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2014
10.14

髙橋大輔 引退

大変残念なニュースが入ってきました。髙橋大輔も引退です。髙橋ファンです!というわけではないけれど、ダメージがあります。ずっとずっと日本を引っ張ってきたスケーターですから。彼に対して特別感を持って見ているスケートファンは多いんじゃないかな。採点方式が変わって、スケーティングであったりプログラムの構成、表現、なんといってもステップなど、現在の方向性を作り上げたのが彼だったんじゃないかって思います。アジアの男子で初の世界チャンピオン、オリンピックのメダリスト、たくさんの記録も残しました。3大会オリンピックに出場できた、それだけでもすごいことだと思います。2度のオリンピックは怪我で完全ではない中で挑みましたが、それぞれで記憶に残る演技を見せてくれました。いくつもの印象的なプログラムも残しました。eyeも道もヴァイオリン協奏曲もIn the garnden of soulsも好き。西岡さんと本田さんの気持ちの入りすぎた実況・解説が聞けなくなってしまうのも悲しい。D1SKバナータオルをもうネタにできない。バンクーバーでクワッチの人形買い漁っていたこととか、韓国の四大陸で西岡さんの身長に合わせて台に乗ってインタビューを受けた髙橋台輔とか、まずい餃子も美味しい謎理論、正座フィニッシュ、一人だけ張り切ってたトリノワールドのOPダンス、数々の意味不明な髪型、ウッ!とか。すべてが思い出です。

怪我はあって完璧ではなかったし、選考に関する批判もあったけれど、ソチオリンピックの最後の演技もまた彼の味が出ていて、美しい幕引きであったと言えます。第2の人生、これから楽しんでください。大好きなビールもたくさん飲んでください。トリノからバンクーバーを引っ張ってきた世代の最後の一人がいなくなって、僕の中の男子スケーターがみんないなくなっちゃった。
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2013
03.14

世界選手権 1日目 男子SP

春の大感謝祭には引くわ、ジャパネットたかた。場を弁えて。

男子SP
1 Patrick CHAN(カナダ)98.37 PB
2 Denis TEN(カザフスタン)91.56 PB
3 Kevin REYNOLDS(カナダ)85.16 PB
4 Daisuke TAKAHASHI(日本)84.67
5 Brian JOUBERT(フランス)84.17
6 Michal BREZINA(チェコ)83.09
7 Javier FERNANDEZ(スペイン)80.76
8 Max AARON(アメリカ)78.20 PB
9 Yuzuru HANYU(日本)75.94
10 Florent AMODIO(フランス)75.73
11 Takahito MURA(日本)73.46
12 Nan SONG(中国)73.03
13 Peter LIEBERS(ドイツ)71.20 PB
14 Ross MINER(アメリカ)70.24
15 Misha GE(ウズベキスタン)68.45
16 Alexander MAJOROV(スウェーデン)68.32
17 Tomas VERNER(チェコ)68.05
18 Andrei ROGOZINE(カナダ)67.35
19 Maxim KOVTUN(ロシア)65.85
20 Viktor ROMANENKOV(エストニア)65.33 PB
21 Viktor PFEIFER(オーストリア)64.10
22 Justus STRID(デンマーク)63.25 PB
23 Jorik HENDRICKX(ベルギー)62.04
24 Yakov GODOROZHA(ウクライナ)61.88 PB
25 Maciej CIEPLUCHA(ポーランド)60.96 PB
26 Jin Seo KIM(韓国)60.75 PB
27 Paolo BACCHINI(イタリア)60.31
28 Abzal RAKIMGALIEV(カザフスタン)59.14
29 Zoltan KELEMEN(ルーマニア)58.24
30 Ronald LAM(香港)57.94 PB
31 Alexei BYCHENKO(イスラエル)57.53 PB
32 Kim LUCINE(モナコ)57.35
33 Paul Bonifacio PARKINSON(イタリア)51.54 PB
34 Christopher CALUZA(フィリピン)49.15
WD Pavel IGNATENKO(ベラルーシ)

イグナテンコはビザが間に合わず棄権となりました。大使館か連盟の偉い人!しっかりしろよ!

