2017
09.19

ロシアテストスケートの感想

Category: スケート雑記
今更テストスケートの感想。ポゴリラヤ、コフトゥン、ストクリはお休み。

男子
ミハイル・コリヤダ
SP:ピアノ協奏曲第23番
パパシゼとカロリーナでお馴染みモーツァルト。ジャンプ構成は4Lz 4T-3T 3Aでした。4Lzの前にステップがないので、こちらがコンボ?単独で決めてもこのままだとマイナスは避けられません。途中で曲がタンゴ調になり、最後に元に戻りました。さすがロシア。彼の先生は悶える様な不思議な動きと、肩をカクカクとする振付が好きなのでしょうか。よく見ます。

LP:プレスリーメドレー
ロシア男子がプレスリーメドレー。北米選曲にしてしまったから、3Aが2本とも1Aになってしまったのでしょう。コリヤダもカナダ人になったのですね。4Lzと4Sと4Tが1本ずつの構成でしょうか。プログラムの滑り込みはまだまだな印象。

ドミトリー・アリエフ
SP:仮面舞踏会
シャバリンのムフフ男爵っぽい入り。4Lzと4Tの2クワド構成でのシーズン。スピン中のジャンプで手の動きに工夫を入れていました。SPでは膝くるはやれない。寂しい。ヘロヘロなのか、少し抜いてやっているのか分かりかねますが、リンクを大きく使って全方位にアピールするステップを全力で滑ることが出来れば、スケール感の大きな演技になりそうです。ほんとスタミナ。アリエフはスタミナ。

LP:To Build A Home
パパシゼを意識しているようにも見えるプログラム。コレオシークエンスは後半に向けてのパワーチャージに見えますが、アリエフの最大の弱点はスタミナ。アリエフはスタミナなので、シニアデビューシーズンではジャンプをしっかりと降りることが大切です。それに今はTESが高いとPCSも上げてもらえますしね。後半に4Tと3A2本、3Lo-1Lo-3F、3Lzなのでタフな4分半になります。コンビネーションで3Fを使うから膝くるフリップがない・・・・・ああああああああ・・・・・悲劇。Tragedy of Hisakuru, 2017として語り継がれる悲劇。エキシビションで・・・・・エキシビションで見せてくれないと許さないんだからっ!(美少女風)

アレクサンドル・サマリン
SP:I'm No Angel
月光蹂躙バージョン。月光ボーカル入りバージョンです。歌詞は虫歯が疼くほどの厨二感に溢れたものでした。歳相応だと思えばいいのでしょうか。衣装は黒ベスト?こんな黒ベストで夜出歩いてたら車に轢かれますよ。これだからモスクワの都会っ子は。サマリンは次から次へとネタプロを供給してくれるからありがたい。4Lzと4Tの2クワド構成。ロシアのブーム?後半のジャンプは4Tを選びました。恋人に戻ってきて欲しい気持ちを歌っているのですけど、黒グローブつけた彼氏嫌ですよね。

LP:Naissance de Yaha、The Unforgiven III
えんじ色のスケスケ。サマリンは透けさせなければいけない決まりがあるのでしょうか。サンプルーからのメタリカ。意味不明な組み合わせだけど、曲の流れとしてはそんなに変ではないです。ペトロフのSP編曲を聞けば全てが自然。前半の3Lzと3Aの間のヒラヒラダンスは、わかめ降臨の舞?フライングキャメルが大きくて迫力があります。アクセントになりますね。サマリンはスタミナ切れを起こすと前のめってスケートを押してくるので、それが無くなれば最後までまとまりが生まれそう。

アレクサンドル・ペトロフ
SP:なぞのおどり
FeverとかTutti Fruttiヒップホップバージョンなど数曲のメドレー、ペトロフに課せられた試練。単語を滑ったときにクイックな動きにも対応出来ることは証明されていたので、ヒップホップを滑ることにもあまり驚きはありません。ミーシャ振付だからこういったプログラム振付じゃないとな!

LP:シナトラメドレー
続行プロ。なのですが、ロンバルディアで「こんなのだったか?」だった違和感が、2シーズンのプロを横に並べてみて分かりました。振付全然違うんですね。4Tが入ってジャンプの順番が変わったことも要因の一つですが、それにしても軌道から何から大きく変わりました。変えた方が洒脱さが増して、リンクを広く使おうという意図が見えます。ただ、絶対的に地味にはなっていると思います。26ぐらいのベテランスケーターが滑るとかっこいいんだろうなってプログラム。これをどれだけ自分の物に出来るか。

アンドレイ・ラズーキン
SP:マラゲーニャ
ちゃーちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃーちゃちゃーちゃちゃっていう時々ボーカル入りで使われる方ではなく、ジュベールとかが使ったマラゲーニャ。衣装はマリアッチですが、陽気にギターをかき鳴らす香りがしない。前半はジャンプ集中でトランジションがあまりなく、シリアスな表情のまま終わります。陽気→シリアスに演じ分けられればいいと思うのですが、これはシリアスのみを狙ったプログラムなのでしょうか。

LP:仮面舞踏会
僕のフィギュアスケートを見る際の手法の一つとして、自分の口で曲を歌うというのがあるんですけど、この演技でも「テテテテテテテーテテテテテテテー」と口に出しながらリズムを刻んでみました。リズムを取っているのは腕で、足元はそうでもないなということが分かりました。たまに合うところがあっても、すぐに遅れてしまうという。ジャンプの失敗でスタミナを削られたことも原因かなあ・・・。

セルゲイ・ヴォロノフ
SP:アディオスノニーノ
4T-1Loの後に3Lz-2T。本番ではコンボの重複で0点になるから跳ばないでくださいね。いつもは3Loでしたから、基礎点の高い3Lzを組み込んで攻めています。アディオスノニーノ滑ったことある気がしたんですけど、それは別のピアソラか。3Aはイーグルイグジットでクールに。音楽の盛り上がりの前からステップが始まりまして、一旦リンクの端まで戻ってズズズと進むところがかっこいい。かっこいいよ。

LP:サラバンド
ロシアだーサラバンドだー!来月30歳になる大ベテランですが衰え知らずです。3Lzが抜けて、それを飛び直す強い気持ちも窺えました。三十路ヴォロノフさんがジャンプ全部成功させてこのプログラム滑ったら泣いてしまうかもしれない。スタンダードなプログラムだからこそ、「泣いてください!」と言われているようなものですから。

女子
アリーナ・ザギトワ
SP:ブラックスワン
今シーズンもジャンプは3本ともに後半。3Lz-3Lo 3F 2Aの構成です。シニア1年目のシーズンですが、3Lz-3Loの回転は余裕で認定されそうです。2Aはシャーロットスパイラルからカウンター跳んでカウンターY字スパイラル即座にレイバック。こんなのを標準にされると他の選手はたまったもんじゃない。ジュニアの演技ばかり見てきたので、ターンが跳ねずにツルツル滑るザギトワのステップを見るとさすがだなと思います。ジャンプはもちろんですけど、それ以外も取りこぼさないですから。

LP:ドン・キホーテ
続行プロです。昨シーズンはロシア選手権でシニア尺で滑りました。それと比較するとコレオシークエンスが全とっかえになりました。もちろんジャンプは7本が後半。後半が忙しくなるのは仕方ないことなので、一層前半はゆったりと雄大に演じることを意識しているように見えました。

エレーナ・ラジオノワ
SP:ポーギーとベス(続行)
昨シーズンから引き続きのプログラム。見比べてみたところ振付に手は加えていないようです。衣装は黒からパープルになりました。長年スタイルをキープし続けてきたというか、抑えてきたラジオノワでしたが、ついに本格的な成長期に入ってきたなという感じ。彼女のことですから、ここから絞ってくる予感はします。スピンの回転速度が落ちているのが気がかりです。

LP:Historia De Un Amor
よく知っているある恋の物語よりも、しっとりとしたボーカル入り音源です。過去のプログラムほど、ボーカルの存在感はないのだけれど、やかましいボーカルをねじ伏せるラジオノワが見たい気はしないでもない。ジャンプの精度が落ちているのが、どこまで点数と順位に影響するのか。

マリア・ソツコワ
SP:白鳥の湖
ジャンプ構成は変わっていませんが、すべてにタノをつけています。そして3本とも後半に持ってきました。ロシアンスタンダードというやつですね。ソツコワの場合ルッツフリップの回転不足が取られやすいので、普通に降りた方がいいような気もしますが、勝つためには攻めなければならないのですね。色々な工夫を凝らしたザギトワスワンに対して、リーチの大きさを生かした雄大さが持ち味。

LP:月の光
なんと普通の月の光。こちらでもたくさんタノジャンプを入れておりますが、タノが演技から浮いている気はしなくもないです。タノによる工夫の加点と、曲想表現に合わない減点で相殺されてしまいそう。中盤の3Loだけとか、ポイントで入れるなら映えそうなんですけどね。エテリチームは忙しない分、タノ入れても忙しなさが変わらないけれど、雄大に滑っているから余計になあ・・・難しい。

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ
SP:Gypsy Music
リーザの平常運転。正統派クラシックにするとシーズン半ばで変更してしまうかもしれないけれど、これなら絶対に大丈夫。ジプシーミュージックなんてリーザのためにあるようなもの。ジャンプ構成は3T-3Tと3Lzで手堅くまとめています。シーズン序盤なのに体が絞られていて、動きがかなりいいです。リンクの使い方は極端ではないし、手堅く70点が狙えるのではないかと。

LP:Mala Luna
リーザの平常運転。こちらはリンクの使い方が極端と言いますか、ストップするのが多いですね。2017年っぽいプログラムではないです。ロングバリアの中央辺りを中心に、リンクの左側しか広く使えていないです。トランジションを減らすのであれば、圧倒的なリンキングフットワークが必要だということは、同門のカロリーナが示しているはずなのに。高得点を狙いにくいと思うので、とにかくジャンプを降りる必要があると思います。

