60.11
6 Maria MOKHOVA / Ivan MOKHOV(アメリカ)54.77 PB
7 Oceane PIEGAD / Denys STREKALIN(フランス)50.13 PB

コバリョフズ
3Tw 3T 3STh
カエルの卵柄の衣装じゃなくてユキヒョウ柄だったわ。2人ともアラサーになって普通に上達しているではありませんか。長年組み続けて合ってくることもあるから分からないものです。これといった致命的な穴がなくなっていました。

ホッケクン
3Tw 2S so 3LoTh shaky
ジャンプ系統のエレメンツにミスは出たものの、このABBAメドレーは女性のキャラクターに合っていて、疾走感があって好印象です。女性が常に笑顔なのがよかったです。男性の印象はほぼありません。

ステデシ
3Tw 3T shaky 3LoTh fall
3Tの着氷が2人仲良く詰まりました。リバースラッソーの着氷は余韻もなく、さっさと終わらせてしまうのがステラートさんだなあ。職人だなあ。スローループの転倒で力を使ってしまったのか、スピンのタイミングがズレたのと、ステップシークエンスの女性の滑りが浅くなっていたので、加点もPCSも稼ぎきれなかったです。ノーミスならスケアメのスコアは簡単に越せるでしょう。

サフィベル
3Tw 3S 3LoTh fall
ロシア拠点だったカップル競技の選手は軒並み海外に出ていますね。プーチンのポケットマネーで引っ越し費用負担しろ。シーズン初戦ということが大きいのか、仕上がりはあまりよくありません。女性が膝に目立つサポーターをしているので、その影響もあったでしょうか。死の舞踏なので、音をしっかり拾ってポーズ決めながら滑らないといけませんが、男女2人で滑ると、そのタイミングを掴みにくそうです。エテリとグレイヘンガウスはペアの振付は向かないのかも。トランコフさんよりは100倍マシだけども。滑り込んだときの演技に期待。

ギラアン
3Tw shaky 3S< fall 3LzTh shaky
ミスが続きましたが、音楽に最も馴染んでいたのは彼らでした。転倒はありますが、プレゼンテーションが下がらなかったのはそれが理由でしょう。

ステデシとサフィベルの一騎打ちと予想していましたが、サフィベルの調子がそこまでではなさそうなので、結果はまだ見えません。明日も男子の後で眠気の限界に達するはずなので、起床後のスッキリした状態で観ることにします。

それにしても、フランスはどうして毎年ペアを最後にしたがるんだろう。もうヴァネシプはいないのよ?どうして男子かアイスダンスじゃないんだ?
2021
11.21

フランス国際 2日目 ペアリザルト

ペアLP
1 Aleksandra BOIKOVA / Dmitrii KOZLOVSKII(ロシア)139.79
2 Iuliia ARTEMEVA / Mikhail NAZARYCHEV(ロシア)132.13 PB
3 Alexa KNIERIM / Brandon FRAZIER(アメリカ)131.54
4 Vanessa JAMES / Eric RADFORD(カナダ)124.50 PB
5 Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI(イタリア)111.59 PB
6 Ioulia CHTCHETININA / Mark MAGYAR(ハンガリー)100.50
7 Coline KERIVEN / Noel-Antoine PIERRE(フランス)97.55
8 Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)96.73 PB

ペアリザルト
1 Aleksandra BOIKOVA / Dmitrii KOZLOVSKII(ロシア)216.96
2 Iuliia ARTEMEVA / Mikhail NAZARYCHEV(ロシア)205.15 PB
3 Alexa KNIERIM / Brandon FRAZIER(アメリカ)201.69
4 Vanessa JAMES / Eric RADFORD(カナダ)196.34 PB
5 Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI(イタリア)176.19 PB
6 Ioulia CHTCHETININA / Mark MAGYAR(ハンガリー)152.76
7 Camille KOVALEV / Pavel KOVALEV(フランス)151.98 PB
8 Coline KERIVEN / Noel-Antoine PIERRE(フランス)149.48

ケリピエ
2Tw 3T<< hd 3LoTh fall 2S+1A 3STh
スローサルコウギリギリの所で堪えた!!!ひよこ色の衣装ではないので、女性はSPよりも+2歳に見えます。

チッチョリーナ組
3Tw 2T 2S-2Tq 3FTh 3STh df
コレオシークエンスはダンスリフトでした。ダンスリフトが入っているんじゃないんです。ダンスリフトだったんです。それでおしまい。エレメンツじゃなくてトランジションだと思っていました。マジャルさんも子供の写真見せて親バカやっていました。これは流行る!

