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2019
04.04

ハビエル・フェルナンデス 引退によせて

完全に投稿時期を逸していたハビエル・フェルナンデス引退エントリー。読まなければならない記事やSNSの投稿を350件ほど消化しています。このペースだと春が終わるので今書きます。

日本人という観点から彼を捉えると"羽生結弦最大のライバル"です。ソチオリンピックと世界選手権を制し、世界一のエレメンツのクオリティーを持ち無敵状態に突入すると思われた羽生の金メダル独占を阻止し、2015年と2016年の世界選手権で頂点に立ちました。そんな彼はジュニア時代から有名だったとは言えませんでした。

彼の名前を知らしめたのは2009-2010シーズンのLP"パイレーツオブカリビアン"でした。サーキュラーステップシークエンスのステップに合わせて酔っ払いながらコミカルに演じる姿は当時とても新鮮でした。後々、これが彼の演技スタイルとなっていくのです。このシーズン以前の彼を思い出そうとしたのですが、モジャモジャの髪以外のことを思い出せなかったです。初出場の2007年世界選手権はSP35位で通過にかすりもしなかった。誰も彼が世界チャンピオンやオリンピックメダリストに成長するとは思っていなかったでしょう。2010-2011シーズンのSPで毒々しい色の衣装を着させられて演技しているときにも、それは考えられませんでした。

2011-2012シーズンからコーチがブライアン・オーサーに変わり、トロントで練習を積むようになりました。するとどうでしょう。それまでLPの冒頭で4Tを1本だけ跳んでいた彼が、SP・LPあわせて3本の4回転を跳ぶようになったではありませんか。しかも世界でもトップクラスの質で降りるのです。そしてまーーーーー失敗しない。着氷は乱れても抜けもコケもしない。そして前のシーズンまでのモロゾフ成分が抜け、粘りのあるスケーティングが備わり、ノーブルな雰囲気を帯びるようになった。コーチが変わるだけでこんなにも人は変わるのかと驚かされました。PCSは一気に8点台に跳ね上がり、トップスケーターの仲間入りをしました。点数の上がり方が急激だったので、当時は「オーサーの政治力があるから~」と意味不明なことを言う人たちが出現しました。上手くなったら点数が伸びるのは当然です。それでも3Aが不安定だったり、4回転よりも3Lzや3Fの軸が危なく、崩れてしまうこともありましたね。

2012-2013シーズンのNHK杯で久しぶりに日本での試合に出場しました。「メンツを見ると表彰台は羽生・ダイスケさん・なんですだな!今シーズンから羽生もオーサーがコーチだからダブル表彰台だな!」と思わせてからの表彰台に乗れないという結末。この次のシーズンのNHK杯でも表彰台に乗れず、オリンピックシーズンは日本開催でのGPF進出を逃すという、日本との相性の悪さ伝説が始まるのです。でもジャパンオープンでいい演技したり、2014年世界選手権でメダル獲ったり、死ぬほど悪いわけではないのです。割と悪いってぐらいです。2013年のユーロで初優勝(なぜか髪切りすぎてた)して、ここから休むことなくユーロのタイトルを引退の2019年まで獲り続けました。2013年世界選手権ではスペイン選手初の表彰台に立ち、歴史を作りました。その世界選手権でのエキシビションは、懐メロメドレー"スーパーハビ"を初披露。これを数年に渡って滑り倒していくことになるのです。2012-2013シーズンは彼のすべての歴史と伝説の始まりだったと言えます。

2013-2014シーズン。2度目のオリンピックシーズンです。NHK杯で日本との相性の悪さを発揮しGPF進出を逃しました。ユーロを手堅く獲り(髪切りすぎ)、ソチオリンピックへ突入。僕はこのシーズンの衣装がとても好きでした。SPはスペイン国旗をあしらった不思議な衣装で得意のコミカル路線で、LPはスーツに拮抗縛りという時代の最先端を走っていました。アダム・リッポンがアカデミー賞の授賞式にタキシード+田亀源五郎のちょっとびっくりする絵みたいな恰好で出席していましたけど、それより前に公衆の面前で亀甲縛りをしていたのです。え、あれはガンホルダーだって?いや事実はどうだっていいんです。おもしろいのだから。オリンピックでは4Sが3Sになってしまった影響で、最後の単独の3Sがシークエンス扱いとなり、コンビネーション4つ目でキックアウト。まさかの4位でした。2Aにしていれば銅メダルだったのです。テンくんの点数を抜けずに暫定2位になる点数発表のシーンは悲しいから一生観られません。

2014-2015シーズンはGPFが初のスペイン開催。大国と違ってスペインはフィギュアスケート新興国ですから自国のスターがいないと話にならない。サラ・ウルタド&アドリア・ディアスが伸びてきていたとはいえ、GPF進出までは届かない実力。そうなればなんですくんが進出するしかない。GPSからずっと念じてきました。GPFへの出場が決まり、SPで5位スタートだったので、表彰台に乗らないと大会が失敗になるヤバいヤバい……と念じて無事に銀メダルを獲得。無事にホスト役を果たしました。このシーズンからユーロへ髪を切りすぎて出場することはなくなりました。世界選手権ではスペイン人初の優勝を果たし、素晴らしいシーズンを過ごしました。僕は彼のプログラムで最もお気に入りがこのシーズン滑ったSP"Black Betty"でした。彼のヌメヌメした滑りとジェフリー・バトルの小粋な振付が最高の化学反応を見せていました。バトルさんがなんですくんの溢れ出るかわいさを的確に見抜いているなとも思いました。このシーズンはLPで"セビリアの理髪師"を滑り、引退するまでスペインが題材となったプログラムを滑り続けました。