エフゲーニャ・メドベージェワ
SP:月光
メドベも後半3本構成になりました。キャメルスピンから始まってステップ。ツイズルロッカーループのループの止め方がグッとかっこいい。35秒の間に3本のジャンプをあっという間に終わらせてしまいます。やはり他選手と比較すると尋常ではないプログラムの密度です。常軌を逸しているとも言えますね。どうしたらPCSで勝てると言うのか。スライドするスパイラルは足の下ろし方を従来と変えたようです。

LP:Divenire
一昨シーズンと昨シーズンはエレメンツの順番もムーブメントの種類もほとんど同じでした。今シーズンは前半のジャンプが2A1本だけになり、スピン前に入っていたスパイラルのスライドも前半に置いてきました。ネオクラのいかにもメドベなプログラムでした。珍しくジャンプが乱れていますけど、こんな時もありますわな。

ペア
エフゲーニャ・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ
SP:ピアノ協奏曲第2番
SPでは尺足らずになることでお馴染みのラフマニノフ。この曲で赤黒衣装なんて珍しい。今のところ薄味ですが、どう調理するでしょうか。薄味ではあるけれど、動きは揃っていてきれい。昨シーズンのLPで時々ミスっていたグループ3のリフトが入っています。タイミング取るのも難しそうなんですよこのリフト。音楽の切り方が斬新でした。アメリカスケーターならスタオベ誘うために絶対にこんな編曲しない。

LP:Candyman、Need Your Loving、Nasty Naughty Boy、Reddy Teddy
衝撃が大きくてついつい全曲調べてしまいました。YouTubeのコメント欄で「何このゴミ?」って言われてしまっている。ゴミとは思わないですね。過去のプログラムも意味不明ですから、今に始まったことではないです。変なんですけどCandymanは結構板についていると思うんです。スピードがあるから全然見ていられるし、クワドツイストがかなり上達しましたもん。そこから右肩下がりになっていくのが問題。特にタラソワのセクシーな振付はすごく違和感で、モロゾフは最後のプレスリーの躍動感から遠い。いざとなったらスポ根プロに戻せばいいからオッケーオッケー。

ナタリア・ザビアコ&アレクサンドル・エンベルト
SD:The Summer Knows
2年連続しょっぱい。昨シーズンが冬の夜に秘密で落ち合う男女、今シーズンは未亡人と思春期の男の子。えらく体の出来上がった思春期だけど、そんなことを言い出したら数々のロミジュリにも突っ込まなくてはならない。ザビエンは切なく、物悲しい路線を極めていくんですね。ザビアコがセピア色美人なので、似合いますけどね。

LP:Too Close、眠れる森の美女
バレエダンサーの練習→本番を演じたであろう、ハイライトを見つけづらいプログラム。ザビエンはスローダブルアクセル問題を、スロールッツを入れることで解決しました。もう1つは3S問題。実は3Sが決まったことがないんです。確実に点数を狙って2Aにするなど解決を図らないと、大事なところで届かないこともありますからね。少しでも点数を稼げるようにしないと、ロシア選手権での連盟推しPCSに屈するなんてことも考えられます。しかも同門に。

クリスティーナ・アスタホワ&アレクセイ・ロゴノフ
SP:弦楽のためのアダージョ
やったあ!正統派じゃないいいいいいいいいいいいいいいいい!弦楽のためのアダージョから自然にレクイエムに入ったあああああ!安心させておいてトラップしかけるんだから。しかもズンドコビートまで入ってきましたよ。うううううううう上がるううううう!グループ3のリフト腕ピンさせてから曲がってノーバリューになりそうで怖い。腕を伸ばすとスピードが落ちてしまうから。ステップのミラーの動きがかっこよくて、トンデモ編曲に掻き消されないかっこいい振付になっていると思います。これはいい変プロ。

LP:ラ・ラ・ランド
エマ・ストーンの着ていたドレスが黄色なので、ララランダーは黄色が多いのです。ロゴノフも合わせて黄色のネクタイ。アクセルラッソーで歌詞に合わせて星の形になっています。リフト下ろしてからの、2人の滑り出しが大人っぽくて素敵。ロゴノフが大人の男性らしさを醸し出せるようになるなんて。ソロスピン前後はタップダンスっぽくして、映画に合うように工夫しています。ララランドはシングルよりもカップル競技の方がいいみたい。

アイスダンス
エカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロビエフ
SD:Latin Lover by Joao Bosco
ボサノバ→ルンバ→サンバです。真ん中の曲は何度か聞いたことあるけれど、一生覚えられないし覚える気もない曲。SD導入から採用されたパターンダンスで1番簡単なんじゃないかな?と思うので、トップ勢の彼らに苦労は見えません。ホールドチェンジもないし、テンポも速くないですしね。サンバパートで腰振ってるソロビエフおもしろい。ボブロワは板についています。ローテーショナルの入りをスムースに出来ないと、疾走感が損なわれて半端な印象になりそう。入り大事。

FD:オブリビオン
ボブロワは盲目の女性を演じています。お互いが恋に落ちるけれど、盲目は恋の障害にはならないんですって。衣装はいちじく色。忘却のいちじく。後半が物足りなく思えるのはホールドの少なさでしょうか、ステップの最後に少しあるぐらいなので、恋に落ちた男女を演じるには不十分な気もします。パパシゼのフォローをしてもパパシゼにはなれないので、ロシアらしいダンスの方がよかったような。

アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン
SD:Chandelier
小さなリフト風ムーブメントを下ろした勢いでツイズルに入るという無茶。ジュニアの2組もそうでしたけど、ほんとこのチームのツイズル変ですね。変態ツイズル製造工場。ルンバをSiaのChandelierで滑る力技。最後はサッカーでよく聞くサンバことSamba De Janeiroで賑やかに。プログラムの構成としては昨シーズンのブルースに似ています。最後にドカーンと盛り上がりがあります。ブキンの方が一歩が滑るので、ノットタッチを滑ると2人の距離が一定に保てません。ステパノワがんばれ。

エレーナ・イリニフ&アントン・シブネフ
SD:ベサメムーチョ
パターンダンスの大きさがペターンとしているのは、シブネフの経験から考えると仕方ないです。イリニフたんが必死にシブネフを引っ張って滑っているのが頼もしい。

FD:スパルタクス
ドラマティックからのスーパードラマティックからのハイパードラマティックからのウルトラドラマティック。後半を盛り上げるために、あえてリフトは序盤に使用しない戦略。技術では上位カップルに太刀打ち出来ないので、そういった点で差別化を図るのは正しいと思います。リフト半分しか見せてくれなかったけど。

ティファニー・ザゴルスキー&ジョナサン・ゲレイロ
SD:Hip Hip Chin Chin
Hip Hip Chin Chinをちょっとキモいテンポで。キモテンポもSDお馴染み。ゲレイロってこんなに女性をきれいにリードできましたっけ?また上手になってます。パーシャルステップのルンバの雰囲気が素敵すぎて。木の葉が落ちていくようにするすると滑っていくわけですよ。最後のサンバが蛇足に思えてきます。このままノットタッチも滑って・・・・・と。

FD:エクソジェネシス
今シーズンも安定の多さ。フィギュアスケートで使われ始めて9シーズンでしょうか、ここまで定着するとは。2シーズン使ったボヘミアンラプソディーと路線が少し似ているような気はしますがいいのかな。SDは滑り込まれていたのに、FDはエレメンツの完成度が芳しくありませんでした。2曲を合わせたのに、それほど違いが見られなかったのと、ハイライトがないまま終わったのもマイナスポイント。きっとまだ出来上がっていないのでしょう。

ダリア・ポポワ&セルゲイ・モズゴフ
SD:Formidable
一瞬テッサの黒い瞳の衣装かと空目。ステーショナリーリフトは入りが独特なので、ポジションにこだわりすぎて回転がワヤクソになったローテーショナルリフトになったかと空目。とにかく空目。ポポワがいちいちオーバーに動くのでおもしろい。演技の最後にトゥステップをタタタタッと入れるのがポポワっぽい。ポポブラのときもこういうのよくやってました。

FD:カルメン
合わないはずがないカルメン。ファーストツイズルを回ってからそのまま方向転換して逆行セカンドツイズル、さらに逆行サードツイズル。プログラムの序盤でキメてるなー。ステップ中のポポワがジャッジに対して過剰にアピールしています。観客サイドにも少しは分けても罰は当たらないだというレベル。そんな過剰なポポワをしっかりと支えるモズゴフ。モズゴフが迫るようにコンタクトを取るので、緊迫感や女性の奔放さが感じられてとてもいいのではないかと思います。どちらも才能があるからいいプログラムに当たってよかった。

ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ
SD:分からん
ロシア勢では一番ラテンっぽいし、一番仕上がっています。シニツィナなんて絶対にラテンっぽくないキャラなのに、上手い具合にカツラ氏がフォローしているんですよ。1人だけグングン滑ってシニツィナを放置することも止めましたし、テストスケート前の大会の映像も見ましたがツイズルがSD・FDともに改善されています。ツイズル競争ではなくなりました。シニツィナに合わせることにより、カツラの上手さが際立つ相乗効果。この半年に何が起こったのか。うーーーーんこれはソチオリンピックアイスダンス銅メダリストニキータ・カツァラポフ。

FD:ピアノ協奏曲第2番
またもや自己主張を抑えているカツラ。「世界一の美人スケーターを支える俺ドヤアアアアアアア」リフト感もなくなりました。SD最後のローテーショナルリフト、それからプログラムの最後のローテーショナルリフトもですけど、あまり得意ではなさそうなので、もう少しきれいなものに変えてもいいのかも。選曲が選曲なだけにドヤドヤ盛り上げてもおかしくないのに、終始落ち着いた雰囲気。期待出来そう。