コバリョフズ
3Tw 2T-1T 3STh df 3FTh df 2S
ペアスピンの入り方おっしゃれー。世界選手権SP通過が難しいぐらいのペアなんですけど、振付はすごく凝っていました。もっと上位でこれより見所のないプログラム滑るペアなんていくらでもいますもの。

ギラアン
3Tw shaky 3S hd 2A< so 3LoTh df 3LzTh hd
3S踏み切る前の女性の腕の動きおもしろい。手刀でも見舞うのかって動き。前半3組の危なっかしいリフトの後なので、リフトの神に思えるぐらい上手く感じます。

シメフレ
3Tw 3T< fall 3LoTh 3S 3FTh
Fix youは男女それぞれのボーカルを用いて構成しています。あるときは女性が支え、あるときは男性が支える。ペア競技そのものを表現したような演技です。女性のリフト中の笑顔が眩しい。

ヴァネラド
3Tw 3T-2T-2T 3S 3STh 3FTh shaky
ソロジャンプがんばりました。基礎点の高いアクセルラッソーを落としてしまって0点になってしまったのは痛手です。最後のグループ3リフトで腕がプルプルしてGOEも稼ぎきれなかったです。体力は年齢的なものが大きいので仕方ないです。しっとりした曲調のプログラムを滑るのに、2人のコネクションが感じられる部分がないのがSP・LP共通する課題です。それぞれ上手いけど、それぞれ上手いだけみたいな。女性が男性を明るく励ましていました。その仲の良さをもっと演技に出しておくれ。

アルナザ
2A-1Eu-3S 3Tw 1T 3FTh 3LoTh
女性の3Tが1回転に抜けました。スロージャンプはSPの様には投げられなかったですが、女性ががんばって2本とも着氷しました。飛距離は控えめです。なんせほとんど投げていないもので。2大会連続での表彰台は立派です。

ボイコズ
3S 3T-1T-2T 3Tw 3FTh 3LoTh so
グループ4の後の闘牛っぽい振付かっこいい。2人とも長身だから決まりますねえ。スローループはステップアウトですが、スローフリップがLPでも決まりました。スローフリップがSP・LPの両方で決まったのは、国際大会では2020年ヨーロッパ選手権以来です。初見ではあまり好きなプログラムではなかったけれど、徐々に好きになってきました。次はノーミスで滑って、大好きなプログラムにさせてほしいです。

ボイコズがグランプリファイナル進出を確定させました。すでにスイハン、タラモロも確定しています。りくりゅうは確定ではありません。次戦デラモデル優勝、ダリデニ2位、ミシガリ3位というような順位であれば、ポイントランキング7位で補欠になります。確率はゼロではありませんが、99%ないです。

スイハン、ミシガリ、タラモロ、ボイコズ、ダリデニ、りくりゅう。この6組ですかね。

表彰式のデジタル国旗の質は低かったです。幼稚園児用の教材の質感でした。このチープさこそがデジタル国旗。最近のデジタル国旗はレベル高すぎました。表彰式でもらえるのは、変色しそうなプラスチックの盾じゃなかったのが残念。

