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2020
01.26

ヨーロッパ選手権 4日目 アイスダンスリザルト

その時歴史が動いた

アイスダンスFD
1 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV(ロシア)131.69 PB
2 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON(フランス)131.50
3 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)127.64 PB
4 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)120.92
5 Lilah FEAR / Lewis GIBSON(イギリス)118.08
6 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO(ロシア)112.93 PB
7 Sara HURTADO / Kirill KHALIAVIN(スペイン)112.40
8 Olivia SMART / Adrian DIAZ(スペイン)110.93
9 Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN(ウクライナ)108.40 PB
10 Natalia KALISZEK / Maksym SPODYRIEV(ポーランド)108.30
11 Katharina MUELLER / Tim DIECK(ドイツ)106.02 PB
12 Adelina GALYAVIEVA / Louis THAURON(フランス)105.30 PB
13 Allison REED / Saulius AMBRULEVICIUS(リトアニア)101.02
14 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA(ジョージア)99.73
15 Evgeniia LOPAREVA / Geoffrey BRISSAUD(フランス)99.54
16 Jasmine TESSARI / Francesco FIORETTI(イタリア)96.82
17 Tina GARABEDIAN / Simon PROULX SENECAL(アルメニア)95.39 PB
18 Natalie TASCHLEROVA / Filip TASCHLER(チェコ)91.77 PB
19 Yuka ORIHARA / Juho PIRINEN(フィンランド)91.59
20 Victoria MANNI / Carlo ROETHLISBERGER(スイス)85.45

アイスダンスリザルト
1 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV(ロシア)220.42 PB
2 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON(フランス)220.28
3 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)211.29 PB
4 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)205.58 PB
5 Lilah FEAR / Lewis GIBSON(イギリス)192.34
6 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO(ロシア)188.03 PB
7 Sara HURTADO / Kirill KHALIAVIN(スペイン)185.84
8 Olivia SMART / Adrian DIAZ(スペイン)183.12
9 Natalia KALISZEK / Maksym SPODYRIEV(ポーランド)180.26
10 Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN(ウクライナ)179.94 PB
11 Allison REED / Saulius AMBRULEVICIUS(リトアニア)174.24
12 Adelina GALYAVIEVA / Louis THAURON(フランス)172.15 PB
13 Katharina MUELLER / Tim DIECK(ドイツ)167.44
14 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA(ジョージア)167.22
15 Evgeniia LOPAREVA / Geoffrey BRISSAUD(フランス)165.22
16 Jasmine TESSARI / Francesco FIORETTI(イタリア)163.61
17 Tina GARABEDIAN / Simon PROULX SENECAL(アルメニア)156.64 PB
18 Yuka ORIHARA / Juho PIRINEN(フィンランド)156.08
19 Natalie TASCHLEROVA / Filip TASCHLER(チェコ)154.30 PB
20 Victoria MANNI / Carlo ROETHLISBERGER(スイス)145.23 PB

ミュラーディーク
シャネルのプログラムです。男性のカメラのシャッターを切る振付や、指ぬきグローブをハメる小芝居が効いていて、序盤から楽しめます。アンジェリカ・クリロワ先生は生徒たちに個性的なプログラムを滑らせますね。悪い意味でのロシアの古臭さがなくて新鮮です。オールレベル4で高得点が出ました。

カザレビ
シニアに上がると滑りで真っ向勝負はできないので、工夫でカバーしています。ひょっとしてシニア掛け持ちすることも見越してのアクロバティックプロだったのかな?だとしたらすごい。ジュニアプロでは入れていなかったコレオスピンがコレオスライディングと一旦判定されました。最終的には点数が入りました。世界中どの会場でもコレオステップの側転は大人気です。