2015-2016シーズンのGPFもスペイン開催になってしまったので、前年と同じように念じていました。連勝で軽々とGPF進出を決め、GPFでも危なげなく表彰台に立ち、腕組みをする日本人を見守るお父さん役を熱演しました。ユーロでは300点超えを達成しましたが、それでも圧倒的な歴代最高得点を持つ羽生に勝つのは難しいと思いました。世界選手権ではSPの時点で12点差がつきましたしね。ところがどっこいひっくり返してしまうんですね。ユーロからはLPで2本目の3Aを入れるようになり、3クワドと3A2本が同居する構成に。しかもそれをほぼ完璧に滑ってしまうのです。あれだけ苦手だった3Lzや3Fも迷子にならなくなり、3Lzに関しては引退するまでの3年間はほとんど失敗がありません。彼自身の努力に加え、最高のコーチとライバルとに、ポテンシャルを最大限まで引き出してもらえたからこそ世界選手権でのとてつもない演技が観られたのです。

2016-2017シーズンには、100人中80人は彼の代表作に挙げるであろう芸術作品"マラゲーニャ"が地球上に誕生しました。とは言っても正直なところ、僕はシーズンが始まる前は、本当にいい作品に仕上がるのか疑っていましたよ。アントニオ・ナハロさんの振付したフラメンコにはいいものが多いけれど、フィギュアスケートに落とし込めていない作品もありましたから。それでもって実際大会での演技を観ると、予想を遥かに上回ってくるではありませんか。リンクを押し広げるほどに滑り尽くし、ターンから華麗かつ鮮やかに4回転ジャンプを決め、基礎点が低くウィークポイントになりがちなアップライトスピンをフラメンコらしいポーズで魅せるためのピースとして活かす。蛇行しながらリンクを統べ、会場の視線を釘付けにするステップシークエンスでキメる。特に世界選手権での演技は彼史上最高の演技だったと思います。LPでは前年に自分がやった逆転劇を羽生にされてしまうわけですが、この年の世界選手権の男子シングルは史上最高の戦いだったので、メダルが獲れなくても仕方ないと言える大会でした。彼のSPが観られただけでも大会の開催意義がありました。

3度目のオリンピックシーズンとなった2017-2018シーズン、日本開催のGPFはやはり進出を逃してしまいました。それでも順調な際上がりで調子を上げていったのがこのシーズン。SPは始めて世界選手権で表彰台に立ったシーズンのLPと同じテーマの"チャップリン"。そしてLPは"ラ・マンチャの男"。気負いすぎてないかな……大丈夫かな……と心配になるほど勝負をかけた選曲です。SPはノーミスで2位。LPは23番滑走で暫定2位になれば表彰台が決まります。冒頭の4回転ジャンプをまとめ、後半最初の4Sがパンク。これで優勝の可能性はなくなりました。そこから3Lo、昔は苦手だった2本目の3A、昔は苦手だった3Fから3連続、昔は苦手だった3Lz、昔の天敵たちを退治していきました。大技で失敗してもさらなる失点を重ねなくなり、前のオリンピックから成長した姿を演技後半で見せてくれたのです。キスクラでは落ち着いた表情でした。4年前のことがあったので、「あと1人だからメダル確定だ!」と、コーチのオーサーとトレイシー・ウィルソンの方が喜んでいました。フラワーセレモニー直前のリンクサイドで、羽生に引退の意思を告げたということを知ってから映像や写真を見返すと一層感慨深いです。宇野昌磨さんが状況をよく理解していなかったことを思うとちょっとおもしろいです。

引退を発表して挑んだ最後のユーロ。なんですくんが優勝しても感動するだろうし、なんですくん以外の選手が優勝しても時代の移り変わりを感じてジーンときてしまうんだろうなと思いました。彼自身の調子はバリバリ試合に出続けていた頃とは違って、体をかなり絞っていたし、綱渡り状態に見えました。ロシアがカルメンの呪いに嘆いていたとはいえ、優勝に値する演技でカール・シェーファー以来の7連覇で競技の場に別れを告げました。8連覇したシェーファーは80年前の選手ですし、ペアで10連覇したイリーナ・ロドニナは40年前の選手です。彼もそんなレジェンドたちと肩を並べる存在になったのです。次にスペインの国歌をISUの大会で聞ける日はいつになるでしょうか。ユーロのエキシビションは当然ながら感動的なものになると思っていました。泣かせにきている選曲でしたし、エキシビションの最後には全選手がリンクに整列して、彼のスピーチを聞き大団円だと考えていたでしょう。そして現れたのがベラルーシの大統領。選手を立たせたまま10分間喋って写真撮って帰っていきました。主役のなんですくんは仕事のためにすでに帰国していたということを知り、それもまた衝撃でした。一生忘れられないエキシビションになりました。

スペインでRevolution on Iceというアイスショーを催していますし、アイスショーで来日してくれますから、彼がもう観られなくなるわけではありません。これからはプロスケーターとして、さらに進化していってくれるでしょう。将来はオーサーのようなコーチにもなってもらいたいです。

2011年ネーベルホルン杯 羽生結弦
2011年ロシア杯 羽生結弦
2011年グランプリファイナル ハビエル・フェルナンデス
2012年世界選手権 羽生結弦
2012年フィンランディア杯 羽生結弦
2012年NHK杯 羽生結弦
2012年グランプリファイナル 羽生結弦
2013年世界選手権 ハビエル・フェルナンデス
ソチオリンピック 羽生結弦
2014年世界選手権 羽生結弦
2014年グランプリファイナル 羽生結弦
2015年世界選手権 ハビエル・フェルナンデス
2015年グランプリファイナル 羽生結弦
2016年世界選手権 ハビエル・フェルナンデス
2016年グランプリファイナル 羽生結弦
2017年世界選手権 羽生結弦
2017年オータムクラシック ハビエル・フェルナンデス
ピョンチャンオリンピック 羽生結弦

