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2020
04.02

新ペア結成 シメカ・クニエリム&フレイジャー

https://usfigureskatingfanzone.com/news/2020/3/30/figure-skating-alexa-knierim-and-brandon-frazier-announce-partnership.aspx

アレクサ・シメカ・クニエリムブランドン・フレイジャーの新ペア結成が発表されました。これは驚かないですねえ。世界で5000人ぐらいは「結成すんだろ」と思っていたでしょ?

2人のトライアウトは、COVID-19の大流行で、旅行が制限される前におこなわれました。ペア結成が決まってからは一緒に練習できなくなってしまったので、プログラムや音楽のアイディア・取り組みたい事柄を話し合っています。シメカはオフアイスでのジャンプ練習の動画を送ったり、トライしてみたいリフトを夫と一緒に練習中です。

それぞれのペア解散には驚きましたが、実力者同士がペアを組むことになりワクワクが止まりません。フレイジャーの方は、シメカとのトライアウトを元パートナーのデニーにも知らせ、了承を得たそうです。カップル競技にありがちな、抜け駆けトライアウトからの一方的解散通知ではなかったようで安心しました。シメカは夫のサポートもありますし、フレイジャーとクニエリムは旧知の仲なので、チームにもすぐ溶け込めそうです。グランプリシリーズに参戦する意思がある様なので、それを楽しみにしています。

練習をすることになるカリフォルニアも、フレイジャーのいるフロリダも人口が多く、必然的にCOVID-19の感染者も多くなっています。事態が1日も早く収束して、練習が始められるようになるといいです。オレグ・ワシリエフがCOVID-19に感染してしまいましたし、スケート界でも他人事ではなくなりました。世界選手権をあのまま開催していたら……と思うとゾッとします。
2020
02.27

アレクサ・シメカ・クニエリム&クリス・クニエリム 解散

https://usfigureskatingfanzone.com/news/2020/2/25/figure-skating-knierims-bond-even-stronger-as-chris-steps-away-from-skating.aspx

アレクサ・シメカ・クニエリムクリス・クニエリムが解散を発表しました。2人は世界選手権にエントリーしていたため、出場権は第1補欠のジェシカ・カララン&ブライアン・ジョンソンに移ります。シメカは北京オリンピックを目標に現役続行、クニエリムは引退してシメカを支える側に回ります。

クニエリムは長年怪我に苦しんでおり、怪我が治るとまた別の怪我が起こる状態でした。ここ数シーズンはジャンプの精度が上がらず苦しんでもいました。前に進むときがやってきました。シメカは2022年北京オリンピックに向けて情熱を持っています。この決定に対しては怒りもケンカも起こりませんでした。お互いを愛し合っているからこそ、お互いが幸せでいてほしい。以前にも増して2人の結婚生活は結束を増しています。

クニエリムは昨年の12月に競技への情熱を失っており、うつ状態に陥っていました。全米選手権出発直前にも出場すべきかどうか迷っていました。シメカは「私は彼のスケートのパートナーである前に彼の妻だ」という考えを持っており、出場の決断を彼に委ねていましたが、結局出場することを決めました。

全米選手権で優勝した後も事態は好転せず、うつ症状は続きました。四大陸選手権のために現地に入っても、練習では幽霊のように存在感がありませんでした。クニエリムはSPでのソロジャンプの失敗やスピンの転倒を喫し演技を終えたとき「終わった」と感じました。シメカも「彼は精神的にも感情的も終わってしまった」と感じました。

帰国後、クニエリムはシメカに対して引退の決断を告げました。シメカは「まぎれもなく誇りに思う。彼が決断したときに私が口にしたのは、まさにこの言葉だった」と語りました。

クニエリムは、シメカのコーチングチームに入り、コーチのジェニー・メノー&トッド・サンドと共に若いスケーターのコーチも務めていく考えを持っています。最後にシメカへの感謝と畏敬の言葉、そしてシメカのスケートを楽しみにしていることを語りました。