次週は最終戦ロステレコム杯です。午前3時には終わるので余裕です。
2021
11.21

フランス国際 2日目 男子リザルト

男子LP
1 Yuma KAGIYAMA(日本)185.77
2 Andrei MOZALEV(ロシア)179.77 PB
3 Shun SATO(日本)177.17
4 Jason BROWN(アメリカ)174.81
5 Dmitri ALIEV(ロシア)168.51
6 Keegan MESSING(カナダ)168.03
7 Deniss VASILJEVS(ラトビア)164.72 PB
8 Kevin AYMOZ(フランス)164.10
9 Adam SIAO HIM FA(フランス)158.82 PB
10 Romain PONSART(フランス)145.89 PB
11 Artur DANIELIAN(ロシア)144.69
12 Gabriele FRANGIPANI(イタリア)117.94

男子リザルト
1 Yuma KAGIYAMA(日本)286.41
2 Shun SATO(日本)264.99 PB
3 Jason BROWN(アメリカ)264.20
4 Deniss VASILJEVS(ラトビア)254.48 PB
5 Dmitri ALIEV(ロシア)253.56
6 Keegan MESSING(カナダ)253.06
7 Andrei MOZALEV(ロシア)248.54 PB
8 Adam SIAO HIM FA(フランス)243.29
9 Kevin AYMOZ(フランス)228.08
10 Artur DANIELIAN(ロシア)221.50
11 Romain PONSART(フランス)212.27
12 Gabriele FRANGIPANI(イタリア)184.27

エイモズ
4T 3T 3A-2T 3Lo 3A 3S-1Eu-3S 2A
ルッツフリップを入れられないということは、右足に影響があるんですね。構成を落として今できる演技を見せました。この大宇宙的無重力音楽、僕のiPodに入ってるんですけど好み合いますねえ。体を自由自在に動かせるエイモズにピッタリ。

フランジパーニ
4S ot 3A fall 3A shaky-1Eu<<-2S 3Lo 3F!-2T 3Lz fall 2Lz-3T< fall
3Lo以外で加点を得られるジャンプがありません。グランプリシリーズを絶不調のまま終えることになります。このまま不調?と思いきや、ナショナルでリッツォに勝ったりしそう。

ポンサール
4T 4T-2T 3Lz 3Lo 3Lzq-3Tq 3S 2A-2T-2Lo shaky
3Aを抜いた構成でした。色男は画が持つねえ。3連続の前に体力が切れて、チェンジシットスピンのレベル落として、エッジがフラットでも画が持ちます。演技の体は成していましたしね。イグナトフ聞いてるかーーー?お前もギリギリのところで持ち堪えるんだぞ!

モザリョフ
4T-3T 4S 3Lo 3A-2T 4T 3Aq 3Lz-1Eu-3S
ロシアの夜明けはああああああああああああああ近いぜよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!ジャンプ全部降りるところを久しぶりに見ました。コレオシークエンス終わりで、2本目の4Tを降りるところなんて、新大陸発見って感じ。まずはシニアの大会で全部降りられたことを自信に繋げてほしいです。オリンピック代表あるぞ!

ダニエリャン
4T< fall 4S 3A 3Lz-3T 3A<-1Eu-3S 3Fe ot 1Lo+2A fall
転倒からスタートしたものの、立て直せましたのに最後うまくいかなかった。がっかりした顔かわいい。温かいお茶でも飲みなさい。

アダム
4T 3A td 2S 4T ot-2T 3Lz-1Eu-3S 3Lz shaky-2T 3F
ダフトパンクプロ楽しいいいいいいいいいいいいい!!!これはマルセイユワールドで間違いなく盛り上がるやつ。オリンピックでの反応はすごく気になります。中国人は高得点と高速スピンと美人じゃないと盛り上がらないからなあ。クワドの抜けがお決まりになっているので、これは直してほしい。3Aが1本しかないので、すべて決めなければ。

メッシング
4T hd 4T-2T 3A-1Eu-2S 3Lo 3A 3Lz-3T ot 3Fe
カントリーボーイの集大成のプログラム。自分を投影した演技ですよね。何を演じているか、それはキーガン・メッシングの人生そのものなのです。あなたもこの演技に故郷での楽しかった思い出を重ねながら観ればいいのです。今日もキスクラで写真を見せて親バカやりました。

アリエフ
3Lz 4T-3T 3A-1Eu-3S 膝くる3F 3Aq so 3Lz-2T 3Lo
膝くるフリップきたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!GOEは+7です。素敵衣装だし、身のこなしに気品はあるけど、よく見たら衣装にアルファベットが書いてあるではないですか。なんで厨二っぽさ出しちゃうの!