羽生との直接対決は5勝でしたが、羽生がトロントに移ってからの世界選手権に限ると3勝2敗なので数字以上に競ったイメージがあるのですね。ここぞという場面で強いスケーターでした。2人は最高のライバルです。

昔はオーサーにモーニングコールをしてもらって練習に行っていました。スペイン人のイメージそのままの人です。現役中に彼女が何度か変わりましたけど、飄々とした雰囲気のおかげで交際が終わることに対してマイナスなイメージが沸きません。元カノたちの写真をSNSから全然消していないのにも好感が持てます。安藤さんと一緒にしゃべくり007に出たのは謎だったけどおもしろかったなあ。ひじきTシャツ懐かしいなあ。癒しだなあ。

彼のユーロの演技を振り返るのは、ユーロクソカメラワークの歴史のおさらいになりました。なかなかのものでした。彼がもう競技に出ないと実感するのは2020年のユーロで新王者が誕生したときになると思います。それまではまだ今シーズンの余韻に浸っていたいです。

素晴らしい演技をどうもありがとうございました。本当にお疲れさまです。
2019
01.26

ヨーロッパ選手権 4日目 男子リザルト

細切れに寝たせいで何曜日なのか混乱。どうやら土曜日の夜らしい。

男子LP
1 Javier FERNANDEZ(スペイン)179.75
2 Alexander SAMARIN(ロシア)177.87
3 Matteo RIZZO(イタリア)165.67
4 Kevin AYMOZ(フランス)158.32
5 Daniel GRASSL(イタリア)155.01
6 Michal BREZINA(チェコ)150.59
7 Morisi KVITELASHVILI(ジョージア)146.75
8 Alexander MAJOROV(スウェーデン)145.50
9 Adam SIAO HIM FA(フランス)141.36
10 Deniss VASILJEVS(ラトビア)140.63
11 Mikhail KOLYADA(ロシア)140.38
12 Paul FENTZ(ドイツ)140.26
13 Alexei BYCHENKO(イスラエル)136.31
14 Daniel SAMOHIN(イスラエル)130.69
15 Vladimir LITVINTSEV(アゼルバイジャン)130.68
16 Maxim KOVTUN(ロシア)128.48
17 Graham NEWBERRY(イギリス)127.29
18 Sondre ODDVOLL BOE(ノルウェー)125.98
19 Luc MAIERHOFER(オーストリア)125.37
20 Aleksandr SELEVKO(エストニア)125.19
21 Matyas BELOHRADSKY(チェコ)123.82
22 Irakli MAYSURADZE(ジョージア)113.54
23 Davide LEWTON BRAIN(モナコ)112.54
24 Ivan SHMURATKO(ウクライナ)111.03

男子リザルト
1 Javier FERNANDEZ(スペイン)271.59
2 Alexander SAMARIN(ロシア)269.84
3 Matteo RIZZO(イタリア)247.08
4 Kevin AYMOZ(フランス)246.34
5 Mikhail KOLYADA(ロシア)240.87
6 Daniel GRASSL(イタリア)236.70
7 Michal BREZINA(チェコ)234.25
8 Alexander MAJOROV(スウェーデン)225.38
9 Alexei BYCHENKO(イスラエル)220.50
10 Morisi KVITELASHVILI(ジョージア)219.79
11 Deniss VASILJEVS(ラトビア)219.50
12 Adam SIAO HIM FA(フランス)218.06
13 Daniel SAMOHIN(イスラエル)217.17
14 Maxim KOVTUN(ロシア)216.18
15 Paul FENTZ(ドイツ)209.96
16 Vladimir LITVINTSEV(アゼルバイジャン)204.28
17 Aleksandr SELEVKO(エストニア)195.13
18 Sondre ODDVOLL BOE(ノルウェー)192.01
19 Matyas BELOHRADSKY(チェコ)191.22
20 Luc MAIERHOFER(オーストリア)189.00
21 Graham NEWBERRY(イギリス)188.62
22 Ivan SHMURATKO(ウクライナ)178.29
23 Irakli MAYSURADZE(ジョージア)174.43
24 Davide LEWTON BRAIN(モナコ)173.61

マティアス
3Lz 2A 2F 3Lo 2A-3T 3Lz 3S-3T so
4Tは回避しましたが、抜けとステップアウトが1つずつ。この構成で世界選手権のミニマムスコアをクリアするにはノーミスで滑るしかありません。チェコはミハルしか出られないのが濃厚に。

クヴィテラシヴィリ
4S 3A 3F-1Eu-2S 3Lo 4T hd 2T-3T ot 3F-3T shaky
4Sにコンボ付けられない、3Aにコンボ付けよ・・・やっぱ止めよう。リカバリーのことをずっと考えて演技しているのか、中盤のコレオシークエンスに気持ちが入っていないように見えました。女子終わってるのに、エテリはキスクラに座ってくれないの?

セレフコ
2A 3F 2Lz-3T 3Lz 3S fall 3Lo-2T 2A-1Eu-2F shaky
今大会Carusoを聞きすぎたせいで、寝落ちしている間に製氷に入って演技のリプレイに入ったと錯覚しました。SPがとてもよかったので、LPでもいい滑りをしてほしかったです。ステップシークエンスでも大きく減点をされない程度のバランスを崩す場面もありました。緊張していたのでしょうか。パーソンズ兄と同系統の顔。

フェンツ
3A 4T df 3Lz ot-3T 3Lo shaky 3A-2T 3Lz-1Eu-2F 2S
SPの転倒で頭を打ったようですが無事に出場となりました。3Aは2本降りられました。4Tは回転不足で両足着氷です。昨シーズンから滑っているので、演技時間短縮してもすんなり入ってきます。この紙のようなペラペラ鎧ともそろそろお別れですね。シーズン後半はプログラムとの別れでもあります。

