2017
04.24

村上佳菜子 引退

http://www.sanspo.com/sports/news/20170424/fgr17042405010002-n1.html

村上佳菜子が昨日の国別対抗戦エキシビションで引退を発表。ゲストに選ばれたのはこのことがあったからなのですね。粋な人選でした。引退後はプロスケーターとして活動するとともに、コーチの修行を始めるそうです。彼女のことですから、満知子先生のように、生徒にスケートの楽しさを伝えられる先生になるのではないでしょうか。

小さな頃から注目されてきて、華という武器と笑顔で日本の女子フィギュアスケート界黄金期のバトンを受け継ぐ存在になりました。全日本選手権で、演技のスタート位置を間違え、横移動をしていたことを昨日のことのように思い出します。シニアデビューのシーズンにグランプリファイナルで銅メダル。世界選手権代表にも選ばれ、2011年~2015年まで5年連続で世界の舞台で戦ってきました。もちろんキャリアで見せるのは笑顔だけではありませんでした。なかなか思ったようなジャンプが跳べずに、暗い表情を見せたシーズンもありました。それでも、今シーズンはそれを振り切ったように、今自分に出せる力を出し、ずっと笑顔を見せてくれました。結果的に現役最後の試合となった全日本選手権では、ジャンプ構成を落としたものの細部まで行き届いた美しい表現と滑りで作品を完成させました。僕のブログのレビューで「LPはジャンプを終えるまで表現ができていない」と毎シーズンのように言ってきましたが、ついにそこから脱し、真の表現者として歩み出したのだなと思えました。現役の最後は、「Prayer for Taylor」で締めくくりました。僕は彼女のプログラムの中で、これが一番のお気に入りだったので、とても嬉しいです。最高に美しかった。SPの打率高すぎですね。1番打者に据えていれば安心できる打率でした。

今までお疲れ様でした。

トリノ、バンクーバー、ソチ3大会のオリンピック女子代表が現役を退き、日本スケート界のチャプターが区切られることになります。そして新たな時代はもう始まっているのです。
2017
04.11

浅田真央 引退

http://mao-asada.jp/mao/news/2017/04/10/1025/

浅田真央が引退を発表しました。「ついにこの時がきてしまったか」というのが正直な気持ちです。日本女子フィギュアスケート界を象徴する存在がオリンピックシーズンを前に、競技の場から去っていくのはとても寂しいことです。でも、彼女自身が「私のフィギュアスケート人生に悔いはありません」としているので、その言葉を素直に受け取ります。

小学生の頃から天才少女として注目され、グランプリファイナルで優勝すると「なぜオリンピックに出られないのか?」との論争が起こったこともありました。同い年で隣国のユナ・キムとのライバル関係にフォーカスされ、トレードマークのトリプルアクセルに過剰に注目されました。不調にあえいだ時期もありましたが、彼女なりにそれを乗り越え、素晴らしいスケートを見せてくれました。テレビや新聞を中心とするメディアでは、彼女をジャンパーとして捉えていました。でもそれは正しくありません。彼女は優れたスケーターであり、アーティストであり、アスリートなのです。年々魅力を増す、複雑なプログラム構成と表現には多くの人が恋に落ちたことでしょう。

「真央ちゃん、真央ちゃん」と、日本人の誰もが知っている存在です。リラックスして暮らせる状態でなかったかもしれません。引退を決めた今、食べる方の焼肉でも食べて、心を穏やかにして欲しいです。そして、競技とは別の形で元気な姿を見せてくれれば嬉しいです。今までお疲れさまでした。そして、ありがとう!

2017
03.31

エフゲニー・プルシェンコ 引退

https://matchtv.ru/figure-skating/matchtvvideo_NI732190_clip_Ja_zakonchil_karjeru_v_sporte_Intervju_Jevgenija_Plushhenko_Match_TV

エフゲニー・プルシェンコが引退を発表しました。引退後は自分のアカデミーでのコーチ業、そしてプロスケーターとしてアイスショーに出演する考えのようです。1年前の手術をした際に引退を決意。彼は男子スケーターとしては成熟しきっていて、今、若いスケーターたちと争うのは不可能だと考えました。15回の手術を経て、5度目のオリンピックに手術するのは難しいとも。

フィギュアスケートにおいて4回転というエレメンツの重要さを、言葉だけでなく行動でも示してくれた選手です。彼がいなければ2度の4回転時代が訪れることはなかったかもしれません。アイスショーやテレビ番組で見せるフレンドリーな人間性も、スケートから溢れるパッションもすべてがスケートファンを魅了しました。そして年齢を重ねても技術・表現の向上を止めなかった選手です。2012年、2013年に復帰した際も衰えない力を見せてくれました。

21世紀のフィギュアスケート競技を象徴する存在でした。スケートチョットデキル偉大な皇帝の船出を見送ろうではありませんか。ステイヘルシーでいてください。
2017
02.09

ジョシュア・ファリスが現役復帰

http://web.icenetwork.com/news/2017/02/08/215476312

ジョシュア・ファリスが来シーズンに現役復帰するという、近年稀に見るテンションの上がるニュースが飛び込んできました。彼は昨シーズン、脳震盪のために引退を発表していました。コーチ業を始めていましたが、体調も回復し、練習では3Aを降りられるまでになってきたそうです。今の優先順位はピョンチャンオリンピックに出場することではなく、自分のために戻ってくることです。脳震盪の原因となった4回転にはトライするのではなく、「やる!」という気持ちがあるとも語っています。

引退の報と脳震盪による後遺症の詳細が出たときには、やり場のない悲しい感情に包まれました。全米選手権で魅力的なスケーティングを見られる日を楽しみにしています。
2017
01.11

マリ・ヴァルトマン&ルーベン・ブロマールト 解散

http://www.donaukurier.de/sport/weiterer/wintersport/sp-Eiskunstlauf-Berlin-Trennung-Paarlauf-Meldung-Paarlaufmeister-Vartmann-Blommaert-gehen-getrennte-Wege;art155362,3311381

マリ・ヴァルトマンルーベン・ブロマールトが解散となります。コーチのダニエル・ウェンデは「ピョンチャンオリンピックに出場できる安全な位置にいるというのに、そのチャンスをふいにするなんて考えられない」と言っています。解散は「個人的な理由」だそうで、女性は2018年まで続ける気でいたのに、コーチ、連盟からの慰留を受けても男性は解散を決めました。カップル競技の難しさですね。

マリちゃんは新しいパートナーを見つけることを諦めていない!と述べているので、素晴らしいパートナーにめぐり合えることを祈ります。オリンピックまで1年ちょっとしかないタイミングで、ドイツは国籍取得が難しいので外国人選手は自然と無理になりますし、選手層の薄さを考えるとパートナー候補も絞られます。うううううううううううう。

オリンピックプレシーズンにこんなエントリー書きたくないですよ・・・。
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