ジョリヘン
3A so 2Lz-3T 3Lo
2-3になりましたけど、セカンドはトリプルにはなったので良かったです。怪我明けですけども、滑りには影響は無いようですね。見る度に上達しています。するするーっと気持ち良い。ビザ間に合わなかったイグナテンコはお友達みたいで、ツイッター上でメッセージを送っていました。ぐう聖。

カルーザ
3Lo-1Lo 2A 3F-3T
これは・・・・・初めて見ました。

マヨロフ
3Lz-3T 3A ot 3F so
ついに世界選手権でLPを滑ることに。ジャンプ2ミスは今年もですが、抜けや転倒では無かったのが何よりでした。

リーベルス
3F-3T 3A 3Lz
ジャンプは手堅く成功。この衣装って何だろうな?って思ったんです。そして気が付きました。これは観光地にある、ベニヤに絵が描いてあって首のところに自分の顔出して記念撮影するやつだ!って。僕の中に燻っていた違和感はようやく成仏することができました。

コフトゥン
3T-1T 3A 3Lz
俺はやるぜ感の強かった、ロシア次代を担う(には大事な要素であるから気にする必要はない)DQNのコフトゥンさん。4-3の予定が3-1になりました。これだけで一気に13点ぐらい失ってしまいます。2枠は厳しいですし、あとは思いっきり滑れば良いです。ジャンプの失敗からかステップ、バタつき気味だったような。

アーロン
4S-2T 3Lz 3A
4-2と4-3って、その3点弱の点差以上に印象の乖離ってありません?4-2だと「ダブルかよっ!」ってなっちゃうんです。着氷は流れるのに危なっかしいんですよ、不思議な選手。ブラッドリータイプの選手に見えて、彼よりも滑りはかなり良いですけど、彼独特の拍があるのか、滑りがぬわんぬわんと波打っているような。これからいろいろな曲を演じられていけるか不安ではあります。

ミーシャ
3A df 3F-3T 3Lz
いつもの3Aから。そして後半の爆発的なステップ。彼って175センチも身長があるんですけど、てっきり165センチぐらいしか無いと思っていました。あまり大きく見えないです。滑らないのと、上半身の動きがメインということがあるのでしょうか。でも楽しそうだから、こまけーことはいいか。

ナンソン
4T shaky 3A 3Lz-3T shaky
シェイキーでした、全体的に。クワドは練習でもかなり調子が悪かったようですけど、他のジャンプまで崩れています。一時期悪く無いところまで来ていたスピンまでも今日はダメでした。特にキャメルスピン。これは彼の暗黒期である2シーズン前のキャメルスピンのクオリティーを思い起こさせました。どうした昭和の映画スタア。PCS評価が振るいませんでした。仕方無いです、今日の滑りでは。

なんですくん
4S 1A 3Lz-3T
やはりPJのデスブログ&カナダの呪いのダブルパンチは強力、誰も逃しはしない。予想に違わぬ3Aの失敗でした。もはやトリプルのように入れる4S。何気に3-3は昔よりも高さが出て質が改善されていますね。アクセルの失敗以外は本領発揮、たまにはこんなこともあるさ。キスクラはディーバサンド、胸焼けしそう。

チャッキー
4S-3T 3A 4T df
2クワドにすることよりも、ここのところの3Aの成功率の高さの方が気になる。何か掴んだんですか?2本目は失敗でしたけど、彼は基礎点をブチ上げて行くしか無いので、この戦法は正しい。本当にワールドトップ6に行きそうですね。

ジュベール
4T-2T 3A 3F
ジュベールが楽しそうだからまあいいや感。チャレンジカップの3Sは結局意味の分からないエレメンツでした。ジュベールのやることに意味を見出してはならない、なぜなら彼がブライアン・ジュベールだからだ。戦後の映画俳優みたいな髪型になっている。今にも兵役にとられそう。

アモディオ
3S 3A 3Lz-3T
4Sが入りませんでしたが、ジャンプ自体は綺麗にランディングできたので、点数は下がってしまいますが、80点台は余裕で出るはずでしたが、スピンの入りで転倒というもったいないミス。3点以上これで失い、クワドの分も合わせると全体で11点~12点ぐらい無くなってしまいますよね。いやはやもったいない。すぐにでも立ち上がって、ノーバリューでもスピンを回るべきでした。ずっと伏せているのは、それだけ音楽表現ができていないってことですから。国内では完全にアモディオ>>>ジュベールなのに、ワールドではなぜか超えられぬジュベールの壁。

トラ
4T ot 3A fall 3Lz so
彼は競技をすること楽しめているのか、すごく気になる。メンタルが心配。何のために滑るかっていうと、それは自分のためだから、無理しないで欲しい。引退しろって言っているわけじゃないですよ。ファンのためとか、国のためとか、そういうのじゃなくて、自分のために滑って欲しい。カロリーナみたいにドイツに戻るのも手かと。