アダム
4T hd 3A 4S so 4T-2T 3Lz shaky 3Lo 3F-1Eu-3S
今日はジュベール先生のお召し物がつまらないです。虎はどうした。ジャンプを失敗してもコンビネーション付けてやるぞ!という気合いを感じました。前向きでいいです。ジュベールはコンボ使い切らないタイプだったので、自分を省みて指導しているのですね!コレオシークエンスでの鬱憤発散してる感よかったなあ。

リトヴィンツェフちゃんと見られなかったですが、4Tで転倒して起き上がる際に髪かき上げたのが王子様のようでしたよ。馬に乗ってお散歩して野原に着いたら、ふきのとうに足を引っ掛けて転んでしまったのでしょう。

リッツォ
4T 3A-2T 3Lz-3T ot 3Lo 3A hd 3F-1Eu-3S 3Lz
シーズン中にメドレーからメドレーに変更。クイーン流行ってますしね。4Tは初成功でした。半回転足りないというミスが多かったので、文句なしの成功です。1つ壁を破りました。挑戦的な作品ではないですが、観客を乗せられますし、何より自分の気持ちを高められます。聞こえる・・・さいたまスーパーアリーナの一糸乱れぬ手拍子が。パンパンパンパンパンパンパンパンウワーーーーキャーーーーボナセーラマンマミーア

ヴァシリエフス
3T shaky 3A fall 3A fall 3Lo-2T 3Lz-1Eu-3S 3Lz 3F
基礎点の高いジャンプをできるだけ前にズラして成功させようとしているのですが、決まっていかないです。後半はがんばりました。SPよりも動きはよかったですしね。男子の19歳なんてまだまだこれからよ。

マヨロフ
4T 3A fall 3Lz-3T 3F shaky 3A hd 2A-3T 3S
4Tオッケーです。ジャンプの着氷が乱れたので、後半のネクタイチェンジではっちゃけコレオシークエンスまで体力残せているか心配になりました。ところがどっこいギュンギュンでしたね。変なプログラムもそろそろ見納め。変プロ枠は弟が引き継いでくださいね。

ミハル
4S so 3A-3T 4S hd-2T 3Lz 1A 1F-2T-2Lo 3A fall
ステップアウトやお手付きがあるものの、4Sが抜けなしで2本入り、苦手なコンビネーションのセカンドトリプルも入るなんて!今日のミハルは一味違うぜ!そう思っていたら、3Lzの前ぐらいから徐々にスピードが落ちてきて不穏な雲行きに、抜け抜けリカバリー転倒でゲームセット・・・おうふ。結局ユーロの定位置に収まってしまった。

グラスル
4Lz fall 4Lo 3A 3Lo 3Lz-3T 3F-1Eu-3S 3Lz-3T
4Lzは転倒。4Loは余裕の着氷でした。3Loの方が重かったし質が悪いです。理解不能である。中盤立ち止まって露骨に休憩しました。何かしらトランジションを入れたり動いたりするのが流行りなので、レアな光景でした。TESは速報から下がりましたけど十分高いです。ガッカリするような出来や順位ではなく、素晴らしいユーロデビューだと思います。ズボンの裾ピロピロしていたのが引っ掛からなくてよかったです。

ビチェンコ
4T hd 3Lz-2T 3A-2T 3Lo 3A fall 3Lz-1Eu-2S 3F
アレクセイ・ビチェンコさん30歳、4T成功ならず。調整遅れからよくここまで持ってきましたよ。世界選手権でいい演技お願いします。今年はエキシビション出てくださいね。去年の世界選手権4位様だったのにエキシに出演なかったですから。

コフトゥン
4T shaky 4S fall 2T 3A so 3A so 2Lo 2Lz-1Eu-2S
大遭難・・・悲劇・・・怪我をしていたとしか考えられないような内容です。

エイモズ
4T fall 3Lz-3T 3A 3Lo so 3A-2T 3Lz-1Eu-3S shaky 3F
4Tからの復帰が早く、少し画面から目を離すと転倒していないように感じます。3連続もかっこよく誤魔化しました。3Aをイナバウアーとイーグルから入るので、助走が長い分決まらないと格好が付きません。プログラム中でも大きなポイントになる部分を決め、加点もたくさんもらえました。ジャンプを全て終えてからも、さらに展開があって、厚みのある4分間を演じてくれました。ここがPCSで高評価を得られる所以です。見応えがあります。

サモヒン
4T fall 4S fall 3Lo 3Lz shaky-2T 3Lz shaky 1A 3A
4Tの転倒から全く踏ん張らずに起き上がり、4Sの転倒からニースライドするようにクルンと起き上がりました。あんまりPCS引かないでもらいたい。でも中盤から立て続けにミスして演技が停滞したからダメか。2本目の3Aでは意地を見せました。3Lzの連続ミスの前まではスピードがギュンギュン出ていたのに、大幅に削られて元気なくなりました。

サマリン
4Lz ot 4T 3A-2T-2Lo 3Lo shaky 3A 3Lz-3T shaky 3F
4Lzはオーバーターンですが回転は回りきりました。コンビネーションジャンプの難易度を落として、メダルを狙いにきたでしょうか。結果が世界選手権の代表へ直接繋がりますからね。今シーズンのロシア男子ではヴォロノフさんの次に安定しているから、当然と言えば当然なのですよね。

なんですくん
4T-3T so 4S 3A-2T 3A 3Lo 2F-1Eu-3S 3S
SPの体力の足りなさを思うと、この構成でもギリギリだったと思います。実際、昨シーズンほど足は動いていませんでした。それでも着氷の乱れ1つと抜け1つに留めて、コントロールされた演技を見せてくれました。堂々たる退場です。一同起立!手のシワ消えるぐらい拍手ッ!!!!!