エフィコロ、ロボドロ、エフバジ、モロゾフ娘&バギンもいますけど、こんな感じで。男女シングルは選曲で守りを堅め、構成と内容で攻める選手が世界的にスタンダード。ペアは攻める選手、守る選手半々ぐらいの印象。アイスダンスはSDが9割方サンバで終わる明るいプログラムなので、必然的にFDが暗くなります。そして大量のネオクラです。みんなアベさんやマリーさんみたいな選曲。

サマリンは課題は多いけど厨二っぽいカラーが出ていていいなと感じました。アスロゴは選曲も振付もいいと思います。SPではツイスト決まったので、これを成功させることとリフトを安定させるのが絶対です。ロシアの3番手争いはまだまだ分かりません。アイスダンスではシニカツとポポモズがよかったです。特にシニカツは将来が楽しみになるコンビネーションでした。今シーズンは難しいかもですが、来シーズン以降世界選手権の表彰台争いに絡んでくるのでは。
2017
09.17

ロンバルディア杯 3日目 男子リザルト・アイスダンスリザルト

ロンバルディア優先で、テストスケートとUSクラシックは後回しで。

男子LP
1 Shoma UNO(日本)214.97 PB
2 Jason BROWN(アメリカ)176.87
3 Matteo RIZZO(イタリア)155.35 PB
4 Deniss VASILJEVS(ラトビア)152.74
5 Brendan KERRY(オーストラリア)150.75
6 Alexander PETROV(ロシア)139.86
7 Alexander MAJOROV(スウェーデン)137.93
8 Andrei LAZUKIN(ロシア)131.50 PB
9 Stephane WALKER(スイス)130.86
10 Hiroaki SATO(日本)126.84 PB
11 Ivan RIGHINI(イタリア)126.76
12 Maurizio ZANDRON(イタリア)123.66
13 Jordan MOELLER(アメリカ)120.98
14 Sondre ODDVOLL BOE(ノルウェー)116.86
15 Graham NEWBERRY(イギリス)113.02
16 Aleksandr SELEVKO(エストニア)109.62
17 Valtter VIRTANEN(フィンランド)107.43
18 Adrien TESSON(フランス)105.59
19 James MIN(オーストラリア)102.52 PB
20 Samuel KOPPEL(エストニア)100.16
21 Daniil ZURAV(エストニア)96.79
22 Landry LE MAY(フランス)86.46 PB
23 Tim HUBER(スイス)80.20 PB

男子リザルト
1 Shoma UNO(日本)319.84 PB
2 Jason BROWN(アメリカ)259.88
3 Brendan KERRY(オーストラリア)233.05
4 Deniss VASILJEVS(ラトビア)228.91
5 Matteo RIZZO(イタリア)227.02 PB
6 Alexander MAJOROV(スウェーデン)218.78
7 Alexander PETROV(ロシア)208.65
8 Andrei LAZUKIN(ロシア)199.42
9 Stephane WALKER(スイス)194.49
10 Jordan MOELLER(アメリカ)191.73 PB
11 Ivan RIGHINI(イタリア)188.40
12 Hiroaki SATO(日本)184.78 PB
13 Maurizio ZANDRON(イタリア)184.17
14 Sondre ODDVOLL BOE(ノルウェー)180.23 PB
15 Graham NEWBERRY(イギリス)179.00
16 Aleksandr SELEVKO(エストニア)167.58
17 Valtter VIRTANEN(フィンランド)164.51
18 James MIN(オーストラリア)160.97 PB
19 Samuel KOPPEL(エストニア)157.23
20 Adrien TESSON(フランス)152.81
21 Daniil ZURAV(エストニア)145.11
22 Landry LE MAY(フランス)142.87 PB
23 Tim HUBER(スイス)120.70 PB

テッソンの衣装は脇腹をスケスケにさせる珍妙なデザイン。ジム通いしているイキりを極めし外国人がこういった脇腹開いたタンクトップを身につけている。

佐藤
3A-2T tano 4T fall 4T so 3A td 3F 3Lz-2T tano 3S df Lo fall
3A-2Tは美しかったです。2Tタノが上手ですね。4Tは2本でした。1本目は転倒で、2本目は半回転足りずに着氷。3Loは入りでスリップしました。フィーガロフィガロフィガロスピンおもしろかったー。イタリア人はこれをどう感じていたのでしょう。

ヴィルタネン
4T fall 2A 3Lo 3F 3T-3T fall 2Lz 3S 2A
しましま衣装のヴィルタネン先生の道。コミカルにおどける振付もありますが、リアルにフラついていたところもちらほらと。誤魔化せっ・・・誤魔化すんだ!

リギーニ
3A 3T 3A fall 2A-1Lo-3S fall 3Lo so 3Lz tano-2T 3F so 3Lz tano
ジャンプ決まらずなんですが、元バリさんは完全なるシーズン後半型なので、今仕上がっていなくても悲観してはいません。といつもなら言えますが、今シーズンはネーベルホルン杯がありますから、そうも言っていられません。SPのロードオブザダンスの振付でも気になりましたが、振付が少ないです。ストップを使うのであれば、効果的に見せられないと。

ラズーキン
4T hd 4T-3T 2A ot 2A 3F 3Lz+2A 3Lo shaky 3S
ロシア国内での女子白鳥被りまくりに続き、アリエフと仮面舞踏会が被る。3Aは抜けてしまったので、3本目の2Aはノーバリューとなります。もったいないお化け。仮面舞踏会を滑り切るにはパワーが足りない。エレガントだけではダメだし、燕尾だけで補正は効かない。

ウォーカー
3A 3Lo 3Lz 3F ot 3Lo-2T tano 2A-1Lo-3S 3Lz fall 3T
ミマーーーンケラーーーーーイ。LPも昨シーズンからの続行。スイスと仲の悪い3Aを降りまして、多少の乱れはあるもののクリーンなジャンプは多く出ました。伸びやかな滑りにうっとりです。白シャツ衣装はこういった滑りだとかっこいいな。

ニューベリー
3A-3T 3A so 3F fall 2Lo so 3Lz fall 3Lo ot 2A so 2A
最初と最後以外失敗。昔のニューベリーに戻ってしまったみたい。足元を頑張ると上体がお留守になったり、前傾姿勢になるのが気になります。1つ1つのターンをきれいに見せるのであれば、姿勢が美しくないと。

オドボルボエ
2A 3Lz hd 3S-3T 3F fall 3F-2T 3T-2T-2Lo 3Lo 2A
まずまずボエ。オドボルボエはクリストファー・ウォーケンに似ているから親しみを覚えるということが今日判明しました。映画でよく見る顔。

ペトロフ
4T fall 3A 3A-2T tano 3Lz-2T tano 3F-1Lo-3S so 3Lz 3Lo 2A
昨シーズンと同じシカーゴシカーゴ。同じだったっけ・・・と自信がなかったのですが、最後の曲で思い出しました。これでした。スタンダードで突っ込みどころがないから、SPの方がありがたい。

モーラー
4S fall 3A-2T 2A 3Lz hd-1Lo-3S fall 3Lo 3F 2Lz 3T
SPは強制ギプスプロなのかな?と納得できました。こちらは月の光でゆったりとした、ロシア風ズンドコビートもない音源です。でも、うーーーーーーーーん。4分半が長く感じました。助走の長さもそうですけど、振付と音楽のタイミングがほとんどズレているように思えます。音楽に!浸りきるんだ!ルックスの良さを生かすんだ!!!

ヴァシリエフス
3A-2T 3T 1A 3Lo 3Lz shaky 2A 3F-2T 3Lz-1Lo-2S
バーに入ったらいい女見つけて口説いて踊り出したプログラムに見えないこともないし、単にマイケル・ブーブレのライブのセットリストを切り出したように見えないこともない。前半は恒例となりました。「ランビエールよ、お前が滑ればいいじゃん」な落ち着いたスタート。このクラスになると、クワドレスであれば後半のスタミナを不安に思う必要がないです。よく体が動いていました。

リッツォ
3Lz-3T 3A-2T 3Lz 3A 3F-1Lo-3S 3Lo 2A 2A
Come together→小室さん→なんでも鑑定団のビートルズメドレーでした。リッツォがこれほどジャンプをまとめたことがあったでしょうか、いやない。成長に伴ってジャンプに迫力が出ました。編曲は力技ではあるものの、いい演技だからこれでいいのです。演技を終えて一番喜んでいたのは観客ではなく、関係者席のおばさま方。立ち上がって大騒ぎ。高得点にお父さんは大喜び、本人は泣き出す。

昌磨
4Lo so 4S 3A-3T 4F 4T-2T 4T 3A-1Lo-3F 3S
ぎょええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ5クワドwwwwwww後半3クワドwwwwwwwwwwwwwwwwwwww3Lzを解雇して4Sを入れるというドアグレッシブ構成。んんんんんんwwwwwwwww笑えるwwwwwジャンプすごすぎてジャンプ以外見てなかった。
ぼくのあたまのなか
4Lo おしいねー
4S おー入れてきて成功すげー
3A-3T あんていしてるなー後半は4Fと4Tかな?
4F 4T-2T あれ?次の助走が・・・
4T ぎょええええええええええええええ
3A-1Lo-3F 3S 3Lzクビにされたああああああああああああ

214.97 122.87 92.10 これは初戦ですよね?オリンピック本番じゃないですよね?点数高すぎてアナウンスのお兄さん笑ってたな。

ブラウン
3F 3A 2A 3A-2T 3Lz-1Lo-3S 3Lo td 3Lz-2T 2A
クワド回避で完成度重視です。初戦なのでプログラムをしっかりと滑るということも目指したのかも。それにしても、また緻密で美しい作品を作り上げましたね。奥さんY字スパイラル見ました?あれってジワジワとした上げ方がもう・・・眩しいほどのオーラを放っていましたよ。そして吸引力もすごかった。ブラウンホールに吸い込まれるところでした。

美青年ケリー
4T 3S 3F 3Lz-3T 3A hd 3A-2T so 3Lz 3Lo
何やらエスニックなもの。アボリジニ?衣装が黒のスケスケですが、ディダクションはなしです。下に肌色の襦袢を着ているのかな。3Lz-3Tあたりで明らかにスピードが落ちたのに、大きなミスはしなかったことから彼の成長が見えます。スピンは止まりそうじゃなかったですしね。

マヨロフ
4T 3A-2T 2Lz 2F 3A 2A-3T to 3T so 3S-2T
ちょっと抜けたけれど、全体を見れば調子よさそうなマヨロフ。昨シーズンのローソン店員のプログラムを続けて滑りました。これは何でしょうね。ロシアの田舎から夢を持って都会に出てきたのに、深夜のコンビニのバイトで落ち着いてしまっている。だけどそこから脱却して、ドラマーになって成功するというストーリーでしょうか。映画化決定!