むらむら
1T 3A 3Lz-3T
最初のミスで一気に14点ぐらい失いかけました。シーズンベストが78ですからSP落ちの危機でしたけど、きちんとリカバリーをかけてその心配はなくなりました。今日は演技が少しバタついていたような印象。最初の失敗が心理的に「もう失敗できない」という状態にさせてしまったのかもしれませんね。後半2グループには入れるので良かったです。

ミハル
4S 3F-3T 3A ot
ジャンプの順番ってユーロでもこうでしたっけ?どっちでも良いですね。ジャンプは良かったのですが前半の振付が酷いです。ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ、スピン、スピン。ここまで何の音楽でも良い。ジュニ上がりでは無いんですから、もう少しトップ選手らしい難しいプログラム滑って欲しかった。最後のスピンもいただけなかったですね。

羽生
4T fall 3A 3Lz hd
ルッツは練習でも成功率が芳しくなかったようです、今回も失敗。鉄板の4Tも失敗でした。今シーズン最悪の出来をワールドで披露ということになってしまいました。スピン、ステップは良かったですし、まあこんなこともあるさ。

テンくん
4T 3A 3F-3T
テンくんさん////////////////かっこいい//////////////クワド入り初のノーミスをワールドで。今シーズンはこの大会までの壮大な前振りだったのか。4年前子供だったのに、大人になったテンくんさん。間違いなく彼史上最高のSPです。なんでしょう、この自信に満ち溢れた演技のスタート、背中で語る親父みたいのような4T。91点すげえええええええええええええええええええええええあんびりーーーーばぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおびっくりし過ぎて唇痙攣してきた。

ダイスケさん
4T df 3A 3Lz-3T
いつもの4Tだったものの、他は良かったです。質の3Aでした。あれが無いと彼ではないです。力があるだけあって、きちんとプログラムは仕上げてきました。四大陸の時はつまらなくて、ニコライズム溢れすぎたステップに辟易としていましけど、今日のステップは見事の一言。+2以上全員が付けないと許さん。深いエッジワークを見せ付けるためのプログラムの変更だったそうですが、それなら別にロックンロールでも良かったという。その考えは変わっていません。ただ、今日は良い滑りだった。ただ、それだけ。4Tは全然成功していないみたいですし、コケなければ御の字という感じでしょうか。ダウングレードだと元も子も無いので、せめてアンダーローテーションぐらいに留められるとね。

Pさん
4T-3T 3A 3Lz
Pさんも今シーズンの全ての試合をワールドまでの壮大な前振りに使ったんですね。見事な演技でした。静謐さの中の情熱!!!!!

マイナー
4S fall 3A 3Lz-3T
4Sは回転が足りずに転倒、高さ自体足りなかったのに上がった瞬間に失敗が分かってしまいました。残りの2つのジャンプも足がすぐに付いてしまってもったいない。というか、なんだねこの滑走順は。いくらBoss Minerでもこんな滑走順・・・。

すごい大会ですね。ここまで上位勢総崩れになるとは。Pさんはヤグディン以来の3連覇ほぼ確定ですね。やっぱり強いPさん。だから言ってきたじゃないですか、Pさんっていっつもミス多いんだから調子悪いわけじゃないって(佐藤藍子じゃないですよ)。テンくんがメダルを獲得すればカザフスタンの歴史になります。ジュニアワールドもGPSもメダルをとっていないのにワールドメダリストになるとなったら、お師匠様のランビと同じです。3位からは点数が固まっているので、まだまだ分かりません。

トップ10はいずれもLPでは複数のクワドを予定しています。チャッキー、なんですくんはもちろんですが、今回はジュベールも3クワドを予定しています。でも3Tにして、基礎点の無駄遣いをしてしまう、これもまたジュベール。複数枠の国が枠を失って行く。イタリア・・・・・。

今日はカナダチームが男子もペアも全員が良い演技で、カナダ陰謀論者ちゃんたちが窒息寸前でメシウマだわ。陰謀論者ちゃんたちは、ソチ五輪のプレシーズンだからロシアが爆上げかましてくるんじゃなかったんですか?あと韓国の爆上げで男子も上位に入れるんじゃなかったですっけ?カナダと徒党を組んで、たしかアメリカの爆上げもあるはず。みんな爆上げするんですね、すごいですね。こないだ見たのはイタリアのPCS爆上げもあったなあ。そして、爆上げをカモフラージュするために他の選手も上げておくんですよね。それってもう上位選手全員ですよね。いやあ、陰謀論者って楽しそう。僕もそんな愉快な考え方ができるようになりたいなっ!