ナザニキ
りっぽんのバレンシアガちゃんちゃんこよりダサい男性の白チョッキ衣装。資金難なのでしょうね。ストレートラインリフトでは、男性が女性のふくらはぎを持ち、女性は男性の腰に手をあてながら仰向けに持ち上げられました。ものすごく難しいけどあまり美しくない。コレオスライディングはクリムキンイーグルを潰した形の独創的なエレメンツでした。これにはスライディングソムリエの僕も唸りました。コレオエレメンツが全部良かった。ズロシトが現役続けてたらやってそうな路線。

アデルイ
青緑色カルメン。ツイズルは久しぶりにフランスらしさを感じさせてくれました。ロシアで練習していてもフランス魂は忘れていませんね。ねっとり絡みつくエロエロカルメンでした。滴るような色香を持ち合わせているわけではないので今後に期待ということで。

ロパブリ
彼ら単体だと良く見えますが、レベルの高い戦いの中で滑ると、エレメンツの準備動作の長さはかなり目立っていました。それでも個性を発揮できるプログラムなので、ジャッジに顔を名前を覚えてもらえたと思います。まだ結成して日が浅いのでこれからです。

テサフィオ
身長が高すぎるのも問題かもしれません。男性が踊れるタイプではないので、手足の長さがそれに拍車をかけています。表情を使えるタイプでもないし、演じるという面での強化は必須になります。

スマディア
隠しきれない男性の緊張感。ワンフットステップとサーキュラーステップはレベルを落としてはいけないので気負いすぎてガチガチになってしまったのかもしれません。

カリスポ
RDよりは動けていたし、調子の底だったGPSの頃は脱したので、そこに関しては良かったです。ただ、後半部分は必死に走って滑っていたのでバタバタして見えたし、2人のまとまりも感じられなかったです。

アリソン組
男性がツイズルでミス。ダイアゴナルステップで取り返そうとしたのかもしれませんが、男性がいっぱいいっぱいで女性の周囲を必死にグルグル回ることになり、シークエンスの最後の最後のツイズルでバランスを崩しました。レベルも取れず、終盤にはパワーが切れて演技が終わりました。アリソンはキレキレでした。

ウルハリ
まさかまさかの男性がツイズルを失敗しました。めちゃくちゃ悪い出来というわけではないけれど、なぜか印象に残らなかった。ふわーーーっと4分間経過してしまったような感覚。

フィアギブ
ステップシークエンスはちょっと長く見えちゃうけど、それを掻き消すぐらいにコンビネーションリフト以降が最高。女性よりヴォーギング上手いのも最高。コレオスライディングの男性の艶めかしいラインも最高。いやあ最高。スケーティングがんばれ。

ステブキ
女性が滑っていないことは滑っていないけれど、ロシア選手権よりも調子が上がっていますね。滑れない分、音楽に合わせて体をよじったり、ビートに合わせて思い切り頭を振ったり、適格に音楽の性格を突いてきます。コレオツイズル以降は圧巻でしたね。+4以上がポンポコ出るはずだわ。

赤ゲレ
男性を見守る4分間。ワンフットステップの最後の方で充電が切れてしまうのが常なのですが、今日は膝を使って滑ろうという意思が見えました。がんばってるがんばってる。コレオステップの最後に疲れてしまって、振付のはずが単に女性の体を撫でまわしているように見えるのとか、コレオリフトでスピードが完全に死んでしまって低速で振り回しているのは見なかったことにしよう。

シニカツ
うほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおクリーンなやつきたああああああああああああツイズルも心配ないし、ちょっとカーブリフトはプルプルだけど落としてはいないし、コレオスライディングは転倒扱いにならないように慎重に行けました。調子に乗ってオッケー!

