2017
04.24

国別対抗戦 3日目の感想

珍しく現地観戦してきたの段。

ペアLP
1 Vanessa JAMES/Morgan CIPRES(フランス)146.87 PB
2 Evgenia TARASOVA/Vladimir MOROZOV(ロシア)142.38
3 Cheng PENG/Yang JIN(中国)133.13
4 Kirsten MOORE-TOWERS/Michael MARINARO(カナダ)130.09 PB
5 Ashley CAIN/Timothy LEDUC(アメリカ)104.23
6 Sumire SUTO/Francis BOUDREAU-AUDET(日本)97.57

6分練習はほとんどの組がソロジャンプの練習に費やしておりました。唯一ケイン&ルデュクはツイストリフトの確認を丁寧にしていました。

すみオデ
ソロジャンプは2本とも失敗。リバースラッソーはワンハンドになってから男性のスピードが急激に落ちました。プロトコルではマイナス評価を下されています。アクセルラッソーでも加点が伸びていません。逆を返せばこれから伸ばせる箇所ですし、悲観するようなことはありません。コレオシークエンスがダンスリフトとスパイラルの美しいポジションを魅せるものだったにも拘らず、移動距離と音楽とのマッチングはそれほどないように思えました。世界との壁はまだ感じます。法被着て鉢巻巻いた羽生見て「電器屋の店員かな?」と。「隣の店の方が安かったですよ」って言ったら、「じゃあそちらで購入してください」とマジレスしてきそう。

ケイン&ルデュク
会場に響き渡るジェイソン・ブラウンさんの「I love you, guys.」3Loはクリーンなランディング。基礎点5.1なので、3Tや3SでGOE+1が並ぶよりも高得点。美味しいです。スローフリップが両足になった後に、ムーブメントで2人とも転倒。テレビで観た方が痛そうに見えます。身長差がない高身長ペアなので、デススパイラルは辛そう。とても美しい2人なので、個人個人ではなく2人でどれだけ作り上げていけるかが大切になりますね。2人ともペア経験者ですが、まだシングルっぽさが抜けてないです。

タラモロ
おそらくこの会場で15人ぐらいがメインイベントと位置づけていたであろうタラモロ。僕はこれを観にきたのですよ。直前に棄権しないか気が気ではありませんでした。スロー2本は迫力がありました。過剰に難しくしたため、半分ぐらい失敗していたアクセルラッソーはしっかりと入りました。入りに待ちがあり、個人的にはあまり好きではなかったグループ3リフトは、現地だとそんなに悪くなかったです。音楽からズレるのがいかんのでしょうね。ファイナル・ユーロと比較するとスピードがないので、早く膝を治してもらえればと。生マッスルポーズ目の当たりにできて感動。

モーマリ
ジャンプにミスなし。マリナロのリフトの背中反りを生で見られました。それが点数に影響しなければいいのですが、反ってからスピードが急激に落ちるんです。だから今回もリバースラッソーとグループ4のリフトでそこまで点数を得られていません。ミスはないですし、ロマンティックで美しいのですが、軌道が単調で、予測できる動きが多いというのが正直な感想。先生が変わったけれどモーモー時代のプログラムの延長線上にある気がしてならないです。マリナロは女子演技中のカナダ奇声担当。

ペンジン
磐石のスロー。ツイストは十分な高さがあるのに、今のトップ勢の質が高すぎて相対的に低く見えるという悲劇。下位3組のリフトと比較すると、移動距離がしっかりと出ており、男性のポジションに無理がないです。リフトが続いても消化エレメンツになっていません。2Aの転倒があっても、出るべくして出た点数だなと思います。6組なのにシェルブールの雨傘被りという。ボーカルはフランス語の方がいい。

ヴァネシプ
ジャンプが跳び抜けて高いです。現役選手のソロジャンプの質ではストクリと双璧を成します。何がすごいかって、シプレは筋肉の鎧をまとっているのに(一時期よりは落としましたが)、ジャンプの高さが出ているということ。重くならないのか!って。リフトの上げ下ろしのスムースさ、フリーレッグを上げても男女ともにブレずに、美しい角度にキープ。スピード感も素晴らしかったです。スローで1本ミスがあり、シングルファンが多い中でこれだけのスタンディングオベーションが起きたのは、2人のよさが十分発揮されたからでしょう。そして、ペア競技のおもしろさが伝わったからでしょう。これでペアに興味を持ってくれる人が増えたのではないかと思います。迷わず立ち上がりました。

女子リザルト
1 Evgenia MEDVEDEVA(ロシア)160.46 PB
2 Mai MIHARA(日本)146.17 PB
3 Wakaba HIGUCHI(日本)145.30 PB
4 Gabrielle DALEMAN(カナダ)142.41 PB
5 Elena RADIONOVA(ロシア)137.08
6 Ashley WAGNER(アメリカ)133.26
7 Zijun LI(中国)128.30 PB
8 Xiangning LI(中国)115.61
9 Karen CHEN(アメリカ)108.62
10 Laurine LECAVELIER(フランス)107.43
11 Alaine CHARTRAND(カナダ)107.15
12 Mae Berenice MEITE(フランス)105.58