最終グループでレベルがバイーーーンと上がる現象。脳みそがびっくり。

アイスダンスFD
1 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)99.04
2 Alla LOBODA / Pavel DROZD(ロシア)91.06
3 Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN(ウクライナ)89.82
4 Elliana POGREBINSKY / Alex BENOIT(アメリカ)89.06
5 Cecilia TÖRN / Jussiville PARTANEN(フィンランド)82.22
6 Misato KOMATSUBARA / Timothy KOLETO(日本)78.48 PB
7 Jasmine TESSARI / Francesco FIORETTI(イタリア)77.22 PB
8 Lucie MYSLIVECKOVA / Lukas CSOLLEY(スロバキア)76.32
9 Juulia TURKKILA / Matthias VERSLUIS(フィンランド)71.30
10 Lilah FEAR / Lewis GIBSON(イギリス)70.52
11 Rikako FUKASE / Aru TATENO(日本)69.50
12 Adelina GALAYAVIEVA / Laurent ABECASSIS(フランス)61.90
13 Viktoria SEMENJUK / Artur GRUZDEV(エストニア)61.52

アイスダンスリザルト
1 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)169.30
2 Alla LOBODA / Pavel DROZD(ロシア)154.40
3 Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN(ウクライナ)150.88
4 Elliana POGREBINSKY / Alex BENOIT(アメリカ)150.42
5 Cecilia TÖRN / Jussiville PARTANEN(フィンランド)132.92
6 Jasmine TESSARI / Francesco FIORETTI(イタリア)132.76 PB
7 Lucie MYSLIVECKOVA / Lukas CSOLLEY(スロバキア)129.06
8 Misato KOMATSUBARA / Timothy KOLETO(日本)128.28 PB
9 Lilah FEAR / Lewis GIBSON(イギリス)124.22
10 Juulia TURKKILA / Matthias VERSLUIS(フィンランド)120.44
11 Rikako FUKASE / Aru TATENO(日本)117.30
12 Adelina GALAYAVIEVA / Laurent ABECASSIS(フランス)104.54
13 Viktoria SEMENJUK / Artur GRUZDEV(エストニア)100.36

りかある
ハロー・ドーリー!のプログラムです。カーブリフトの出とツイズルで男性にミスがありました。今大会は男性の調子がそれほどよくないように思えます。ピョコピョコとしたかわいいFDはキャラにピッタリなので物にして欲しいです。男性のパンツの股ぐり余りすぎのような。

ココ
バーブラ・ストライサンドのボーカルで、多分愛のイェントル。Papa, can you hear me?ではないです。もっと爽やかなんです。爽やかでキラキラしたまま演技を終えました。これがリアルカップルの眩しさ。

フィアギブ
女性がスピードを出してギューーーンと進んでも、きれいにチェンジエッジできるので、ステップシークエンスが空間的で見応えがあります。女性が上手いので、シングル出身の男性もリードがしやすいと思います。コレオツイズルは男性が上手なシットスピンを見せました。ウェストサイドストーリーなのですが、女性がドレスの両紐を垂らしながら滑っていました。マリアはこんなキャラじゃないだろ!ウェストサイド・・・10年後もし生きていたらバージョン?TESめちゃ低いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。

ポグブノ
前半は迫力のリフトでとても魅せられましたし、ツイズルもほどほどにクリアだったのですが、後半になっても前半にやったことの反復のようで、あまり変化はなかったかなと。リフトを美しく見せる、何年か前のプログラムっぽくて、トランジションは大味。アメリカは上手いカップルだらけなので、しっかりと隙を埋めなければ。

ギニャファブ
エクソジェネシスです。しっとり系の流行に乗ったいつもの彼らではないカラーのプログラム。菜の花満開の花畑を駆けて行かんばかりの素敵サーキュラーまでは素晴らしかった。そしてストレートラインリフトを持ち上げられない痛恨のミス。あああ・・・オリンピックシーズンなので疾風迅雷のごとくリンクを突っ切る、これぞ2人な物が見たかったですけど、これはこれでいいですね。

ロボドロ
シカゴのプログラムです。滑り込みが出来ていないのか、ステップの完成度が低かったです。衣装も男性はかっこよくストライプのオシャレスーツで決めてよかったのではないかと。

ナザニキ
パイレーツオブカリビアン。オリンピックは普段競技を見ない人も見てくれるので、分かりやすいテーマはいいと思います。ニキーチンアイライン引いてますね。キスクラがドラァグクイーンの楽屋っぽい。リフトの持ち上げ方が低い位置から、非常に難しい上げ方をしておりました。技術の高さを見せてくれましたが、美しくはなかったです。頑張ってるな・・・・落とすなよ・・・という感想。

テサフィオ
テッサーりさんの衣装は止まっている状態では素敵なのに、動くとスタイルが悪く見える魔法の衣装。ふわっとするせいでな。トスカを選びまして、編曲の飛ぶ感じがユーロ感を演出。男性の姿勢が悪いので、トスカの緊迫感があまり伝わってこないかな。

フィアギブの低評価はムーブメントがリフト判定になって、レベル4のリフトがノーバリューになってしまったからでした。もったいない。

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2017
09.16

ロンバルディア杯 2日目 アイスダンスSD・ペアリザルト・女子リザルト

アイスダンスSD
1 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI(イタリア)70.26
2 Alla LOBODA / Pavel DROZD(ロシア)63.34
3 Elliana POGREBINSKY / Alex BENOIT(アメリカ)61.36
4 Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN(ウクライナ)61.06
5 Jasmine TESSARI / Francesco FIORETTI(イタリア)55.54 PB
6 Lilah FEAR / Lewis GIBSON(イギリス)53.70
7 Lucie MYSLIVECKOVA / Lukas CSOLLEY(スロバキア)52.74
8 Cecilia TÖRN / Jussiville PARTANEN(フィンランド)50.70 PB
9 Misato KOMATSUBARA / Timothy KOLETO(日本)49.80 PB
10 Juulia TURKKILA / Matthias VERSLUIS(フィンランド)49.14
11 Rikako FUKASE / Aru TATENO(日本)47.80
12 Adelina GALAYAVIEVA / Laurent ABECASSIS(フランス)42.64
13 Viktoria SEMENJUK / Artur GRUZDEV(エストニア)38.84

ロボドロ
ロボダさん銀色。昨シーズンはジュニアで優勝するために目一杯プログラムの難度を上げて、ロボダさんが置いて行かれないかを見守る演技でした。今シーズンのスタートはやや置かれ気味。

フィンランドは1番手のトルパルと昨シーズンから転向してきたトゥルッキラ&ヴェルスルイスの滑走が続きました。技術的にはトルパルだけど、雰囲気作りはトゥルッキラたちが一枚上手。トゥルッキラ組はチア部と野球部みたいだ。胸元のギランギランビジューきれい。ラテンならこれぐらい華やかにしてもらいたい(フィンランドの東をチラッ)

ナザニキ
ナザロワがフリンジのお化けになった。右足にも螺旋状に紫色のフリンジがつけられています。肌色の部分が多く、角度によっては裸に見えます。攻めまくってます。リフトは特にヤバい。衣装の衝撃に気を取られて集中できない。衣装ディダクション取られなかった!

ココ
パターンダンスのキーポイントは苦労している様子です。チョクトーが続くところが難しいです。この組に限らず特に女子選手は上手く倒せずにフラットのままでいる様子が見られます。サンバのノットタッチでは盛り返して、動きがよく揃っていました。コレトはラテンから程遠く見えるけど、髭を生やして頑張っています。

ギニャファブ
この顔ぶれだと断トツで滑りが滑らかです。ギニャールの衣装はラテンっぽくないかな?という白と薄紫の衣装ですが、バカンスにやってきたお姉さんが現地の男と踊り出す。というようなストーリーが想像出来ます。リフトは特別なアクロバティックさはなく、緩やかな滑りに調和したローテーショナル。上手い上手い。

フィアギブ
ギブソンがシングル転向組で、まだ2シーズン目なのでリードにはまだ課題が見えます。絶対に体のどこかに触れていないといけないパーシャルなど、処理の仕方がたどたどしいかなと。でもノットタッチは賑やかに楽しく。普通に上手い。

ポグブノ
ゴッドオブツイズルことアレックス・ブノワですが、何事もなく終えました。パーシャルで「私の美脚を見よ!」ムーブメントを入れていて、さすがだと思いました。パターンの伸びが他の上位カップルに比べて今一つだったのと、プログラムがまだ薄味だったのでこれから。ピンク衣装は攻めていてよかったです。それと最後がベタなサンバで力技で終えなかったのも好印象。

りかある
世界各国が守りの黒衣装である中、品種改良しすぎたチューリップのようなオレンジと紫のボワンボワンのワイヤースカート。いいよー。5分練習中はなぜかりかあるのみがカメラに抜かれていたのですが、女性はツイズル中も満面の笑みでした。それで上手くいっていたんですよ。本番では真顔でタイミングがズレたので、ずっと笑顔で滑るといいよ!DOIではパターンの浅さが気になりましたが、あれからきちんと練習を積んだのが分かりました。