パパシゼ
パパシゼとしてはここ数年でも記憶にない出来の悪さです。女性が脳震盪から復活したばかりのユーロよりも滑れてないかも。リフトやスピンなんかは良かったですが、ワンフットでいつものようにエッジに乗れていないし、女性がスタンブルをしてしまいました。女性だけ悪いなら男性がカバーしてくれますが、どちらも悪かったです。ワンフットステップがパターンダンスタイプステップでコールされてしまったので、一旦ノーカンになり再審査に時間がかかりました。シニカツもパパシゼもギニャファブも気の毒。

ギニャファブ
ステブキに勝つにはオールレベル4ではないと難しかったので、ワンフットステップを取りこぼした時点で表彰台は厳しくなりました。採点トラブルで氷上で待たされて割を食ってしまいました。本当にお疲れさまです。

パパシゼは連覇が5回で止まりました。連覇の単独記録樹立はならずですが、単独史上最多優勝の可能性は来年以降残されています。パパシゼはテサモエに4度敗北していますが、それ以外のカップルに負けたのは2014年グランプリファイナル以来5シーズンぶりです。歴史が動きました。パパシゼにはこれを糧に、世界選手権で誰も寄せ付けないぐらいの完全無欠の演技を見せてもらいたいです。そしてシニカツにはそれに食らいついてほしい。

シニカツとステブキは良かったです。FDは出来が悪いカップルがほとんどでした。あと良かったのはミュラーディークぐらいかなあ。

来年の出場枠
3枠 ロシア
2枠 フランス・イタリア・イギリス・スペイン・ポーランド・ウクライナ

ドイツとフィンランド2枠くだしあ……。
2019
12.27

ロシア選手権 2日目 アイスダンスリザルト

アイスダンスFD
1 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN Moscow / - 132.59
2 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV Moscow / - 132.31
3 Tiffany ZAHORSKI / Jonathan GUERREIRO Moscow / - 120.35
4 Annabelle MOROZOV / Andrei BAGIN Perm Region / - 115.43
5 Anastasia SKOPTCOVA / Kirill ALESHIN Moscow / - 112.83
6 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO Moscow / - 111.19
7 Sofia EVDOKIMOVA / Egor BAZIN Samara Region / - 109.26
8 Ksenia KONKINA / Pavel DROZD Moscow / - 107.17
9 Anastasia SHPILEVAYA / Grigory SMIRNOV Moscow / - 105.33
10 Olga BIBIKHINA / Daniil ZVORYKIN Saint-Petersburg / - 96.75
11 Maria IGNATIEVA / Mikhail BRAGIN Sverdlovsk Region / - 86.45
12 Julia TULTSEVA / Anatoliy BELOVODCHENKO Moscow / - 85.91
13 Ekaterina MIRONOVA / Evgenii USTENKO Saint-Petersburg / - 84.70
14 Elizaveta PASECHNIK / Egor KOLOSOVSKII Nizhny Novgorod Region / - 75.66

アイスダンスリザルト
1 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV Moscow / - 220.74
2 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN Moscow / - 219.72
3 Tiffany ZAHORSKI / Jonathan GUERREIRO Moscow / - 197.73
4 Annabelle MOROZOV / Andrei BAGIN Perm Region / - 189.10
5 Anastasia SKOPTCOVA / Kirill ALESHIN Moscow / - 186.81
6 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO Moscow / - 181.67
7 Sofia EVDOKIMOVA / Egor BAZIN Samara Region / - 180.68
8 Ksenia KONKINA / Pavel DROZD Moscow / - 176.21
9 Anastasia SHPILEVAYA / Grigory SMIRNOV Moscow / - 175.67
10 Olga BIBIKHINA / Daniil ZVORYKIN Saint-Petersburg / - 154.28
11 Julia TULTSEVA / Anatoliy BELOVODCHENKO Moscow / - 141.17
12 Ekaterina MIRONOVA / Evgenii USTENKO Saint-Petersburg / - 140.58
13 Maria IGNATIEVA / Mikhail BRAGIN Sverdlovsk Region / - 138.69
14 Elizaveta PASECHNIK / Egor KOLOSOVSKII Nizhny Novgorod Region / - 115.73