メイテ
2A 3F-3T 3Lz-2T 2A-3T 3Lo 1Lz 3S fall
最後2本のジャンプでミスが出て、転倒直後のステップはスタミナ切れが見えましたが、彼女はテレビよりも生の方がよく見える選手だなと思いました。スケーティングうんぬん言ってますけど、今回はよかったですし。最後に粗が出ることが多いので、そこを改善していく必要がありますね。フランス恒例のピラミッドを早く作りすぎて、リプレイ中プルプルしてたのおもしろかった。パリオリンピック招致をこれでもかとアピール。

ルカヴァリエ
3Lz shaky 2F 3S 2A-3T 3Lo fall 3Lz-1Lo-2S 2A
グリースはダサプロにならなければならない決まりがあるのに、ルカヴァリエさんは身のこなしがオシャレすぎてダサくならないのです。異質です。タラモロのスポ根、カリスポのダーティーダンシングと並び今シーズンの三大盛り上がりプロ。スピンで音楽のテンポを落とすので、手拍子バラバラになると思っていたのに対応してきた観客はさすがですね。宴会の国の民の力。

シャルトラン
3Lz<< fall 3Fe 3S 3Lo 2A-1Lo-3S< 3Lz<-3T<< 2A-2Lo
3Lzが回転不足になり不完全な着氷になっても3Tをつけてリカバリー。絶対に2Tではなく3Tにする担当大臣。コレオシークエンスにスパイラルもイーグルもイナバウアーも入れないのが気持ちいい。みんな一緒だとつまらないですから。ザッザッザッザッはいっ!在庫一掃セール!って感じがいい。

ジジュン
3F-3T< 3Lz 2A-3T-2T 3Lo 3F 3S-2T 2A
6分練習では3F-3Tを跳びまくっておりました。ジャンプはほぼクリーンに。eマークのついていた3Lzや比較的苦手な3Loも問題なしです。課題の後半のスタミナも今回は大丈夫でした。コレオシークエンスはスタンダードな構成であるものの、スピードに乗っていましたし、スパイラルの軌道が美しかったです。ただ、リンクの使い方がそれほど大きくないのかな?と思いました。点数にガッツポーズする姿かわいい。これで、連盟の推されから外れる危機は脱したか?他国と違って、中国は連盟に推されるかどうかが大事ですから。なぜ地上波で放送されないのか。

カレン
1Lz 3F< e shaky 2A-1Lo-3S 3Lo 3S-2T tano 3Lz<< 2A fall
トゥジャンプが災難に見舞われた日でした。2Aを転倒した影響で、その後ろのコレオシークエンスの入りが遅れ、せっかくのアメリカ女子ドヤドヤスパイラルを堪能しきれませんでした。それはインタープリテーションの伸び悩みにも結びついたでしょうか。キスクラで応援団がホールドを組んで踊っていましたが、お遊びでもチョクベイの立ち姿が決まっていたのがおもしろかった。画面を通さないチョックさんは、フーターズのお姉さん的な色気でした。来シーズンのエキシビションでフーターズよろしく。

シャンニン
3F< 3Lz 3Lo 2A-1Lo-3S 2A-2Lo 3F< fall 3S-2T
ジャンプをポンポンと気持ちよく着氷。そしてスピンの質のよさが光ました。特にドーナツスピンの回転速度が素晴らしかったです。スピンの回転が速い=中国の観客にウケるということですから、派遣されるであろう中国杯の観客の反応が楽しみです。ボーヤンとヤンジンがユニコーンと馬の被り物で何かしていましたが、場内から何も反応がなかったことがおもしろかったです。中国チームのパフォーマンスがほぼスベっていて、誰か反応してやれよと思いましたね。僕ですか?僕はどのチームにも無反応で笑わないし、歓声のひとつも上げないから平等ですよ。淡々と拍手。

アシュリー
2A 3F-3T 2A-2T 3Lo<-1Lo-3S< 3F 3Lo 3Lze
ちょいと回転不足がありました。3Lzは過去2シーズンアテンションもしくはマークなしが続いていたのですが、今シーズンはeマークがよくつくようになりました。eがつくと基礎点が下がってしまうから美味しくない。今回の演技よかったですけど、アシュリーの本域はこんなものではない。

新葉
3Lz-3T 3Lo 3S 2A 3Lz-3T 3F! 2A-2T-2Lo
緩急のつけ方が抜群でした。それを簡単なジャンプであったり、最後の方でチョコチョコーっとおこなうんじゃないんです。最初から最後まで何度も滑りの性格を変化させ、ジャンプ以外でも、いやジャンプ以外の方で魅了してくれました。ジャンプは表現を構成するために存在する要素ですね。キャリアベストの演技です。