コリヤダ
4S fall 4T 3A fall 3Lo fall 3T 1A 3Lz
3Loの転倒で左手を付いて手首を痛めてしまったでしょうか。そこからのジャンプが決まらなかったです。大事に至らないといいです。

コリヤダ、コフトゥン、ザギトワのカルメン3きょうだいの失敗はロシア人のトラウマになりそう。カルメンは禁忌として封印されるのであった。

2020年ヨーロッパ選手権出場枠
3枠 ロシア・イタリア
2枠 スペイン・フランス・チェコ・スウェーデン・イスラエル・ジョージア

なんですくんの7連覇で幕を閉じました。ヨーロッパの絶対王者は絶対王者のままリンクを去ります。サマリンは3度目の出場にして初メダル。そしてリッツォはサミュエル・コンテスティ以来10年ぶりのイタリア男子表彰台です。

ISUの大会でスペイン国歌を次に聞くのはいつになるでしょうか。
2019
01.24

ヨーロッパ選手権 2日目 男子SP

男子SP
1 Q Mikhail KOLYADA(ロシア)100.49
2 Q Alexander SAMARIN(ロシア)91.97
3 Q Javier FERNANDEZ(スペイン)91.84
4 Q Kevin AYMOZ(フランス)88.02
5 Q Maxim KOVTUN(ロシア)87.70
6 Q Daniel SAMOHIN(イスラエル)86.48
7 Q Alexei BYCHENKO(イスラエル)84.19
8 Q Michal BREZINA(チェコ)83.66
9 Q Daniel GRASSL(イタリア)81.69
10 Q Matteo RIZZO(イタリア)81.41
11 Q Alexander MAJOROV(スウェーデン)79.88
12 Q Deniss VASILJEVS(ラトビア)78.87
13 Q Adam SIAO HIM FA(フランス)76.70
14 Q Vladimir LITVINTSEV(アゼルバイジャン)73.60
15 Q Morisi KVITELASHVILI(ジョージア)73.04
16 Q Aleksandr SELEVKO(エストニア)69.94
17 Q Paul FENTZ(ドイツ)69.70
18 Q Matyas BELOHRADSKY(チェコ)67.40
19 Q Ivan SHMURATKO(ウクライナ)67.26
20 Q Sondre ODDVOLL BOE(ノルウェー)66.03
21 Q Luc MAIERHOFER(オーストリア)63.63
22 Q Graham NEWBERRY(イギリス)61.33
23 Q Davide LEWTON BRAIN(モナコ)61.07
24 Q Irakli MAYSURADZE(ジョージア)60.89
25 Igor REZNICHENKO(ポーランド)59.99
26 Slavik HAYRAPETYAN(アルメニア)59.87
27 Nikolaj MAJOROV(スウェーデン)59.68
28 Burak DEMIRBOGA(トルコ)56.95
29 Nicky OBREYKOV(ブルガリア)56.54
30 Yakau ZENKO(ベラルーシ)56.38
31 Lukas BRITSCHGI(スイス)55.86
32 Roman GALAY(フィンランド)55.40
33 Conor STAKELUM(アイルランド)55.03
34 Hector ALONSO SERRANO(スペイン)53.94
35 Michael NEUMAN(スロバキア)53.38
36 Thomas KENNES(オランダ)48.57
37 Alexander BOROVOJ(ハンガリー)46.56

マティアス
3Lz-3T 2A 3F
首が太くなり、肩幅が出て、顔立ちもゴツゴツしてまいりました。成長期成長期!途中から観たから分からなかったけど、ジャンプ全部降りたっぽい。わーい。

オドボルボエ
2A 3Lz-3T 3F
しっとりボエ。ジャンプ降りました。初出場から25位→20位→20位→23位→19位という風に、SP当落線上にいたわけですが、今日は楽々通過の内容です。あとは3Aさえ降りられれば。

シュムラトコ
3A fall 3Lz-3T 3F
演技開始時のウィンクに悲鳴。日本人でも競技でこれぐらいやってくれる人出てきてほしいです。友野ならやれそう。しっとりした演技だけど、もっさりはしませんでした。スピンが上手なのもプラスに働きました。スピンの入りもきれいでしたし。ウクライナとベラルーシは兄弟みたいなものなので、三兄弟のロシアの観客からも歓声大きかったです。ジュニアの試合出てるときよりも滑りきれいに見えました。普通逆なのに。

リトヴィンツェフ
4T shaky 3A 3F-3T
時々ロシアから出てくる、触れたら割れてしまいそうなな芸術家肌スケーター。教室の片隅で横文字のタイトルの文庫本読んでそう。バレエ要素がありつつも、エレキ音源を使ってユーロ魂を忘れていません。北米のまねっこばかりをスケーターは見習ってほしいものですね!

マヨロフ弟はジャンプミスしてSPを落ちを察知したのか、カメラに近づいてチューして爪痕を残しました。大した芸人魂だよ。あっぱれだ!