コンドロ
とてもズーリンなプログラムでした。ショパンのノクターンをあまりこねくり回すことなく、普通な感じに使っていました。冒頭のコレオスピンは美脚をアピールしましたし、スピードが出ていてとても良かったです。若干の出落ち感はありました。あとはいかにもズーリンな暗い静かなプログラム。そんなプログラムの割にポジションの美しさは見られないんだなこれが。まだまだこれからのカップルです。

ビビズボ
知らないカップルだー!でもすごく振付が凝っていました。コレオスピンとコレオスライディングもそうですし、ワンフットステップからの流れをムーブメントで繋いでツイズルなんかも曲想を反映していました。女性が逆さまになるステーショナリーリフトや、コレオステップの側転など、終盤にアクロバティックなエレメンツを配置し、観客を虜にしていました。クリエイティブが溢れてるぜ。これでロシア11番手……。

エフバジ
サーキュラーステップよりもその後のトランジションの方がスピード出ているという嬉しいサプライズ。でも続くツイズルで男性がバランスを崩してしまいました。ローテーショナルリフトを回している最中に男性の体力が切れて、ワンフットで足が上がらなくなっていました。もうひと盛り上がりがあって演技を終えられたらいいんでしょうけどね。

チェンコメンコ
安定の複雑ツイズルを華麗に決めました。この演技で一番良かったところは女性のスケーティングですね。特にワンフットステップは上体がブレておらず余裕を感じました。男性が辛そうに滑っていたのと対照的です。カーブリフトなんかは音を表現しきれていない部分があるので、もう少し詰められればいいなあ。

シュピスミ
冒頭のワンフットステップでいきなり女性が足をついてしまいました。レベルBしか取れなかったです。指パッチンの音に合わせてかっこいいエレメンツなんですけどね。コレオステップの最後も音に合わせてゆったり縦回転させて素敵。終盤のトランジションで女性がフラついていたので、スケーティングスキルなんかにも影響しそうです。女性は悔しさで涙です。とても上手になっているので、解散せずにこれからも続けてほしいです。チェンコメンコが声上げてチームメイトの2人を応援していました。

モロバギ
女性の衣装が素敵です。めっちゃかっこいい変身ベルト巻いてるみたい。ダンススピンめちゃくちゃトラベリングしていたけどあれでいいのか?滑りの面や、足の置き方、同調性などはまだまだな部分がありますが、ここまで滑ったどのカップルよりもエレメンツがクリーンに入って、するする流れていったというのが大きいです。来シーズンはGPS2戦いけるか?

スコアレ
モロバギがするすると流れていった分、ちょっと動きが重いです。重厚感と変換できればいいのですが、単にゆっくりという感じです。身長差があまりにも少なすぎるので、お互いに力を出しきれないのかもしれない。

赤ゲレ
女性が猛烈にスピードを出してステップシークエンスに入っていきました。それに遅れないように男性も必死に食らいついていました。まさにサバイバー。コレオステップとコレオリフトは男性の体力が切れていたのでハラハラして見守っておりましたが、どうにか失敗することなく演技が終わりました。3番手返り咲きおめでとうございます。リンクサイドからスコップさんが手を叩きながら大声でダバイダバイと連呼していました。このプログラムで一番目立っていた部分と言っても過言ではありません。

ステブキ
ストレートラインの上げ方スムーズだから何も気にしていなかったけど、これって支持なしで首だけで持ち上げてるんですね。肩車かよ世界一美しい肩車かよ。ワンフットはスピードを上げて入るので最初はいいんですよね。最後の方になると女性の足が止まってしまうので、そこだけ気になりました。男性が引っ張ってくれませんしね。マジでほんとそこだけどうにかしたら最高に滑らかで素敵なんだよ。

シニカツ
ツイズルはズレまくっていましたが気持ちのいいネームバリュー加点をもらいました。ストレートラインリフトとカーブリフトはグラグラだったけど加点もらえましたね。こういった不安定な部分がRDでステブキにPCSで負けてしまった要因なんでしょうね。シームレスではありませんから。コレオスライディングを転倒と判定されないように、ふわっと滑っていました。そんなのシニカツじゃない!