デールマン
3T-3T 3Lz 3F! 3Lz-2T-2T tano 3Lo 2A 3S+2A
デカいジャンプを見せてもらいました。ステップで四肢をキビキビと動かせるのが体操選手っぽくて楽しい。世界選手権よりもいい出来でした。来シーズンはもっと静かなプログラムも観てみたい。

三原
3Lz-3T 3F 2A 2A-3T 3Lz-2T-2Lo 3Lo 3S
演技冒頭から手拍子。演技冒頭の手拍子は、2007年世界選手権の織田信成さんのアクセルすっぽ抜けが過ぎります。大抵の選手が最も基礎点の高いジャンプを配置しているので、集中力殺がれないのかな・・・と心配になります。3Lz-3Tはいつもほどの流れが出なかったです。その他のジャンプはすべてクリーンに。4番目でステップ、8番目でコレオシークエンスを使っています。大抵の選手が後ろの方でいずれかのエレメンツを使うので、ジャンプもスピンも上手く散らした構成だなと思いました。それがシンデレラのハッピーエンドと重なりますしね。ジャンプ前後はまだ隙が見えるので、そこを埋めていくと更に高得点が期待できそうです。宮原の怪我でプレッシャーはあったでしょうが、シーズン後半日本を引っ張ってくれました。まおちゃんありがとう。

ラジオノワ
3Lz-3T 3F 3Lz< 3Lo-1Lo-3S 2A< df 3Lo 2A
ボーカル不必要なんじゃないかな?と思うのですが、ボーカルなしのいつものヴァネッサ・メイ音源にしてしまうと、それはラジオノワじゃない気がします。コテコテさせた方がラジオノワだなー。ステップとコレオシークエンスを繋げたプログラムです。2Aを不得手としているので、後半2Aがあり、スピンを続けてフィニッシュすると、ボーカルのインパクトにスケールが負けてしまうかなと。ジャンプに高さのある、例えばソトニコワとかオズモンドだったら、こういったのもアリだったと思います。

メドベージェワ
3F tano-3T tano 3Lz tano 3Lo 3F tano 2A tano-2T tano-2T tano 3S tano-3T tano 2A tano
メドベージェワのすごいところは1つの動きを完璧に決めながらも、すぐに次の動きに移行できるところ。そしてまったく振り遅れないところ。難しいジャンプの前にも所狭しとターンを詰め込み、クロスも多くないこのプログラム。これで点数が出ないはずがありません。GOEは+2以上しかなく、+3が過半数を超えています。女子では史上初の10.00も出ました。インフレしている大会だということもありますが、そうでなくとも歴代最高に相応しい滑りでした。160点なんて机上でも思考が及ばない世界でした。こんなスコアが存在するんですね。この日初めて声を発しました。「えー!」って。

総合結果
1 Team Japan 109
2 Team Russia 105
3 Team U.S.A. 97
4 Team Canada 87
5 Team China 80
6 Team France 62

ISUがリザルトを作らなかったので、今年からパーソナルベストに認定されないのか?と思っていたんですけど、合計点も含めしっかりと認定されました。

そして翌日のエキシビションを観るわけでもなく、田舎へと引き上げていきました。都会に出ることが滅多にないので、映画館でムーンライト観ました。最寄の映画館まで2時間かかるものでね。代々木公園で催されていたエコロジカル&ピースフルイベントで、C.W.ニコルが飯売ってるのも見ました。首都はすごいなー。

これでシーズンも終わりです。さよならプレシーズン。NEXT is OLYMPIC SEASON ジャララーーーデデデデデデデン
2017
04.24

村上佳菜子 引退

http://www.sanspo.com/sports/news/20170424/fgr17042405010002-n1.html

村上佳菜子が昨日の国別対抗戦エキシビションで引退を発表。ゲストに選ばれたのはこのことがあったからなのですね。粋な人選でした。引退後はプロスケーターとして活動するとともに、コーチの修行を始めるそうです。彼女のことですから、満知子先生のように、生徒にスケートの楽しさを伝えられる先生になるのではないでしょうか。

小さな頃から注目されてきて、華という武器と笑顔で日本の女子フィギュアスケート界黄金期のバトンを受け継ぐ存在になりました。全日本選手権で、演技のスタート位置を間違え、横移動をしていたことを昨日のことのように思い出します。シニアデビューのシーズンにグランプリファイナルで銅メダル。世界選手権代表にも選ばれ、2011年~2015年まで5年連続で世界の舞台で戦ってきました。もちろんキャリアで見せるのは笑顔だけではありませんでした。なかなか思ったようなジャンプが跳べずに、暗い表情を見せたシーズンもありました。それでも、今シーズンはそれを振り切ったように、今自分に出せる力を出し、ずっと笑顔を見せてくれました。結果的に現役最後の試合となった全日本選手権では、ジャンプ構成を落としたものの細部まで行き届いた美しい表現と滑りで作品を完成させました。僕のブログのレビューで「LPはジャンプを終えるまで表現ができていない」と毎シーズンのように言ってきましたが、ついにそこから脱し、真の表現者として歩み出したのだなと思えました。現役の最後は、「Prayer for Taylor」で締めくくりました。僕は彼女のプログラムの中で、これが一番のお気に入りだったので、とても嬉しいです。最高に美しかった。SPの打率高すぎですね。1番打者に据えていれば安心できる打率でした。