オランダのケネスさんのキスクラにヨリック・ヘンドリックスさん。コーチが同じ繋がりで、彼自身もコーチをしている模様。

フェンツ
3A shaky 3T-3T 3Lz
2000年代前半のセンスの衣装。Blue skiesという曲に合わせて青色の衣装に。もっと淡い色のすればよかたのにから・・・。ステップでズルンと転倒した際に、後頭部を打って、起き上ってから気にするような仕草をしました。脳震盪などになっていなければいいのですが。

コフトゥン
4S fall 4T-3T 3A
遠目にだとタトゥーが腕毛に見えるから、めっちゃ体毛濃い人みたい。転倒しましたけど抜けてしまうよりはいいですよ。しかし、後ろでコンボ付けられましたし、昔の彼ではありません。でももうちょっと楽しそうに滑って!!!完全復活は明後日シクヨロ。

ハイラペティアン
3A fall 3Lz fall 3S-3T
髭面のハイラペティアン。貫禄が出てかっこいいと思います。眉毛太いから髭がプラスされるとバランスがいい。女子でも聴いたCaruso再び。

イラクリ
4T fall 3A 3F fall
Uptown funkからfix youにプログラム変更しました。Uptown funkの方がいいような気がしますね。筋肉風衣装がめちゃめちゃ合ってないのもなあ。ジャンプは仕方ないとしても、そこからですね。特に3F転倒してからのステップシークエンスの表現に熱が感じられない。いくらギタージャカジャカ入るとはいえ、盛り上がりは大きくないので、グライド出して力強く滑らないといけません。キスクラに座ったゲルボルト先生の美しさが輝いている。

アダム
3A 4T-2T 3Lz
彼に関してはあまりジャンプを心配して観なくなりました。セカンドが2回転になるとか、シェイキーなランディングになることはあるけれど、踏み止まれる選手なので。後半シャシャシャと軽く滑りすぎている感じもあるので、ゆったり滑るところもあったらいいなあ。

ミハル
4S-2T 3F hd 3A hd
脅威の4Sの安定感です。ミハルは3T得意ではありませんし、無理して付けたり、3Fに付けようとしたりするよりも2Tで収める方が賢明です。せっかく+3~4と狙えるジャンプを持っているのにお手付き2回・・・もったいない。でもメダル狙える位置につけました。これでも悪い出来だというのが今シーズンのミハルの一味違うところ。

エイモズ
4T 3Lz-3T 3A so
3Tのように4Tをあっさり着氷。側転風振付には場内が沸きました。かなりアクロバティックなプログラムなのに、しっかりエッジに乗って滑っているというのがいいんですよね。だから競技プロとして成立しています。PCS高評価で暫定1位に。フォンタナ大騒ぎ。

グラスル
4Lo 3A so 3Lz-3T
軽々と4Loを決めました。3Aは回りすぎてステップアウト。3Lzが詰まりましたが、クワド跳べるジャンプ力があるので3Tに繋げます。演技に繊細さは欠けていますが、かわいらしい選手がこのジャンプを跳ぶことにインパクトがありますね。ヨーロッパきっての個性派のコーチと振付師に挟まれているのだから、もっとヤバい表現をするスケーターに成長してください。楽しみにしていますよ。

サモヒン
4T hd-3T 4S so 3A
さ、さ、サモヒンがこれだけのミスで終えた!!!抜けと転倒なし!3Aをきれいに降りたところ見届けて満足しちゃいました。多分よかったはず。過去2年が大ハプニングに見舞われましたから、彼もほっとしていました。

マヨロフ兄
4T 3A hd 3Lz-3T shaky
4T堪え3A堪え3Lz-3T堪えきった!!!力強く堪えきっても、曲はバイーンバイーンバイーンと抜けた感じで続いていくのです。それがマヨロフ。個性を失ったマヨロフなどマヨロフではないのです。兄弟でユーロに出られるのはこれが最初で最後ですが、最後のユーロでお父さんが帯同できてよかったですね。帯同できるということは元気になったということでしょうし。お父さん日本にも来られるかな?

リッツォ
3A 3Lz ot 3F-3T
優しい幅跳び3A・・・ああ・・・このまま僕は天に召されるんだ・・・包み込むような優しい演技・・・そして3Lzのオーバーターンで現実に引き戻されました。リッツォは3Lzの高さが出なくなって、コンビネーションの成功率が低くなっています。後半でのリカバリーはバッチリでした。グラスルと同じようなスコアが出ました。どちらが上位にいくでしょうか。

サマリン
4Lz-3T 3F df 3A
4Lz-3Tと3Aはプラスがたくさんもらえる質です。4Lz-3Tは彼史上最高の出来だったと思います。4Fに挑みましたが、途中で開いてしまいました。ステップシークエンスが今まで一番じゃないか?ってぐらいにかっこよかったです。ロシア選手権から約1カ月ですが、この短い期間に上達していますね。力強くガンガン進むのですが、荒々しいのではなく丁寧さもあって、コントロールされた演技になっています。ふんっやるじゃないサマリン。べ、別にあんたの厨二病プロ好きとかそんなんじゃないんだからねっ!

ビチェンコ
4T 3A ot 3Lz-3T
ビチェンコさんの4T華麗なる復活。GPSで跳ぶことさえしなかったのに。3T跳ぶように降りました。あまりに簡単に跳んだからか、最初3Tとしてコールされていました。スピンステップは速報で安定のオール非レベル4でいつものビチェンコさんらしさを見せました。こうじゃなきゃ。ユーロでやってくれるのがビチェンコさんだよ。おかえりーーーーー。

クヴィテラシヴィリ
4S-3T 3A fall 2T
コンビネーションが決まりましたし、今シーズンは3A安定してるからノーミスくる!・・・ああ・・・あ・・・・・な展開でありました。90点を超えられる力を持っているだけにな。キスクラでガックリきていました。今日他の選手の演技があるわけでもないのに、エテリがいなくなっていました。

コリヤダ
4T-3T 3Lz 3A
ロシア選手権から1カ月、いつものコリヤダのスケーティングに戻りました。4T-3Tと3Aは完璧ではないもののプラスの質です。ということはこの構成でもさらに点数を伸ばせるということだ!3Lzは文句のつけようがありません。+4以上ですね。当然のハイスコア。

ヴァシリエフス
3F 3A shaky 3Lz-3T
ジャンプに一呼吸必要で、リズムから外れるような形です。それでクリーンに降りられればいいのですが、流れがなかったり、3Aが回転不足になってしまったり。分かりやすいプログラムではないので、ボヤッとした感じでいつの間にか終わってしまっています。