FDはステブキが1位、RDの点差でシニカツが逃げ切りました。今大会の出来はステブキが上だったと思うので、ステブキが優勝でもまったくおかしくありません。ヨーロッパ選手権での1番手争いが楽しみです。ユーロも世界選手権もトップ3の派遣でしょう。

シュピスミがんばれーーーーー!!!!!
2019
12.08

グランプリファイナル 3日目 アイスダンスリザルト

アイスダンスFD
1 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON(フランス)136.02
2 Madison CHOCK / Evan BATES(アメリカ)129.01 PB
3 Madison HUBBELL / Zachary DONOHUE(アメリカ)125.21
4 Piper GILLES / Paul POIRIER(カナダ)123.97
5 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)123.74
6 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV(ロシア)121.88

アイスダンスリザルト
1 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON(フランス)219.85
2 Madison CHOCK / Evan BATES(アメリカ)210.68 PB
3 Madison HUBBELL / Zachary DONOHUE(アメリカ)207.93
4 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)204.88
5 Piper GILLES / Paul POIRIER(カナダ)203.50
6 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV(ロシア)203.39

パイポー
あえてファーストツイズルの男女の回転数を別々にして女性が回転している間に男性がトランジションに入るという構成が素敵です。バラバラに見えてしまうリスクもありますのに。ジュニアアイスダンスの次なのでリンクカバーの違いが明らかでした。競技順が逆だったらジュニア勢にとっては比較されて地獄だったでしょう。

ステブキ
ステブキ比でイマイチなツイズルでした。コレオツイズルで魅せたピストルツイズルは完璧です。ダイアゴナルステップの特に後半部分は女性が男性にずっと腕を引っ張ってもらいながら滑っていました。中堅カップルまでは男性に支えてもらうのもいいですが、9点台を得るトップカップルなので、自らグイグイ滑ってほしいところ。コレオスライディングはもうちょい流れの中で入れられたらいいんだけどなあ。

シニカツ
ツイズル無事に通過。シームレスで良い出来だと思ってそれはもう呑気に点数発表を待っていたわけですが、TESが速報から3点ほど下がりまして、ディダクションがついてまさかまさかの最下位に。インタビューを受けていたステブキも驚いていました。体スコアになった理由がさっぱりワカラナーイ。

チョクベイ
コレオスピンはとぐろを巻くヘビを表現しているのですね。それでもってコンビネーションリフトで体を這うヘビを表現と。FDのツイズルはネームバリュってない加点でした。6組で最も調子が良いです。しなやかで艶やかなな冒頭から、キレキレのコレオステップ、野性味溢れるセクシーなコレオスライディング。挑発するシャチホコフィニッシュ。最高ですわ。コレオエレメンツの加点はパパシゼ級ですからそりゃ点数も出ますわな。

パパシゼ
今日はバランスの取れた演技だったと思います。パパシゼの格の違いを見せ付けられたのはスピンです。ダンススピンはトップカップルでも消化エレメンツになりがちなのですが、パパシゼはポジションの一つひとつに意味を込めながら回るんですよ。こんなカップルに勝てるかーーーい。

ハベドノ
最終滑走なので嫌なフラグ立ちがち。ちょっとツイズル怪しかったですがまずまずの質でした。今日は男性の滑りがやや停滞気味でした。そして女性はコレオステップのキレが乏しく表現できていなかったです。シーズンベストではありますが、ハベドノが実力を発揮できたとは言えない滑りでした。今シーズン不調ですね。

パパシゼが順当に優勝。2位2位だったチョクベイが下剋上で銀メダルです。ハベドノも加えてマリー軍で表彰台独占しました。シニカツは最後のコレオスライディングが転倒と判定されました。だからこの分のGOEが引かれてしまったわけです。女性が前方向にバランスを崩して全体重を膝で支えてしまったことが判定の理由だと思われます。ただしこれが無くてもハベドノにはギリギリ届かなかったかなーーーと。
2019
11.23