明後日は一人でも多くの選手がクリーンな滑りができることを願っています。複数枠の希望はいろいろありますけど、どこでもいいや。なるようにしかならない。枠なんて所詮オマケですから。大会に出たけりゃ、国内選手権で優勝する、それがまず前提だもの。
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2012
05.28

2011-2012シーズン 橋大輔

橋大輔

スケートカナダ 3位
NHK杯 優勝
グランプリファイナル 2位
全日本選手権 優勝
四大陸選手権 2位
世界選手権 2位
国別対抗戦 1位

SP:In The Garden of Souls
LP:Blues for Klook
EX:The Crisis

まだブリティッシュユーロスポーツにダイスキタカハシ言われとる。

SPはベストプログラムで10位に選んだプログラムです。今シーズンから久しぶりに4回転をプログラムに組み込みました。7シーズンぶりになりますね。すごい間隔ですね。それだけSPに入れていなくて、この年齢になってよく入れようと思ったなーと思います。もちろん勝つためには必須ではあったんですけどね。3Aの後のトゥステップとホップの音ハメは素晴らしいし、3Lzのカウンターとスリーからだと思われるものからの3Lzも素敵。4Tでミスをした時のリカバリーで3Tを付ける時がありますが、このプログラムではもう絶対単独がいいです。NHK杯の時のステップ、トランジションの動きにはパワーを感じました。やっぱりジャンプに気をとられないと表現って変わってきますよねー。でもある程度のネームバリューがあれば、出来が良ければ点数は出るんですよねー彼も。NHK杯の時に感じた無の境地に達したようなチベット仏教の修行僧みたいな、そんな雰囲気はそれからの大会では感じ取れなかったです。それからはだんだん生々しい、肉肉しいような表現になっていったような気がして。NHK杯の表現と全日本のジャンプだったら最高でした。ちなみに僕がチベット仏教のことをどれだけ知っているかというと、全く知らないんです。あくまで想像の話です。
衣装は2着ありましたけど、僕は2着目の方が好きです。こういう変なの好きなんです。布で上半身梱包しちゃいましたみたいな。のれんみたいでもあるので「やってる?」ごっこも出来ますしね。絶対ロッカールームで滑り終わった選手とやってますよ。うん。

LPでこのブルースを選んだ時、彼は東欧の影薄女子選手かダンサーを目指しているのかと思いました。でも谷間のシーズンですし、まあいいかなと。それで、いざシーズンが始まって、初見はこんなもんかな?という具合。毎シーズンおきまりのパターンです。GPFで辺りではもうかなり良くなってきましたよね。
ジャンプに関して言うと、4Tが安定してきましたよね。惜しいとも言えないダウングレード&転倒のジャンプではまず無くなりました。そして終盤の2大会では成功。そして嬉しいのが、3A以下のジャンプは失敗しない橋大輔の復活。これは本当に嬉しい。この抜群の安定感こそが橋大輔なんですよ。だてに脚が長くなくて、重心が低いだけある(っていうのが僕の勝手な想像)!だから安定してるんですよきっと。セカンドトリプルの慢性的な回転不足は・・・まあしょうがない。もう前半に持ってきたらいかがでしょうか。ステップアウトするか回転足りないなら、確実にクリーンに入った方が良いですし。3連続もたまにしか入らないのでがんばれ。そして、昨シーズンのレビューで希望していた連続スリーターンからの3Fがプログラムに入っていて嬉しかった。僕なら+5あげちゃう!
正味このプログラムはどこをどう表現するかというよりも、雰囲気なんですよね。ブルースってみんなそうだと思うんですけど。このちょっと気だるいような、力の抜けたような雰囲気が良いです。今日も帰ったらビール飲むかあぐらいの。リズムの変化が無いので、分かりにくいっちゃ分かりにくいですけどね。
来シーズンはローリーの振付のようですが、また新たな路線を開拓してくれると思います。ストーリーを演じるプログラムってあんまりローリーで良プロを思いつけないので、ストーリーの無い物を振付して欲しいです。

エキシビションもベストプログラムに入れた好きなプログラムです。不協和音が好きです。人間と同じですよね。パーフェクトで美しい物なんて無いんですよ。歪な物もあるからこそ、美しい物が際立ってきて、悲しいことがあるから嬉しいことが増幅される。このプログラムはそれをまさに体現させたような感じ。いいですねえ。