サンバ!サンバ!サンバ!サンバサンバサンバ!サンバは使いやすい。でもサンバのせいで、皆先にパターンとパーシャルで後にノットタッチを滑るというテンプレート化されています。長いコンパルソリーダンスみたい。

ペアLP
1 Natalia ZABIIAKO / Alexander ENBERT(ロシア)126.84
2 Nicole DELLA MONICA / Matteo GUARISE(イタリア)124.73
3 Valentina MARCHEI / Ondrej HOTAREK(イタリア)119.54
4 Miriam ZIEGLER / Severin KIEFER(オーストリア)106.10
5 Ashley CAIN / Timothy LEDUC(アメリカ)105.76
6 Alisa EFIMOVA / Alexander KOROVIN(ロシア)104.16 PB
7 Laura BARQUERO / Aritz MAESTU(スペイン)90.80 PB
8 Darja BEKLEMISCSEVA / Mark MAGYAR(ハンガリー)71.72 PB

ペアリザルト
1 Natalia ZABIIAKO / Alexander ENBERT(ロシア)196.06
2 Nicole DELLA MONICA / Matteo GUARISE(イタリア)191.39
3 Valentina MARCHEI / Ondrej HOTAREK(イタリア)180.86
4 Ashley CAIN / Timothy LEDUC(アメリカ)166.32
5 Alisa EFIMOVA / Alexander KOROVIN(ロシア)160.70
6 Miriam ZIEGLER / Severin KIEFER(オーストリア)155.90
7 Laura BARQUERO / Aritz MAESTU(スペイン)140.24 PB
8 Darja BEKLEMISCSEVA / Mark MAGYAR(ハンガリー)113.00 PB
WD Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI(イタリア)

白鳥組
ドンブーの使ったボーカルなしのYellowと、別ボーカルのFix youでコールドプレイメドレー。半分しかボーカルがないのでシンプルに演技がうるさくないのがいいところ。感覚が麻痺していますが、ジャンプとボーカルが重なり続けるとやはりうるさいのであります。単独の3Lzは外してきました。スローは3Lzと3Sでどちらも失敗。いいプログラムだと思います。お上品。

髭の組
ケインが金ピカドレス。髭さんは昨日も見たような黒&スケ。3Sからの3連が抜け、スロールッツは腹から痛そうに転倒。スローサルコウは高さ不足で回りきるのがやっとでした。転倒でケインが消耗していたこともあるでしょうが、髭さんの方が足がきれいに上がっている箇所が多いです。ケインさん超落ち込む。

エフィコロ
3Loは女性が回転不足に。3S-1Lo-2Sはファーストで女性が両手をつくもコンボに繋げました。スローの後に拍手をする振付が入っています。今日は2本ともクリーンでしたが、転倒しても拍手するのを想像すると笑える。昨日は一言も言葉を交わしませんでしたが、今日はなんと!!!!!!!!!!!!!!2回も!!!!!!!!エフィモワが話しかけました!!!!!!!!!!レア映像!!!!!!!コンポジションが高く出ました。拍手が評価されたんだな、うんうん。

ザビエン
スローダブルアクセルがついに解雇!スロールッツを導入して成功させています。ずっと入れなかったのは何だったのかというほどに。無良SPの曲のピアノバージョンから始まり、最後は眠れる森の美女になるというトンデモ構成。どうやらレッスン→バレエの本番という流れのようです。真っ白な衣装を演技の途中にチェンジして、ヒラヒラを加えました。白だから分かりにくいです。眠れる森の美女がハイライトなのでしょうが、ハイライトになっていないような気が。

マルホタ
イタリア映画メドレーでした。至って真面目なプログラムでありまして、追憶ナイトフィーバーほどの宇宙爆誕ビックバンではありません。マルケイのソロジャンプが不調で不発。スローはクリーン。マルケイさん反省。

デラモデル
そしてこちらもイタリア。ミラノ万博のテーマソングです。ツリーオブライフ(映画じゃないよ)ということで、木のような色味の素敵な衣装です。朝露が光っているように、木漏れ日が差してきたようにピカピカ。攻めています。お尻がキュッと上がっている2人ならではのボディライン出しまくり衣装。演技もとても素敵で、生命の神秘を4分半に落とし込んだといった様子。グループ3のリフトで、下ろしてからダンスリフトに移る終盤のパートは何とも感動的です。いいプログラムもらいました。

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おたんじょうびマン


女子LP
1 Alina ZAGITOVA(ロシア)147.17 PB
2 Wakaba HIGUCHI(日本)143.37
3 Bradie TENNELL(アメリカ)132.36 PB
4 Yura MATSUDA(日本)129.94 PB
5 Carolina KOSTNER(イタリア)126.69
6 Elizaveta TUKTAMYSHEVA(ロシア)125.84
7 Matilda ALGOTSSON(スウェーデン)97.29
8 Lea Johanna DASTICH(ドイツ)97.05
9 Laurine LECAVELIER(フランス)95.05
10 Fruzsina MEDGYESI(ハンガリー)93.59 PB
11 Amber GLENN(アメリカ)92.52
12 Kristina SHKULETA-GROMOVA(エストニア)92.52 PB
13 Emmi PELTONEN(フィンランド)92.12
14 Annely VAHI(エストニア)88.49 PB
15 Kristen SPOURS(イギリス)88.24
16 Gyo Hee JEON(韓国)87.42
17 Yasmine Kimiko YAMAD(スイス)81.61 PB
18 Anastasia GALUSTYAN(アルメニア)81.31
19 Anne Line GJERSEM(ノルウェー)79.69
20 Gerli LIINAMÄE(エストニア)79.59
21 Joshi HELGESSON(スウェーデン)79.39
22 Micol CRISTINI(イタリア)79.18
23 Antonina DUBININA(セルビア)77.07
24 Alisson Krystle PERTICHETO(フィリピン)76.57
25 Tanja ODERMATT(スイス)76.30
26 Elizaveta UKOLOVA(チェコ)75.86
27 Nahyun KIM(韓国)74.48
28 Nina POVEY(イギリス)73.54
29 Yoonmi LEHMANN(スイス)73.23 PB
30 Michaela-Lucie HANZLIKOVA(チェコ)69.52
31 Aleksandra GOLOVKINA(リトアニア)67.54
32 Greta MORKYTE(リトアニア)62.47
33 Sandra RAMOND(フランス)60.92 PB
34 Romana KAISER(リヒテンシュタイン)54.93 PB

女子リザルト
1 Alina ZAGITOVA(ロシア)218.46 PB
2 Wakaba HIGUCHI(日本)217.63 PB
3 Carolina KOSTNER(イタリア)198.36
4 Bradie TENNELL(アメリカ)196.70 PB
5 Yura MATSUDA(日本)195.56 PB
6 Elizaveta TUKTAMYSHEVA RUS 184.75
7 Lea Johanna DASTICH(ドイツ)150.38
8 Amber GLENN(アメリカ)149.96
9 Matilda ALGOTSSON(スウェーデン)149.88
10 Laurine LECAVELIER(フランス)149.02
11 Emmi PELTONEN(フィンランド)138.21
12 Fruzsina MEDGYESI(ハンガリー)137.26 PB
13 Micol CRISTINI(イタリア)137.21
14 Joshi HELGESSON(スウェーデン)133.54
15 Kristina SHKULETA-GROMOVA(エストニア)133.30 PB
16 Anne Line GJERSEM(ノルウェー)131.92
17 Yasmine Kimiko YAMADA(スイス)131.37 PB
18 Kristen SPOURS(イギリス)130.63
19 Anastasia GALUSTYAN(アルメニア)130.36
20 Gyo Hee JEON(韓国)129.91
21 Annely VAHI(エストニア)124.95 PB
22 Michaela-Lucie HANZLIKOVA(チェコ)120.41
23 Alisson Krystle PERTICHETO(フィリピン)120.12 PB
24 Gerli LIINAMÄE(エストニア)119.10
25 Nahyun KIM(韓国)118.86
26 Tanja ODERMATT(スイス)118.41
27 Nina POVEY(イギリス)117.41 PB
28 Yoonmi LEHMANN(スイス)117.19 PB
29 Aleksandra GOLOVKINA(リトアニア)114.03
30 Antonina DUBININA(セルビア)112.19
31 Elizaveta UKOLOVA(チェコ)111.65
32 Sandra RAMOND(フランス)101.13 PB
33 Greta MORKYTE(リトアニア)97.08
34 Romana KAISER(リヒテンシュタイン)88.51 PB

ペルトネンのジャンプが抜けに抜ける。ジャンプ以外は美しい。クリスティーニは2A-1Lo-2Sを除き転倒か抜け。SPよかったのにい。

ヨシ子さん
3Lz df 3Lz fall 3T 2F 3S so 3T fall 2A+2A
3Lzがあまりにも決まらないので調べてみますと、最近3Lzを成功したのが2016年のクープドプランタン。1年半以上前になります。深刻であります。エミリーの使っていたシルヴィア。懐かしい曲。

ルカヴァリエ
2A-3T so 3F 3Lo shaky 3Lz ot-1Lo-3S so 2A 3Lz shaky 3Lo fall
一目で分かるマリリン・モンロープログラム。彼女はファーストで体勢を崩して、絶対にダウングレードになるような状況でも絶対にコンボで守りません。強い・・・強いけどまとめることも時には大切。コケティッシュで素敵でした。3Loコケからのスピンフィニッシュでバタバタと。

アルゴットソン
3Lz ot 3Lo-2T 3F 3Lo-2T 3S-1Lo-2S 2A so 3S fall
編曲がぶつ切りでした。漁師の料理みたいに豪快。真ん中にビヨンセボーカルのAt lastがあるのですが、これも男らしい。愛しい人の存在を感じられなくて、「あたしを見て!」という風に見えます。元気で楽しそうだからいっか。