NHK杯 2日目 アイスダンスリザルト

アイスダンスFD
1 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON(フランス)136.58 PB
2 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)124.74
3 Lilah FEAR / Lewis GIBSON(イギリス)116.92
4 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)115.93
5 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO(ロシア)108.49 PB
6 Shiyue WANG / Xinyu LIU(中国)108.38
7 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO(アメリカ)107.01
8 Carolane SOUCISSE / Shane FIRUS(カナダ)103.62
9 Lorraine MCNAMARA / Quinn CARPENTER(アメリカ)101.41

アイスダンスリザルト
1. Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON(フランス)226.61 PB
2. Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)208.81 PB
3. Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)198.06
4. Lilah FEAR / Lewis GIBSON(イギリス)193.01
5. Shiyue WANG / Xinyu LIU(中国)183.11
6. Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO(アメリカ)182.26
7. Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO(ロシア)178.08 PB
8. Carolane SOUCISSE / Shane FIRUS(カナダ)172.01
9. Lorraine MCNAMARA / Quinn CARPENTER(アメリカ)170.21

寿司酢組
実況のアナウンサーが「このカップルはダンスが持ち味です」という不思議なフレーズを使用しているのですが、そりゃアイスダンスだもの。もっと言い換えられないのかな。「このカップルは踊り心があります」とか「このカップルは古き良きアイスダンスを体現しています」とかね。そう言っても的外れな気はしますが。盛り上がるけど、それだけで押しきるには難しいかな。

マクカー
"せっかくあなたのために時間を作って新しい服も買ってきたのに、どうしてワインこぼしちゃうの?私のこと愛してないの?"ドレス。前半にパワーを使い果たして後半のツイズルまで勢いが維持できていません。エフバジイズムですね。でもこれってジュニア時代からずっとなんですよね。いい加減コントロールできるようにならんとなあ。

チェンコメンコ
女性の髪形が雷太鼓。男性はスケ衣装。そういやスミルノフもブキンもエレメンコもみんなスケさせてるわ。ジュク先生の趣味なのだろうか。変な振付満載でおもしろいプログラムなので、もう少しポジション移動をスムースにして、テクテク歩くところが減ったらいいですね。片足で滑るんだ。

ワンリウ
ダイアゴナルステップではリンクの中央部分で、ジャッジに向けて女性が男性に支えてもらいながらエッジを倒して滑る部分がありますね。このカップルは女性のスケーティングが穴なので、ここで女性の滑りをアピールする作戦なのかも。ツイズルからはスピードが落ちて、ラストのコレオエレメンツ2つは中国杯よりはパフォーマンスが低かったです。後半もがんばえー。

フィアギブ
セカンドツイズル危なかったですがレベル取れました。ワンフットステップはキャッチフットスパイラルを入れて工夫が見られました。最後女性のツイズルがグラつきましたが、女性の方がレベル取れていたという。ステーショナリー~ローテーショナルのコンビネーションリフトはミヤケンからもお褒めの言葉がありました。調べてみましたが、今の採点方式になってステーショナリーからコンビネーションを始めた前例はありませんね。それだけ革命的だということです。会場を大いに盛り上げてくれました。

カレポノ
ローテーショナルリフトの前に女性がジャンプするのですが、そのときに男性が女性の腿の裏を持てなかったんですね。だから回転が中途半端になって失敗に終わりました。その前から男女ともに動きが重くてスピードが落ちていたので、終盤辛そうでした。

ギニャファブ
ローテーショナルリフトの転倒は予想外でした。めちゃくちゃ下ろしてから転倒したのにエレメンツ内の転倒と判定されてしまうんですね。このプログラムは立ち止まる時間が結構長めで、ギニャファブのノンストップ滑走堪能プロではないのですが、なぜか立っているだけで見せられてしまいます。背も低いしスタイル良いわけでもないのに、視線だけで魅せてしまうんだよなあ。すごいなあ。GPF進出とはなりませんでしたが、RDを滑り込んで怪我を治して2ヶ月後のユーロで大暴れしてください。