なんですくん
4T-2T 4S 3A so
成長期突入したばかりの男子のような細さ。シニアに上がって一番細いのではないでしょうか。頬こけちゃってますしね。試合に出ていないだけあって、あまり仕上がっているようには見えません。逆にいきなり出てきて4回転入れられるのもすごいのですけど。毛穴から噴き出す男臭を味わいたいのに、後半スタミナ切れで、いつものように足元が進んでいかなかったです。最後の最後も引っかかる様な感じでしたしね。4分間体力は持つのでしょうか。

時々バタバタとミスが続くとんでもない年がありますが、今年はいい演技が多かったです。コリヤダ、サマリン、エイモズ、ビチェンコ、リトヴィンツェフ。このあたりが印象に残りました。

コリヤダはオールレベル4でマイナス評価なしです。この構成でも103点狙えます。サマリンは4F<<かと思いきや3Fでした。すさまじく足りなさすぎたということか。ステップレベルはどうにかしよう!なんですくんは4SがアンダーローテーションでTESが伸びなかったですが、こちらもオールレベル4です。7連覇の行方は?コフトゥンは4Sがアンダーローテーションで転倒してこのスコアでした。8番のアゼルバイジャンジャッジの加点クレイジー。少々のミスなら加点しまくってます。

男子おもしろかった。
2018
11.29

ハビエル・フェルナンデス ヨーロッパ選手権後に引退

https://www.olympicchannel.com/en/stories/features/detail/figure-skater-javier-fernandez-on-coaching-future-spanish-ham-and-mentor-brian-o/?utm_source=Twitter&utm_medium=tw-post&utm_campaign=social-owned&utm_content=news_news_ferndandez_retiring&sf203140368=1

ハビエル・フェルナンデスが、2019年ヨーロッパ選手権で引退することを明言しました。ふわっ・・・と夏に引退を匂わせるような報道が出ていましたが、ついにですね。Rvolution on Iceというショーの開催を控えておりまして、将来的には日本でも開催したいと発言していました。これからもショースケーターとして活躍し続けてくれるはずです。

ヨーロッパ選手権で優勝すると7連覇。すでに6連覇で、男子シングルの戦後史上最多連勝記録を樹立していますが、その記録を更新することになります。優勝してもエモいし、他の選手がなんですくんに勝って世代交代を告げてもエモい。エモ&エモ。エキシビションを、露骨ななんですくんグッバイ構成にしても許されるだけの実績があります。スッキリと出し尽くしてもらいたいです。

こうやって事前に引退を発表してくれると心の準備が出きてありがたいです。ファンにとってはありがたい引退の仕方ランキング!
1.事前に引退時期を告知
2.インタビューで匂わせる
3.演技を終えて「ああ・・・これで最後か」みたいな顔をする
4.Time to say goodbyeを使う
5.連盟のリリース・記事・SNSでの発表
6.エキシビションで「僕事ですが・・・」と涙ながらに発表する
7.サイレント引退

思い出に浸る長ったらしいのは1月に書くことにします。
2018
10.07

ジャパンオープンの感想

まっちー
"楽興の時""愛の挨拶"二本立てでした。現役時代に、芸術性を極限まで追求し、フィギュアスケートと両立させようとしていた姿。そして、たくさんのファンに愛されながら二度リンクを去っていく、まっちーのスケーター人生が集約されたような時間でした。一言で表現すると「まっちーだなあ」です。場内アナウンスのお姉さんが「町田樹さんの演技でした」ではなく、「町田樹さんでした」とおっしゃったのもいいですね。これが町田樹というスケーターの生き様でした。

ジャパンオープンは10月11日、カーニバルオンアイスは10月18日にBSテレ東(まっちー解説)で放送するそうなので録画お忘れなく。ジャパンオープンは再放送ありませんので、絶対に逃さないでくださいよ!

カーニバルオンアイスで滑った方のプログラム解説
http://tatsuki-machida.com/skating/24_humaine.html
ほお・・・なるほど・・・(日常生活で使わない言葉たくさん出てきた。)

男子リザルト
1. Shoma UNO(日本)186.69
2. Nobunari ODA(日本)176.95
3. Javier FERNANDEZ(スペイン)157.86
4. Nathan CHEN(アメリカ)144.96
5. Deniss VASILJEVS(ラトビア)129.32
6. Jeremy ABBOTT(アメリカ)124.06

ヴァシリエフス
2T 3A fall 3Lo-2T 1A 3Lz-1Eu-3S 3F ot 3Lz df
"ラストサムライ"ですが忍者っぽい衣装です。忍者村で働けそう。ミスが続く&演技時間カットの影響で、さすがのヴァシリエフスでも最後は動けていなかったです。

アボットくん
2Lz-2T 3A so 1F-1Eu-3S 3Lo shaky 1A-2T 1Lz 2A
アボットくんももう33歳。体力的にかなり厳しいものがありました。現役時代のようなジャンプの入りのスピードはありませんね。本当にお疲れ様です。

織田くん
4T-3T 3A-1Eu-3S 3A 3Lz tano 3Lo 3F-3T 2A
手拍子レベル4GOE+5が鳴り響く中、完璧な4T-3Tを決めました。すごい集中力ですね。ジャンプ7本きれいに入りましたし、コンビネーション使い切りましたし、ザヤっていませんし、会場と一体になりますし言うことないですね。トランジションを極力省いているというのはありますけど、現役を引退して4年も経つ31歳のスケーターが、未だに現役のトップクラスと比肩する質のジャンプを降りていることが異常です。脱帽です。これ現地観戦したら絶対楽しいやつじゃないですか。いいなああああああああああああ。