グレン
3F fall 3Lz tano A 1Lo 2A 2F 3S so
女子選手に立ちはだかる高すぎる壁ことレッドヴァイオリン(川井郁子じゃなくて映画だよ)。展開の激しさには単なるスケーティングだけではなくて、ダンススキルも必要になるので、気軽に手を出してはいけない曲ランキングトップ10に入ります。

テネル
3Lz-3T 2A 3F 2A-3T 3Lz-2T-2Lo 3Lo 3S
3Loが少し傾いたぐらいで、質のいいジャンプを連発でした。水色ベースのキラキラ正統派シンデレラ衣装でした。ティアラもめちゃ素敵。顔のパーツは日本人なので、幸せを夢見る普通の少女が魔法にかかってハッピーエンドを迎えた感がいいなあー。手足も長いからお姫様設定に無理がないですし。コンビネーションスピンでシンプルなキャメルをバキバキ回るのが好印象でした。あーーーアメリカの女子見てるうーー!って思いましたね。

新葉
2A 3Lz-3T 3S 3Lz-3T 3Lo 2A-2T-2Lo tano 3F
ねえねえこれかっこよすぎません?ボンドガールではなくて、ボンドを演じているというところもいいですし、SPと同じになるんですけど、本当に無駄な動きがなくて、クイックな動きがミッションをクールにこなすボンドそのもの。ガニマタイーグルや、足をグワッとひねったスパイラルもめちゃかっこいいし、ジャンプ配置も必然性があります。3Fはeを取られるかもしれないのに最後。まさに敵を打ち破るボンドですよ。めちゃいいプログラム。新葉史上最高のプログラムなんじゃないでしょうか。これはいいぞ・・・オリンピックのメダル現実味ありまくりまクリスティー。

ザギトワ
3Lz-3Lo 2A-3T 3F tano-2T tano-2Lo tano 3Lz tano 3S 3F tano 2A
んんんんんんんんんんんんんんんんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww昨シーズンと同じドンキホーテです。同じということはもちろんジャンプは全て後半に入っています。そして成功させました。つええええええええええええええええええええええええ!いやーまさか初戦で147点も出すとは。LPも総合もシニアの歴代4位。今シーズン出場する選手ではメドベの次。ふふふっ。ふふふふっ。やべえ・・・KOEEEEEEEEEEEEE

リーザ
1Lz 3Lz-2T-2Lo 3F 3T-2T 3Lo 3S 2A tano+2A
得点源の3Lzがパンク。それは仕方ないとしても3T-3Tは最初から跳びませんでした。今大会は調整という位置づけなのでしょうか。リンクの使い方は・・・ですがリーザらしいタンゴでした。今シーズンはリーザがリーザリーザしていますね。

カロリーナ
3F ot-2T 3F 3Lo 3T hd 2A-1Lo-2S 1A 3S
ジャンプは3ミスでした。こんなのは昔のカロリーナを思えば屁でもない。むしろいい方なわけですよ。ソチぐらいで見始めた人には違和感があるのでしょう。PCSはさすがですが、TESは伸びません。トランジションが薄い分、スピードと移動距離、振付で印象を強くする必要はありそうです。今はまだ薄味。

松田
2A-3T-3Lo 3Lz 3F-2T 2A-2T tano 3F 3Lo 3S
-3Loにするためには、少し回転不足で降りてこないと厳しいので3Tは普通の大会だと回転不足を取られると思います。ただ、この大会は認定がかなり甘いので大丈夫かなー?といったところ。続行プロなので仕上がりがいいです。安心して見られる。

ザギトワはオールレベル4でマイナス1つもなし。新葉もマイナスはありませんが、3Fにアテンションがつきました。これが敵の正体だ。松田は3Lzにアテンションがつきました。回転が怪しいジャンプがいくつかあったので、大会によってはスコアが大きく違うかも。

TESとPCSのバランスを取るためにISUは改革をしているわけですが、別に極端にTESが高くなったっていいんですよ。だって、そもそもコードオブポインツは選手それぞれの得意なことを絶対的に評価しようというものですから。バランスを取るために高いTES→自動的にPCSも跳ね上げるのは違いますよ。ルールではなくてISUの運営方針とジャッジの意識にも問題はあります。頼むぜ。

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1人足りない
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パートナーを奪うジェントルマン
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2017
09.15

ロンバルディア杯 1日目 女子SP・ペアSP・男子SP

アンケートへのご協力ありがとうございました。

女子SP
1 Wakaba HIGUCHI(日本)74.26 PB
2 Carolina KOSTNER(イタリア)71.67
3 Alina ZAGITOVA(ロシア)71.29 PB
4 Yura MATSUDA(日本)65.62
5 Bradie TENNELL(アメリカ)64.34 PB
6 Elizaveta TUKTAMYSHEVA(ロシア)58.91
7 Micol CRISTINI(イタリア)58.03 PB
8 Amber GLENN(アメリカ)57.44
9 Joshi HELGESSON(スウェーデン)54.15
10 Laurine LECAVELIER(フランス)53.97
11 Lea Johanna DASTICH(ドイツ)53.33
12 Matilda ALGOTSSON(スウェーデン)52.59 PB
13 Anne Line GJERSEM(ノルウェー)52.23
14 Michaela-Lucie HANZLIKOVA(チェコ)50.89
15 Yasmine Kimiko YAMADA(スイス)49.76 PB
16 Anastasia GALUSTYAN(アルメニア)49.05
17 Aleksandra GOLOVKINA(リトアニア)46.49
18 Emmi PELTONEN(フィンランド)46.09
19 Nahyun KIM(韓国)44.38
20 Yoonmi LEHMANN(スイス)43.96 PB
21 Nina POVEY(イギリス)43.87 PB
22 Fruzsina MEDGYESI(ハンガリー)43.67
23 Alisson Krystle PERTICHETO(フィリピン)43.55
24 Gyo Hee JEON(韓国)42.49
25 Kristen SPOURS(イギリス)42.39
26 Tanja ODERMATT(スイス)42.11
27 Kristina SHKULETA-GROMOVA(エストニア)40.78
28 Sandra RAMOND(フランス)40.21 PB
29 Gerli LIINAMÄE(エストニア)39.51
30 Annely VAHI(エストニア)36.46 PB
31 Elizaveta UKOLOVA(チェコ)35.79
32 Antonina DUBININA(セルビア)35.12
33 Greta MORKYTE(リトアニア)34.61
34 Romana KAISER(リヒテンシュタイン)33.58 PB

ナヒュン
3Lo-2Lo 3F 2A
3Lo-3Loを持っている選手ですが、最初から3-2でした。昨シーズンは四大陸、アジア大会とあまりよくないシーズン後半でした。なんだか動きが重くて、プログラムは同じはずなのに、あまりカチッとハマっていない印象。

松田
2A 3F-3Lo 3Lz
Ancora Non Saiという曲でした。ピアノレッスンがずっと続いていたので変な感じがします。クラシカルな雰囲気というか、昭和のお嬢様みたいな雰囲気?心配な3-3の回転は大丈夫そうでしたし、3Lzの踏み切りも気をつけていました。いいシーズンの出だし。

ダスティヒ
3F-3T 3Lz 2A
ジュニアとの掛け持ち。ジャンプに高さはないけれど、きっちり入れてきます。笑顔でニカッと歯を見せて演技してくれました。エッジがフラットなので、押しても進んでいかないのがウィークポイントです。

ハンズリコワ
3T-3T so 3S 2A
ジュニアではルッツを入れなければなりませんが、シニアは得意な種類で固められます。5点台中盤でまとめて50点に乗せました。アイスダンサーも彼女ぐらい蛍光色で攻めて欲しいものです。

カロリーナ
3F-2T 3Lo 2A
6分練習ではカメラがカロリーナを追いっぱなしでした。専用カメラ状態。Ne Me Quitte Pasをワインレッドの心色衣装で。目立ちませんが胸と背中に襦袢がついているんです。神襦袢です。コンビネーションは最初から3-2で練習していたので予定通りでしょう。ジャンプに乱れはありません。本コストナーさんはまだスピードが出せると思います。段階的に調子を上げてくるタイプなので、これからです。年齢が半分以下のジュニア選手が滑るよりも表現のリアリティーがすごい。

演技が始まる前に「あっちの方にキスクラあるよ」とカロリーナに教えてあげていたっぽいグレン。でもカロリーナはリンクサイドで立ちっぱなしでミーシンと話し込む。部活にやってきた何年前卒業か分からない先輩感。

グレン
3F tano-3T 3Lz tano 1A
タノの波はアメリカのシニア女子にまで押し寄せています。タノはOKだったのにアクセルさんが。でも調子は良さそうでした。後半の編曲でズンドコしていたのはなぜ。かっこよくフィーバーを決めていたというのに。ズンドコビートの波まで?