男性の心ここに在らずな演技には、うつ状態が影響していたようです。四大陸選手権を棄権したときに、なんとなく終わりが近いことは推測できましたけど、裏では葛藤があったのですね。シメカもよく夫を支えたなと思います。男性は怪我やうつ状態、女性は胃腸の病気でなかなか2人のピークが合うことがなかったです。シメカはようやく本来の姿を取り戻しました。ここで辞めてしまうのはスケート界の大きな損失なので、現役続行の決断をしてくれてなによりです。

ペア結成してほぼ無名の状態でNHK杯に出場し、それがなかなかの演技でして、すぐに名前を覚えました。オリンピック代表はほぼ間違いないと目されながらも、全米選手権で2位に入れず、ソチ落選。2015-2016シーズンは好調で、特に四大陸選手権の演技は素晴らしかったです。この大会では史上初のクワドツイストレベル4に成功しました。史上初にして唯一のレベル4です。ペアではクワドを入れる意味もメリットもなくなってしまいましたから、ひょっとしたら最初で最後のレベル4になるかもしれません。引退インタビューで語っていましたが、男性はこの大会でも精神的に不安定になっていたそうです。分からないものですね。この四大陸の演技を観たときは、世界選手権のメダリスト候補に名乗りを上げたと思いましたよ。しかしながら世界選手権では表彰台には遠く及ばず、このオフから女性の体調不良に悩まされることになります。ピョンチャンオリンピックに間に合ったのが奇跡とさえ思えました。

オリンピック後の世界選手権では自己最低順位に終わり、女性は涙していました。アメリカペアが1枠になってしまうのも、今の出場枠の制度になってからは初めてだったでしょうしね。そこでサフ子に声をかけられてコーチになってもらい、サフ子スタイルの演技になるわけですが、意見が衝突してすぐに別れてしまいました。サフ子とシメカらしい結末でちょっと笑ってしまいました。全米選手権では惨敗するも、ソロジャンプ以外は少しずつ戻っていった印象でした。

最後の全米選手権は、精神的にベストな状態ではなかったにせよ、SPは素晴らしい出来でした。彼らの最高の出来だと思っていた2016年四大陸選手権LPと比較してみても、今の方が滑りが滑らかだし、エレメンツの入りがずっと自然で音楽との調和が取れています。結果的に最後のシーズンとはなりましたが、進歩を見せた状態で氷を去ることになったのは、悪くない終わり方なのではないかと思います。

クニエリムの健康と、シメカにロックなパートナーが見つかることを祈願いたします。今までありがとうございました。
2020
01.24

全米選手権 3日目 ペアSP・女子SP

TESカウンターがスタイリッシュで見やすい。フジ超え達成。

ペアSP
1 Alexa Knierim, DuPage FSC
Christopher Knierim, Broadmoor SC 77.06
2 Tarah Kayne, Broadmoor SC
Danny OShea, SC of New York 70.35
3 Ashley Cain-Gribble, SC of New York
Timothy LeDuc, Los Angeles FSC 68.86
4 Jessica Calalang, DuPage FSC
Brian Johnson, Detroit SC 67.56
5 Audrey Lu, Dallas FSC
Misha Mitrofanov, Dallas FSC 65.06
6 Haven Denney, SC of New York
Brandon Frazier, All Year FSC 61.33
7 Olivia Serafini, SC of New York
Mervin Tran, SC of New York 61.08
8 Jessica Pfund, Southwest Florida FSC
Joshua Santillan, All Year FSC 58.48
9 Nica Digerness, Broadmoor SC
Danny Neudecker, Seattle SC 57.95
10 Allison Timlen, Columbia FSC (MD)
Justin Highgate-Brutman, St. Clair Shores FSC 55.60
11 Maria Mokhova, Chelsea FSC
Ivan Mokhov, Chelsea FSC 51.50
12 Laiken Lockley, DuPage FSC
Keenan Prochnow, DuPage FSC 50.86

GOE+1、PCS+0.25程度の控えめな盛り。
ルーミト
3Tw 3S 3LoTh
女性の身長が伸びたので限界を迎えそうな気もするが、持ち直してきました。3Sはペア選手としては高さも出ていました。女性はアメリカペア女子で一番ソロジャンプ安心して見られます。リバースラッソーの空中姿勢はいまひとつ締まりがない感じ。Show must go onで通す、ムーランルージュプロとしては珍しい編曲でした。曲が変わらないだけに、助けを借りられないので、緩急の創出が求められます。技術的にはOKな演技です。