今までお疲れ様でした。

トリノ、バンクーバー、ソチ3大会のオリンピック女子代表が現役を退き、日本スケート界のチャプターが区切られることになります。そして新たな時代はもう始まっているのです。
2017
04.21

国別対抗戦 2日目 ペアSP・アイスダンスFD・男子LP

ペアSP
1 Vanessa JAMES/Morgan CIPRES(フランス)75.72 PB
2 Cheng PENG/Yang JIN(中国)71.36
3 Kirsten MOORE-TOWERS/Michael MARINARO(カナダ)69.56
4 Evgenia TARASOVA/Vladimir MOROZOV(ロシア)66.37
5 Ashley CAIN/Timothy LEDUC(アメリカ)59.57
6 Sumire SUTO/Francis BOUDREAU-AUDET(日本)54.84

ケイン&ルデュク
ツイストはやや抱え気味ですが、シーズン序盤のことを考えるとよくなりました。3Loは男性が両足着氷。その他はよかったのではないかと。今大会のインフレっぷりを見るに、7点台に乗るだろうと思ったのですが、1つもなかったです。祭りなのに。

ペンジン
毛根虐待プログラムも最後。3Tはきれいに。シャオユーよりペンちゃんの方がソロジャンプを降りている可能性。シーズン終わってるのにわざわざこの大会に出向いてもらってすまんな。

すみオデ
ツイストがシーズン終盤に入って決まらなくなっている・・・?3Sは女性が転倒。スローサルコウはタイミングが合わずにおましなスローイングになりました。よくステップアウトで堪えられました。ワカバヒグチが富士山の被り物を被っておる。批判を恐れて応援で冒険できない日本勢の控えめな姿勢に一石を投じました。もっとぶっ壊れましょう。

モーマリ
ミスのない演技でした。トランジションに凝られていて魅せられました。四大陸から2ヶ月も経ったのに調子よさそう。この2人はとても雰囲気がよくて、まるで付き合っているみたいなんですけど、モー子さんはまだフィルスと付き合っていると思うので、おそらくマリナロの距離感が近すぎなだけでしょう。

ヴァネシプ
ワールドで落下させたツイストはかなり慎重に。他のエレメンツはきれいに入りました。新鮮なカツオピチピチ飛込みダンスリフトは、キャッチングバスケットと呼ぶと小山さんが教えてくれました。物知りになった。パフォーマンスが8.71にまで伸びました。いい演技でしたもの。フランスチームにパリッとした演技が出ました。よいこはホテルから浴衣持ち出しちゃダメですよ。

タラモロ
3Tでタラソワが転倒。スローループでも転倒という珍しい失敗が続きました。ジャンプ失敗はモロゾフ担当だというのに。世界選手権の後また膝を縫ったようですけど、大会中は「やりとげないと」という興奮状態にあって大丈夫だったのかも。2つ転倒があってスケーティングスキル9点台に乗るのが今シーズン変わったところ。

オデに何も聞かないままインタビュー終了。WAO。

アイスダンスFD
1 Kaitlyn WEAVER/Andrew POJE(カナダ)113.83 PB
2 Madison CHOCK/Evan BATES(アメリカ)109.96
3 Ekaterina BOBROVA/Dmitri SOLOVIEV(ロシア)104.55
4 Shiyue WANG/Xinyu LIU(中国)94.33 PB
5 Marie-Jade LAURIAULT/Romain LE GAC(フランス)92.92 PB
6 Kana MURAMOTO/Chris REED(日本)92.68 PB

マリロマ
SDはよくもなく悪くもなくでしたけど、FDはとてもよかったと思います。勢いが素晴らしかったです。ローテーショナルからステーショナリーのコンビネーションリフトは安定感も質も高かったです。そしてステップの最後までクリーンな滑りでした。マリロマの間にエイモズが座り目立つ。マスコットかな?

かなクリ
クリスのツイズルが少し危なかったぐらいで、とてもよかったと思います。ダンススピンで工夫したり、リフトのポジション確定がきっちりしており、2シーズン目のカップルとは思えないです。

ワンリウ
SDはノットタッチだったり、軌道がおおむね決まっているので、ホールドを組んで男性がグイグイ引っ張っていくFDの方がスケートの伸びが分かりやすいです。シーユエの誕生日なのに、「誕生日おめでとう」アナウンスはないのか。いつぞやのケイトリンはあったのに。

ボブソロ
ツイズルはよろめきながらもまとめました。悪くはないけれど、世界選手権のような調子をキープしているとも言えない感じです。キスクラではボブソロ&ズーリンと入れ替わり、ラジオノワとモロゾフ&コフトゥンで席に座って点数待ちごっこをしていました。かわいい。