もうベテランですが、彼もまた進化している選手の1人。来シーズンはどんな素敵なプログラムを見せてくれるのかとワクワクしています。中国杯は靭帯切ってしまったシーズン、初出場する予定だったので来シーズンこそ中国のお客さんの前で演技を披露できると良いですね。ショーはありますけどね。
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2011
06.19

2010-2011シーズン 橋大輔

橋大輔

NHK杯 優勝
スケートアメリカ 優勝
グランプリファイナル 4位
全日本選手権 3位
四大陸選手権 優勝
世界選手権 5位

SP:マンボメドレー
LP:ブエノスアイレスの四季
EX:アメリ

SPは大好きな方が多いと思われる素敵なマンボでした。
彼のDVDで、シェイリーンとの振り付けを見ていたら、本当に難しいことをやっているんだな。ということがよく分かりました。同じ箇所を何度も何度も滑って、2分50秒のプログラムを振付けるのに4日ぐらいかけてましたね。
このSP、なかなかクリーンに決まることがありませんでした。それはジャンプのミス然りなんですけど、フットワークも相当難しいのかフラフラとすることが時々ありましたよね。アンコールやショーでマンボのフットワークを踏んでいるときにはキレッキレに動いているので、試合の中で滑るっていうのは大変なことが分かります。
今シーズン、モロにルール改正の影響を受けたのがスピン。これまでは両方シットでしたが、フライングレイバックを取り入れるなどしましたが、レイバックスピンととってもらえず、結局アップライトに。足換えのスピンもそれほど得意ではないキャメルスピンで、ドーナツというか、キャッチフットというかそんなポジションを入れざるを得ない状況でした。元々キャメルスピンはそんなに得意なようには見えないので、あそこは音楽表現もいただけなかったです。ISUは実に余計なことをしてくださいました。元に戻してください。
音楽表現は素晴らしいと思いましたし、現役の選手ではこのプログラムを滑ることができるのは彼だけだとも思います。ただ、もっともっともっともっと暑苦しいのが欲しかったですね。一番いい出来のものは四大陸でしたけど、それよりもさらに上が見たかったです。
野口英世みたいな髪型は何だったんでしょうね?
衣装は3着ありましたけど、黒は無いですね。サイケなやつが一番インチキ臭くて、プログラムに合っていたと思います。

LPはタンゴ。しかし昨シーズンとは毛色の違うアルゼンチンタンゴでした。テーマは違うと言えど、タンゴはタンゴなので、シーズン最初の試合は、正直言うとつまらなかったんですけど、見るうちにどんどんと魅力が増してくるプログラムでした。
ジャンプの方はジャパンオープン、NHK杯で4回転に成功。ファイナルではフリップに挑みました。どうしてもジャンプ構成で他の選手に負けてしまうので、世界選手権では3連続と3-3を前半に、アクセルを2本後半に入れるという賢い選択で来ました。いくら後半に入れようとも成功しなければ意味が無いですからね。3連続久しぶりすぎて、目がチカチカしました。
イゴール・シュピルバンドがアルゼンチンタンゴについて「アルゼンチンは移民の国だから、いろいろな感情が渦巻いている」みたいな発言をしていたと思います。それはメリチャリのプログラムについての発言だったのですが、大輔さんのアルゼンチンタンゴもそんなプログラムでした。人間の欲望、激しい感情、堕ちていくような表現も見事でした。
ワールドではエッジの問題もあって、本来の動きができていませんでしたが、それでも素晴らしいと思わせてくれるところは、他の選手と違うところですね。
衣装は3着。1着目はマイナーチェンジもありましたが、個人的は1着目のこの画像のやつが一番好きです。

エキシビションのアメリは今までの彼とは違う一面を見せてくれました。シーズン初めは100%ランビエールの演技でしたけど、だんだんと自分のものにしていったように思います。衣装は真っ黒の方が無機質な感じがして良かったです。あのプログラムの中でくるくるっと流れの中でフリップを跳んでいましたね。あれをぜひ試合用のプログラムに入れて欲しいです。エッジの問題もあって、ちょっと考えて跳ばないとダメなんでしょうけど、ステキなんですよね。エッジのことで思い出しましたが、今シーズンのSPでのルッツはロッカーから入っているんですよね。最初、フリップまた跳んだのか?と思っていました。