シメクニ
3Tw 3T 3LzTh
今回は登録名をアレクサ・クニエリムにしてみました。At lastのリズムとツイストのふんわり感がシンクロしておりました。これぞ技術と音楽表現の融合。なんと3T成功しました!!!!!ユーロ圏の女子選手が好みそうなエレキ音源なのに素敵に滑っています。エレガントシメクニ良いやん邦衛夫人良いやん。国際大会でも74点ぐらい出そう。

デニフレ
3Tw 3LoTh fall 2S
スローループで転倒です。デニフレはスローループで詰まることは時々あるんですけど、転倒はなかなかありません。珍しいミスです。デススパイラはダンスリフトからの入りでした。シルクドゥソレイユの世界観を構成するためですね。ただ、デススパイラル本体がゆっくりになってレベルが取れないまま終わってしまいました。女性のドヤ感が薄めだったのが物足りない要因かも。シプレの例の件は、アメリカ国内のことだからジマーマンが帯同できるか不明だったけど大丈夫なようだ。

カラジョン
3S so 3Tw 3LzTh
3Sは男性が前向き着氷ダウングレードで壁に衝突。-4付けたジャッジはちょっと変。静寂からのスロールッツ、ダンスリフトのトランジションから、女性が足を持った姿勢でデススパイラルに入り、回転中に手を放してフリーレッグを伸ばします。回転速度も落ちることはなかったです。高い技術と独創性を同居させています。そしてカラジョンといえばリフトですね。こんなに軽々上げられるようになるなんて。ゾルコビーすごいな。GPSの演技を観て、4強崩しを確信しておりましたが、予想通りになりました。解散せずにミラノオリンピックぐらいまではやってください。

ケイン髭
3Tw 3S 3LzTh df
シンプルに良いツイスト、停滞も回転不足もなく揃った3Sも決めました。鬼門であるスロールッツは両足ですが、転倒が多いので最悪の事態だけは回避できたということで。デススパイラルがノーバリューになってしまったのは、男性の軸足の固定が外れてしまったからなの……?デススパイラルを半回転したあたりで、男性のかかとが下がって、固定し直しているように見えます。固定したまま最低1回転しないとエレメンツとしては認められません。4点以上の喪失は大きいです。理由を知って自分を納得させるまでに30回巻き戻しして気持ち悪くなりました。

タラダニ
3Tw 3S 3STh
プログラムが月の光になりました。バレエ音楽をたくさん滑っているし、クラシック曲の方が得意ですね。変更して正解だと思います。デススパイラルは柔らかな雰囲気を帯びており、優しく光る月を表現するのにピッタリのスタートになりました。スローサルコウは得意のダンスリフトから入り、着氷後には男性がニースライドをして、プログラムの隙間を華麗に埋めてくれました。3Sこそアンダーローテーションですが、まとまりのある演技でした。タラダニはノーミスでも調子の良し悪しが分からない。

女子SP
1 Bradie Tennell, Skokie Valley SC 78.96
2 Alysa Liu, St. Moritz ISC 75.40
3 Mariah Bell, Rocky Mountain FSC 73.22
4 Amber Glenn, Dallas FSC 73.16
5 Karen Chen, Peninsula SC 70.41
6 Gabriella Izzo, Academy at Mitchell Johansson Method 65.94
7 Starr Andrews, Los Angeles FSC 65.86
8 Paige Rydberg, Broadmoor SC 60.82
9 Courtney Hicks, Broadmoor SC 60.25
10 Maxine Marie Bautista, DuPage FSC 59.47
11 Sierra Venetta, SC of San Francisco 57.98
12 Rena Ikenishi, SC of New York 57.47
13 Gracie Gold, IceWorks SC 54.51
14 Alex Evans, Los Angeles FSC 53.53
15 Emily Zhang, SC of Wilmington 52.48
16 Caitlin Ha, Glacier Falls FSC 51.48
17 Sarah Jung, Columbia FSC (MD) 51.09
18 Alyssa Rich, Dallas FSC 45.25