ウィバポジェ
シーズン一の出来でした。どうしてここでこんなにいい演技をしてしまうのか。2年前の国別でも思ったことですが、プレッシャーのかかっていない試合の方がいいんですかね。特にサーキュラーステップのケイトリンの滑りのタッチの柔らかさと言ったら。過去最高レベルでしたよ。ツイズルも過去最高レベルに揃っていましたしね。コレヲオリンピックデヤッテクレヤ。キスクラでは「We love you, Mao」のメッセージボードを掲げました。こういう気遣いが日本人ファンが多い要因です。

チョクベイ
チョックさんのキレが世界選手権のそれを遥かに上回っておりました。これは115点コース!そう思ったのにベイツさんがサーペンタインの途中のツイズルでスタンブルするという。もおおおおおおお!もったいない。

ウィバポジェもチョクベイもステップでレベル4が1つずつもらえました。お祭り大会だとはいえ、シーズンの最後にこの評価を得られてよかった。かなクリはステップが両方レベル3で、他はレベル4。少しミスはありますが、最後の最後で取りこぼしのない演技を披露することができました。めでたしめでたし。来シーズンはレベルをバシバシとってくれい。


男子LP
1 Yuzuru HANYU(日本)200.49
2 Shoma UNO(日本)198.49
3 Patrick CHAN(カナダ)190.74
4 Nathan CHEN(アメリカ)185.24
5 Mikhail KOLYADA(ロシア)184.04 PB
6 Jason BROWN(アメリカ)179.35
7 Boyang JIN(中国)174.63
8 Chafik BESSEGHIER(フランス)157.46 PB
9 Kevin REYNOLDS(カナダ)150.41
10 Maxim KOVTUN(ロシア)148.29
11 Kevin AYMOZ(フランス)127.43
12 Tangxu LI(中国)125.32 PB

コフトゥンキスクラではボブソロが陸上ジャンプ。ダンサーでもジャンプできるのか!そりゃできるか。タンシューキスクラではシーユエをスローした後ダンスリフト。めっちゃスキル発揮してる。

羽生
4Lo 1S 3F 4S-3T 4T 3A-2T tano 4T-1Lo-3S 1A
4Sが抜けたので、3A-1Lo-3Sを4Tからの3連続に変更しました。四大陸と似たようなリカバリーですが、4T-1Lo-3Sなんて初めて見ました。最後はいくら羽生といえど助走が足りなさすぎですね。あんなもん跳べるかーーーい!最後まで攻めたのは羽生らしかった。抜けてしまったジャンプの基礎点とGOEがTESからそのまま下がった形です。世界選手権では自然の全てを司った聖なる雰囲気を持っていたのですが、今回は表現まで力を発揮できていなかったです。パフォーマンスがトランジションより低くなっています。ジャンプを跳べなかったときにも、PCSをキープできるか。

Pさん
4T-3T 4S 3A hd 4T shaky 1A-2T 3Lo 3Lz-2T 3F shaky
得点源となる5本目までのジャンプに目がいきがちですが、このプログラムの真髄は3Loから始まると思うんですよね。トリプルジャンプが消化のためのエレメンツに成り下がらず、トランジションを加えながら、ジャーニーを構成する必然性のあるピースになっています。美味しい演技。

ブラウン
3A-3T 2A 3A 3Lz 3F-2T 2A 1Lo 3Lz-1Lo-3S
見慣れはしたけれど、見飽きてはいないプログラム。かといってもう1シーズン観たいかと問われると、次のプログラムが観たいのでごちそうさま。さらばピアノレッスン。

コリヤダ
4Lz fall 4T 3A-2T 3Lz-2T 3A 3Lz-1Lo-3S 3Lo 2A
なかなか成功のない4Lzとセカンドトリプルが入らなかったことを除き、ジャンプは好調。コリヤダもこれから4回転の本数を増やしていくでしょうか。来シーズンはコミカルではないものが観たいです。連盟にダメ出しされませんように。

ボーヤン
2Lz 4S shaky 3A so 4T shaky 4T-2T 3Lz-3T 3A-1Lo-3S 3F
4Lzはコケることはあっても抜けることは少ないのでレアな光景を目にしました。世界選手権ですべてを出し尽くしたんですね。

ネイサン
4F-2T 4F so 2S 4T-2T-2Lo 4T 3A 3Lo 3F-3T
4Fと4Tを極めし者感。特にイーグルからの4Tあれだけ楽々跳べるのは重力無視しまくってますよね。あんなの3Tの入りですもん。おかしい!おかしいぞ!星条旗柄のサングラスとテンガロンハットを装備しても滲み出る管理職・・・・・感がない。ダブル星条旗は強い。

昌磨
4Lo 4F so 3Lzシュタッ 3A-3T 4F fall 4T 3A-1Lo-3F 3S
ラリーララララアーハハハハハハ。髪撫で付け系男子になっている。昌磨がどんどん大人に。4F2本の構成にしてきました。これまでより2点ほど基礎点が上がるわけですから、導入できたら武器になります。3A成功すると音にハマって気持ちいい。羽生「ショーーーーートありがとうございまーーーす」ワロティング。男子でめっちゃ貯金したチーム日本。

