2017
09.23

川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ 引退

http://tass.ru/sport/4585108

川口悠子アレクサンドル・スミルノフの引退が発表されました。驚きはありませんでした。ついにこの時がやってきてしまったか。そんな気持ちです。

長年に渡りロシアのフィギュアスケート界を引っ張ってきてくれました。ペア大国だったロシアが人材不足に悩んでいた時にロシアの1番手になったのが2人でした。2007年、2008年とロシア勢は世界選手権でのメダルを逃し不振にあえいでいました。そこで2009年の世界選手権でメダルを獲得。2010年のヨーロッパ選手権では当時無敵のサフゾルを破って優勝し、バンクーバーオリンピックの優勝候補として名乗りを上げました。惜しくも4位に終わりましたが、その名前は日本にも知れ渡りました。日本国籍を放棄してまでオリンピックに出場する事に対し「理解出来ない」との声も上がりました。でもそれは、悠子ちゃんがそれだけペア競技に情熱を持っていたという表れです。真似出来ない事だからこそ、畏敬の念を抱くのです。東京開催の2011年世界選手権が東日本大震災の影響で中止になった際は、モスクワで代替開催となった同大会で感動的な「いつも何度でも」を披露。その美しさは心に深く刻まれました。両者ともに怪我が続出するようになり、思いもよらないミスをする事もありました。引退を決めたソチオリンピックのシーズンには、スミルノフの怪我でシーズン全欠という苦渋の決断をせざるを得ない状況に陥りました。現役続行を決めてからは、そのシーズンに滑る予定だった「マンフレッド交響曲」で輝かしい復活を遂げました。なかなかクリーンな成功が出来なかったスロークワドサルコウをコンスタントに成功させ、高いアーティストリーで我々を魅了させてくれました。意味不明扱いされていた「I Finally Found Someone」でさえ、2人の手にかかればロマンティックな作品に仕上がりました。そしてスロークワドループにも積極に挑んでいた2015-2016シーズンに悠子ちゃんがアキレス腱を断裂してからは、復帰はしたもののなかなか思うような結果を残せなくなりました。そして9月22に引退。華やかな去り方ではありませんが、大ベテランの2人が残してきた数々の功績と作品はこれからも語り継がれていくことでしょう。

日本からアメリカ・ロシアに渡り練習を積み、大学も卒業した悠子ちゃん。ペア結成当初は悠子ちゃんに引っ張ってばかりだったのに、頼もしくなり、変な髪形になり、奇妙な青いスーツを着て立派なコーチにもなったスミルノフ。2人とも人間としても本当に素晴らしいです。タイスの瞑想曲、月の光、マンフレッド、Februaryをはじめとする素敵な作品。幼女を追いかける不審者、雄っぱいを露出する不審者マッチョなど数々のネタプロも提供してくれました。

本当に、本当にお疲れ様でした。
2017
08.28

ユリア・リプニツカヤ 引退

https://rsport.ria.ru/figure_skating/20170828/1124943562.html
http://tass.ru/sport/4512853

ユリア・リプニツカヤ引退の報道が出ました。情報は誰からだというところですが、ロシアフィギュアスケート連盟の名誉会長(元会長でもある)ヴァレンティン・ピセーエフです。彼によると、リプニツカヤは4月に引退を決めたそうです。拒食症の治療を3ヶ月していたということで・・・・・ネットの人たち、リプニツカヤのことネタにすんの絶対にに止めろよ。

身長が伸びたことや怪我によってなかなか結果を残せないでいましたが、こんなに早く引退が来てしまうとは思いもしませんでした。タチアナ・タラソワがインタビューで「彼女のことを目にすると思いますか?」という問いに対して、「そうは思わない。彼女はスターである時期を終えてしまったの」と答えていたことを、ふと思い出しました。それが現実になってしまったようです。

衝撃の死にそうにないメンチ切りジュリエットでジュニアを席巻し、ソチシーズンには大暴れしました。若いうちしか滑ることのできない"シンドラーのリスト"は多くのスケートファンの心に深く刻まれることになりました。ジャンプが降りられなくなってきた時期に、演技を早く終えたいという気持ちが選考して、焦って滑っている彼女の姿を見て胸が締め付けられました。地元のエカテリンブルク開催のロシア選手権での涙も記憶に残っています。エテリ・トゥトベリーゼとのタッグで、ジャンプそのものの質はよくなくても、工夫を施すことによって点を積み上げる、今の女子の採点の流れを作り出したのは彼女でしょう。一時代を築いた素晴らしいスケーターです。