今シーズンはそれなりにまとまったシーズンのスタートとなりましたが、ファイナルの練習中に接触のアクシデントがあり、それを全日本まで引きずってしまいました。四大陸で調子を上げたものの、ワールドでは震災の影響もあって靴は限界をむかえていて、最悪のタイミングで靴が耐え切れなくなりました。大事な3つの試合で結果が残せなかったのは非常に残念です。
シーズンオフにはボルトを抜く手術をし、現役続行の意思を固めた今は氷の上への復帰に向けて歩き出しているそうです。
2強時代から、3強時代へ。そして来シーズンからは紛れも無い4強時代。うかうかしていると、彼も全日本の表彰台からはじき落とされかねません。グランプリシリーズはスキップするのもありだと思います。じっくりと考えて欲しいです。

ワールドのアクシデントの後、最後まで滑りきり5位入賞。震災の後はワールド開催があるのにも関わらず、チャリティーショーへ参加をした彼です。本当に1人の人間として尊敬できます。
彼に憧れた男の子がスケートを始める。みたいなこともあるといいですね。今までもあったんでしょうけど、また増えてくれれば嬉しい限りです。
Comment:2
2010
05.29

2009-2010シーズン 橋大輔

橋大輔

フィンランディア杯 優勝
NHK杯 4位
スケートカナダ 2位
グランプリファイナル 5位
全日本選手権 優勝
バンクーバーオリンピック 3位
世界選手権 優勝

SP:eye
LP:道
EX:Luv letter

 eyeのテーマはエロ紳士。ジャンプに関しては3-3でしょうか。1番クリーンにきまったグランプリファイナルでもケガの前のような流れはさほど感じられないです。あとは回転不足気味に見えることが多いので気をつけてほしいです。トリプルアクセルは現役選手の中で1番GOEで+をもらえるぐらい美しいです。ステップは言わずもがな、素晴らしいですよ。特にサーキュラーですよね。あそこまで体をぶん回せるってもはや変態なのではと思います。
 eyeは4着の衣装がありますが、僕が1番好きなのはDOIで着ていたあの色がきれいなやつです。あれ良かった。

 道に関しては、ベストプログラムのエントリーでいろいろ書いているので、また同じことは書きませんが、素晴らしいプログラムですね。クワドフリップに挑んだことも素晴らしいと思います。ルッツでアテンションがとられているのが気になります。SPではキレイにアウトエッジで跳んでいるのに、LPのしかも後半になると体力的な問題があるのでしょう、フラット~イン気味になっています。もっとルッツを後半でも最初の方に持ってくるなど工夫のしようはありますね。

 ラブレターは最初見たときはそれほどだったんですけど、韓国での練習映像を見てから見方が少し変わりました。リズムが一定で、「てれれれんれれん」がいっぱい。でも人を想うってこういうものなんだろうと。流れの中で、ちょっと起伏があって、また流れの中にもどっていくという。
 え?自分の言葉に酔っていて6番気持ち悪いって?そんな苦情は受け付けません。

 今シーズンはケガからの復帰のシーズン。シーズン前半は苦しみましたが、後半では五輪の銅とワールドの金という結果に終わりました。「ケガをして良かった」と言う人がいますが、僕は全くそうは思いません。ケガをしていなければ、ワールドの金はあと1年先にとっていて、SPからクワドをバシバシ入れてきて、誰にも文句を言わせない五輪の金メダリスト最有力候補になっていただろうからです。この結果をさも運命付けるかのように言うのは間違っていると思います。
 1シーズン滑ることができなかったことで、あと1年東京のワールドまでは現役続行をすることを表明しました。ボルトの除去手術も延期しました。もし来シーズン、金メダルをとることができたら、彼は引退してもいいのではないかと思います。もちろん寂しいという気持ちは大きいですが、彼の体はすでにボロボロでしょうし、ソチまでプレッシャーに耐えてゆかねばなりません。年齢的にもすでにピークは迎えてしまっているので、これからどうなるかも分かりません。
 僕みたいな者がガタガタ言おうと、彼のことですから、外野にどう言われようとビシッと決めて欲しいです。来シーズンにはどんな演技を見せてくれるのか、とても楽しみです。そして、来シーズンこそ最後なんだという覚悟を決めて見守りたいです。


 これで今シーズンのまとめおしまいです。昨年と比べて人数がかなり減っているのは仕様です。実はそれなりにやることがあって、ダラダラしてしまうのもいやだったので。たくさんのコメントと拍手どうもありがとうございました。
Comment:8
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