現在の順位
1 Team Japan 81
2 Team U.S.A. 78
3 Team Russia 74
4 Team Canada 67
5 Team China 59
6 Team France 46

ロシアとの点差が7点。ロシアはまだ優勝圏内につけています。アメリカよりもロシアが脅威です。

週末出かけるのでブログの更新できません!パソコンも持って出歩きません。週明けにスーーーーっと更新しておきます。
2017
04.20

国別対抗戦 1日目 アイスダンスSD・女子SP・男子SP

テレ朝のOP控えめで物足りない。

アイスダンスSD
1 Madison CHOCK/Evan BATES(アメリカ)79.05 PB
2 Kaitlyn WEAVER/Andrew POJE(カナダ)76.73 PB
3 Ekaterina BOBROVA/Dmitri SOLOVIEV(ロシア)68.94
4 Shiyue WANG/Xinyu LIU(中国)64.03 PB
5 Kana MURAMOTO/Chris REED(日本)63.77 PB
6 Marie-Jade LAURIAULT/Romain LE GAC(フランス)61.44

マリロマ
ローテーショナルリフトで氷をバシュンと飛ばしてかっこよくフィニッシュしました。国別対抗戦での演技が世界選手権より目に見えて落ちているのはフランスカップルあるある。他国よりも際立ってそうです。ペシャブルもパパシゼもそうでしたから。キスクラにミニオンズがいっぱい。

かなクリ
ツイズルの練習をたくさんしてきたということで、こういう煽りが入ってしまうとフラグがビンビンに立ってしまうわけです。へし折りはできなかったものの、ベロンと折り曲げられるぐらいの質でした。

ワンリウ
男性の膝の沈み込みが深くなり、また上手になったなという印象。世界選手権から調子をキープしています。男性が大きすぎるだけで、女性も163cmあるので存在感はあります。滑りの技術が向上し、安定感が生まれたのか、上体も思い切って動かせているのかもしれません。上手いなあ。

ボブソロ
ロシアの応援席みっちり詰まっている。スタートのくるくる滑りながら加速していくところ好き。そしてツイズル!ソロビエフ!!!久しぶりにソロビエフらしい不安定なツイズルを見ました。ステップのスピードをチェンジしながら滑るところのカメラ位置が悪くて堪能できなかったです。あれはジャッジ席側から映してもらわないと。

ウィバポジェ
ツイズルはよろけました。でも他のエレメンツはきれいに決まっていました。ほんとエレメンツに関してはかっこよく決まるんですよ。来シーズンはルンバで得意なラテンですから、プログラム全体の雰囲気がよくなることを期待しておるのです。マジで頼んだモロゾフ。

チョクベイ
世界選手権から調子を落としていない組。というか世界選手権よりええやんけ!これ世界選手権でやってくれや。研ぎ澄まされております。パーシャルのスピードがほんと気持ちよかった。ティモシー・髭・ルデュクさんの髭が星条旗カラーのラメに染められております。明日までに落とすんですか?

上位2組は元気でした。かなクリはパーシャルとミッドラインでレベル3を取れました。ちょっと怖かったツイズルは無事レベル4です。シーズン最後のお祭り大会なので、全体的に大盤振る舞いのスコアでした。

女子SP
1 Evgenia MEDVEDEVA(ロシア)80.85 PB
2 Elena RADIONOVA(ロシア)72.21 PB
3 Mai MIHARA(日本)72.10 PB
4 Gabrielle DALEMAN(カナダ)71.74
5 Wakaba HIGUCHI(日本)71.41 PB
6 Ashley WAGNER(アメリカ)70.75
7 Xiangning LI(中国)63.81 PB
8 Karen CHEN(アメリカ)60.33
9 Zijun LI(中国)59.76
10 Alaine CHARTRAND(カナダ)59.13
11 Laurine LECAVELIER(フランス)54.15
12 Mae Berenice MEITE(フランス)49.11

映像がガタガタでシャンニン観られず。

メイテ
3Lo-3T 3Lz fall 2A shaky
3-3は根性で。3Lzは痛そうな転倒になりました。昔に比べてトゥジャンプの高さがなくなりました。垂直型でしたのに。

ジジュン
3F-3T 3Lz 2A
速報から5点ほどTESが下がりました。やはりジャンプの回転がなあ。でも動きは悪くなかったです。冷静になって思うと、この感想のパターンを何回繰り返しているのだろうかと。んでLPへの不安が・・・となるのですよね。

ルカヴァリエ
2Lz so 3Lo-2T 2A
ルッツがノーバリューに。後半の3Loでリカバリーをかけてきました。残りは素敵な雰囲気で。ジャンプの失敗にPCSが左右されにくい選手ですね。

シャルトラン
3Lz shaky 3Lo-3T 2A
スウェイからピナ・バウシュ。そして再びスウェイにプログラムを戻しました。シーズン最後ですしお祭りだからこのプログラム滑っちゃおうというやつですね。3Lzにコンボがつけられなかったので後半に。3Loの着氷が乱れたのですが、力技で回転不足の3Tをつけました。本来コンボをつける場所ではないので、その後ろの2Aとステップを急いでこなしていました。忙しい演技だった。