まだ19歳です。いくらでも道はあります。「引退するなんて言ってないから!」の言葉を出してくれることを祈りたいのですが、ひとまずお疲れ様でした。


2017
08.28

アンドレイ・デプタト 引退

https://rsport.ria.ru/figure_skating/20170824/1124695078.html

アンドレイ・デプタトが引退を発表しました。すでに2つの試験をパスし、引退後はジャッジに転身するそう。国内大会でジャッジデビューをするとのことです。

ワシリーザ・ダワンコワとのペアで世界ジュニア選手権で銅メダルを獲るもペアを解散し、ベラ・バザロワとの世界一美しいペア結成となりました。ロンバルディア杯での死ぬほど揃わない演技に戦慄しましたが、徐々に動きが揃っていき、2シーズン目には素敵なペアに成長し、ペアのバランスもよくなりました。ワシリエフの「わしはバザロワのジャンプ改良できる」発言は何だったのかと思う、ソロジャンプではありましたが、それでもたまに揃っていたんですよね。もっと見ていたかったけれど、こちらも解散。アレクサンドラ・プロクロワとのペアも上手くいきませんでした。これからは選手よりもかっこいいジャッジとして、リンクサイドで光り続けていくことでしょう。ボブロワの夫ですから、これからも目にする機会は多いはず。

ロシアのペアはあまり上が変わっていないから勘違いするけれど、少しずつ引退しているんだなー。
2017
08.28

アデリナ・ソトニコワ 今シーズンの試合を欠場

https://rsport.ria.ru/figure_skating/20170827/1124897447.html

コーチであるエフゲニー・プルシェンコより、アデリナ・ソトニコワの今シーズンの試合の欠場が発表されました。右足首の靭帯の怪我が治癒していないことが理由です。プルシェンコとタッグを組み、エマニュエル・サンデュの振付で滑るという非常に楽しみな布陣でしたが、これらを見られるのはまだ先になりそうです。試合間隔がこれだけ空いて、シングルのトップに戻ってくることは並大抵の努力では成し遂げられないと思います。ましてや毎年のようにモンスターが誕生するロシア女子です。でも、それが達成されるところが見たい。なぜならば、それだけソトニコワは魅力的なスケーターだからです。男らしい滑りをまた見せてください。1日も早く怪我が治りますように。

一部の韓国メディアは、これを嬉々として伝えることでしょう。しかしながら、ソトニコワが欠場したところで、ソチの金メダルはソトニコワなのです。はーっはっはっはっは。これからも僕は言葉の通じないソトニコワアンチを煽り続けることを高らかに宣言いたします。おいアンチ!ソトニコワがピョンチャンに出られないからって、ロシアめちゃくちゃ強いからな!どの組み合わせで3人が出ても史上最強だからな!
2017
06.27

アディアン・ピトキーエフ 引退

http://rsport.ru/figure_skating/20170626/1122218604.html

アディアン・ピトキーエフが引退を発表しました。腰の怪我は慢性的なもので、今のフィギュアスケート界でやっていくには不十分なものだということです。本当に残念で仕方がありません。演技の表情がなかなかつかなかった彼が、2015-2016シーズンに驚くべき進化を遂げ、若さと儚さを乗せたミッションで、一気に次のロシアを担う存在へと上り詰めました。ピョンチャンオリンピックの代表争いに絡むことは誰もが疑わなかったはずです。大人になった彼の演技も見てみたかった。若い選手の怪我による引退というものは、悲しみの感情しか湧いてきません。

痛みがなくなり、普通の生活を送れるようにと願うばかりです。「もし治ったら戻ってきて・・・」というのはストレスになるでしょうから言いたくないです。3月4月には引退していたと言っているので、ダンス転向もなしなのかもしれないですね。まだ10代ですから、セカンドキャリアなんていくらでも探しようがあります。本当にお疲れ様でした。


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