なんですくん
4T 3S-2T 3A ot-3T 1A 3Lo-1Eu-2S 3Lz shaky 3S
床屋さんの三代目っぽい髪形。今シーズンも"ラ・マンチャの男"です。冒頭の4Tは低い姿勢で堪えました。ジャンプの抜けが少々。4分半のプログラムを4分に縮めてしまったので、ラストジャンプを降りてから強引にクライマックスに突入しました。30秒って大事だったんですね。余韻って大事ですね。GPSに出る予定がないのに4Tは入れられたので、ユーロまでマイペースに調整してもらえればいいですね。

ネイサン
2Lo 4Lz fall 3F-3T 3A 4T 4T fall 4S fall
4回転ジャンプに必要なだけのスピードが出ていません。30秒縮まった影響で助走を確保するだけの余裕がないのか、体力回復する場所がないのか。タフな4分間でした。4回転が決まらないから3Aが慰めにきてくれたのですね。後半のジャンプが3本とも4回転なんて、マンガを超える無茶でした。体がガッチリしてきました。

昌磨
4S df 4F fall 4T 4T-2T 3A 3A-1Eu-3F 3S-3T
冒頭こそよくなかったですが、4Tで立て直しました。後半のボーナス制限ができたことにより、前半に4回転を並べることになったので、その助走が気になるようになりました。昨シーズンまでのルールだと、間にトリプルを挟むので、気にならなかったんですよね。こういったところにもルール改正の影響があります。僕はあまり左手動いていないのが気にならない派だったのですが、ここまで助走が増えてしまうのであれば、左手も効果的に使って穴を塞いだ方をいいのではないかと思うようになりました。イーグルからの3Aは満点に近い出来でした。これが安定して決められると大きな得点源になります。後半ジャンプが全て入ったのは印象にプラスですね。わしスピードに乗って決めたるで見ときいや!ぐらいの雰囲気でした。今宇野昌磨さんにプレゼントしたいもの、音楽を表現するゆとり15秒。誰か客席から投げ込んであげて。

織田信成さん(31)プロスケーターはコレオシークエンスで-1が1つ、3Lzで0が1つありますが、残りはプラスのみです。すげえ。

女子リザルト
1. Alina ZAGITOVA(ロシア)159.18
2. Kaori SAKAMOTO(日本)130.28
3. Satoko MIYAHARA(日本)127.99
4. Bradie TENNELL(アメリカ)126.86
5. Mariah BELL(アメリカ)120.57
6. Maria SOTSKOVA(ロシア)111.78

ベルたそ
1A 3S 3F-3T fall 1A-2T 3Lz-1Eu-2S 3F 3Lz
ネーベルホルン杯でいいスタートを切りましたが、今回は上手くいかない部分も多かったです。ただ、前回失敗した苦手な3Sが入ったのはよかったです。急遽出場が決まったのに、わざわざお越しいただきまして、ありがとうございます。

坂本
3F-3T 2A 3Lz 3S 2A-3T-2T tano 3F-2T 3Lo<< df
終盤までジャンプは非常によかったです。GOEドカ盛りが期待できるくるくるループが途中で開いて大きな失点に繋がりました。コレオシークエンスの直後にあるので、決まれば拍手喝采でしょう。コレオシークエンスがシンプルなスパイラルシークエンスなので、姿勢・フリーレッグ・指先・表情・足を下ろす瞬間まで気を配らないといけません。シンプルだけど大変です。音楽の感じでは、主人公の女性が生きる意味・喜びを見出すのを表現しているでしょうから、パーっといきましょう。

ソツコワ
3Lz fall 3Lz df-1T 2A-2T 2A 3F-1Eu-2S 3F hd 3Lo
こちらも急遽出場でした。テストスケートよりも調子が悪そうです。とにかくタノらない派になったので、ゴテゴテしていなくて観やすいです。全ての部分で彼女の本来の魅力は見せられていません。GPSまでじっくり調整してください。本来もっといいプログラムなんですよ?

テネル
2A 3Lz-3Lo 3F 2A 3Lz so 3F-2T 3S
衣装が変わりました。あの衣装ストーンいっぱいでよかったのに。ジャンプの回転不足がいくつかあります。それでもまずまずまとめられたと思います、コンビネーションスピンで足をついてしまったのはもったいなかったです。

宮原
2S 3Lz-3T 2A 3Lz 2A-3T 3F fall 3Lo-2T-2T so
右腕とスカートのスリットで皮膚呼吸する場所を確保。というのは冗談で、黒い部分が男性で肌の部分が女性を表現しているのでしょうか。苦手と分かったらしい3Sを頭に持ってきました。昨シーズンあまり確率がよくなかったですね。代わりに3Loを後半に移動させています。宮原の部分部分の表現は悪くないですけど、この編曲は宮原史上でも最も外している感じが・・・。すぐに曲が移るので、表現を味わう前に忙しく流れていきます。これをどのように調理できるでしょうか。アボットくんもこういうタンゴ滑りましたし、ディクソンの趣味なのでしょうか。

キスクラの会話
坂本「サルコウ苦手?」
宮原「最近分かって・・・」
最近分かるものなのか?

ザギトワ
2A 3Lz tano-3T tano 3S tano 2A 3Lz-3Lo 3F tano-2T tano-2Lo tano 3F tano
ネーベルホルン杯で降りたジャンプをコピペしたらその通りに跳んでくれました。僕の指の負担を軽減してくれる聖女。2週連続の試合、しかもヨーロッパからアジアに移動して時差もあるのにブレない強さです。

ザギトワはオールレベル4。3Lz-3Tはほぼ満点です。GOEは+1が2つ、+2が8つで残りは+3以上です。坂本は3F2本ともにeマークがつきました。これが点数伸び悩んだ原因なんですね。

チームリザルト
1 Team Japan 621.91
2 Team Europe 558.14
3 Team North America 516.45
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