新葉
2A 3Lz-3T 3F
スピードビュンビュン。世界選手権よりスピードに乗っていたと思います。だから3Lzの軸が曲がっても3Tに繋げることができていました。3Fの着氷はギリギリでしたが大丈夫です。最高とはいかないまでも、彼女の魅力はしっかりと出せていました。

三原
3Lz-3T 2A 3F
世界選手権で失敗した3Fがきれいに入りました。やはりこれが入るだけで一気に演技に締まりが出ます。スケーティングスキルも高評価を受けているようで何より。インタープリテーションが新葉と同じぐらいの評価ということで、ここはまだまだ伸ばしていかなければならないところです。

カレン
3Lz-2T 1Lo 2A
世界選手権をきっかけにここでブレイクしてくれればよかったんですけどね。評価を高めるには、安定した成績を残さなければなりません。2Aやレイバックスピンの出まできれいに収め、素敵な雰囲気でした。

デールマン
3T-3T 3Lz shaky 2A td
後半の2本のジャンプが乱れました。安定感のある選手ではないので珍しくはありません。むしろ2ミスで71点も出せるようになったことを喜びましょう。ダイナミックさだけに留まらない幅の広い表現が出来るようになるか、それが今後のポイントですね。

ラジオノワ
3Lz 3Lo-3T 2A
3Lzがギリギリの着氷になり、後半の3Loにコンボをつけました。ステップでの表情素晴らしいですね。余裕とか哀愁とかそういったものを超越してクドいです。夢に出てきたら夜中に目を覚ましそう。

アシュリー
3F-3T 3Lo 2A
左上カウンターのリーダーのTESが100.99と表示されていました。人類ではSPで出すことのできないスコア。3-3の回転が怪しいものの、演技力は如何なく発揮されました。指差しのやり方はアダム・リッポンと同じです。さすがマブダチ&同門。アメリカの応援席に向かって「あ?オラオラもっと歓声よこせや」と煽るお姐様でした。

メドベージェワ
3F tano-3T 3Lo 2A tano
2Aの着氷がシェイキー気味になったので、その分取りこぼしたかもしれませんが残りはいつもの彼女です。80点はお預けかと思いましたが、シェイキーランディングでもTESの自己最高を超えていました。そしてPCSはすべて9点台。インタープリテーションは9.61に達しました。もはや男子である。ついに80点台出ましたー。

死ぬほど映像が止まりました。眠いときに映像止まると萎えます。メドベージェワはスケーティングスキルで1つ8点台があるだけで、9点台か10点しかありません。3-3のコンボは満点評価です。女子もダンスと同じく大盤振る舞い。このペースで行くと、羽生111.11くるか・・・?

男子SP
1 Shoma UNO(日本)103.53
2 Nathan CHEN(アメリカ)99.28
3 Boyang JIN(中国)97.98
4 Mikhail KOLYADA(ロシア)95.37 PB
5 Jason BROWN(アメリカ)94.32 PB
6 Patrick CHAN(カナダ)85.73
7 Yuzuru HANYU(日本)83.51
8 Chafik BESSEGHIER(フランス)81.93 PB
9 Kevin AYMOZ(フランス)67.23
10 Tangxu LI(中国)65.24 PB
11 Maxim KOVTUN(ロシア)64.62
12 Kevin REYNOLDS(カナダ)61.88

レイノルズ
4S so 4T fall 3A
4Tは回転不足で転倒。このままだと全部失敗の恐れがヤバい・・・しかも次に控えているのは苦手な3Aううううううああああああああああああカナダの伝統をていっ!背負い投げ!ですが、さすがにこれだけのミスではスコアは伸びず。

ベセギエ
4T-3T 3A 3Lz
セカンドジャンプが2Tにならなかった!他のフランス勢の調子が上がらない中でキレキレの演技でした。これは2013年の国別におけるメンショフさん的な。あ・・・でもその後脱臼したんでした。ベセギエさんは怪我しないでください。

ネイサン
4F-3T 4T 3A
安全策の4Lz回避。安全策でもなお強い。そして安定しています。どうしてこれほど4Fをポンポン降りられるのでしょうね。単独の4Tなんてミスする予感を1ミリも感じません。単独の4Tなので、4Fよりもターンから入りやすいという利点もありますね。星型のふざけたサングラスかけてても貫禄が滲み出ている・・・これは管理職のオーラ。

コリヤダ
4T-3T 3A 3Lz
4-3の着氷を堪え、GOEで大量加点の望める残りのジャンプをきっちりとランディング。今シーズンこそこのプログラムにお別れだと思うので、ダンカンコノヤロープロ安らかに眠ってください。

コフトゥン
2S-1T 4T so 2A
あっ・・・TESカウンターが。女子でも後半グループに入れないスコアになりました。ドンマイ・・・毛刈りした髪型似合ってますよ。