ヨシ子さん
3Lz so 3T-2T 2A
ゴージャスなブルーの衣装。キラキラしって素敵。なんとかジャンプをまとめたという形。2、3年前に比べると軽さであったり、上体の動きのバリエーション、エッジワークなどが徐々に落ちてきているのを感じます。もう24歳なので、そういった時期に入っているのかもしれないです。

フランスのラモンドさんのチュチュ衣装でバーレスク素敵。

リーザ
3T-3T hd 3Lz fall 2A
Pisando floresという曲で滑りました。リーザお得意のジプシーミュージックです。テストスケートではジャンプはノーミスだったので、週刊リーザに期待しておりましたが、うまくいきませんでした。

クリスティーニ
3T-2T 3Lz 2A
すごくいいジャンプを決めました。3Lzパコーン!入りましたよ。例えばウィンドミルだったり、しっかりと足を伸ばせばもっときれいに見えるのにと思うところはありますけど、こんなに上手だとは。パーソナルベスト8点も更新できました。

テネル
3Lz-3T 3Lo 2A
滑っている姿は外国人。顔は日本人のテネルさん。ジャンプはノーミスでした。ブラザーフッドを刺繍っぽい飾りのついた素敵な赤衣装で。戦争映画だけどいいのか?素敵だからいいか。ジャンプはスラリとした体のようにシュッと上がりました。ドラマティックで感動を煽ってくる音楽に合わせ、体をダイナミックに動かしておりました。

ガルスチャン絞ってきたのに回転不足が・・・ああ・・・。単に絞って降りられるものでもないというのが難しい。

新葉
2A 3Lz-3T 3F
3Lz-3Tは軸が曲がったのでセカンドの回転が危なくなりましたが転倒しませんでした。完璧ではないのにTESが40点台に乗ったのは素晴らしい。2シーズン前の末から表現力がバインバイン伸びてますね。ドンキホーテのジプシーミュージックに乗って、溌剌と演じました。音楽を持て余してる感がほとんどありません。5項目8点台に乗りました。

ルカヴァリエ
3T-3T fall 3Lz 2A
コーチがコリちゃんになっている。レステンクールがコーチやっているし、フランスはアメリカに吸収されていくのか。衣装は片足がパンツというかタイツになっています。22世紀の不審者みたいでかっこいい。元々彼女は個性派なのでこのチームの空気は合いそうです。片足に視線が集まりすぎて演技に集中出来ない。

ペルトネン
3T ot-2T<< 3Lo so 2A
顔が小さくで余白が少ない系美人。ジャンプが決まらずでした。3Loは構えが長すぎるので、降りても-2か-3をつけられかねないです。目線の送り方や、足裁きなどかっこいいタンゴなんですよねーでもジャンプがねーあーーーーーーーーーーーーーー。

ザギトワ
3Lz-3Lo 3F tano 2A fall
曲だけでは分からなかったのですが、衣装でおそらく黒鳥だということを理解しました。もちろんチュチュ衣装です。ジャンプは後半にまとめてあります。異様な入りの難しさの2Aはテストスケートに続き失敗。終盤での転倒ですから、PCSにも影響したでしょうか。それでも71点も出せる力ですよ。TES44点以上狙えます。

この点差なので上位はLP勝負です。ザギトワがいきなり140点台後半出せばおもしろいのに。

ペアSP
1 Natalia ZABIIAKO / Alexander ENBERT(ロシア)69.22
2 Nicole DELLA MONICA / Matteo GUARISE(イタリア)66.66
3 Valentina MARCHEI / Ondrej HOTAREK(イタリア)61.32
4 Ashley CAIN / Timothy LEDUC(アメリカ)60.56
5 Alisa EFIMOVA / Alexander KOROVIN(ロシア)56.54
6 Miriam ZIEGLER / Severin KIEFER(オーストリア)49.80
7 Laura BARQUERO / Aritz MAESTU(スペイン)49.44 PB
8 Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI(イタリア)43.34
9 Darja BEKLEMISCSEVA / Mark MAGYAR(ハンガリー)41.28

デラモデル
歌があまり上手くないボーカルのプログラムを復活させてきました。衣装は新調しましたが、デラモニカはいつも通り短すぎるスカートと、布の少なすぎるおぱんつ。モデルはジョリヘン風お団子。3Sは両足着氷。スローループは成功です。残りの要素は余裕すら見えます。さすが髪形変なだけありますね。モデルの背中部分地味に透けているのは「見よ!俺の背筋を!」ということに違いない。

マルホタ
Tuvou fa 'l'americanoという曲。ビート入ってから知っている曲になりました。アメリカ人になりたいの?だからマルケイの衣装がちょっと古いチェックスカートなのかな。3Sは2回転に、ツイストはキャッチしてから停滞がありました。ズンチャカ&2人が離れて滑るパートになると生き生きします。コミカルプロ得意ですね。ホタレックがいっぱいいっぱいで滑っている風に見えました。もっとふざけられるはず。ふざけてこちらをイラッ☆とさせてくれないと。それがホタレックなのです。

髭の組
今シーズンも髭がモサモサのティモシー・ルデュクさん。髭が本体。ツイストは高さは十分なので、キャッチがふんわりと出来ればプラスが望めます。ソロジャンプは3Fでした。シングルをやっていた強みを生かしまくりんぐ。長身ペアではえらく危険そうなぶん回し上げのリフトも披露。得意のパッション溢れるステップも健在。上達中。

ザビエン
ソロジャンプは安定の安定。スローも安定の安定。すべてが安定の安定。悲恋っぽいストーリーを演じさせておけばまず間違いのない2人です。深夜にやっている名曲200選のCDのバックで流れていそうな演技。

白鳥組
500 Milesのプログラムでした。スロールッツ転倒したけど楽しそう。右手の親指負傷してデススパイラルやリフト怖いけど楽しそう。演技は楽しそうだったけれど、スコアを見たツィーグラーさんが絵に描いたようなガッカリ。

バルクエロ&マエストゥ
スペインペアでずっと頑張っているマエストゥがジュニアの女の子と組みました。んでもって、トリプルツイストとスローサルコウ決めました!スローに至ってはかなりきれいに構えもそれほどなく入れられて驚きでした。女性はシングル時代の動画を見たところ、あまりジャンプは得意ではないようです。でもそれを克服して世界で戦えるペアに成長してもらいたいです。期待持てる!

ギラルディのところの衣装はさざ波と、砂浜の白波をグラデーションで表しているようで素敵。曲がサマータイムだからそんなことはないのだけれど。手が切れて血で濡れたギラルディ。

エフィコロ
ブンブン加速してツイストに。ツイストの前に女性が大の字になってジャンプしてから入りました。びっくりするほどユートピア。前半はとてもいいんですけど、ロシア民謡のテンポの速いステップに入ると、2人の動きがバタバタとしてしまい、前半の印象の良さが消えてしまいました。最後まで丁寧に!思ったよりPCSもらえなかった・・・けど仕方ない気もします。この2人は目を合わさず、言葉も交わさないんですけど、今日もそうでした。言葉の壁があるのかもしれないです。ハグや肩組みはするので。

男子SP
1 Shoma UNO(日本)104.87 PB
2 Jason BROWN(アメリカ)83.01
3 Brendan KERRY(オーストラリア)82.30
4 Alexander MAJOROV(スウェーデン)80.85
5 Deniss VASILJEVS(ラトビア)76.17
6 Matteo RIZZO(イタリア)71.67
7 Jordan MOELLER(アメリカ)70.75 PB
8 Alexander PETROV(ロシア)68.79
9 Andrei LAZUKIN(ロシア)67.92
10 Graham NEWBERRY(イギリス)65.98
11 Stephane WALKER(スイス)63.63
12 Sondre ODDVOLL BOE(ノルウェー)63.37
13 Ivan RIGHINI(イタリア)61.64
14 Maurizio ZANDRON(イタリア)60.51
15 James MIN(オーストラリア)58.45
16 Aleksandr SELEVKO(エストニア)57.96
17 Hiroaki SATO(日本)57.94
18 Valtter VIRTANEN(フィンランド)57.08
19 Samuel KOPPEL(エストニア)57.07
20 Landry LE MAY(フランス)56.41 PB
21 Daniil ZURAV(エストニア)48.32
22 Adrien TESSON(フランス)47.22
23 Tim HUBER(スイス)40.50

マヨロフ
4T 3A 3T-3T
男子SPの始まりを4Tで飾る。顔もお腹も随分すっきりとしたマヨロフ。お腹部分を透けさせているのは自信の表れでしょうか。マヨロフ恒例、理解するには時間のかかるプログラムです。解釈を教えてください。

ウォーカー
3A 3Lz-2T 3F fall
続行プロのパープルレイン。ベルガモで練習しているので、お友達もたくさん来ているのか大歓声。イタリア人より大歓声。スイスの壁3Aを雄大なる助走から着氷したものの、コンボと3Fでミス。でもまずまずのスコアが出ました。

セレフコ
3A fall 3F-3T df 3Lz
シニアに上がったセレフコ兄。細くて弱弱しかった兄が分厚くなっていますが、ジャンプに影響が。ステップでスタンブルをしたり、体が持っていかれてフラつく場面も目立ちました。早く今の体のバランスに慣れておくれよ。

ペトロフ
4T ot-2T tano 3A 3Lz
4Tをとても低い位置で堪えて2Tをつけました。きちんとした音で改めて編曲を聞くと、その展開に脳の処理が追いつかないです。深夜には非常にありがたい。コンポジション7.05、インタープリテーション7.10・・・これだけでは判断出来ないですね。次の試合の判定を待つとしましょう。

美青年ケリー
4T so 4S-2T 3A
気合いのサイド刈り上げ。演技の前後にいつもニヤッとしますが、これが彼のキメ顔なのでしょう。かっこいい人はようござーあすな。2クワド構成で、どうにか4Sにコンボをつけてリカバリーしてきました。ミスっても2クワドの基礎点とはパワーがあるものですね。これが来シーズンからは基礎点パワーが使えなくなる・・・と。キスクラにリチャード・ドーンブッシュ先生がいらっしゃっていました。仕事出来る感がビンビン伝わってきます。

リギーニ
4T fall 3A fall 3Lz tano
少し前のゼイン・マリクのような髪色にしたリギーニさん。前髪の生え際を剃っているのはなぜ。ジャンプの軸が傾き2本のミス、3Lzはタノを入れてバランスを崩しコンボをつけられず。彼は昔からタノを入れていますが、あまり確率は良くないです。もっと賑やかなプログラムを予想していたのですが、物足りないまま終わってしまったかな・・・。衣装は製作中?