駿
4Lz 4F! 4T-1T 4T so 3A 3F!-1Eu-3S 3A-2T
クワドのルッツフリップを決め、得意のトゥループで失敗する。試合って分からないものですね。最後よくコンボでリカバリーしました。最後のジャンプの前で体力なくなったのかと思いましたけど、最後までよく動けていました。スケーティングスキルが上がったのがよく分かります。

ブラウン
4S df 3A-2T 3Aq 2Lo 3F-3T 3Lz!-1Eu-1S 3F
4Sは回転が足りませんが抜けずに降りました。3Loと3Sが抜けていなければパーソナルベストを出せていました。彼のベストに近い動きでした。前回よりは確実に仕上がっています。言葉は要りません。ずっと美しい。

ヴァシリエフス
4S<< df 3A-2T 3A< 3Lo 3F-3T 3Lz-1Eu-3S 3Lz
最後のジャンプを降りてからのロミオの様子いいですよねー。ジュリエットを失ったショックと怒りで我を失い、ジュリエットの亡骸の元へ一心不乱に駆けつける。ああ、僕の好きなフィギュアスケートってこうだなって思いました。自分では体験できない世界、物語の世界に誘ってくれるんです。表彰台には乗れなかったけど、価値ある演技でした。

鍵山
4S 3Lz 4T-3T 3A-1Eu-3S 4T hd 3F-3Lo ot 1A
前半はジャンプを冷静に高い質で降りていきました。ノーミスで200点出してほしかったですが、それはファイナルにお預けということで。イタリアではSPからの大逆転という経験、今回はSPでぶっちぎり首位で迎え撃つという経験。それぞれこれからのキャリアで活きてきそうですね。

男子シングルとてもいいイベントになりました。特に深夜は毎回これぐらいだとありがたい。

鍵山がグランプリファイナルを確定させたので、これで4枠埋まりました。最終戦で現実的にファイナル進出の可能性があるのは、コリヤダ(2位)とセメネンコ(3位)です。現在次点にいるのは、2位+3位で24ポイント、2戦合計523.75点を取ったブラウンです。

コリヤダは2位でファイナル確定。3位でも250.21以上を取れば確定です。セメネンコは優勝でファイナル確定。2位でも267.75以上を取れば確定です。この2人が大爆発して表彰台にもかすらず、リッツォが優勝した場合は、ブラウンとリッツォがファイナルに進出します。

駿くんがファイナルに進出するには条件はかなり厳しいです。
2021
11.21

フランス国際 2日目 アイスダンスリザルト

アイスダンスFD
1 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON(フランス)132.17
2 Piper GILLES / Paul POIRIER(カナダ)121.81
3 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)120.40
4 Evgeniia LOPAREVA / Geoffrey BRISSAUD(フランス)106.71
5 Juulia TURKKILA / Matthias VERSLUIS(フィンランド)106.40
6 Allison REED / Saulius AMBRULEVICIUS(リトアニア)105.40
7 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO(アメリカ)105.17
8 Annabelle MOROZOV / Andrei BAGIN(ロシア)103.87
9 Jennifer JANSE van RENSBURG / Benjamin STEFFAN(ドイツ)96.95
10 Loicia DEMOUGEOT / Theo le MERCIER(フランス)92.66

アイスダンスリザルト
1 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON(フランス)221.25
2 Piper GILLES / Paul POIRIER(カナダ)203.16
3 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)200.29
4 Evgeniia LOPAREVA / Geoffrey BRISSAUD(フランス)175.94 PB
5 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO(アメリカ)175.91
6 Annabelle MOROZOV / Andrei BAGIN(ロシア)172.32
7 Juulia TURKKILA / Matthias VERSLUIS(フィンランド)171.02
8 Allison REED / Saulius AMBRULEVICIUS(リトアニア)169.83
9 Loicia DEMOUGEOT / Theo le MERCIER(フランス)156.61
10 Jennifer JANSE van RENSBURG / Benjamin STEFFAN(ドイツ)154.09

