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2018
10.20

スケートアメリカ 1日目 男子SP

アメリカはブリヂストンがスポンサー、カナダはカナディアンタイヤがスポンサー。北米のスケート界はタイヤ屋に支配されるのだった。

男子SP
1 Nathan CHEN(アメリカ)90.58
2 Michal BREZINA(チェコ)82.09
3 Julian Zhi Jie YEE(マレーシア)81.52
4 Sergei VORONOV(ロシア)78.18
5 Matteo RIZZO(イタリア)78.09
6 Vincent ZHOU(アメリカ)76.38
7 Jimmy MA(アメリカ)71.53
8 Romain PONSART(フランス)71.48
9 Nam NGUYEN(カナダ)69.86
10 Alexei BYCHENKO(イスラエル)69.69
11 Morisi KVITELASHVILI(ジョージア)68.58
12 Kevin REYNOLDS(カナダ)61.62

ジミー
4T fall 3A 3F ot-3T
観客の掛け声に応える陽気な馬さん。彼は陽キャ。日本だとサッカー部のお調子者ポジション。めちゃくちゃ踊っていました。雄大なながーーーいイーグルからの3A決まりました。これは決まらないとPCSまで下げられかねないやつです。趣味"annoying Amber Glenn"とは一体。

ジュリアン爺
4S 3A 3F-3T
4Sきれいに入りました。気持ちよかった。3Aも問題ありません。3Fは踏み切り怪しかったです。それでも降りられはしています。今週のお家建てます要員。埼玉に3LDKの家建てられそうです。ついに80点超え達成しました。おめでとう。これで君も一国一城の主だ。

ポンサール
4T 3A ot 3Lz-2T shaky
冒頭の4Tがクリーンに入りました。コンビネーションを付けられなかったので、後ろに持ってきましたがこちらも失敗に。前半2本が壁に近づきすぎだったので、北米サイズの狭いリンクが影響したとも考えられますが、ポンサールはアメリカで練習しているので、関係ないかな?

MR.png

マライア and ロマン

ミハル
4S-3T 1F 3A shaky
ミハルが予定構成の時点で4S-3Tを入れてきました。そしてクリーンな成功を見せました。これがどれだけすごいことか分かりますか?ミハル・ブレジナ28歳、これがキャリアで初めての4-3の成功ですよ。そして3Fが1回転でノーバリュー!うわああああああああああああああああああああああああああああああ何でええええええええええええええええええクリーンな演技見せてよう。今日の出来で82点なので、3F入って、3Aがいつもの質なら90点超えますよ。1Fの衝撃で、その後ろの1分半以上が灰色の世界になってしまった。

レイノルズ
4S-3T 4T df 3A fall
回転不足から抜け出せない。ガッツリ引かれてしまいました。ジャンプとスピンがそれぞれ固まっているので、バラけると観やすくなるなと思うのですけどね。300年前のアイルランドにタイムスリップして出会った少年感ありました。

ニューエン
4S hd 3A 3Lz ot
6分練習では4S-3T着氷していたのですが、試合で入れるのは難しいですね。3Lzにコンビネーションを付けようとして、ホップのようになってしまいました。4Sが単独、3Lzは+コンボの判定でした。

ヴィンセント
4Lz-3T tano 4F 3A
今週のエクソジェネシス担当。ルールが変わっても世界最強構成でタコ殴りしてきます。ただ、ジャンプの加点が得にくく、回転不足の問題がある彼にとっては博打でもありますね。特に今シーズンは戦いにくくなりました。ステップシークエンスはぴょこぴょこ跳ねてかわいらしかったです。今回アイスデスクでコメンテーターを務めているシニード・カーもぴょこぴょこ系だったので、滑らかに滑るだけがエクソジェネシスの表現ではありません。速報からTESが15点も下がりました。

クヴィテラシヴィリ
4S fall 3A 4T fall
今週のお家建てます担当、エクソジェネシス担当が出ました。そしてクヴィテラシヴィリはお月さま担当です。4回転で転倒した一方、最も不安定な3Aがクリーンでした。コンビネーションスピンの出までフリーレッグのポジションに気を配っていました。細かいところまで配慮が行き届くのは、さすが帝国の民といったところでしょう。愛すべき変プロだからこれはこのままでいいのです。

リッツォ
3A 3Lz-3T 3F
ルッツフリップがタノりまくるロシア女子のような低さと回転速度になりつつあります。ジャンプそのものは美しいのですけどね。オリンピックあたりからどんどん低くなってません?スピンで少しグラつきがあっただけで、本当に美しい時間でした。

ネイサン
3A 4F so 3Lz-3T
なんと・・・ネイサンが・・・ものすごくきれいな3Aを降りましたよ。日本男子かな?というような3Aでした。ネイサン史上最高だったかもしれない。ステップシークエンスはエレメンツではありませんね。これはエンターテイメントです。自由自在に体が動いて、楽しくないところがありませんもの。GOE+5もそりゃ出るってもんですよ。ネイサンの表情をgifにすると、人を煽る時に使えそうです。おもしろかった。ネイサン肩幅広くなりましたね。ヤンキーに絡まれても女性を守ってくれそう。

ヴォロノフ
4T-2T 3Lz shaky 3A so
セルゲイ・ヴォロノフ31歳。まだまだ辞めません。ジャンプが決まらなかったですが、スピンやステップなど音楽のいいところにエレメンツを配置していて構成がいいなと思いました。ステップシークエンスはもっと手足の動きがシャープになると、オシャレに仕上がると思うんです。良プロに育つ可能性を秘めています。ザヴォジングッジョブ。衣装はうん・・・でもヴォロノフの衣装に期待するなんて、ねえ?過去にはサッカーボール着てたんですよ。場内の熱烈なヴォロノフボーイから「セリョージャ!マラディエツ!」とお褒めの言葉を頂きました。

ビチェンコ
3F 3A ot 2Lz-3T
レクイエムフォードリームを今使うと逆に新鮮なのです。どんどん使いましょう。ビチェンコさんがSPに4Tを入れない非常事態です。ビチェンコさんは、2013年ゴールデンスピンから常にSPで4Tを跳び続け、4Tが3Tに抜けてしまった2014年フィンランディア杯以外は、回転不足でも転倒でもなんらかの形で4Tを入れ続けてきました。3Aなんかでもいつものようなシャープな回転ではありません。表情は明るいので「しょうがねえか!」という感じですかね。

ネイサンは4Fがアンダーローテーションでアテンションの評価でした。3Aは大量加点です。3Aが唯一の穴だったので、標準搭載されると手がつけられなくなるかも。ジュリアン爺の3Fはアテンションでした。ギリギリセーーーフ。リッツォは3Fにeマークが付きました。eなしなら80点乗っていたんですね。問題のヴィンセントですが、オールレベル4にも拘わらず、4Lz4F3Aすべてアンダーローテーション、4Fにはアテンションも付きました。これでは点数伸びないのも仕方ない。レイノルズは4Sがアンダーローテーション、4Tと3Aはダウングレード・・・うううう・・・。

回転不足、エッジ判定バンバン取られました。これが正しい技術習得の方向に向かい、5年後10年後のスケート界がよりよいものになることを願うばかりです。

TESのトップが最もクリーンだったジュリアン爺だったのは、非常に健全だと言えます。見た目がクリーンって大事ですよね。

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