木曜開催とは思えない埋まり具合。

アンドリューズ
3T-3T 2A 3Lo
ジャンプは3本とも見事です。フライングキャメルから音楽にビートが入りますが、そこで雰囲気をチェンジさせられるのが良いですね。後ろの項目で高い評価を受けました。

カレン
3Lz-2T 2A 3Lo
3Lz-3Tは回避してクリーンに。回転不足になりがちなので、クリーンに滑ってPCSも上乗せしてもらった方がLPに繋がります。レイバックスピンは満点を獲得しました。すべてのポジションが明確で美しいです。NHK杯と同じ流れになりませんように。

ゴールド
3Lz df-2T 1Lo 2A
ギンギラギンにさりげないゴージャス衣装。50万ぐらいしそう。あっこの言葉が沁みるねえ。復帰経験者が語ると重みが違います。ましてやゴールドは世界のトップでやっていたわけですし。アイプッタで呪いかけられるぐらいキレキレになれる日が訪れますように。

ヴィクトール・ファイファー先生かっこいい。

テネル
3Lz-3T 2A 3F
GPSは夏の怪我の影響で得意のスピンがまったり回転になっていたので、まずそのスピンが100%完全に戻ってきたのが嬉しいです。コンビネーションスピンで+5が許されるのはテネルとワリエワだけなのだ。赤白衣装で2分40秒でリンクを統べるなんて、これはもう実質ウルトラマンだな。地球征服完了したウルトラマンだな。

グレン
3F-3T 2A 3Lo
3F-3Tダイナミックに着氷しました。全日本選手権ならアテンションの付きそうな踏み切りでした。感情を爆発さえた演技だけど、フリーレッグが伸び切らず男前なところに性格が表れていました。グレンはSPは良いのでLPですよね。アリサがシニアの大会には出られないので、順位をキープすれば四大陸!

ヒックス
3F-3Lo shaky 2A 3Lz df
24歳ベテランになりました。同世代の選手が次々といなくなる中で続けてくれるのは嬉しいです。ベテランになって襦袢の雑さが緩和されました。インタープリテーションの評価厳しい。

アリサ
3A so 3F 3Lz-3T
3Aをステップアウトしても回転さえ足りていれば2Aよりも美味しいです。もぐもぐ。ステップシークエンスで常に笑顔を浮かべながら滑っていたので、こんな笑顔で微笑みかけられりゃ、ジャッジも+1高くしようって思っちゃいますよね。JGPFから1か月半しか経っていないのに、演技がグッと洗練されて、一つひとつの要素の質が改善したように思います。ジュニア選手は短期間で驚くほど上達しますね。

ベルたそ
2A 3F-3T 3Lz
鬼調子良いです。テキーラでも呷ってきたんじゃないか?というぐらいのテンションブチ上げ具合です。ジャンプも失敗する気がしませんでしたね。ステップシークエンスで思わぬ転倒があったので、転倒と相殺して-3評価のジャッジが多かったです。滑りきっていれば+4はもらえたでしょうね。77点前後が出ていたはずです。

イッツォ
3F-3Lo shaky 3Lz 2A
スカートが長いからめっちゃ空気抵抗受けそう。空気抵抗ヤバそうな衣装や髪型にする選手好き。そうまでして見せたいものがあるということだから。ミッチェルヨハンソンチームの選手としては少し滑りが弱いので、大きく動くことでそれをカバーしようとしている風に見えました。

今週末のデスロードでは、全米女子は優先順位第7位だったので、軽く観ようかなーーーぐらいの気持ちでいたのに、こんなにレベル高いとちゃんと観なきゃいけないじゃないか。

ちなみにデスロード優先順位1位は全米男子。理由はマレーバクの監視。国際マレーバク監視団(International Malayan tapir Observers)の団長を務めておりますので。
2019
11.22