ボーヤン
4Lz-3T 3A shaky 4T
フェンスに近づきすぎた4-3を上手に処理しました。ステップで5点台のスコアを稼げるようになりました。レベル4+GOE満点で6点ちょうどもらえるので、ボーヤンのステップは確実に武器になっています。キスクラに首が360度回転する馬が登場。これが中国5000年の歴史が成せる技。

ブラウン
3A 3F-3T 3Lz
観客のみなさん一斉に立ったり座ったり大変。マスゲームみたいですね。美しい演技でした。結局シーズン初めにプログラムを変更したのは正解でしたね。SP・LPとも路線が似ているより、男性の弱さと強さを同居させたこのプログラムの方が、ブラウンの持ち味と進化を同時に見せられますもの。クワドレスの限界を引き上げていきますなあ。

Pさん
4T-3T 4S so 3A fall
2クワドにしてきました。挑戦できる場ですから、これを生かさない手はないです。オリンピックに向けて、もう戦いは始まっているのです。Next is olympic season.年長組とのハグはチームメイト!って感じですけど、若い女子シングル2人とのハグは父娘のようでした。父性溢れるP様。

昌磨
4F 4T-2T 3A
コンボでは無理せず2Tをつけ、きれいにまとめました。友達の3Aさんとは友好関係をキープし、クリーンに成功。ネイサンも羽生もそうですけど、これから難しいジャンプの後ろにイーグルを入れるのが当たり前になるんでしょうか。シーズンベストは104.86なのにシーズンベスト表示が・・・ISUかJSFか知らんけど適当やぞ!

羽生
1Lo 4S hd 3A
今シーズンはノーミスのSPを観ることができませんでした。冒頭の2本のミスで20点が飛んでいきます。まさかの前半グループ入りになりました。メドベージェワには勝った。

現在の順位
1 Team Japan 44
2 Team Russia 44
3 Team U.S.A. 43
4 Team China 32
5 Team Canada 31
6 Team France 19

同ポイントですが日本が上位です。同ポイントの場合は別々のカテゴリーで上位2組のポイントを足すことになります。日本は男子の12+女子の10=22、ロシアは女子の12+アイスダンスの10=22(ラジオノワの11ポイントは、メドベージェワとカテゴリーが被るのでここでは採用されない)。でもこれも同点なので、次にその上位2組の合計点数で争います。日本は175.63、ロシアは149.79なので日本が上位。だからこうなったらしいです。

眠気との壮絶なバトルでした。そこから抜け出させてくれたネイサンありがとう。さすが管理職。
2017
04.18

新しい採点システムが導入か

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017041700998&g=spo

ISUが新しい採点システムの導入を検討しているそうです。技術力を重きを置いたテクニカルと、表現に重きを置いたアーティスティックの2つで、片方だけに出場することも可能とする方針の模様です。関係者という人の話はよく分かりませんが、採用されるとなるとフィギュアスケート界に新たな時代が訪れそうです。

今のシステム下では、ショートは技術の正確性を判定し、フリーは自由なことをやればいいという名目があります。でも実際はフリーの実施要素はスピンもステップも、ペアではリフトの数や種類の制限などガチガチに固められていて、フリーとは言えない状態。新しいシステムの導入によって、そこに風穴があくとさらにおもしろくなりそうです。また、アーティスティックは表現に重きを置くそうなので、全盛期よりはジャンプは落ちてしまったが・・・という選手が競技を続けていくモチベーションになりそうだとも思いました。

ただし、アーティスティックに関しては旧採点法式への回帰なのではないかという疑問もありますね。システムが不明瞭になり、分かりにくくなる恐れがありますし、スポーツよりも芸術の面が強くなりそう。そうなってくると「オリンピック種目としてどうなのか?」の問題に繋がりかねません。特にアイスダンスに関してそう感じます。

導入を議論されているのは、北京オリンピック後の2022-2023シーズンからということです。来シーズン終了後のISU総会で提案されるそうです。ISU総会は偶数年に催され、4月末にアジェンダが発行されます。ですから、ちょうど1年後に各国連盟・ISU技術委員会からの提案が出されるわけです。1年後が楽しみです。

ピョンチャンオリンピック後にもアイスダンスのステップシークエンスに変更があったり、GOEの幅が変わったり、ペアのコレオシークエンスが廃止になるなどいろいろと変化はあります。フィギュアスケートの採点システムは恒常的なものではありませんから、これが普通です。システムが変わったら変わったで慣れますよ。

日本を勝たせないようにするルール変更だ!といった被害妄想のような意見を聞きますが、何を以ってそう思うのでしょうね。eマークの導入や回転不足判定の厳格化で一番困ってるの日本じゃなくてアメリカですよ。それじゃあ、アメリカがスポーツのロビー活動で負けるような世界なのか?って話ですよ。陰謀論者とは一生分かり合えないから、まいっか。

1年先の提案よりも、これから1年間の引退ラッシュの方が気がかりであります。
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