ラズーキン
4T fall 3A so 3F-3T so
ジャンプ決まらず・・・通常営業と言えてしまう悲しい状況。決まらない時はボロボロってぐらいに決まらないです。思ったよりも点数高かった。抜けはないですからね。

佐藤
3A fall 4T fall 2Lz-3T td
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああジャンプうううううううコンボに3Tつけたから一応失敗ではないけどNOOOOOOOOOOOOOOOOOOO プログラムは昨シーズンと同じでした。こういった不思議プロは振付の独創性の他に、スピンの強化がなされれば、さらに映えると思うんですよね。まだまだ点数を伸ばす余地はあります。ジャンプのその場跳びが解消され、成功すれば加点を得やすくなっていますから、前には進んでいます。PCSもう少しで7点に乗ります。評価されています。

ヴァシリエフス
3Lz-3T 3A 3F<<
驚くべき事態。3Lz-3Tと3Aに高さと幅が生まれ、流れが出ています。これは昨シーズンのジャンプとは明らかに違うものです。+1もらえればいいよねーーーからの脱却。3Fは前向き着氷になって失敗。ステップはとてもランビエリスティックでした。足の出し方とか、バレエっぽいジャンプの入れ方がランビ。あーランビ。でも劣化ランビではなくて、きちんとヴァシリエフス。スピントラベリングはもったいない。

昌磨
4F 4T-3T 3A
冬です!という感じのグレーの衣装。衣装の型はタンゴの衣装っぽいです。体を残してからヒュールルルルとツイズル等のターンをする様子が、北風が落ち葉を舞い上げて小さなつむじ風のようになっているように見えます。仲の悪かった4-3さんはちょちょいと、3Aは寝起きでも降りられますよレベルでイーグルイグジット。これが9月中盤っ・・・!0.01パーソナルベスト更新。

ニューベリー
3A hd 3Lo-3T 3Lz
ダイスケ・イソザキ振付。思い切り溜めを作ってから、舐めるようにデュオン!と動くのが、いかにも磯崎コレオだなと思わせるところです。バタフライの入れ方とか、立ち止まってからの動きとかそうですね。ジャンプの軸の暴走はそれほどなく、落ち着いた演技でした。思ったよりTES伸びなかったです。

オドボルボエ
2A 3Lz-3T 3F
ボーカル入りのプログラムでして、この歌手はノルウェーの人らしいです。オリンピックシーズンということで、ナショナルカラーを押し出した選曲です。3-3は3Tに繋げられるかヒヤリとしましたけども、どうにか。彼比ではしっとりと情感を込めて滑っていました。相対的に見ると淡々としていたので、6点台後半には至らないのも納得かなと。

モーラー
3A 3Lz-3T 3F
ジャンプが上手く入りました。スピンも上手なので、この辺りは評価されそうです。音が多い音楽ですが、かなり助走が長いのでその間の表現や振付が入っていません。そしてステップは音と合っている個所がほとんどないのではと思います。彼のスケートのタイプと曲調が噛み合っていない感じ。トランジション、パフォーマンス、インタープリテーションが6.20までという評価でした。

ブラウン
4T fall 3A df 3F-3T
ブラウスに胸元はリボンというラブリースタイル。キックキックハイキックの入ったステップは脚へのいじめでしょうか。こんなにハイキックしてるプログラム見たことがないです。今はまだ滑ることに精一杯で捌き切れていないのではないかと。あははと愉快に滑ってくれるといいプログラムに仕上がりそうです。

テッソンはミーシャとリギーニを合体させたような顔になっているのな。

リッツォ
3A 3Lz 3F-3T df
オーソレミーオでした。イタリーだなー。目つきがキリッとして幼さが消えつつあります。3Aはきれいに。3Lzは堪え、3Fには両足ですが3Tをつけました。終盤での太陽のような笑顔が眩しいです。演技が終わってすぐに真顔に戻るので、頑張って演技していたんですね。昔より笑顔が柔らかくなりました。

USクラシックまで3日間完走する人は賢者。日程は被っていないから賢者なら完走できます。僕は賢者ではありません。
2017
09.12

ISUが急進的なルール変更を計画中 ※追記あり

http://web.icenetwork.com/news/2017/09/11/253667206

ISU技術委員長のファビオ・ビアンケッティによると、ISUは急進的なルール変更を計画中だそうです。フィギュアスケートにおける競技性と芸術性のバランスをよくするためです。そして彼は、このルール変更がフィギュアスケートの競技発展と人気回復に繋がることを望んでいます。

大きな変更点(構想も含む)
*男子とペアのフリースケーティングの演技時間が4分半から4分へ(決定済み) ISUルール75ページ
*男子のフリースケーティングのジャンプの数が8本から7本へ(決定済み) ISUルール104ページ
これらに関してはISUルールを参照されたし。
http://www.isu.org/inside-single-pair-skating-ice-dance/figure-skating-rules/regulations-rules-fs/file

*3回転以上のソロジャンプとペアのスロージャンプの基礎点をカット(基礎点は最終決定していない)
ソロジャンプ
4T 4.3 4.2
3S 4.4 4.3
3Lo 5.1 4.9
3F 5.3 5.3
3Lz 6.0 5.9
3A 8.5 8.0
4T 10.3 9.5
4S 10.5 9.7
4Lo 12.0 10.5
4F 12.3 11.0
4Lz 13.6 11.5
4A 15.0 12.5
スロージャンプ
4TTh 8.2 6.5
4STh 8.2 6.5
4LoTh 8.7 7.0
4FTh/4LzTh 9.0 7.5

*GOEを-5~+5の11段階に変更(決定済み)し、それぞれのGOE間の加点幅を基礎点の10%にする。

*ショートプログラムとフリースケーティングの替わりに、アスレチックプログラムとアーティスティックプログラムを新設。各部門での表彰を行い、両部門の合計での勝者も表彰する。
上記は2022年の北京オリンピックからの導入を目指しており、2020年のISU総会での提案を目指しています。

現在はTES>PCSの偏重が進んでおり、その解消を狙うのがこの急進的ルール変更の目的。そして4回転スロージャンプの基礎点の大幅カットは、続発するトップ勢の怪我を抑制するためのものです。この基礎点になりますと、3回転スロージャンプとの基礎点の差がほとんどないので、練習するメリットが一気に低下することになります。また、ペアでは30秒の演技時間カットの煽りを受け、コレオシークエンスが廃止されます。

コリ・エイドやブライアン・オーサーは演技時間カットが、プログラム表現に及ぼす影響を危惧しています。またコリ・エイドは「誰も4回転ジャンプに複雑なステップを入れていないのに、それがGOEに反映されていない(つまりGOEが過大評価)」「4Fや4Lzは誰も降りていないため高すぎる基礎点が設定されていた」と語っており、基礎点の改定には好意的に見てとれます。ブライアン・オーサーはアスレチックプログラムとアーティスティックプログラムへの分割には時間をかけなければいけないと考えています。
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と、いうことで変更点はこのような感じです。ここからは私見。

基礎点変更に対しては僕は賛成です。基礎点が上がり続け、点数もインフレを起こし続けていました。すべてを一気に下げるのであればフェアですし文句も出ないと思います。

男子とペアの演技時間の変更、男子のジャンプとペアのコレオシークエンスカットはすでに決定済みなので文句の言いようはありません。男子に関しては見どころが減ってしまうのが寂しいところですが、基礎点の改定を含めて考えてみても、4回転に挑むスケーターにそれほど変わりはないと思います。8本から7本になると、苦手な種類のジャンプを入れなくて済むというメリットも生まれます。ジャンプが減ることで、さらに高難度に挑んでくるか加点狙いでくるかに分かれる・・・でしょうか。不安定な4回転を1本抜いて、安定した3A2本でくる選手は増えるかもしれません。

TESとPCSの均衡を図るというのが、この大幅なルール改定の目的とされています。それは賛成ですが、まず第一にPCSが天井を迎えてしまっているという根本的問題を解決しなければなりません。PCSで差がつけられないから、皆技術点で差をつけるようになりました。もはやPCSは旧採点時代の6.0のようなものになっており、客観的にその選手の能力を測るものではなく、順位点と化していますよね。別の大会の点数を比較することに意味はないかもしれないけれど、客観的に見てもおかしくないぐらいの明確なPCSの採点基準を設け、真にハイレベルな演技に対してスコアを出すことが大切になるでしょう。そうでなければ、このルール改定をしたところで、今と同じになります。これはISUジャッジの皆さんの腕の見せ所です。

コリ・エイドが言っている「誰も4回転ジャンプに複雑なステップを入れていないのに、それがGOEに反映されていない」という発言にも同意できます。GOEのプラス基準は設けられているものの、あくまで基準。それに則する必要はありません。でも、これも客観性に欠けると突っ込まれれば終わり。より正確なジャッジが求められます。

競技性を重視したアスレチックプログラムと、芸術性を重視したアーティスティックプログラムへの分割は、こちらもオーサーに同意するように熟考の必要ありですね。どうやって分けるのかですもん。競技性重視だからバンバン4回転跳んでいいのか、それとも必須要素をガチガチに固めるのか。ISU技術委員会の提案が待たれます。でも技術が高い選手は芸術性も高いので、結局最終順位はそれほど変わらないと思いますよ。いい面を上げるとすれば、例えばアーティスティックプログラムでジャンプに制限がつけば、ジャンプ力は落ちてしまったけど、スケーティングやスピン、表現面で全盛期以上の力を持つ選手は長く現役を続けられることになります。それはプラスですよね。

でもまたこれも問題があるんですよ。2つに分けると、代表選考を分けて考えるのか、3枠あるなら別々の選手を出していいのか?とか国内選手権などの運営にも関わってきます。ぶっちゃけめんどくさそうですし、絶対に荒れます。アメリカ・カナダ・ロシア・日本は確実に荒れます。単に分割する以上の影響も考えてルール導入をしなければなりませんね。

追記
GOEの加点幅についての訳を勘違いしておりました。
GOEの加点を基礎点の10%にするのではなく、加点幅を10%刻みにするということですね。だから例えば3Aだと基礎点が8.0だから、+1だと8.8、+2だと9.6・・・・・+5だと12.0になるわけで、むしろ加点狙いに対しては一層大事になるということですね。かなりの勘違いをしておりました。それでもジャンプの高難度化は変わらないでしょうね。3A以上のジャンプに大きく影響するので、どっちみち女子選手は3Aか4回転以上の武器を持たないと、エテリチームが席巻する現状を打破するのは難しそうです。
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