NHK杯 1日目 ペアSP

悠子ちゃん解説最高なのである。

ペアSP
1 Wenjing SUI / Cong HAN(中国)81.27 PB
2 Kirsten MOORE-TOWERS / Michael MARINARO(カナダ)71.21
3 Anastasia MISHINA / Aleksandr GALLIAMOV(ロシア)69.00
4 Alisa EFIMOVA / Alexander KOROVIN(ロシア)64.94
5 Alexa SCIMECA KNIERIM / Chris KNIERIM(アメリカ)63.63
6 Riku MIURA / Ryuichi KIHARA(日本)62.41 PB
7 Tarah KAYNE / Danny O'SHEA(アメリカ)58.70
8 Nicole DELLA MONICA / Matteo GUARISE(イタリア)57.55

りくりゅー
3Tw 3LzTh 3T
おおおおおおおお!?!?!?!?!?ツイストできてる!スロー降りられてる!3T問題なし!!!リバースラッソー上げられてるうううう!滑りが揃ってる!!!デススパイラルきれいに回せてるうううううううううううううううううううう予想の10倍ぐらい上手かった。3ヶ月でこの仕上がりになるとは思ってもみませんでした。すごくいいじゃないですか。これは世界選手権で間違いなくSP通過できるレベルですよ。

エフィコロ
3Tw 3T so 3LoTh
3Sの予定を3Tに変更しました。回転は足りていましたが女性がステップアウトです。スローループは回転にとても余裕がありました。2回転に抜けたかと思いましたもん。女性がキスクラで一瞬微笑んだので今日はそれほど悪い出来ではないかな。

シメクニ
3Tw 3T fall 3FTh td
ツイストはいつもどおり素晴らしかったです。3Tでは男性が転倒。ジャンプはしょうがないとして、ステップシークエンスが年々滑らなくなってきているのが気になります。男性が特にそうですね。女性を引っ張ってもらいたいのですけども。デススパイラルはポジションを取れずにスリップしてノーバリュー。点数としてはそれほど悪くないです。

ミシガリ
3Tw 3FTh 3S so
悠子ちゃんに「女性がリードしています」と言われてしまいました。3Sでは男性が珍しくステップアウトしました。悠子ちゃんからは男性が硬くなっていますとの指摘がありました。たしかにステップシークエンスの移動距離は物足りなかったです。あまり点数は伸びなかったですが、女性はキスクラでニコニコしていました。

スイハン
3T 3FTh 3Tw
中国杯より鋭い演技に仕上がっていました。3Tは近い距離で着氷。投げ技は一切揺るぎません。最後リフトを下ろしてから急にリンクの中央に方向転換するのが、ギターの音色にまあ合うことなんの。パーソナルベストなので歴代最高得点ということになります。この出来なので驚きません。

タラダニ
3Tw 3S so 3LoTh df
スピードを出して滑るのですが、その勢いを生かせずにエレメンツで失敗して流れが止まってしまいます。タフな試合が続いています。

モーマリ
3Tw 3LoTh 3T
非常に準備動作の少ない工夫の凝らされた演技でした。スロージャンプ前の縦に回すリフトはタラダニの十八番でしたが、そのタラダニが滑った後に決めるとはね。ソロジャンプも準備動作がほとんどなくクリーンに着氷しました。ソロスピンだけ取りこぼしたのでスコアは伸びませんでしたが、よかったよかった。

デラモデル
3S 3Tw 3LoTh td
3S降りられました!でもスローループでタッチ癖がまた出てしまいました。近年はフリーレッグを素早く引くことでタッチするのを防げていたのですけどね。彼らはアクセルラッソーで+3ぐらい取れるので、ここだけで9.5点ほど失いました。やはり今シーズンは明らかに仕上がっていないので、照準はシーズン後半に絞っているのでしょう。

このままの順位だと上位3組がGPF進出となります。りくりゅーの6位スタートは嬉しいサプライズでした。このまま怪我せずに北京まで順調に……お願い……神様仏様……てかブルーノの生徒なのになんでツイスト普通に上げられてんの……ミステリー……メーガンのおかげ?
2019
10.26