ステブキ
今日は女性の滑りが比較的好調な日に当たったのではないかと思います。フラットに感じる部分が少なかったです。ワンフットステップの前のトランジションから男性のリードで自然にスピードに乗りながら、エッジを倒していました。男性がトナカイで、女性がサンタクロースみたいなものですね。コレオスライディングはスヴィニンチームならもっとおもしろいものを作れそうな気がするんですけど、凡庸で尻切れなフィニッシュに感じます。

パパシゼ
男女が離れる部分はやはり今大会女性の滑りが気になるのですが、サーキュラーステップでキリアンホールド組んでるときの移動距離と滑らかさ気持ちが悪いぐらいです。本当に他の人と同じ競技やってるのか?ってぐらい。リフトも大して独創的なポジションをしているわけでもないのに、その入り方の自然さと、ポジションのほどき方が絶妙なんですよね。サーーーっと崩していくストレートラインリフトの美しさたるや。

グランプリファイナル進出者
ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン(フランス)1位+1位
ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ(ロシア)1位+1位
パイパー・ギルス&ポール・ポワリエ(カナダ)1位+2位
マディソン・ハベル&ザカリー・ダナヒュー(アメリカ)2位+1位
アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン(ロシア)2位+2位
マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ(アメリカ)2位+2位
---補欠---
シャルレーヌ・ギニャール&マルコ・ファブリ(イタリア)3位+3位
ロランス・フルニエ・ボードリー&ニコライ・ソレンセン(カナダ)3位+3位
ライラ・フィアー&ルイス・ギブソン(イギリス)3位+4位

GPSアサイン発表時に大半の人が予想した通りの顔ぶれとなりました。7強に次ぐ位置にフルソレ、そしてフィアギブです。フィアギブは2大会の合計スコアはフルソレとほぼ同じです。ひょっとしたら世界選手権はここの順位がひっくり返るかもしれません。
2019
10.20

スケートアメリカ 2日目 アイスダンスリザルト

アイスダンスFD
1 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)124.66
2 Madison HUBBELL / Zachary DONOHUE(アメリカ)124.58
3 Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SORENSEN(カナダ)118.36
4 Olivia SMART / Adrian DIAZ(スペイン)114.39 PB
5 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO(ロシア)110.64
6 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO(アメリカ)110.14
7 Caroline GREEN / Michael PARSONS(アメリカ)105.06
8 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO(ロシア)99.72
9 Marie-Jade LAURIAULT / Romain LE GAC(フランス)98.91
10 Hong CHEN / Zhuoming SUN(中国)98.20 PB

アイスダンスリザルト
1 Madison HUBBELL / Zachary DONOHUE(アメリカ)209.55
2 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN(ロシア)206.57
3 Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SORENSEN(カナダ)197.53
4 Olivia SMART / Adrian DIAZ(スペイン)191.01 PB
5 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO(ロシア)181.82
6 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO(アメリカ)180.55
7 Caroline GREEN / Michael PARSONS(アメリカ)173.03 PB
8 Marie-Jade LAURIAULT / Romain LE GAC(フランス)167.14
9 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO(ロシア)166.51
10 Hong CHEN / Zhuoming SUN(中国)159.94 PB

チェンコメンコ
男性は乳首を透けさせる衣装。女性はポニーテールを結んで軒先に吊るされたタマネギ風に。エレメンツをやってますよー!という演技に若さを感じました。淡々としていて表現に費やす余裕はなかったです。質の高いエレメンツが多いので今後に期待。カーブリフトは失敗かな?