映像が止まりまくって心折れそう。

アーバン&シュテファン
中華プロかと思ったら007でした。ジェームス・ボンド中国へ行くの巻なのか?007っぽくないけど、拳銃を構えていたから確かに007だった。背中に007って書いてくれないと分からないよ。

ロイシャテオ
シニア2年目のカップルにボレロなんてハードル高いよ!ありえない!となるのが普通のアイスダンス。でもカリーヌ先生のところは普通の音源を使うはずがないので全然オッケー。徐々にテンポが上がっていくボレロと、コレオステップ&コレオツイズルの相性が抜群でした。その代わり大半のエレメンツめっちゃ粗いんですけどね。おもしろいから洗練されるといいなあ。

アリソン組
歌詞に塩と酢と油が出てくるけれど、ドレッシング作りの歌ではなくて、惚れた腫れたの末のひと悶着の歌のようです。今こういうポップスの気分じゃなくて、感想浮かばなくて2回観たけどピンと来なかった。アリソン申し訳ない。

トゥルヴェル
前半パートが好きすぎるプログラム。寒風吹きすさぶ海で出会った1組の男女って感じで美しいんです。前半だけでプログラム終わってほしい。コレオリフトは女性のお尻から突進していく入りだから、あまり好みではないです。準お下品リフト。演技の完成度はかなり上がりました。

モロバギ
ダイアゴナルステップよく揃ってるなーがんばってるなーと思って観ていたんですけど、よく揃っているだけでシェヘラザードの音楽で滑る有意性がまったくないことに気づきました。それをごまかすために、リフトを上手に使っているわけですね。欠点隠しに関してはモロゾフ(父)の右に出る者はいないのだ。

ロパブリ
最初からスケーティングスキルで戦うことを避けて、トランジションでホップを入れるなど、女性の機敏性を活かした構成を組んでいました。でもフランスにありがちなトンチキな編曲ではなくて、ごくごく普通のプログラム。観客やジャッジへのアピールを欠かさず、シリアスな中に情熱を込めて演技しました。

カレポノ
今シーズンのカレポノって何かが足りないんですよ。シュピルバンド時代は結構いいプロだったのに。このプログラムってもっと踊れないと映えないんだよなー。サーキュラーステップの肩でのアクセントのつけ方とか全然足りないし、コレオステップは単純に踊りのスキルが足りない。足りない……足りないのっ!!!スコット先生のバカ!私もう知らないっ!

ステブキ
どこか跳び抜けて好きなエレメンツがあるわけではないし、女性の滑りは止まりそうなんですけど、このプログラム嫌いじゃないんです。直球のロミジュリのストーリーではなくて、2人が離れているときの、思いを募らせていく過程を具現化したみたいな。

パイポー
コレオステップって前もこれでしたっけね?もっと崩れたポジションだった気がするのですが、分かりやすいリフトになりました。女性のスケーティングが穴なので、中盤は女性にエッジを倒させて「エッジ使えますよー」のアピールをしました。そこからワンフットステップを滑りました。トランジションやコンポジションがステブキより低評価なのは、密度が物足りないからでしょう。ファイナルに向けて手直しがんばれ。

パパシゼ
男性の衣装はテラテラした茶色。ちょっと派手な肌着じゃなくて?僕は衣装が見たいです!!!!!!!!!!!!!!!!お願いします!!!男性が珍しくツイズルをスタンブルしたので、GOEはかなり抑えられました。フランスの氷が悪いな、きっとそうだ。フランス勢の敵はフランスの氷。

アイスダンスは順当にパパシゼ、シニカツ、ハベドノ、チョクベイ、パイポー、ギニャファブの6組に決まりそうです。みーーーーーんな予想していた6組です。
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