スケートカナダ 1日目 ペアSP

ペアSP
1 Aleksandra BOIKOVA / Dmitrii KOZLOVSKII(ロシア)76.45 PB
2 Kirsten MOORE-TOWERS / Michael MARINARO(カナダ)75.50 PB
3 Evgenia TARASOVA / Vladimir MOROZOV(ロシア)73.57
4 Alexa SCIMECA KNIERIM / Chris KNIERIM(アメリカ)71.28 PB
5 Liubov ILYUSHECHKINA / Charlie BILODEAU(カナダ)68.62 PB
6 Jessica CALALANG / Brian JOHNSON(アメリカ)62.54 PB
7 Feiyao TANG / Yongchao YANG(中国)62.35
8 Evelyn WALSH / Trennt MICHAUD(カナダ)56.09

イリビロ
3Tw 3T hd 3FTh
3Tでは女性が手をつきました。スローフリップは高さ控えめです。分かりやすく取りこぼした箇所がいくつかあるので、点数の伸び代はたくさんあります。アクセルラッソーはローテーショナルリフトのように回転しながらゆっくり下ろすことにより、流れを作っているんですね。

カラジョン
3Tw 3S fall 3FTh hd
女性が3Sで転倒です。肘から転倒しましたが大丈夫でしょうか。ソロスピンは回転速度が非常に速かったです。いかにもゾルコビー仕込みですね。サフゾルはタイミングが激しくズレていたので、サフゾルより上手いです。男性の上達っぷりが尋常ではないです。世界選手権SP落ちレベルから、世界選手権の最終前グループに入ってもおかしくないぐらいになりましたもの。

イブトレ
3Tw 3T 3LoTh fall
ツイストとスローループは投げがおかしかったです。リフトは男性の前傾姿勢が改善されていました。ソロスピンは最初から最後までほぼズレきっていました。現地集合現地解散スピンと呼ぼう。

タンヤン
3Tw 3T 3STh
男性のハンヤンっぷりに磨きがかかっています。今シーズンはオリジナルハンヤンが試合に出場するので並んでいるところが見たいです。中国伝統のスピンをぶちかましましたが、それ以外はミスなく演技を終えました。このペアは中国の偉い人の気まぐれで大きな大会に出してもらえなかったりするんだろうなあ。

ボイコズ
3S 3Tw 3FTh
僕の脳内では布施明が歌い始めました。ノーミスのクリーンプログラムです。もうちょっと素敵な衣装は着てほしかったですけど贅沢は言いません。このまま突き進め!

シメクニ
3Tw 3T hd 3FTh
男性が3Tで手をつきました。プログラムの中盤ではソロスピンでのズレがありましたし、ステップシークエンスも良かったとは言えません。その良くなかったところをスロー、リフト、デススパイラルで帳尻合わせしてフィニッシュしました。斬新なエレキ音源のAt Last、さらには男性が裸に絵の具を塗りたくったようなダサいタキシードでしたが、おもしろ枠としては非常に優秀で深夜に活躍してくれそうなのでこのままにしておいてほしいです。

タラモロ
3Tw 2T 3LoTh
長髪おもろい。20年前の堂本光一かよ。男性の3Tが抜けました。ボレロなのでガシガシ滑ってもらいたいところですが、2人としては滑りがいまいちですし、リフトの勢いが鈍くて、2人のいいところは全然出ていなかったと思います。振付はズエワに直しまくってもらわなければいけないですね。

モーマリ
3Tw 3LoTh 3T shaky
ツイストはいつものカナダでした。スローループはダンスリフトから入る工夫がありました。3Tは男女が別々の方向を向いてから踏み切っています。ミショーのリフトの姿勢は直ったけど、マリナロのリフトの姿勢は変わらずです。演技の最後は男性が膝を付きっぱなしという、非常に珍しい振付でした。とても意欲的なプログラムだったと思います。ただ若干荒々しいので、動きが洗練されてほしいです。

タラモロは今の状態だとロシア1番手どころか2番手さえも危いです。ザビエンが戻らなくても、国内選手権で寵愛スコアを出してもらってもです。ズエワには棒演技だったブランドン・フレイジャーを表現できる・滑れるスケーターに育てた実績があるので、期待せずにはいられない。ズエワ頼んだ。
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