チェンサン
大財閥に立ち向かう分家の末娘と大学の同級生の彼氏に見える。古臭い物語を思い浮かべずにはいられないルックスをしている。チェンコメンコの方が技術は上だけど、こちらの組の方がシニアっぽくて効果的な演技をしています。テンプレ気味ではありますが、中国の2番手をキープするには十分ですね。問題は連盟がきちんと大会に派遣し続けてくれるかどうかです。だって中国だもの。

グリパー
赤いパリパリバーと紺色のパリパリバー柄の衣装。パリパリバー界のロミジュリみたいなものか。男性が結構ガシガシ進んでいくのですが、女性は遅れることなく付いて行けています。女性はまだジュニアに出ていてもおかしくない年齢なのに。後半男女ともに疲労が見えましたが、膝を使って疲れていないように見せられていました。

マリロマ
今日は2人とも調子が良さそうでした。調子がいいからこそ女性が勢い余って転倒してしまったのかもしれません。エレメンツそれぞれの完成度であったり、スケーティングであったりを切り取れば印象的に映るのです。しかしながら最初のパートの表現あまりにも薄味だし、残る2つのパートの展開が急激で、非常に伝わりにくい。でもオータムクラシックのときのような壊滅的に理解不能というところからは抜け出した気はしました。

カレポノ
なんとツイズルが普通でした!!!!!おめでとうございます。このプログラムはスケーティングで魅せるものではなく、フラメンコっぽさを前面に押し出して世界観を楽しんでもらおうという趣向なのでしょう。実際、その戦略は功を奏していると思います。トゥステップを多用したトランジションであったり、コレオステップ等でインパクトを与えていますね。僕はすごく好きです。

スマディア
女性の顔がアップになった際のメイクの濃さに笑ってしまいました。衣装だけでなくメイクもお人形さん仕様だったとは。この衣装とメイクで日本人のジュニア選手が滑っていたら「かわいいね~」となるけど、もろ欧米人のスタイルのスマートさんだとイケないものを観ている気分に。おもしろプロはアイスダンスに必要だからこういう路線は悪くないです。ステップシークエンスでの中だるみは直してほしいけども。

赤ゲレ
FDの衣装も虫食いに遭ってしまったの?ムシューダあげるね。男性は遅れ気味でしたが、女性にリードしてもらいつつ、どうにかサバイブできていました。現代社会は必ずしも男性が優位に立つわけではない、そういった価値観を演技中に体現しているのかもしれないですね(してない)。

ハベドノ
男性はヒゲまでブラッドリー・クーパー仕様。女性は腰より上はよかったです。スカートが微妙かな。ザカリー・ダナヒューさんが現役生活中で初めて目立っていました。演技の前半部分は男性が女性を音楽の世界へ導くので男性主体です。徐々に男性が存在感を消して女性が目立つような構成へと変化させていくんですね。映画のプロットに忠実で、とてもいいプログラムだと思いました。あと3分ぐらい尺足してもらったら最高。時間が足りない。もっとこの演技を咀嚼したい。

フルソレ
このプログラムもマリーさん的に特別変わったプログラムではないけれど、普通のことをすごく美しく決めているから全然観られますね。そして女性から男性への熱を帯びた視線の色っぽさよ。これがアイスダンス、男女のコネクションを見せてこそのアイスダンスです。男性がスケスケ衣装なのは、フラメンコのFDで筋肉を見せることに味をしめたからだな。絶対そうだ!どうぞご堪能ください。

ステブキ
ステパノワさんの脚は驚くほど細いのに生命の危機を覚えないのは悲壮感が欠片も感じられないからか。ツイズルの2人の距離とタイミング、そしてエアリーさ、素晴らしい完成度でした。音源違いでフルソレと続けてCry Me a Riverを使いましたが、2組ともまったく違う路線なので気にならなかったです。フルソレは濃厚で、ステブキはクール。ダイアゴナルステップもうちょっと進んでほしいなーーー思ったけど、ジャッジ席前で美脚でドヤ散らかしてたから撤回しておきますね。

ハベドノはスケカナにも出場して世界最速GPF進出を確定させます。
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